株を買うとき、わたしはカリスマ社長のいる会社の株は買わないことにしています。なぜなら、カリスマ社長のいる会社とは、「人」が求心力になっている会社であり、人を求心力としている組織は、案外弱い、脆いものだからです。二百年、三百年と続く会社は、日本では欧米より多いとはいえ、それほどあるわけではありません。しかし、宗教団体なら、千年、二千年はざら。なぜなら、宗教団体というのは「考え方」が求心力となっているからです。明治時代から続く超大企業も同様です。強いリーダーはいますが、カリスマ社長は存在しません。カリスマ社長がいなくなったときにおかしくなる会社は少なくないのです。ユニクロ、楽天、ソフトバンク、グーグル、アマゾン、アップル……新興の会社にカリスマ社長はつきものです。急成長に創業社長の求心力は欠かせません。けれども、歴代ずっとカリスマ社長が出る可能性はほとんどありません。社長のカリスマ性があるうちに、それを会社の「考え方」にシフトさせ、誰が社長になってもやっていける会社にしていかなければなりません。
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