MENU

82   007はパートで雇え

鬼 100則   82 007はパートで雇え  「あなたの会社に 007は来ない」と前述した。しかし、会社の躍進のために、ときには 007の力も必要だ。そんなときには、パートで雇えばいい。ここで言うパートとは、「固定費化せず、仕事の成果報酬に近いイメージの社外パワーの活用のこと」である。  かつて、我が社の家電販売店が 2、 3店舗の頃、新規事業のミニハウス販売により、我が社は飛躍的に成長した。家電販売の販売員が、ミニハウスを受注しやすいシステムを開発したためだ。そのとき、ノドから手が出るほど欲しかったのが、一級建築士だ。しかし、小さな会社にはそれは夢でしかなかった。  そこで、すでにリタイアしている一級建築士を探し出してパートタイム契約で雇い、ミニハウスの打ち合わせのときだけ、現地に来てもらうことにした。  彼らにしても、悪くないオファーだったはず。もう現役バリバリの仕事はできない。でも、少しはお小遣い稼ぎをしたい。自分の能力も発揮したい。彼らの思いを汲みながら、時間の拘束は 1回につき 2〜 3時間程度で、報酬は 1物件 1万円の契約。必要に応じて時間を作って駆けつけてくれる。顧客にはパートだなどとわかるはずもなく、「この電器屋さんは、ミニハウスを売るのに、一級建築士を連れてきてきちんとしてくれる」として、絶大な信頼を得た。  彼らの力も借りて、我が社は、ミニハウスを年間 100棟販売、四国トップクラスとなったのだ。年間 100万円の負担で、 007を手にした。おまけにミニハウス販売で、回転差資金まで手に入れた。資金がだぶつき、店舗大型化の流れができた。  私はコストには大変厳しい。コストをいかに圧縮して、成果を上げるかにこだわり続けてきた。これはほんの一例だが、この頃から、必要なスキルや能力をパートで賄ってきた実績は枚挙に暇がない。  塾生にはその価値と活用を大いに伝えており、中には社外の 007に週 1〜 2回また月 1〜 2回の出社で、年間 500万円〜 2000万円支払っている者もいる。充分な年間利益を叩き出してくれるのだから、決して高くはない。  「会社にとって足りないスキル、足りない能力をいかにしてパートで賄うかというシステム」をどのように構築するか。それも社長の大切な仕事だ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次