「公私混同」の基準について訊かれたとき、わたしは次のように答えます。──自分がしようとしていることを社員がしても許せますか?社員が会社の営業用の車をデートに使うことを許せないと感じるのなら、あなたも、社用車を家族旅行に使ってはいけません。すると、こんな声も聞こえてきます。「でも、都心では駐車場代も高い。だから、節約のために、私用にも会社の車を使っているんです」と。そんな方には、わたしは、費用の一割を自己負担することを勧めています。たとえば、一千万円でレクサスを社用に買うとしたら、うち百万円を個人負担とするのです。維持費が百万円なら、十万円を個人で負担するのです。これを、「細かいことにこだわりすぎだ」ととらえるか、「一千万のレクサスが百万円で乗れる。会社も九百万円の経費ですむ。ラッキーだ」ととらえるか──会社を大きく高収益にする社長と、低収益の中小企業のまま終わらせる社長の違いです。
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