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81  あなたの会社に 007は来ない

鬼 100則   81あなたの会社に 007は来ない  厳しい言い方だが、「こんな人が来てくれたら、我が社の抱える課題は一気に解決。飛躍的に成長する!」と思うような 007(救世主)は、あなたの会社には来ない。会社に来るのは、今のあなたの会社に見合うレベルの人だ。  ときに、「こんな人材が来てくれるとは!」と目を見張る応募者の来ることがある。しかし、それに飛びついてはいけない。要注意だ。喜んで採用すれば、とんでもない地獄が待っていることがあるからだ。  自社の仕事のやり方、顧客リスト、取引先情報などを持ったまま退社して独立。または華麗なる職歴を携えてやってきた 007が詐欺まがいを働き、大変な損害を被ることもある。これは塾生に実際に起きた出来事だ。  私は「素晴らしすぎる人材!」と思った人物ほど不採用としてきた。  採用担当者から「どうしてですか社長!あんな人材がやっと来てくれるような会社になったんですよ!」と悲鳴のような訴えを受けることも度々あった。  面接の結果、あまりに優秀なので不採用にしたかったが、そのときばかりは採用担当者の顔を立てて内定を出した。しかし、案の定、数カ月後には、大手から内定をもらったとして辞退される始末。こういうことが何度もあった。  会社には会社にふさわしい人が来るのだ。その事実を社長は素直に受け止めなくてはならない。来てくれるだけですでに「人財」なのだ。  従業員数名からスタートした、会社としてまだ何も整っていない時代、採用はとても厳しいものだった。大卒などもちろん夢のまた夢。来てくれた人をどう育て磨きあげるかが、社長としての私のテーマだと心得た。  大卒など来てくれなかった時代に、私は新入社員を 1人 1人を磨きあげた。個性の強い、やんちゃな社員もいた。彼らは今、取締役にまでなり会社を牽引してくれている。   007が来てくれることを待つのではない。その人が来てくれたことに感謝し、彼をどこまで育てあげられるか、なのだ。それは社長がひたすら社員の心に寄り添い、長期スパンで成長させたいと心から願っているかどうかにかかっている。

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