社長を務める人には、自分をより大きく見せようとする自己顕示欲の強い人が少なくありません。社内でも高圧的な態度をとり、持ち物や乗り物などに見栄を張る人もいます。謙虚な人が基本、聞く側に回るのに対し、自分を大きく見せようとする人は、喋る側に回ります。自分の成功や少し学んだことを語りたがります。以前、地方の会社に行き、講演後、社長ら数人で居酒屋に行ったことがありました。そのとき、対応があまり良くない若い店員を相手に、その社長が説教を始めたのです。「きみ、お客さま第一というのを知っとるのかね」と。自分の会社の社員に言うならともかく、たまたま入った店の店員に話す内容ではありません。その若者のためではなく、自分を誇示するための行為にしか見えませんでした。これも会社を潰す社長によく見られる「見栄っ張り」のひとつです。ほどなくして、その社長は会社を潰しました。
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