多くの会社が、さまざまな局面で、「ダブルチェック」の仕組みを取り入れています。わたしの会社でも、数字の間違いなどのミスが起こった場合、「これからは、大切な数字についてはダブルチェックする体制をとります」という改善策が出てきます。わたしはこれをすべて却下します。なぜなら、それは責任の分散にほかならないからです。自分が間違えても、次の人が見つけるだろうという甘えにつながるからです。この考えは、中途半端な甘い人間をつくるだけです。お客さまへの迷惑は絶対避けなければなりませんが、銀行などでダブルチェックが求められる最大の理由は、不正防止です。通常の日常業務では、違う方法で検算するなど、自分でダブルチェックする仕組みを考えるべきです。矛盾する数字が出たらエラーが出るようにシステムをプログラムすることもできるでしょう。間違いに自分で気づき、一人で完全な仕事にしあげられるよう指導すべきです。そうしなければ、プロは育ちません。甘いプロなどいないのです。
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