鬼 100則 55情報戦略で正しい決定を下す 私は、何か事をはじめるときには、まず情報を集める。 これは、大学入試やヒッチハイクの旅のときから変わらない。「ありたい自分の将来」と「現在の自分」との比較から浮かび上がる課題を解決するために、あらゆる情報を集め、徹底して分析し、その中から「成功のための確かな要素(キーワード)」を見つける。そして、それらを組み合わせて活用する。これが私の考える「情報戦略」の全貌だ。 情報には、良し悪しがある。いい情報が悪い結果をもたらすことも、多々ある。情報を自分の味方につけ戦略に組み込むにはどうしたらいいのだろうか。 私は、新聞・雑誌の記事の重要な情報、結論部分などは日々スクラップブックやメモに残す。その他の対象は、書籍や講演会、メディアなどの情報媒体の他に、報連相や打合せなどの日常業務からの情報、顧客・取引先・行政・恩師・家族・友人などの日常の意見や会話から得られる情報など。 その資料は今では揺るがない私の強みになっている。 社長はいつであっても、自分の志に基づいて自社にとって最適な解を導き出す義務を負っている。その判断を、今「見かけた」情報だけに委ねていいのか。 新しい情報がもたらした「兆し」や、その周囲について徹底的に調べ、俯瞰した目線で実態を把握する。そこから悩み抜いて社長が下す判断は、自社にとっての最適解となるはずだ。 以前、国内に規制緩和の波が押し寄せる兆しが見えたとき、国内の規制に守られた業界について調べたどり着いたのは、酒業界という答え。さらに情報を深めようと酒業界で新潮流を牽引する企業に接近し、ノウハウを獲得。家電量販店が本業でありながら、酒事業で年商 28億円を達成した。 情報は活用してこそ価値がある。集めたあらゆる情報をどう分析して深く読み取り、どう活かすかである。その中にきっと兆しが見出せるはずだ。 情報を自分の味方につけ、会社の糧にするには情報戦略の「徹底」が必要だ。
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