鬼 100則 51新規事業に無駄なお金をかけない パソコンに追い風が吹き出した当時、販売増を狙い、パソコン教室の開設を目論んだ。 その際、全国の注目パソコン教室を数十社勝手にノミネートし、小旅行を楽しみながら順次訪問。 事前に調べておいた近所の住所と氏名を適当に書いて、入会するフリをしながらいろんなコースの説明を聞く。パンフレットや申込書を集め、うまく質問しながら生徒数をチェック。立地状況がわかるように付近を撮影。ついでにクローズした教室があればそれもパチリ。これでなぜクローズしたのか、その理由もわかってくる。 十分集めた資料を分析しながら、成功パターンを書き出した。点と点を結びながら、成功のキーワード、戒めのキーワードを書き出す。 そうやって成功への道筋を明確にしながら、ついに〝楽々パソコン教室〟をオープン。 新規ビジネス成功のためには、目標を高く掲げながらもワンランク下の予算も同時に発表し、達成の確率を上げ、社員に達成感を味わってもらうことが大切。パソコン教室の大半は家電製品展示の 1コーナーを独立させての設置。まずこれで家賃も光熱費も限りなくゼロに近づく。 次に家電のパソコン売場と連動させ、購入に躊躇している人をパソコン教室に案内させて入会を勧誘。これで販売と入会のダブル効果を狙う。 さらに家電のレジ袋に、パソコン教室の案内の勧誘ビラを 1枚ずつ入れる。家電のチラシの片すみにも、勧誘のコーナーを載せる。 パソコン教室の先生の募集も家電チラシと兼用。こうすれば生徒や先生の募集費用も限りなくゼロに近い。 また、教室で使うテキストは、成功している他県のパソコン教室に供給している教材会社に話をつけて、相乗り。決して、コストをかけて自社開発などはしない。 このようにしてあらゆるコストが 1掛けになった新規ビジネスは、失敗しようがない。 そして、当社のパソコン教室の生徒数は 2000名を突破した。
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