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50儲かる社長は筆まめで、ダメ社長は筆不精。

普通「筆まめ」というと、手紙やはがきをまめに書くことを意味しますが、ここでの意味はそういうことではありません。  文字を書くことによって情報を発信する、アナログやデジタルのさまざまなツールをこまめに駆使するということです。  具体的には、次のようなツールがあります。  ①アナログツール  チラシ、ダイレクトメール、ニュースレター、 FAXDM、雑誌広告など。  ②デジタルツール  ホームページ、メールマガジン、ブログ、 SNSなど。  このようなツールや媒体は、その記事の内容やコピーライティングをうまく工夫することができるかどうかで、集客効果に大きな差ができます。  中小企業においては、こうした媒体を活用してお客様へ上手にアプローチすることで、商品やサービスの売れ行きを加速することができるのです。  社長のなかには、自分自身で文字をまめに書いて、情報発信している人がいます。  イタリアンレストランなどの飲食店を多店舗展開している p社長は、毎日ブログとメールマガジンを書いています。  ブログには、社長が各店舗のメニューや材料の産地の写真と解説など、飲食店で提供する料理や飲み物に関する記事をアップしています。また、休日にはプライベートで訪れた観光地やゴルフなど、遊びの要素を入れた内容になっています。  メールマガジンには、各店舗の今日のおすすめメニューやワインの入荷状況、飲食店経営に関する考え方などが書いてあります。メールマガジンの読者は、ホームページで登録した人のほか、社長が交流会などで名刺交換した人たちで、 3, 000人ほどいるそうです。  すでに 8店舗を経営しているので、マネジメントの仕事だけでも多忙でしょうが、「いずれも毎日時間を見つけて自分で書いている」と p社長はいっていました。  今は、 p社長のように、自分でこまめに文字を書いて情報を発信している人が増えており、うまく集客に活用しています。  ホームページでも、「代表者あいさつ」の文を社員に任せるのではなく、自分で自分の言葉で表現しているほうが、注目度は高いといわれています。  もちろん、いかにお客様にとって魅力のある書き方(ライティング)をするかも大事ですが、とりわけ社長自らが書くと集客効果がガラリと変わってきます。  このようなツールは、社長自らが筆まめになってコツコツと書くことで、お客様へ思いを伝えることができるのです。  しかし、「文章を書くのが苦手」「パソコンも苦手」という社長は多く、とても毎日こんなものを書いていられないと避けるでしょう。それなら、頻度を下げてアナログツールでお客様に送るという方法もあります。  昨今、アナログのツールで有効といわれているのが、「ニュースレター」と呼ばれている手書き中心の新聞です。「ニュースレター」はダイレクトメールとは異なり、記事に次のような特徴があります。  ・基本的に売り込み記事を載せない  ・お客様に役立つ情報  ・社長や従業員の人柄がにじみ出るような写真や記事  ・親しみを感じさせる内容  こうした「ニュースレター」を定期的にお客様へ送ることによって、接触頻度が高まり忘れられることが少なくなります。すると、顧客の流出が防げて、自社の商品やサービスを購入してくれる確率も高まるというわけです。「ニュースレター」についても、社長自身が内容を考えて文字を書くと、親近感を感じさせるものができるのです。  このように、社長自身が、こうした文字を介した情報発信ツールに関して、「筆まめ」になることが、利益拡大のきっかけとなる可能性があるのです。 50/儲かる社長は、こまめに文章を書き、従業員にお客様にメッセージを発している!

おわりに  自分の会社の経営に役立てるために、経営書コーナーに足を運んで気付いたことがあります。それは、実に 95%以上の会社が中小企業にも関わらず、身の丈に合った企業の社長のための本が少ないということです。  巷には、経営に関する書籍が数多く出版されていますが、それらに記載されている事例は、どちらかというと超有名な経営者のエピソードがほとんどなのです。  そこで、私が声を大にしていいたいことがあります。それは、「儲かる社長」は、決して有名な経営者だけではなく、規模が小さくて目立たない会社を経営している社長のなかにもたくさんいるということです。  本書でご紹介している「儲かる社長」の事例は、そんなごく普通の中小企業経営者です。超有名な経営者のようになるのは難しいでしょうが、本書の事例のような社長の真似は比較的簡単にできるはずです。  また、本書に掲げた 50項目の習慣は、あくまでも多くの業種に一般的に共通することだけを選んでいます。中小企業が存立基盤を強固にして利益を増やしていくためには、独自の強みを発揮して競合相手に勝つことが重要です。  そのためには、事業の内容やターゲットとしている市場の特性に応じて必要となる、追加すべきノウハウや行動があると思いますので、ぜひご自身で模索して加えていただければと思います。  本書は、あなたの会社を強くするための、はじめの一歩的なものです。  まずは、実際に「儲かる社長」になるためには、「なるほどそういうものか」と感心されましたら、実行することが不可欠です。長期的な目標を掲げて、今日から1つでも実行に移すことで一歩前進してください。  この本を活用していただくことで、日本に 1人でも多くの「儲かる社長」が増えることを祈念しています。経営コンサルタント・資金調達コーディネーター  上野  光夫

■著者略歴上野  光夫(うえの  みつお)(株) MMコンサルティング代表取締役中小企業診断士・資金調達コーディネーター起業家支援プラットフォーム「 DREAM GATE」認定アドバイザー 1962年鹿児島市生まれ。九州大学を卒業後、政府系金融機関である日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)に 26年間勤務し、主に中小企業への融資審査の業務に携わる。出会った経営者は 3万人を超え、担当した融資の総額は約 2, 000億円にのぼる。とりわけ「創業融資」に注力し、約 5千名の起業家に対する融資を担当した。 2011年4月にコンサルタントとして独立。同年9月に(株) MMコンサルティングを設立、代表取締役に就任。起業支援コンサルティング、資金調達サポートを行うほか、研修、講演、執筆など幅広く活動している。リクルート社の独立開業雑誌『アントレ』ほかメディア登場実績多数。著書に『 3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則』(日本実業出版社)、『起業は 1冊のノートから始めなさい』(ダイヤモンド社)がある。日本最大の起業家支援プラットフォーム「 DREAM GATE」において、アドバイザーランキング「資金調達部門」で 2年連続第 1位に輝く。

「儲かる社長」と「ダメ社長」の習慣発行日: 2014年 9月 9日( Ver. 1. 0)著者名:上野光夫発行者:石野栄一発行所:明日香出版社 〒 112-0005東京都文京区水道 2-11-5 Website: http:// www. asuka-g. co. jp・本書は『「儲かる社長」と「ダメ社長」の習慣』( 2013年発行)の電子書籍版です。・本書の全部または一部の無断転載を禁じます。

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