MENU

49儲かる社長はプレゼン能力を鍛え、ダメ社長はプレゼンの場を避ける。

人前で話すことを苦手としており、プレゼンの場というと逃げてしまいがちな社長は多いですが、実に損しています。プレゼンはある程度量を積んでいけば、慣れて力がついてくるものです。儲かる社長になるために、少しずつプレゼンの訓練をしていきましょう。  機械製造業を経営している n社長は、新製品を開発するために、しばしば国や地方自治体の補助金を申請することにチャレンジしていました。自ら事業計画書や申請書をつくり上げて、補助金の審査員の前でプレゼンを行います。  もともとは、決して話が上手なタイプではありませんでしたが、たびたび審査の場でプレゼンを経験して、しだいにプレゼンスキルが向上しました。補助金の審査では、申請書類に記入する内容が重要ですが、面接審査があるものに関しては、その時のプレゼンにおける説明の良し悪しも、審査結果を大きく左右します。  審査のプレゼンの場では、審査員に対して新製品のポイントを説明し、多くの補助金を獲得することに成功したのです。   n社長は、補助金が採択されると、チラシやホームページに記載し、「補助金採択事業による製品」であることをアピールして、新たな取引先を開拓することにも成功しています。補助金を得るためのプレゼンが、間接的にお客様への訴求効果を高めているのです。   n社長は、公的な施策を活用して新製品を開発するという、先進的な取り組みをしている社長ということで全国の企業からも注目され、当社へしばしば視察団が訪れるようになりました。それも、製品を周知することに役立っています。  項目 27で紹介したように、アパレル企業の V社長は、毎期決算書ができると銀行や取引先などを集めて営業実績説明会を開催しています。  そこでは、前年度の事業活動の内容と、売上や利益の前年比較に関する要因などを説明し、来年度以降に計画している行動計画について、プレゼンしていました。  参加している金融機関の担当者からは、「社長の説明はとてもわかりやすい」という声が上がってきました。  こうして、社長のプレゼンによって、利害関係者から見て経営がガラス張りになり、金融機関からの資金調達の円滑化や取引先との信頼関係の強化が図られたのです。  また、個人向けサービス業を F C展開している会社を経営している o社長は、フランチャイジ─となっている事業者たちを集めて、「インターネットマーケティングを活用して売上を上げる方法」などのセミナーを開き、自ら講師を務めています。  さらに、サービスを利用している消費者に対しても、インターネット上でコミュニティの場をつくり、定期的に東京のほか、大阪など大都市で会議室を借りて、当社のサービスを活用する方法などの説明会を行っています。  そこで、社長自らが、会員に直接語りかけることによって、当社のビジョンへの理解を求め、より強固な会員組織を構築することが実現しているのです。  中小企業の社長は、自分自身が会社の広告塔となって、お客様に自社の商品やサービスを知ってもらう工夫が必要です。プレゼンというと、アップルのスティーブジョブズのような派手な演出を想像するかもしれませんが、そこまで徹底する必要はありません。  むしろ、社長は、ありのままのパーソナリティを前面に出しながら、たどたどしく語りかけるほうが、聞いている人が親しみを感じることがあります。お客様が商品やサービスをどこで買うかを選ぶとき、親しみやすい売り手を選ぶ傾向にあるからです。  なお、プレゼンのスキルを向上させるためには、自分がプレゼンしている様子をビデオで撮影して、どんな話し方をしているかチェックすることをお勧めします。  自分の話し方をビデオで観るのは、顔から火が出るほど恥ずかしく耐えがたいものですが、客観的にチェックするにはこれほどいい方法はありません。  いざやってみると、「こんなひどい話し方をしていたのか」と愕然とすると思いますが、繰り返し撮っては話す作業を行うことで少しずつ改善できるようになるものです。  また、プレゼンテーションを行うような場がないというなら、自社のホームページ上に社長が語りかける動画を貼りつけるという方法があります。  あなたも、ぜひプレゼンが得意な社長になって、会社の情報を積極的に発信してください。 49/儲かる社長は、話し下手であっても、プレゼンを利用し、自らを会社の広告塔にしている!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次