MENU

46  誇るべきは売上金額、利益額でも、従業員数でもない

鬼 100則   46誇るべきは売上金額、利益額でも、従業員数でもない  塾生に入塾にあたっての思いを聞くと、「売上目標 ○億円、社員 ○人の会社の社長になりたい」「全国に支社を出してできれば海外にも!」といった回答がくる。  大きな夢は社長のモチベーションアップにもつながり大変いいことではある。だが、「規模の拡大」を事業の最大目標に据えてしまうと、逆に達成そのものが非常に危うくなる。  まずは人生、経営戦略を長期スパンでしっかりと捉えることが必要だ。志、夢の再確認を行い、生涯をかけてビジネスをどううねらせていくか、その中で何が成功でどんな姿が理想かを定義しておくのだ。  そして次に、ビジネスの最小単位となるスタート時に、ビジネスモデルの金型をじっくりと作り込むことである。この金型のできあがり次第で、今後 10年間のビジネスの成否が左右される。  金型が不完全なビジネスの末路は悲惨だ。売上やシェアの拡大が経営の成功と考えて経営規模の拡大を急ぐ社長が少なくない。ビジネスを回す金型が不十分なのに、 1号店が儲かりはじめるやチャンスを逃すなと 2号店・ 3号店と事業展開を急ぐ。ビジネスの金型という帆が十分に張れていないのに、荒波の航海へ無理に船を出してしまう。その結果、激しい大波に飲まれて難破し、命からがらどこかに流れ着くか、ひどい場合には財産生命を失うという顛末をたどる。  だからこそ、社員数がまだ数名、十数名の内に、「 10年後のありたい姿に行き着くための今」を考えて欲しい。会社の目的、目的達成のための組織のあり方、取引先・売り先の選定、商材や売り方の絞り込みなど、あらゆる可能性についての吟味と選択を行う。極力小さな単位で、シンプルに、とぎすまされたビジネスモデルの金型を作りあげる。  大切なのは、社員 1人当たりの利益の最大化を計ることだ。社員数の増大、年商のアップに伴って、 1人当たりの利益が増大していく最強軍団を目指すのだ。業界で 1位を目指すにしても、規模やシェアではなく、社員 1人当たりの生産性での業界 1位を目指す。  要はビジネスが最小単位のときほど経営改善はやりやすく、社員教育も行き届く。早いうちに成功を手にしようとしないで、企業規模がまだ小さく社長の目が届くというビッグチャンスを活かして、拡大せず、焦らず、自分自身を、社員を、会社を磨きあげて欲しい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次