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25儲かる社長は社員のプライベートに踏み込み、ダメ社長はプライベートを知らない。

 最近は、他人のプライベートに踏む込むことはタブーという意識が強くなっています。  入社前の採用面接でも、「お父さんは何の職業ですか?」といった家族の情報や「どんな本が好きですか?」など、プライベートなことを根掘り葉掘り質問するのはご法度とされています。  そういう背景もあり、社員のプライベート情報をよく知っているという社長はめっきり少なくなりました。世の中の風潮から、「あまり聞いてはいけない」と自粛しているというのが主な理由だと推測されますが、多くの社長があまり社員に関心を持っていないからということかもしれません。  しかし、個人の情報を重視するあまりに、他人とのコミュニケーションが不足している人が増えています。それが原因でメンタルヘルスを損ない、会社を長期に休む社員が多いのが大きな社会問題の1つになっています。  今のような時代のなかでも、儲かる社長の特徴の1つは、社員のプライベートをよく知っているというのが挙げられます。プライベートな情報を知っていれば、ある社員がやる気を失っている原因をつかめることもあるのです。  さらに、社長が社員の個人的な趣味や嗜好を知っていれば、それを意識した会話をすることで、意思疎通が円滑になるという効果もあります。  ただ、いくら社長がプライベートを知ろうと思っても、社長室に呼びつけてあれこれ質問してしまえば、「セクハラだ」とか「人権侵害だ」というような問題にされてしまいかねません。  社員とのコミュニケーションを円滑にして、社員が「社長とは気心が知れた仲だ」と思うようになってはじめて知ることができるのです。社長と社員が、プライベートをさらけ出してつき合える間柄になれば、少人数でやりくりしている中小企業の事業活動が格段にスムーズになります。  前項目で紹介した T社長は、しばしば社員との「飲みニュケーション」を行い、それぞれのプライベート情報を把握しています。   T社長は、 5 ~ 6名ほどの社員を引き連れて焼き鳥屋に入り、酒を酌み交わしながら、「君は最近嬉しそうな顔をしているけど、何かいいことあったんだろう?」などと冗談交じりに質問します。するとその社員は「ハイ、おかげさまで彼女ができました」とポロリとカミングアウトします。当然、その場にいる他の社員も聞いていますから、ヤジをとばすなどしてとても盛り上がります。  なぜ、社員が躊躇なくプライベートの情報をさらけ出すかというと、会社を創業した頃は貧乏暮らしを余儀なくされていたとか、実はオタク系の趣味を持っているなど、率先して社長自身がさらけ出しているからです。参加している社員たちもつい気を許してしまうのです。  また T社長は、社員の誕生日には、必ずメッセージカードと小さな花束をプレゼントしています。これは、とても古臭い方法のようにもみえますが、贈られた社員はとても喜んでいます。   T社長は、このように社員と密接にコミュニケーションを図って、社員の心をがっちりとつかんでます。この会社の業績は、社員たちの力によって支えられ、順調に伸びていることはいうまでもありません。  残念ながら多くの中小企業では、社長と社員、あるいは社員同士の関係が、仕事を通じてだけのものになっています。  中小企業が強みを発揮して生き残るためには、社員同士が親近感を覚えて協力する姿勢を持つことが有効です。そのためにお互いのプライベートをさらけ出していくのです。  今や「愛社精神」とか「会社への忠誠心」というのは死語のようになっている時代ですが、まだまだ中小企業ではそれらが大切だといえます。  社員のプライベートな情報や趣味嗜好を把握することで、本音の会話ができるようになり、社長に対する尊敬や会社に対する忠誠心を醸成することが可能になるのです。 25/儲かる社長は、潤滑なコミュニケーションを図り、社員と協力して会社を強くする!

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