ビジネスパーソンの場合は「公私のメリハリをつけて気持ちを切り替えること」を大事にしている人が多いと思いますが、社長の場合はどうでしょうか。 私が見てきた範囲で言うと、社長は「公私の切り分けをしていない」という方が少なくありません。いや、正確には、完全には切り分けできないのです。 週の労働時間や残業時間がルールで決まっている従業員と違い、社長(取締役)は何も決まっていない(保護の対象外)、ということもありますが、往々にして起業家は、自分の生活うんぬんよりも、本当に自分の想いを実現したいと思って起業していますから、そもそも休もうという意識がありません。 オフィスにいなくても、会社や事業のことは当然、頭のどこかにありますから、風呂に入っていても寝ようとしているときも考え続けていて「あっ、この事業はこうしたほうがいいかも」とアイデアが閃いたりしています。 創業初期から「 5日働いたから 2日休みだな」とか「午後 8時になったからおしまいで、明日は 9時から」と考えている起業家はほぼいないでしょう。 24時間 365日働くことを幹部や社員にまで強要するのは問題外にしても、会社経営にはトラブルがつきものです。 朝起きたら、寝ている間に誰かが問題を解決してくれていたなんていう夢みたいなことはありえません。平日の夜や土日に関係なく、しんどいときほど向き合わないといけないという側面もあります。 だからこそ、多くの社長の頭の中では、そこまで明確に公私を線引きしていないというのが実態です。
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