鬼 100則 22ライバルは自分自身だ 「男子家を出ずれば 7人の敵あり」のたとえにあるように、人生はなかなか思うに任せないものだ。ひどいときには、これでもかとばかりに人生の行く手にブレーキがかかってくる。 一体、誰がこんなにもブレーキをかけてくるのか?ライバルなのか?社員レベルの低さなのか?はたまた異常気象のせいなのか?そもそもお客様の質が悪いせいか。 だが、うらみ節はもういい。もっと冷静になろう。現在の自分の周りを囲む事象の全ては、今日まで、何年もかけて自分がまいてきた種の結果なのだ。 自分自身が考え、悩み、喜びの中で発してきた数々の言葉や行動という種。 あらゆる場所で共に過ごした人々とのやりとりという種。 ビジネスモデルの構築プロセスという種。 これらの中で、その人独自の価値観や世界観が徐々に形成されていく。そして、種まきの過程で少しずつこり固まっていくものがある。社長の「自我」だ。 その「自我」に潜む構成要素のいくつかが、相手の「考え方や価値観」と合わなかったりして、相手との間にズレを生じさせるのだ。まさに、この「自我」こそが物事を思ったように前進させてくれない壁になってしまう。 社員が思ったように動いてくれないと嘆く社長は多いが、社員に八つ当たりしても仕方がない。それは、社長自身の社員に与える影響力の小ささに対する、社長自身に向けた失望の表れなのだ。 社長が自分に合わせさせようと周囲の社員を説得し続けても、効果は少ない。 各々のテーマの中で、人との誠実なやり取りを通して物事を進められるように、自分自身を変えるしかない。気づかないうちに何年もかけて作りあげてしまった自分の「自我」に潜むものを変えるしかないのだ。 これは、長い時間をかけて岩のようにしっかり作りあげてしまった自分との戦いである。本当のライバルは内なる自分自身なの
目次
コメント