2025年– date –
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十 財テクの是非
昭和六十三年二月四日に東京商工会議所が、「財テクに対する企業経営者の意識調査」の結果を発表している。 この調査は、前年十二月中旬、資本金三百万円以上の企業、二千八百六十社を対象にアンヶl卜で経営者の意見を求めたもの、と説明している。 その... -
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十一 財を得て財に頼らず
会社経営上、より多く資産をもつことは望ましいことで経営基盤の強化にも欠くことはできない。 また、多くの資産が生み出す果実は収入源となり、トータルコスト引き下げにも役立ち競争力強化の役割を果たす。そのため企業は競って資産の増加に努めるわけで... -
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十二 財を得て財に湯れず
十八史略は西漢の五世、文帝について、次のように記している。 「漢が興り、政治をとるようになってから、くどくどしい苛酷な法を取り除き、人民とともに、長い戦争の疲れを取った。その上文帝は、慎み深く、倹約であったため、国の基礎は固まった。六世景... -
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十三 財を任す者
自分の財布を人に任すには慎重であるが、会社の金庫を社員に任す場合は案外無関心な経営者が多い。 それなりに部下を信頼していることで悪いということではないが、ただ、真面日で、間違わなければそれでよい、というものではない。福を招くも災いを招くも... -
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十四 備えあれば憂なし
別項でのべたとおり、私の二十才当時は貧困失意のドン底であった。 発心して生涯設計を定めた頃、「人生とは何か」と考えたものである。何とか貧困失意から脱したい、ここから人生を発想することも無理からぬことであった。結局「人生とは準備である」とい... -
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61年間不変の定石
2008年秋のリーマンショックは、我が社スター精密にとってひとつの重要なターニングポイントだった。 何しろ、リーマンショック前の08年2月期に738億円あった売上はわずか2年後の2010年には3分の1に大激減、経常利益は191億円減り、最... -
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売上を半減せよ
リーマンショックが起こって、私が社員に指示したことは大きく2つある。 ひとつは「売上を減らせ。絶対に無理に売るな」、もうひとつは「在庫を減らせ」である。つまり、「売上なんか伸ばさなくてもいいから、とにかく在庫を減らしてくれ」と指示したので... -
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不況抵抗力のある会社
私は先ほど、第一に健全性、そして収益性を大事にしながら身の丈に合った成長をしていくというのが経営の本質であると申し上げたが、収益性と健全性はそれぞれ「総資本利益率」(ROA)と「自己資本比率」が一つの目安となる。 「自己資本比率」について... -
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赤字85億円でも現預金は減らさない
最も重点を置いたのは、「在庫」の圧縮である。なぜなら、在庫の圧縮は取引先の許可なしで自社だけでできるため、 一番取り組みやすい課題だからだ。 ところで、在庫を減らす方法は売るか、造らないか、この2つしかない。しかし前述のとおり、私は社員に... -
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斜陽事業は赤字を出す前に捨てる
さて、じつはバランスシートの圧縮については、リーマンショック以前からすでに進めていたものがある。それは、大型プリンター事業からの撤退である。 大型プリンター事業は、もともと2002年に売上高72億円、利益16億円を稼いでいた収益の大きな柱...