2025年– date –
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一斑を見て全豹を知る
いっばん ぜんびよう 「管を以て天を窺い、贔を以て海を測る」「よしのずいから天丼をのぞく」いずれも視野が狭いことをいう。 「一斑を見て全豹を知る」も、くだの穴から豹をのぞいて見ても、まだらの一つが見えるだけで、豹の全体はわからな... -
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七 日前、足下からの先見
「愚者は成事に暗く、智者は未萌に見る」(愚かな人は現在そこにあるものにも気づかないが、知恵のある者は、まだ芽の出ていないことまで知っている)という言葉がある。ことが起きても気づかない者もいる、ことの起きる前から気づいている者もある。 これ... -
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先見涵養
別項でのべたとおり、私は二十才のとき、四挑戦(生涯信条)五段作戦(生涯設計)なるものを定めた。 四挑戦は、厳しさ、時代の変化、自己能力の限界、疑問(先見)の四つに挑め、ということである。私の二十才といえば、昭和五年で世界恐慌の年でもある。... -
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九 可能を信ずれば知恵がでる
「困難を嘆かず可能を信ず」とは創造的経営の一つの条件といえる。なにごとにつけて、困難を嘆いては、閃きも知恵もでない。 よく私は「困難を嘆くのが経営ではなく、困難を可能にするのが経営である」といっているが、つい困難が先に日から出たり、他のセ... -
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十 目的意識と先見
昭和三十八年一月、全国地方銀行協会のアメリカの銀行視察団に私も加わった。一行十一人で、全米の主要都市の銀行を視察するわけである。 外貨割当は一日三十五ドルで航空運賃以外は全部この範囲内で賄うことになる。日本円は二万円が限度でもっていけたが... -
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十一 奇貨おくべし
「奇貨おくべし」(これは掘り出し物だ。取っておけば将来、大儲けになる)。前にものべたが、大儲けした人の多くは、自分で儲けようと考えて儲けたものよりも、たまたま安いときに手に入れ、売る時に高くなっていた、ということが多い。 不況時、かね詰ま... -
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十二 歴史からの先見
「人の一生の履歴は幼時と老後を除けば、率ね四、五十年間に過ぎず。その間見するところは殆ど一史だにも足らず。故に宜しく歴代の史書を読むべし。眼を著くるところは最も人情事変の上にあれ」(一人の一生は幼老の時期を除けば、四、五十年でしかない。... -
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十三 先見を妨げるものは
「天の将に雨ふらんとするや、穴蟻之れを知り、野の将に霜ふらんとするや、草虫之れを知る。人心の感応あるも亦之れと同一理なり」(雨が降りそうになると穴の中の蟻がこれを予知し、霜が降りそうになると草の中の虫が予知する。人間の心も澄んでおれば、... -
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一 組織運営の要点
昔の名君は、即位すると人民の戸籍名簿を拝んで、人民あっての国王だという気持ちを忘れないようにした、という。現代であれば、社員名簿・お得意名簿・株主名簿などを拝むということになろうか。いろいろな会社の要請で、会社再建にあたってきて私なりに... -
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二 激水の石を漂わすは
会社経営の体験から痛切に感じたことの一つに、士気の弛緩と組織内の不一致がある。弦のたるんだ弓のように、いくら引きしぼってもしばれない。放しても飛ぶことはない。これとは反対に、組織が一九となって集中力を発揮した勢いはど強いものはない。いわ...