2025年– date –
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十一 権限のゆずり方を間違うなかれ
権限委譲には経営上きわめて深い意味がある。 その一つは、企業の責任者の管理の限界にある。限りある力ですべてを行なうことは困難で、規模が大きくなるにつれて行き届かない点がでてくる。当然に新天地を開拓する余裕もなくなり、時代の変化に対応する暇... -
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十三 社長の自覚
三国志に登場する三雄、曹操、劉備、孫権は、いずれも将の将たる人物であるが、学ぶべきではない共通点がひとつある。その一点とは、後継者づくり、である。 魏の曹操の後を継いだのは曹不であるが、二人の実弟を窮地に追いやるほどの狭量人物。蜀の劉備玄... -
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十三 独走とリレー
十八史略の太古に、天皇氏の統治期間が一万八千年で、十二人の兄弟が順に同じ年数を治めたと前にものべた。兄弟全部で二十一万六千年統治したことになる。もちろん、神話である。国亡び、人は死んでも山河は在る。次に治める者が現われて絶えることがない... -
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十四 忙中閑をもつ
人体ほど精巧にできている機械はないというが、機械は機械で長い間使いつづければ、疲れもでるし、故障もするようになる。物を造る機械には感情というものがない。そのため心労ということがない。ノイローゼをはじめ、神経性の病気などは人間特有の病であ... -
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一 疾きこと風のごとく
「其の疾きこと風の如く、其の徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如く、知りがたきこと陰の如く、動くこと雷電の如し」(軍を動かすにあっては、攻めるべき時は、はやてのように敏速に行動し、動けば不利とみれば林のように静... -
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一一 果断の勇はどこから
「果断は義より来る者あり。智より来る者あり。勇より来る者あり。義と智とを井せて来る者あり。上なり。徒勇のみなるは殆し」 (思いきった決行は、人間として当然行なうべき正義からと、知恵から生まれるもの、勇気から生まれるものとがある。正義と知恵... -
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三 果断を求めるなら自ら示せ
いまでもよく使われる言葉に「虎穴に入らずんば虎子を得ず」がある。 後漢のはじめ「漢書」を著した班彪の子として生まれた班超は二人の兄妹とともに清貧の家に育った。家計を助けるため役所勤めをしていたが、なんとか手柄をたてて世に出たいと考えていた... -
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四 己を捨てよ
「己を捨てきれない者は、会社を捨てるか、己が会社に捨てられる」これは、第二の会社に入ったとき、自分にいいきかせたことである。己を捨てる、の意味は、会社の利を先にし、私の利を後にせよということで、いわば「私事を以て公事を害せず」の精神とい... -
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五 知、行一体
明の王陽明は、知行合一を説いている。 「知は行の始め、行は知の成るなり。知行は分かちて両事と作すべからず」(知は行を予定し、行は知を前提として成り立つ。知の実現が行である。それ故、知と行は一体のものとして理解されなければならない)。 それ... -
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六 ためらいと勇気
「已むべからざるの勢に動けば、則ち動いて括られず。狂ぐべからざるの途を履めば、則ち履んで危からず」(熟慮した上、これが最善と信じ、やむにやまれぬ勢いで行動すれば行き詰まることはない。曲げることのできない正しい道を進めば危険もない)言志四...