2025年– date –
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五 指導者と仁
経営者が部下を思いやり、相手の立場になることは、指導者の姿勢として欠くことはできない。 「桃李もの言わざれども下自ら曖を成す」の教えで知られる漢の李広は、匈奴制圧にも功の多い将軍であった。下賜された恩賞はそのまま部下に分け与え、飲食もつね... -
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六 憤の一字は進学の機関
ふん 経営者、指導者として著しい進歩の世界を生き抜くためには、それに対応する知識が必要である。 いかに過去の知的蓄積があっても時代は進歩してやむことはない。進歩に比例した知識を得なければ必ず取り残されることになる。人間は生涯勉強だ、といっ... -
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七 出藍の誉れ
しゆつらん はま 夜学へ通いはじめたころ、ある人が私にこう話をしてくれた。「君たちが夜学に行けるようになったのは、あの支配人代理が上司に話をつけたからだ。自分は中学(旧制)の学歴きりないので後輩の君たちを夜学へ通わせることにしたのだから怠... -
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八 師厳にして道尊し
し げん とうと 「師厳にして道尊し」とは礼記にあることばで、人を教え導く者は己に厳しくして、手本になるような行動をしなければならない、ということである。 社長は最高まで登った者、これ以上勉強することはないが、下の者は勉強せよ... -
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九 一億先生、万物これわが師
NHKテレビに「生活の知恵」という番組があった。その中の交際術をテーマにしたとき私も出たことがある。 別項でものべたとおり、私は街中で働く人たちと話し歩いていたからである。司会の酒井アナウンサーから「都市銀行の専務さんが、石焼芋屋さんやサ... -
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十 敬
″敬〃とは、己を慎み人を敬うということである。言志四録に、「己を修むるに敬を以てして、以て人を安んじ、 以て百姓を安んず。壱に是れ天心の流注なり」(自己修養に敬を第一とすれば、人を安心させ、人民を安んじることができる。敬は天の心が流れ込ん... -
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十一 五ケンの自戒
ここでのべる五ケンとは「堅実、謙虚、倹約、憲法(法律、定款、社是社則、人間常識など)、研鑽」でいずれもケンに始まるからであって自作自戒の文句である。前職時代の私は、課長代理が八年、課長が七年で昇進の遅いほうでは人後に落ちなかった。 ″万年... -
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十二 無為にして化す
「傍にいて教え導くは常道。邪道に入るのを戒めるのは時を得た教え。自ら率先するは教えの根本。言わずに教えるは極致。一度抑えて褒め励ますは一時の方便、臨機の教えである」(言志四録)。 十八史略によると、史上最初の人君は天皇氏といい、兄弟十二人... -
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十三 静 と 動
「動を好む者は雲電風燈、寂を嗜む者は死灰稿木なり。すべからく定雲止水の中に、鳶飛び魚躍るの気象あるべくして、わずかにこれ有道の心体なり」 (あまりに、活動的に動きすぎる者は雲間の稲妻や風にゆらぐ灯のように落ちつきがない。静寂を好むものは、... -
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十四 悟り
経営者のうちには、朝から晩まで仕事に追われて走り回っている人がいる。毎日のスケジュールをぎっしりと書きこんだ手帖を見せて、手帖に追いとばされているようなものだと忙しいのを自慢している人がある。 そうかと思うと、少々の失敗を気に病んで浮かぬ...