2025年1月– date –
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九 賞の与え方
人間ほど名利に聡いものはない。 他の動物は飢えれば食を求めるが、それ以上望むことはない。人間はまさに足るを知らず、である。ことに利につながることとなれば、無限といえるだろう。 芋虫と蚕は同じ形をしているが、蚕は手でつかみ、芋虫には手を触れ... -
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十 名統率者とは
賞にからんだこんな話がある。 西漢の劉邦が天下を得た後、論功行賞を行ない、「吾しようかれ爺何に如かず」と、第一等の賞を内政担当の爺何に与えたことは前にのべた。その話何につづいて、当初大功のあった二十余人については、すぐ褒賞の決定をみたが、... -
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十一 統率の失敗はこの一点にある
ことにあたって恐ろしいことは、以外なところに、抜け穴があったり、落し穴があることで、穴のあいた風船に空気を吹きこむように、いくら努力しても膨らまない。部下の統率もこれと同じように、万全をつくしたと思っても、いっこうに効き目がない。 いった... -
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十二 トップの若さ
社長の若さは会社の若さに比例する、とは私の自論のひとつである。ここでの若さとは、戸籍上のものではなく、心の若さ、頭脳の若さである。 「二十の翁、六十の青年」という言葉がある。人生の半ばを越えても身心ともに健全、進歩的、柔軟な頭脳をもち、意... -
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十三亡国の音
「歌は世につれ、世は歌につれ」といわれ、景気の良し悪し、時代の盛衰、国の政策、人間感情などによって歌の詩、曲まで変わってくる。 大正から昭和にかけての不景気時代よく歌われたのが「カチューシャ可愛いや別れのつらさ」とか「おれは河原の枯れすす... -
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一 トップの財務認識
トップの財務認識 企業の最高責任者が財務を重要視しているかどうかによって企業体質の強弱はわかれる。 企業の三目的といえば、公共、堅実、営利であるが、財務が貧弱では一つの目的さえ達することはできない。 また、資金を人体にたとえれば血液、財務管... -
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一一 かねは時なり
「時は金なり」は、寸暇を惜しんで稼ぎ、ためよ、という勤倹貯蓄の教えである。 また「かねは時なり」は私のいい出したことで、利息の高いのを選ぶのもよいが長い期間預け複利で増やせ、また、儲けるには時を選ばなければ効は少ない、という意味である。同... -
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三 財力充実への道
関係会社の幹部と雑談していたときである。 誰かが「貧乏よりつらいものはなし。この会社もなんとかならないものか」とボヤいている。もう一人は「働けど働けど楽にならぎる、じっと手を見るか。啄木の気もわかるよ」と同調している。 ... -
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四 かねはピンチに備えるもの
私は借金返済のために、これまでに三度も苦労を重ねた。 十八才から三十二才の十四年間祖父、父と三代ゆずりの借金返済で苦心し、六十才から七十才までの十年間、会社の借金返済で四苦八苦を体験した。苦しくもあったが、いい体験もしたし、変わった楽しい... -
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五 代価の高いのを嘆くな
「代価の高いのを嘆かず、時代の変化に対応せよ」とは創造的経営の条件といえる。変化の激しい時代に、代価の高いのを嘆いているようでは他に先んずることはできない。時代の進歩を先取りするために代価の高いのを嘆かず果敢に対応した企業と、嘆いて応じ...