2025年1月– date –
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十二 歴史からの先見
「人の一生の履歴は幼時と老後を除けば、率ね四、五十年間に過ぎず。その間見するところは殆ど一史だにも足らず。故に宜しく歴代の史書を読むべし。眼を著くるところは最も人情事変の上にあれ」(一人の一生は幼老の時期を除けば、四、五十年でしかない。... -
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十三 先見を妨げるものは
「天の将に雨ふらんとするや、穴蟻之れを知り、野の将に霜ふらんとするや、草虫之れを知る。人心の感応あるも亦之れと同一理なり」(雨が降りそうになると穴の中の蟻がこれを予知し、霜が降りそうになると草の中の虫が予知する。人間の心も澄んでおれば、... -
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一 組織運営の要点
昔の名君は、即位すると人民の戸籍名簿を拝んで、人民あっての国王だという気持ちを忘れないようにした、という。現代であれば、社員名簿・お得意名簿・株主名簿などを拝むということになろうか。いろいろな会社の要請で、会社再建にあたってきて私なりに... -
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二 激水の石を漂わすは
会社経営の体験から痛切に感じたことの一つに、士気の弛緩と組織内の不一致がある。弦のたるんだ弓のように、いくら引きしぼってもしばれない。放しても飛ぶことはない。これとは反対に、組織が一九となって集中力を発揮した勢いはど強いものはない。いわ... -
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三 部下を思う心
部下を思う心が強ければ、部下が主を思う心も強くなる。主従一体の力は思い、思われる間から生まれてくるといえるだろう。 もし、部下を思う心が乏しければ、心よく命に服することはない。思う心が強ければ令を下さずとも従うことになる。 そこでいえるこ... -
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部下への歓心、関心、感心
常に部下に関心をもって、最後の一兵までよく知ることは統率の第一歩といえる。 そして、各所でのべたとおり、部下に感謝し、長所を見いだして、それを伸ばすことに努め、善行を褒めることも欠かせないことである。 しかし、いやしくも、上司といわれる者... -
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五 部下に甘くみられるな
最高の職にある社長が、部下から、くみしやすいと甘く見られるようでは統率者としての値打ちはない。 少々のことは見のがして、おおらかな態度であることが好ましいが、時にはピリッとしたところを見せないと威令も届かなくなる。 昔、大きな農家では、常... -
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六 厳、慈の使い分け
部下を率いる要領は、厳しすぎては萎縮し、慈愛にすぎても、緩み怠る懸念もでてくる。時と場合によって、厳、慈の用い分けが必要ではないかと思う。 また、厳しさに片寄らず、厳しさの中に、部下を思う心がなければならず、部下への慈愛に片寄らず、その中... -
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七信賞必罰
部下を統率する術は、権力、威厳を振る舞うだけが能ではない。 これを妙手とするなら、飯場の親方か夜盗の頭目で足りることになる。孫子の兵法に、「百戦百勝は、善の善なる者に非ず。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」とあるが、部下を自然... -
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八 下にゆずってはならない権限
韓非子に「明主のその臣を道制する所は、二柄のみ。二柄とは、刑徳なり。何をか刑徳と謂う。曰く殺象これを刑と謂い、慶賞これを徳と謂う。人臣たる者は、誅罰を畏れて慶賞を利とす。故に人主、自らその刑徳を用うれば、則ち群臣その威を長れてその利に帰...