2025年1月– date –
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七 赤心を推して人の腹中におく
「恕」相手を思いやる、といっても、恩着せがましかったり、私欲がからんでいるようであってはむしろ逆効果になるだろう。それが自然で、企むところがなければ相手は心から感激することになる。 たとえば、部下を叱る場合であっても、部下の非を直してやろ... -
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八 情に過ぎれば
情けは人のためならず、というが情に竿させば流されるともいう。要は、情というものは必要だが過ぎてはかえって仇となる、ということである。 かねに苦労をした人間は、かねに困っている人への同情心が仇となりやすい。私も乞われるままに、かねを用立てた... -
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九 功労者の処遇
生者必滅は世の常、幼あれば老あり、就職あれば退職のあるのも常である。 会社にしても、入っては去り、去っては入る人たちによって保たれている。しかも、手数やかねのかかる幼時は親や国に任せておいて、 一人前に働けるようになってから会社に入れて働... -
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十 水清ければ魚棲まず
「水至って清ければ、則ち魚無く、本直に過ぐれば則ち蔭無しとは政を為す者の深戒なり」 (水が清いと大きな魚は棲まなくなり、木が直立に過ぎると日蔭ができない。政治もきれいすぎると人は集まらない。これは政治をする人=指導者の深い戒めである)と言... -
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十一 権限のゆずり方を間違うなかれ
権限委譲には経営上きわめて深い意味がある。 その一つは、企業の責任者の管理の限界にある。限りある力ですべてを行なうことは困難で、規模が大きくなるにつれて行き届かない点がでてくる。当然に新天地を開拓する余裕もなくなり、時代の変化に対応する暇... -
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十三 社長の自覚
三国志に登場する三雄、曹操、劉備、孫権は、いずれも将の将たる人物であるが、学ぶべきではない共通点がひとつある。その一点とは、後継者づくり、である。 魏の曹操の後を継いだのは曹不であるが、二人の実弟を窮地に追いやるほどの狭量人物。蜀の劉備玄... -
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十三 独走とリレー
十八史略の太古に、天皇氏の統治期間が一万八千年で、十二人の兄弟が順に同じ年数を治めたと前にものべた。兄弟全部で二十一万六千年統治したことになる。もちろん、神話である。国亡び、人は死んでも山河は在る。次に治める者が現われて絶えることがない... -
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十四 忙中閑をもつ
人体ほど精巧にできている機械はないというが、機械は機械で長い間使いつづければ、疲れもでるし、故障もするようになる。物を造る機械には感情というものがない。そのため心労ということがない。ノイローゼをはじめ、神経性の病気などは人間特有の病であ... -
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一 疾きこと風のごとく
「其の疾きこと風の如く、其の徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如く、知りがたきこと陰の如く、動くこと雷電の如し」(軍を動かすにあっては、攻めるべき時は、はやてのように敏速に行動し、動けば不利とみれば林のように静... -
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一一 果断の勇はどこから
「果断は義より来る者あり。智より来る者あり。勇より来る者あり。義と智とを井せて来る者あり。上なり。徒勇のみなるは殆し」 (思いきった決行は、人間として当然行なうべき正義からと、知恵から生まれるもの、勇気から生まれるものとがある。正義と知恵...