鬼 100則 20決断は時折歴史に学ぶ 判断に迷ったとき、社長はたった 1人の小さな頭と体験で物事を判断する危うさに直面する。そんなとき参考になるのは、古今東西のしかるべき人が全身全霊を傾けていかにして判断し決断したかだ。 何かに悩んだとき、時間の余裕がある場合、私は、 20年間にわたって録画収集した『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』『プロジェクト X』『その時歴史は動いた』などの中から適当に取り出してポイントだけを早見する。 中国や日本の歴史物語をはじめ、アカデミー賞ノミネート作品なども DVDで入手した。多くのケーススタディーが、想像を絶する迫力をもってこれでもかと迫ってくる。 1人で必死につむいできた歴史は、それがたとえどんなに貴重な経験でも所詮 1人分のものでしかない。かつてドイツの名宰相ビスマルクは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言ったが、歴史から学ぶ「勝利の方程式」は私たち個人の世界を超越している。 多くの物語の中に垣間見ることができる「成功のための兆し」と「失敗の兆候」の狭間で、とてつもないスケールと奥深さを持った歴史上の達人たちが、何を考え、どう決断したのかが非常に参考になるのだ。 世界の偉大な戦略家たちが、知力の限りを尽くして編み出した戦い方、ライバルに勝利するために次々と繰り出されるさまざまな戦略・戦術は、現代にも通じる最高の教材である。私たち中小企業経営者にとって、これらは歴史から学べる経営のための「勝利の方程式」なのだ。 だが、そのようにして導き出された決断を、自分が抱える問題にそのまま当てはめることはしない。同時に、メンターにも意見を求める。そうやって、これでもかと自分の戦略・戦術について精査する。さらに社員や友人たち、家族にも相談して遠慮のない意見を求め、それらも参考にする。 このようにして、自らのポジショニングを冷静に判断しながら、あらゆる情報とリンクしつつ、〝歴史上の勝利の方程式〟を参考に戦えば、相当有利な戦いを進めていけるはずだ。 歴史上の人物や世界の知将をブレーンに抱えて戦えば、勝利の女神はきっとあなたの戦いに微笑んでくれるに違いない。
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