鬼 100則 06大ピンチは神様のテスト戦略パワーでリベンジせよ 私の六十数年間は、ピンチのオンパレードだった。夢が大きすぎる反面、現実が小さすぎたため、そのギャップを埋めようとひた走りに走った壮絶な人生だった。 健康面はどうか。 42歳で脳腫瘍の摘出手術を受ける際、『 11 − 7』の計算もできず、遺言書で子供の名前も書けなかった。遺言書は涙で濡れた。医者からはとてつもないストレスが原因だったと言われた。 せっかく弱者の戦略で合格した大学では留学試験不合格。やむを得ずとった選択肢はヒッチハイクでの無銭旅行だった。 1年間で 24カ国を回り、北極を目指した。ヨレヨレの壮絶な 1年間だったが、今は人生の基礎作りだと自分に言い聞かせ、知恵を働かせることで途中から楽しくなった。 ヒッチハイクでは、順番に並んでいても女性が先に拾われてしまう。そこで地元の新聞社へ行き、 3 ~ 4回の交渉のあげく、新聞に記事として取りあげてもらう。内容は「デンキ店の息子。留学試験に挑むも不合格。そこで、北極めざしヒッチハイク中」、たったこれだけの情報量。ところが、翌日から街の有名人になった。戦略パワーの醍醐味を痛感した。 帰国して就職活動のため履歴書提出。なんと三菱商事や松下電器などが、筆記試験免除の役員面接のみで合格。留学試験に滑って、やむを得ずとった選択肢のヒッチハイクがとんでもなく評価され、スゴイ奴が来たと勘違いされたようだ。その上おまけがついて、入社半年でドイツへ研修生として派遣された。戦略パワーの勝利。一気にブルーオーシャンの世界が広がった。 だが、(夢を見て)四国を離れて 10年、能力、体力、気力に限界をきたし挫折感のまま帰郷した。 3 ~ 4年間は成果の上がらない訪問販売。夢も希望も失くし、もはやドイツも遠くになりにけり、の心境だったが、戦略パワーを思い起こし、「人生戦略 +経営戦略」を練り直して再び壮大なスケジュールを作成した。これは自分がもっと成長できるからこそ神様から与えられたテストなのだと考え直したのだ。 神様のテストは繰り返され、どんどん難しくなっていったのだが、一つ一つ乗り越えていった。 ピンチは成長のチャンス。乗り越えるたびに一回り大きく成長できるのだ。
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