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05できる社長は、経営難をどう乗り切るか危機時にやるべきこと、普段からやっておくべきこと

05できる社長は、経営難をどう乗り切るか危機時にやるべきこと、普段からやっておくべきこと経営が厳しいときは、まず経費節減。さらに普段から、「マーケティング」「イノベーション」「ダム経営」の徹底も大切です。 資金的に差し迫っている場合はどうすべきか  社長の大きな関心事の一つに、「お金」があります。  経営が順調なときはいいですが、業績が悪化したり、経済状況が冷え込んだりすると、「資金繰り」の不安で頭がいっぱいになってしまう、という社長を多く見てきました。  しかし、そんなときこそ社長の実力が問われます。  まず、第一にやるべきことは、正確な資金繰り表の作成です。資金の「入り」と「出」を正確に、かつ厳しめに作成し、現実をきちんと理解することです。正確な資金繰り表がない、あるいは、楽観的な見通しの会社も意外と少なくありません。その上で、売掛金などの入金を早めにする、支払いを遅くできないかを考えるわけです。もちろん、銀行等に融資を依頼することも必要です。  それとともに、必ずやるべきことは、私だったら「経費の削減」を考えます。  経費の削減は 100%すぐに資金繰りに効果が出ます。とにかく、ムダを削ぎ落とす。  稲盛和夫さんが JALを立て直そうとされたとき、徹底的な経費削減を実践されました。すべての項目を見直して、路線の見直しから、軍手一つまで本当に必要かどうか検討した、と聞きました。涙ぐましい努力をして、ムダを省いたわけです。  しかし、外から突然やってきて、ただ厳しい経費削減だけを呼びかけても、社員としては抵抗があって当然です。  稲盛さんは、同時に、ものの考え方、人の熱意を引き出すにはどうしたらいいかということをよく心得ている方ですから、求心力となる「考え方」を示しました。「新しき計画の成就は、ただ不屈不撓の一心にあり。さらばひたむきにただ想え、気高く、強く、一筋に」  かつて京セラのスローガンにもしていた思想家、中村天風さんの言葉だそうです。  全社員にこのメッセージを発し、一丸となって取り組もうと呼びかけたのです。  どこの会社でも、危機に直面し、経費削減などに着手するときには、やはり心を一つにするような考え方が必要です。 常に「マーケティング」「イノベーション」「ダム経営」を徹底せよ  資金繰りに困るのは、普段から「マーケティング」と「イノベーション」を徹底せず、「ダム経営」(後記参照)を行っていないからです。  マーケティングとは、お客さまが望む QPSの組み合わせを見出し、提供すること。  イノベーションとは、まったく新しい価値を、企業にもたらすことです。  景気の良いときは、どうしても経営が甘くなりがちです。しかし、そんなときこそ、「自分たちの会社は、お客さまが望む QPSを提供できているのか」「新しい価値を世の中に、企業に生み出せているのか」を考え直さなければならないのです。良いときのほうが、改革にも抵抗がありません。  そのときの一つのポイントは、「競合他社の状況をよく見る」ことです。  同じ市場で競争している他社はどうなのか。ライバルを観察し、研究する。  よく、「うちは良いものをつくっているのに売れません」と言う人がいます。これは、勘違いです。「良いもの」と思っているのは自分たちだけ。  商品が「良いもの」かどうかは、つくり手ではなく、お客さまが決めることです。  会社の存在意義や目的に合うものを提供するのは基本ですが、とはいえ、自分たち本位になってしまってはいけないのです。  松下幸之助さんは「世間、大衆というものは神のごとく正しい」と言われています。お客さまや世間は神さまのごとく正しいのです。そういう認識でいなければいけません。  それを客観的に見るための一つの方法が、ライバルを見ることです。  他社はどうして売れているのか。売れているということは、お客さまから、社会から求められているものを提供できているということです。  ライバルをきちんと見て、自分たちはどんな QPSの組み合わせを提供できているかを、素直に、謙虚に見る。そして軌道修正をする。

結果が出るまでにはしばらく時間を要するでしょうが、これが王道のやり方です。  そして、それにより利益を十分に確保し、将来のためにある程度貯めておく。これが「ダム経営」です。良いときに、社風や仕組みを確立しないといけないのです。 Point経営難のときはまずは経費削減。良いときの改革や「ダム経営」も大切。

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