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01優先順位をはっきり決めよやると決めたことだけに集中する「重点主義」のすすめ

01優先順位をはっきり決めよやると決めたことだけに集中する「重点主義」のすすめ社長は優先順位をはっきりさせる。取り組むべきことと、取り組まなくてもいいことをはっきり決めるのです。 まずは「やるべきこと」を決めよう  社長の仕事の 8割は「方向づけ」だと言いました。  社長は、将来を見据え、環境の変化を読み解きながら、自社のミッション(使命)やビジョン(将来像)を達成するにはどうするべきかを予測し、決断しなければいけません。  いかにして、「正しく決められる社長」になるか。  この章では、社長として必要な判断力、方向づけの能力を高めていくにはどうすればいいのかを語っていきます。  まず大事なのは、やることとやらないことをはっきり決めることです。とくに、やらないことを決めることです。  参考になるのは、ドラッカーです。彼は、このことを「劣後順位の決定」と呼び、次のように述べています。「優先順位の決定は比較的容易である。(優先すべきことに)集中できる者があまりに少ないのは、劣後順位の決定、すなわち取り組むべきでない仕事の決定とその決定の遵守が至難だからである」 「やりやすいこと」「緊急だが重要でないこと」に要注意  やらなければいけないことがたくさんあるとき、一般的には「優先順位をつけよう」と考えることが多いと思います。何が重要なのかを明確にして、重要なことからやろうとするわけです。  しかし、実際に立て込んだ状況になると、人は優先順位の高い重要なことからではなく、「やりやすいこと」からやってしまう傾向があります。  そして、重要なことが後回しにされる。しかし、これでは何のための優先順位か分からなくなってしまいます。  また、緊急性の高いことは優先順位も高くなりますが、緊急性の高いことが必ずしも重要な事案ではないという場合もあります。  優先順位をつけることは物事を整理するために必要なことですが、それだけでは、大事なことも、あまり大事ではないことも、すべてやろうということになりやすいのです。  何でもかんでも全部やらなくてはいけないと考えるのではなく、「これはやらない」と決めて、思いきって切り捨てる。それが劣後順位を決めるということです。それにより、優先順位の高いことに集中するのです。  私の感覚では、年度の経営計画を立てる際などには、せいぜい3つくらいの重点項目を掲げ、それを徹底的にやる。逆に、それ以外は忘れる。そのほうが、何でもかんでも手をつけて、どれも中途半端になるよりもずっと結果が出ると思います。 あれこれ手を出さず「重点主義」に徹せよ  これとほぼ同じことを、一倉定先生は「重点主義」と言って重視されていました。  仕事とは、限られた時間内にやらなければいけないもの。何もかもやろうとしたら時間はいくらあっても足りません。  何が重要なのかを考えて、どうしてもやらなければならないことだけを重点的にやる。重点主義とは、やるべきことを決めるのではなく、やらないことを決めることだ、とおっしゃっていました。  一倉先生の著書『マネジメントへの挑戦』(日経BP社)が最近、復刻されましたが、重点主義の話はこの本のなかに書かれています。  例えば、経営計画を立てるとき、成長を目指したいと考えるあまり、ついいろいろなことを盛り込んでしまいますが、それでは「絵に描いた餅」になってしまうのです。  あれもこれもと総花的に考えるのではなく、重要なことだけに絞り込んで、本当に実現させるべきことに集中する。  そして、やると決めたことは、全力で、徹底的にやりきる。  これが本当に重要な仕事に正しく時間をかけ、確実に成果を出す秘訣です。

Pointあれもこれもやろうとせず、やるべきことを絞る。やると決めたことは、絶対にやりきるのが、社長の仕事。

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