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M& Aのパターン ❶ 一部の事業を売却する

 イグジットの手法として IPOについて述べてきましたが、もう一つ挙げられるのは、「 M& A」です。   M& Aには・二つ以上の会社を一つの会社に統合する(合併)・会社を、他の会社に丸ごと売る(買収)・一部の事業を切り出して譲渡する(事業譲渡)・売り手の全株式を、買い手の株式と交換し、親会社・子会社の関係になる(株式交換)  など、さまざまなスキームがあります。  規模感はさまざまで、会社が大きくなってから売却・統合するケースもあれば、個人事業主の延長ぐらいの時点で売るケースもあります。  一部の事業だけを売却するのと、会社を丸ごと売却するのとでは、かなり意味合いが違います。  まず、一部の事業だけを売却するのは「主力事業に注力するために、サブの事業を売りたい」というケースが多いです。リソース配分の点からいうと、リソースを広く薄く張っておくよりは、サブ的な事業は売って、そのお金を含めて主力事業に投資したほうが成長する、という判断です。  売られる事業の責任者には同情しますが、非上場だとしても、社長は事業を持続的に成長させる責任を背負っています。その責任を果たすことを考えるとそうせざるをえない、というわけですね。  成長事業に注力したいという前向きなケースもあれば、全体の収益が厳しく、中途半端にいろいろ手を出してみんなで沈むよりは売却するほうがハッピーに違いない……、そう自分に言い聞かせながら、泣く泣く事業の売却を決断している社長もいるでしょう。

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