人生とは最高波動を更新していく旅である
◉「人生の目的」「ミッション」
どんな人にも「最高波動の人生」というものがあります。そして「最高波動の人生」とは、唯一無二の自分を表現して生きることです。
もっと砕けた言い方をすると、それは自分の人生での幸せや豊かさを最大限に実現する人生のことですが、実はそれは荒唐無稽なものではなく、それを実現する鍵は自分の中にあります。
どんな人も同じ人は一人としておらず、人は誰もが周囲の人とは違う性格、才能、スキル、人生経験、環境、容姿、長所、短所を持っています。実は、そこに、その人が人生をかけて実現するためのテーマが隠されています。
「自分は何者で、何をするために生まれてきたのか?」この問いの答えになるものがどんな人にもあり、人は周囲の人とは違う自分(性格、才能、スキル、人生経験、環境、容姿、長所、短所)を生きることでそれを果たしていきます。
ちなみに、「自分は何者で、何をするために生まれてきたのか?」という問いの答えになるものを「人生の目的」「ミッション」と言います。
人生の目的というと壮大なもののように聞こえますが、それは誰にでもあります。
周囲の人とは違う性格、才能、スキル、人生経験、環境、容姿、長所、短所というのは、「人生の目的」「ミッション」を実現するために持って生まれてきたものです。
つまり、それらは「人生の目的を実現するための初期設定」とも言えるもので、それらのことを宿命と言ったりもします。
私たちの人生は、それら持って生まれてきたもの(宿命)を最大限表現し、自分の人生を楽しんでいくと、最高波動の人生が実現し、幸せも豊かさもどんどん大きくなるものです。
しかし、ほとんどの人がそれができません。
なぜかというと、
- 幸せになるために常識に合わせ、唯一無二の自分を変えようとする
- 才能などを可能性のままにしてしまうといったことをしてしまう
からです。
それぞれを簡単に解説しましょう。
◉幸せになるために常識に合わせ、唯一無二の自分を変えようとする
多くの人は、教育によって学んだこと、社会で正しいと信じられていること、常識、モラルといったものがベースになった「幸せになれる生き方」「豊かになれる生き方」というものを信じています。
「〇〇すれば幸せになれるよ」「〇〇しておけば将来困らないよ」といったもので、学歴などはその最たる例でしょう。
そして、それにより、本当は唯一無二であるはずの自分を、幸せになれる自分や豊かになれる自分に変えようとします。
例えば、本当の長所を伸ばすのではなく、社会で受け入れられる(であろう)ものを身につけようとしたり、短所はその人のキャラであるのに、その部分を克服しようとしたり…。
そういったことをして、どんどん「自分らしさ」を消していってしまいます。そして結局、本来の唯一無二の自分が、どこにでもいる周囲の人と同じ人になってしまいます。
◉才能などを可能性のままにしてしまう
実は、私たちは生まれてくるときに、人生の目的はおろか、自分が持っている才能や能力、スキルなども一旦忘れて生まれてきます。
そして、様々な人生経験を積んでいくごとに、元々持っていた才能や能力、スキルを思い出していくものです。
しかし、多くの人は自分が本来は持っている才能や能力、スキルを持っていないと思っているため、「今の自分でできること」で生きていきます。
そうすると、眠っている才能、能力、スキルが発揮される場がないために、それを可能性のままに押しとどめてしまいます。
このように、多くの人は唯一無二の自分を表現して生きることをせず、わざわざ自分を他の誰でもいい自分にしてしまっています。
最高波動の人生を実現するには、自分を変えるのではなく、可能性のままにしてしまっている自分独自の才能、個性、性格、特徴、欠点を表現し、自分の人生の目的を果たしていくことが肝要です。
そんな最高波動の人生を実現する方法をお伝えします。
自己実現と自己限定
◉人は誰でも自己限定をしている
私たちは、持っている才能や能力、スキルなどを可能性のままにしてしまっているということはお伝えしました。
可能性のままにしているということは「自分を限定している」ということでもあるため、「自己限定」と言います。
どんな人も、自分の才能や能力、スキルなどを可能性のままに、つまり自己限定していて、人生で訪れるイベントを経験し乗り越える過程で、それまで限定していた部分を解除し、眠っていた自分を実現するということを繰り返しています。
そうやって少しずつ人生のイベントを通して封印を解き、自分を実現していく。それを自己実現と言います。
自己実現というと、夢の実現や願望実現と混同しますが、本当は「忘れてしまっている本当の自分を実現すること」です。
多くの人が忘れてしまっている才能や能力、スキルというのは、自分が思う以上にすごい部分がたくさんあります。
ですので、それらを思い出し、実現していくと、たいていの夢は叶ってしまう。それくらい限定している自分というのはものすごい部分がたくさんあります。
◉最高波動の人生実現とは、自己実現すること
また、例えば「イメージすればどんな夢も叶う」ということがよく言われますが、封印している才能や能力、スキルがない場合はいくらありありとイメージしたとしても叶いません。それを実現する能力が備わっていないからです。
以前「具体的にイメージできれば自分で空も飛べる」と言っている人がいましたが、空を飛ぶ能力は人間には備わっていないので、それは実現しません。
また、「どんな夢も叶うなら今からプロ野球選手にもなれるか?」というイチャモンにも似た質問を受けることもありますが、それも同じです。
今までの人生でその才能を開く機会がなければ、「それは必要なかった」ということですので、そもそもプロ野球選手になる能力はないし、自分の人生には必要ないものですので、なる必要もないし、なろうと努力することは無駄な努力になります。
ただし、今からでも本当にそこを目指したい、それをやってみたいという意欲がある人は是非目指されるといいです。
その意欲があるなら、その過程で開花するものが必ずあります。
ちなみに、世間で賞賛される素晴らしい実績を残している人々は、特別にすごい能力があったというのではなく、自分の中にあった才能や能力、スキルを実現していった人たちです。
「自分の中にもそれはある。今の自分がそれを発揮せず、可能性のままにしているだけ」と知っておくといいですね。
さらに言うと、最高波動の人生の実現というのは、この自己の限定を外し、元々持っているけれど可能性のままにしてしまっている才能や能力、スキルなどを思い出し、その自分を表現していくということです。
それはつまり、前述した「自己実現」をすることそのものが最高波動の人生の実現の鍵となります。そして、それを実現していくにはいくつかコツがあります。
最高波動の人生実現のコツ
人は知らず知らずのうちに自分の可能性やできることを限定してしまいます。
そんな限定していた自己を開花させ、最高波動の人生を実現していくにはいくつかのコツがあります。
- やりたいことをやってみる
- 頼まれごとをやってみる
- チャンスが来たら飛び込む
- 褒められたことを受け取り、その気になる
- やりたいことの最終形をやってみる
- ダメな自分をゆるし、受け入れる
- 「自分は何者で、何をするために生まれて来たのか?」を知る
こういったコツに取り組んでいくと、新しい現実がどんどん開き、今までになかった人生が実現します。
【最高波動の人生実現のコツ1】できることではなくやりたいことをやってみる
自分の可能性を開花させ、自己実現していくための最も有効なことの一つが「やりたいことをやってみる」ということです。
当たり前ですが、実はやりたいことをやるというのは、自分の可能性をどんどん開いていくとても有効な手段です。
人は「今できること」をやっているということが多く、「やりたいこと」をやっている人はあまりいません。
「今できること」と「やりたいこと」の間にはとても大きな違いがあります。「できること」というのは今の自分で可能なことであるため、自分の未知なる部分は必要なくできます。
だから忘れてしまっている才能、能力、スキルの扉が開くことはありません。でも、思い出してみてください。その「今できること」というのも、前は「できなかったこと」だったりすると思います。
それが例えば誰かから「これをやりなさい」と指示され、なんとか試行錯誤しながらやってできるようになったことがほとんどでしょう。
それはできるようになったのではなく、「本当はできる能力があった」ということです。
過去は「これをやりなさい」といった外的な要因がきっかけだったかもしれませんが、「やりたいこと」というのはきっかけが自分であるだけで、「本当はできる自分を知っているからやりたいと思うもの」です。
つまり、「できるかどうか分からないけどやりたいことをやる」というのは、その過程で自分の可能性を開くことができるとても有効な手段となります。
とは言っても、「やりたいことをやっていますか?」「やりたいことをやりましょう!」ということを言うと、大抵次の3つのタイプに分かれます。
・「やりたいことが分からない」という人・やりたいけど諦めている人・やりたいけど後回しにしている人
◉「やりたいことが分からない」という人
「やりたいことが分からない」という人にも大体二つの癖があります。
・「好き・嫌い」という感覚が麻痺している・いつも「できること」の中で探す癖がある〇「好き・嫌い」という感覚が麻痺している「やりたいことが分からない」という人の中には、何が好きなのか、何が嫌いなのかが分からないという人がいます。
実は昔の私もそうでした。
そういう人は毎日の生活の中で、自分の好みや感情で物事を選択するのではなく、「こうしたほうがいい」「こうしたほうが得(損)」という損得勘定や、「こうすべき」「こうすべきでない」というルールに基づいて行動選択をしている傾向が強いです。
つまり、行動選択の基準の中に「自分の感情」がない人です。
今まで、そういう基準で選択をしてきていないので、自分がどう感じるのかという感覚が麻痺してしまっています。
そんな状態で、いざ「やりたいことをしましょう」と言っても、よく分からないものです。
そういった人は、まず今やっている行動は好きなのか、嫌なのか、心地良いのか悪いのかということを一つ一つ確認していく癖をつけるところから始めるといいでしょう。
〇いつも「できること」の中で探す癖があるもう一つのタイプは「できること」の中で探す癖がある人です。
このタイプの人は自分の好き嫌いを感じ、自分の好みは分かっているものの、いざ「やりたいこと」を探そうとすると、無意識的に「今できること」以外のものを排除してしまいます。
このタイプの人も非常に多いです。
しかし、前述したように、「できること」で探そうとすると、自分の可能性は開いていきません。
このタイプの人で多いのは、非常に堅実な人か自分の可能性を信じていない、諦めてしまっている人です。
本当にやりたいことは、今の自分にはできないこともたくさんあります。
そして、今の自分にできないことは絶対にできないことではなく、ただ今の自分にはできないだけで、本当の自分はその才能や能力、スキルを持っています。
そのことを知り、思い切って「今の自分にはできないこと」にも意識を広げてみると、やりたいことも見えてくると思います。
◉やりたいけど諦めている人
やりたいけど諦めている人は多いです。
そういった人は、「今の自分には無理」というセルフイメージを持っていて、例えば、過去の失敗経験で自分に自信をなくしてしまっていたり、性格、欠点、若さ(年齢)、学歴、職歴といったことを理由にして諦めている人が多いです。
それは本人にとっては諦めるための重大な理由になるのでしょうが、本当はそれほど重大な理由ではありません。
他にも、多くの人が自分独自の諦めるための理由を持っていますが、どんなことも理由にはなりません。
昔、私がピンチに陥っていたとき師匠に、「諦めなければ絶対に助けてくれる人が現れる」「絶対に諦めないことが大事」と言われたことがありました。
今は本当にそれを実感しています。
やりたいことがあるけれど諦めている人は、無意識的に諦める理由を探す視点が備わっているため、その人の頭の中にはたくさんの理由があります。
でも、やりたいことをやっていく人にはそのどれもが理由にはなりません。
そのことを知り、「自分もやっていい」という許可を自分に与えてあげるといいかと思います。
◉やりたいけど後回しにしている人やりたいけど後回しにしている人は、言い方を変えると「準備で終わる人」です。
このタイプの人の特徴は「ない」に囚われているというものです。
知識がない能力がないスキルがないお金がない時間がない経験がない人脈がないいろいろな「ない」に囚われて、それが「ある」状態になればやりたいことをやろうと思っています。
しかし、実は、「ある」状態にはいつまで経ってもなりません。
そして、もっと大切なのは、その「ない」ものは、今「ない」ままで思い切ってやりたいことをやると、後から「ある」ようになっていることです。
知識や能力、スキルがなくても思い切ってやってみれば、良い方法が思いついたり、教えてくれる人が見つかったりします。
お金がなくても思い切ってやってみれば、どこかからかお金が入ってきたり、給料が上がったり、意外な人が援助してくれたりします。
時間がなくても思い切ってやってみれば、ちゃんとその時間ができるようになります。
経験がなくても思い切ってやってみれば、そのやり方が分かるようになります。
人脈がなくても思い切ってやってみれば、最適な人との出会いが訪れます。
そういうもので、思い切ってやりたいことをやる人は、そのことを感覚的に分かっているうえに、むしろ、今までにやったことのないことをやってみるからこそ新しい扉が開くということを知っています。
思い切ってやりたいことをやってみると、たくさんの扉が開きます。
そして、知識も、能力も、スキルも、お金も、時間も、経験も、人脈も、すべての扉が開きます。
だから最高波動の人生実現のためには、今できることに囚われず、まずはやりたいことをやってみることです。
【最高波動の人生実現のコツ2】頼まれごとをやってみる「やりたいことをやってみる」というのは、自己限定の封印を解き、自己実現する一つの手段ではありますが、自分では自分のことは分からないものです。
そして、時には人のほうが自分のことを分かっていたりします。
他人は自分が気づいていない自分の能力に気づいていたりしますので、誰かからの頼まれごとはやってみると、「それができる自分」を知ることができます。
特に「頼まれたけどハードルの高そうなこと」は、それができるようになるうえに、新しい才能にまで気づくことができる、とても有効な機会です。
かつて私が駆け出しだった頃、最初はセミナープロデューサーとして独立しました。
それまでサラリーマンをしていた私には、起業するためのネタなどなく、ちょこちょこお手伝いをしていたセミナーのことならできる、というかそれ以外はできることもないのでそのお仕事で独立しました。
独立後、3カ月ほどしたあるとき、以前にご縁をいただいていたある有名講師の方と偶然再会したときに、「会社を辞めて、セミナープロデューサーとして独立した」ということをお伝えしました。
すると、ちょうどそのとき、その講師の昔のメンターであるカウンセラーの先生が、自分のオフィスを新たに立ち上げるに当たって、誰かプロデュースできる人を探しているということで「桑名さんやりませんか?」ということを言っていただきました。
まさに頼まれごと…。
そんな人のプロデュースなんて、ましてやオフィスの立ち上げなんてしたことはなく、自信どころか、どこから手をつければいいのかもわからなかったのですが、「本当はできるから頼まれごとがくる」という原理原則を知っていたため、二つ返事で「やります!」とお答えし、そのオフィスの立ち上げのお手伝いをすることにしました。
そしてその後、オフィスの体制を整えたり、ホームページを作ったり、講座の仕組みを作ったり、日々思考錯誤しながらも初めてやるいろいろなことに挑戦し、今までないと思っていた能力がどんどん開花していきました。
またその当時、オフィスのブログ記事も私が書いていたことがありました(もちろんゴーストライターではなく私の名前で)。
私が書くその記事や、書き込まれるコメントに対する私の回答を見て、カウンセラーの先生がふと「桑名さんもカウンセリングできそうだからやってみたらいいじゃん」ということを言われました。
そのときの私は、心理学もカウンセリングの専門的なことも何も学んだことはありませんでしたが、やはり人のほうが自分のことを分かっていたりするという原則を知っていたため、すぐにお金をいただいてカウンセリングをしてみることにしました。
専門知識はないのに…。
でもいざやってみると、相談に来られた人は喜んでくれましたし、私もカウンセリング経験を積む中で、心理のことや人間関係のことなどを直感的に学んでいきました。
一つ目は頼まれごとのエピソードで、二つ目は頼まれごとではありませんが、どちらも「他人から言われたこと」です。
それはときにやったことがないことであったり、無理かもと思うようなことも多いですが、それは「できるから」訪れていることです。
それを断らず、やってみることで、今まで忘れてしまっていた新しい部分が開花し、また一つ自己実現することができるものです。
【最高波動の人生実現のコツ3】褒められたことを受け取り、その気になる「人は自分のことを自分よりも分かっていたりする」ということをお伝えしましたが、それをうまく利用することは有効な方法です。
例えば、人から褒められたら、ちゃんとそれを受け取ることが大切です。
「ありがとうございます」と。
もし嫌味に聞こえることが嫌で受け取ることが難しい場合は「ありがとうございます。
そう言っていただけるとうれしいです」と言うと、あまり嫌味には聞こえません。
そうやって最低でも「そんなことはない」という言葉を言わない工夫をすることはとても大事です。
ただ、最高波動の人生実現には、それは最低限のレベルだと思ってください。
最高波動の人生を実現するには、さらにその褒められたことを受け取り、「それが自分の中にはある」と仮定し、その自分ができることをイメージしてみることです。
実際にそれをやってみることもとても有効です。
「〇〇で素敵ですね」と言われたら、その〇〇が自分の中にはあるんだと仮定してみてその自分をイメージし、その自分ならどんな面白そうなことができるかと想像し、〇〇があるというていでやってみるのです。
そうすると、本当にその〇〇が引き出されていきます。
このプロセスを踏んでいくと、その〇〇は最初は「ない」と思っていたものですが、褒められることで「ある」ものとして引き出されていきます。
【最高波動の人生実現のコツ4】やりたいことの最終形をやってみる最高波動の人生実現をどんどん進めていくには、自分のやりたいことをどんどん進めていけばいいのですが、ときにはそのやりたいことが大きすぎて、どこから手をつけていいのか分からないこともあります。
そんなときに現実を進めていく秘訣が「やりたいことの最終形をやってみる」ということです。
具体的にいうと、自分がしたいこと、自分が叶えたい望みで、今の自分でもできることを今やってみるということ。
これをやると、現実が一気に進むだけではなく、やらなくてもいいことをしないようになり、最高波動の人生の展開が早くなります。
私がセミナー講師になりたいからセミナーをしてみた話や、出版をしたいと思ったから「出版予定記念講演会」をやってみた話などは前述しました。
そうやって遊び心も取り入れながら、「やりたいことの最終形をやってみる」を意識してみるといいです。
【最高波動の人生実現のコツ5】ダメな自分をゆるし、受け入れるゆるしについては、ここまでの章でもお伝えしました。
ゆるしというのは一度で終わりではなく、人生を通じて取り組んでいくものでもあります。
最高波動の人生実現の過程では、それを進めていくと「今までの自分ではゆるし、受け入れられなかった自分」というものが後からでてきます。
自分の中の忘れている部分を開いていくことを「自己実現」といい、どんどん自己実現していくと最高波動の人生が実現していくとお伝えしました。
自分の中の忘れている部分には、ポジティブな側面と、ネガティブな側面の両方があり、すごい自分の陰には、それと同じだけのすごいネガティブな自分がいます。
そして、ポジティブを開くと、それと同時にネガティブも開きます。
自己実現の過程でポジティブな自分を開花させると、それに応じていつもいつもゆるしの機会が訪れることになります。
ゆるしを実施するとき、いくつかポイントをお伝えします。
◉ゆるしのポイント1・原因と結果の法則は間違い原因と結果の法則というのは、わかりやすく言えば「良いことをすれば良い結果が得られ、悪いことをすれば悪い結果が得られる」という法則のことです。
だから、現実に思わしくないことが起こったとき、多くの人は「自分の中の何が原因で起こったのだろう?」と考え、自分の中の原因探しを始めます。
そして見つかると「原因らしきもの」というのが、前述した頑張れない自分などです。
そしてその「原因らしきもの」が見つかったら、次にするのはその原因らしきものを克服しようとします。
でも、実はこれは大間違いです。
その自分は一切克服できないうえに、克服する努力そのものが無駄だったりします。
そもそも原因と結果の法則は間違っています。
思い出してみてください。
例えば、どんなに頑張っても悪い結果になることだってありますし、どんなに怠けていても運良く良い結果が得られたこともあるでしょう。
本当は何をしようが、何もしていなかろうが、起こることは起こるし、起こらないことは起こらないものです。
当たり前のように信じてきた原因と結果の法則。
それに振り回され、自分を「間違った存在のように扱うこと」はもうやめたほうがいいでしょう。
◉ゆるしのポイント2・ダメな自分を克服する必要はないし、できない何か思わしくないことが起こったとき、「自分の中の何が原因で…?」と探さなくてもいいですし、ましてやそれを克服する必要もありません。
実はそれが起こった理由は、その自分と、その感情を体験したかったからなのですから。
そのダメな自分を体験してみたかった。
だから自己実現です。
だから思わしくないことが起こったとき、そのときに感じることをちゃんと感じてあげてください。
悲しいなら「悲しい」と、悔しいなら「悔しい」と、腹が立ったら「怒っている」と。
そういった感情をちゃんと感じることです。
そして、そのときの自分をちゃんと味わうことです。
ダメな自分を、弱い自分を、情けない自分を。
それでいいのです。
そして、「自分の中にはそんな自分がいる」とその自分を受け入れてあげることです。
それが「ゆるし」です。
先述しましたがゆるしとは、許しではなく「赦し」と書きます。
この赦しには「受け入れる」という意味があって、それはどんな自分もすべて自分で、すべてをひっくるめて自分なんだと受け入れることです。
だから、その「ダメな自分」「弱い自分」「情けない自分」もいる自分が素晴らしいし、価値があるし、愛されている。
そのことを受け入れていくことが大事です。
繰り返しになりますが、その思わしくない現実は、自分の中の「ダメな自分」「弱い自分」「情けない自分」が原因で起こっているわけではなく、ただそれが起こっただけで、それを通して、その「ダメ」「弱い」「情けない」を感じたかっただけです。
つまり、ある意味「原因と結果の法則の逆」と言えますね。
◉ゆるしのポイント3・最高波動の人生実現のためには自分の監視をやめてくつろぐこと自己実現とは「自己の実現」であり、それはポジティブな自分の実現だけではなく、ネガティブな自分の実現も同時に進みます。
最高波動の人生実現、つまり自己実現がなかなか進まない人は、この「ネガティブな自分の扱い方」を誤っていることが多いです。
前述したように、ネガティブな自分は克服するのではなくゆるし、受け入れることです。
そのままの自分で素晴らしいし、価値があるし、愛されているのです。
しかし、多くの人は原因と結果の法則に縛られていて、「幸せになるために克服すべき自分の中のどこか」をいつも探しています。
それを見つけ、克服して幸せになるために、いつもいつも自分を監視しています。
いつも自分を監視している人は、身体がこわばり、緊張状態が続きます。
最も波動が高いのはリラックスしているときですので、緊張しているその状態はとても波動が低く、共鳴して見えてくる現実もあまり好ましいものではなくなってしまいます。
最高波動の人生の実現には、この自分への監視をやめ、今の自分にくつろぐことがとても大切です。
自分の中にあるものはすべて受け入れることしかできず、何も克服できないですし、そもそも克服すべきところなどないのですから、自分を監視してそんな部分を探そうとするのではなく、ネガティブな部分も含め自分を楽しむこと。
そして今のそのままの自分にくつろぐことが大事です。
【最高波動の人生実現のコツ6】「自分は何者で、何をするために生まれて来たのか?」を知る自分のネガティブな部分をゆるし、受け入れ、自分の中にある可能性(才能・能力・スキル)を開いていくと、どんどん素晴らしい自分が現実のものとなっていきます。
そうしたら、「自分は何者で、何をするために生まれて来たのか?」というものを一度考えてみてください。
これが人生の目的、ミッションというものです。
私たちの人生は、これを実現するために様々な自分をうちに備え、そして様々なことを経験してきています。
それを整理していくと、「自分は何者で、何をするために生まれて来たのか?」というものが見えてきます。
その前に、そもそも私たちの存在とはどういうものかということをお伝えします。
私たちの多くは、誰かを幸せにするために、誰かを喜ばせるために生まれてきていると私は考えています。
もちろん皆とは言いませんが、私はそう考えて自分の仕事をしているし、そのことをお伝えしていますので、少なくとも私と出会う人、そしてこの本をお読みのあなたはそういう人だと考えています。
だからご縁が繋がっているわけですから。
私たちは誰かを幸せにするために、誰かを喜ばせるために生まれてきた。
そして、その手段として「自分の好き」「自分の喜び」があります。
人は自分の喜びが誰かの喜びに繋がるようになっていて、自分の喜びを周囲に分かち合えば、それによって誰かが喜ぶものです。
私は、毎年12月23日に「シークレットサンタ」というイベントを開催しています。
それは、実際にアメリカであったお話から思いついたイベントで、参加費2000円を出しあい、そのお金でお菓子とラッピング素材を買って自分たちでラッピングし、サンタやトナカイの衣装を着て街ゆく子どもたちにプレゼントするという非常にシンプルなイベントです。
そして、私がいつもそのイベントで口を酸っぱくしてお伝えしているのが、「自分が楽しむことを一番優先してください」ということです。
自分が楽しいことをする=お菓子をラッピングし、仮装する楽しみのベクトルを外に向ける=お菓子を街の子どもたちにプレゼントするシークレットサンタでは、実際にそれをすることで、たくさんの人が喜んでくれて笑顔になり、しかもたくさん感謝されることを体感します。
そして、私がイベントの最後にいつもお伝えするのは、「皆さんが楽しいことをして、そのベクトルを外に向けた結果、生み出した子どもたちの笑顔は、皆さんが行動を起こす前までは地球上にはなかったもの。
皆さんがただ楽しい行動をして、その楽しさを分かち合うだけで、地球上にはあれだけの笑顔がゼロから生まれた。
皆さんの中に喜びを生み出す力がある」ということです。
私たちの好きなことや喜ぶことは、周囲の人に喜びを生み出す力があります。
それはあなたもそうで、あなたの喜びはこの地球上に喜びを生み出す可能性を持っています。
私たちはあなたも含め、そういう創造力を持った存在で、あなたの喜びはそんな可能性を持ったとても尊いものです。
そして、人生の目的、ミッションである「自分は何者で、何をするために生まれて来たのか?」というものは、好きで得意で社会的に価値のあるものでもあります。
あなたが大好きで喜ぶことを、あなたが得意なことで分かち合い、そして誰かが喜んでくれるもの。
それがミッションです。
なぜ「好き」「喜び」「社会的価値」がポイントかというと、好きなことというのは、あなたの波動が最も高くなるもので、得意なことは、あなたの喜びを最も分かち合うことのできる形、そして社会的価値は、それによって受け取って喜ぶ人が最も多いものです。
その三つを満たすものが、あなたが世界に最も喜びを増やすものであり、あなたが最も誰かを喜ばせられるものです。
そして、そんな「好きで得意で社会的に価値のあるもの」に、「なぜ自分なのか?」「なぜ私がそれをする必要があるのか?」という動機や想いが加わると、「自分は何者で、何をするために生まれて来たのか?」という問いの答えが見えてきて、それがそのまま人生の目的、ミッションとなります。
「なぜ自分なのか?」「なぜ私がそれをする必要があるのか?」というのは、あなたのこれまでの人生を振り返っていくといろいろと見えてきます。
一度人生をじっくり振り返ってみて、なぜ自分はその「好きで得意で社会的に価値のあるもの」をするのかを自問自答してみてください。
あるときふと、「自分の人生のすべてはこのためにあったのか!」という大きな気づきがやってきます。
それが分かり、自分の人生のミッションを行き始めると、そこからまた出会う人や関わる世界、仕事のスケール、住む場所など、様々なことが変化し、本来生きるべきところに収まり、出会う約束をしていた人と出会うということが頻繁に起こるようになります。
そうやって、自分が最高に楽しく、最高に幸せで、最高に信頼できる人たちと関わっていく最高波動の人生が実現していきます。
最高波動の人生の実現の過程で起こる二つのサイクル◉女性性サイクルと男性性サイクル今から「忘れていた自分」を思い出し、最高波動の人生を実現していく過程では、現実として次の二つのサイクルが連続して交互にやってきます。
そしてこの二つのサイクルを回していくと、自分のステージが少しずつ上がっていきます。
その二つのサイクルとは、・女性性サイクル・男性性サイクルです。
簡単にいうと、女性性サイクルというのは、「そのままの自分をゆるし、受け入れる」という自己愛や自己受容を深めるサイクルで、男性性サイクルというのは、「やりたいことの実現のために自分を外に表現する」という自己信頼や強さを深めるサイクルのことです。
人生では自己愛(女性性サイクル)と自己信頼(男性性サイクル)を深めるための課題が現実として交互にやってきて、その課題をクリアするごとに自己限定が外れ、自己実現が進んでいくことになり、それに応じて現実も変化していきます。
女性性サイクルでやるべきことは、・止まること・休むこと・そのままの自分をゆるし、認め、認めるためにやっていたことをやめること・自分にくつろぐこと・誰かに助けてもらうことといったことなどです。
そのままの自分をゆるさず、受け入れず、ずっと頑張ってきた人にはどれもなかなか難しい課題ではありますが、勇気を出して取り組むと、人生がずっと楽になっていきます。
男性性サイクルでやるべきことは、・勇気を出してやりたいことをやってみること・チャレンジしてみること・自分を表現してみること・世界に自分を主張してみること・行動を起こすこと・宣言することといったことなどです。
どちらかというと女性性サイクルが内向きなのに対し、男性性サイクルは外に向いた行動となります。
そして、男性性サイクルはときには実現のために頑張るということも必要になってきます。
人生では訪れる課題や壁となって現れることは、この二つのうちのどちらかがテーマになっていることがほとんどです。
今の自分はどちらのものを深めるときなのかを感じていくと、課題や壁の乗り越え方が見えてくるかもしれません。
この章の最初に「人生とは最高波動を更新していく旅である」ということをお伝えしました。
どんな人にも、その人だけの得意なこともあれば、できないこともあります。
好きなことも、嫌いなことも人それぞれ全く異なります。
それは、それを使って自分がこの人生でやると決めたことをやるために持っているものです。
そんな唯一無二の自己を実現し、世界に喜びを増やしていくこと。
それこそがあなたがこの人生を生きている理由です。
是非まだ見ていない可能性を開花させ、自己実現を完成させていってください。
それに応じて最高波動の人生は展開していきますので。
〈電子版〉あとがきここまでお読みいただきありがとうございます。
本書では「波動」について基本的なことをお伝えしました。
私は普段は起業家や経営者の方々にメンタルのサポートをしたり、ビジネスを作るお手伝いをしたり、また社員研修などもさせていただいています。
その中で実感するのは、それぞれの人が経験している現実は「波動のとおり」ということです。
波動はその人のあらゆるところに現れてきます。
使う言葉、服装、一緒にいる人、部屋の状況、家の形……。
あらゆる場面において「その人がどんな波動か?」が垣間見えます。
そして何より、私たちが行う「思考」や「思いつくこと」も波動どおりということについて、皆さんなかなか気づきづらいものです。
その証拠に、人は「変わりたい」「変わりたい」といいながら、今の自分の意見や自分の考え方、価値観をとても大事にします。
その意見や考え方、価値観は、〝今の自分の波動状態から出てきたもの〟であるにもかかわらずです。
つまり、今の自分の意見や考え方、価値観は、今の自分の状態を維持し続けるものであるということです。
多くの人が言わないことですが、波動の違いは〝違和感〟として現れます。
今の自分の意見や自分の考え方、価値観は、〝今の自分の波動に合うもの〟で、変わるために必要な〝波動の違う考え方や価値観〟に触れると違和感を抱いたりします。
私は講座生などには、よくこう伝えます。
「自分が実現したいことを実現している人に会いなさい」その人は“実現する波動”を持っているからその現実を生きています。
そして、その人の言葉、服装、人脈、家、部屋はそれが実現する波動を持っているため、その人と同じ時間を過ごすことでその波動に馴染んでいくことができます。
しかし、そんな場合もやはり、波動の違いが違和感として現れます。
今までと違う言葉、今までと違う服装、今までと違う人脈、今までと違う部屋や家は、馴染みがなく居心地が悪いものです。
本書では「願望実現波動になる方法」や「最高波動の人生を実現する生き方」などをお伝えしましたが、それを実現する道は違和感を持つことの連続になることがしばしばあります。
望む現実を実現するには、今の自分の意見や考え方を否定し、これから実現するであろう波動世界の考え方や価値観を信じるときも必要です。
今の自分の考え方、価値観にしがみつくのではなく、そこから飛び出す勇気を持ってください。
本書ではあまり触れてはいませんが、私たちの人生の目的は、たくさんの自分を経験し、実現していくことです。
「自己を実現すること」こそ、自己実現といいます。
あなたの中にはまだまだたくさんの見出されていない「自己」があります。
それこそ膨大な数の自己が……。
「今」にしがみつかず、波動をうまく活用しながら、勇気を出して、たくさんの「自己」を実現し、結果としてたくさんの夢や願望を実現してください。
この本が、あなたの自己実現の一助になることをお祈りしています。
最後にもう一度。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ご縁に感謝いたします。
桑名正典
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