あるお客様が、弊社と顧問契約をしてくださいました。 以前契約していた税理士が税務調査に立ち会い、税務署と折り合いがつかずもめているとのことで、知り合いを通じて相談に来られたのです。 本来は税務調査の途中の段階でご相談に乗ることはありませんが、知人の紹介でどうしても断れず、お受けした案件でした。 私がアドバイスをして、税務調査は終了しました。 後日、顧問契約を依頼していただいたので、以前の税理士の顧問料をお聞きすると、とても安く、私の事務所がお受けできる金額ではありませんでした。 とはいえご紹介いただいた方の手前もありますし、「半年間は前の税理士の値段でさせていただきますが、その後は当社の規定料金でお願いします」と、断られるのを前提でお話ししました。 するとどうでしょう。「前の税理士さんって、そんなに安かったのですか。別に安くしてと言うつもりはないので、今月から正規の値段でよいです」と言われました。 ビジネスって、正規の値段をいただけるように、頑張ってサービスを改善し、お客様に喜んでもらえるように、工夫することが必要だなと改めて感じました。 お客様に喜んでもらう工夫をせずに、お客様に対するアピールは低価格だけ、そんな中小企業は、絶滅していくしかないのでしょうね。 この方は、前の税理士の顧問料が業界の通常料金よりかなり安いことを知りませんでした。その税理士は低価格を売りにしていたと思いますが、それすらもお客様に届いていなかったわけですよね。「安かろう悪かろう」よりも、「高くてもいいものを」と思っている方はたくさんいます。 お客様が本当に喜ぶものをご提供できる自信があるなら、堂々とその金額を請求してください。 ついでに言うと、「料金が高いとそれに見合った内容でなければクレームがあるのでは」と思われる方も多いですが、実は料金が高い方がクレームはありません。 むしろ「いいものをありがとうございます」とお礼を言われます。 覚えておいてください。
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