オウム返しの術変化に気づく
男は惚れられたい女は惚れていたい──斎藤一人(納税日本一の実業家・著述家)
男性と女性のミッションの違い
日本の男性は、パートナーや奥さまを褒めるのが苦手な方が多いようです。まだ、女性のほうが褒めることが自然にできるかもしませんね。
これは男性と女性の基本的なDNAにより、重要視していることが違うからと言えるのです。多くの男性にとって大切なのは、家族を安定して養うために仕事でお金を稼いでくることです。
多くの女性にとって大切なのは、家族が属するコミュニティーで円滑な人間関係を作ることです。そもそものミッション(使命)が違うのです。
コミュニケーションの基本的な姿勢が身についている女性は、褒めたり、認めたりすることが得意な方が多いと言えるでしょう。
子どものアート教室でも、「好きな絵を描いていいよ!」と言うと、男の子はみな、電車や車などの乗り物や昆虫、恐竜を描き、女の子たちはみな、かわいいお家と華やかにドレスアップした女の子などの絵を描きます。
そのような違いはもちろんですが、元々は育った環境も価値観も違う二人が同じ家に住むということは修行のような面もあります。
「結婚式の鐘はゴングである」(これから始まる戦いの合図という意味=笑)というジョークがあるぐらいですから、他人を褒めること以上に難しいのが、「パートナーを褒める」ということでしょう。褒め方も必然的に違ってきます。
生物学上の違い
「男性と女性は全く違う生き物」と言っていいぐらい、脳や体の仕組みが違います。こんなデータがあります。
もちろんあくまで平均値ですが……「妻を亡くした夫の大半は5年以内に亡くなり、夫を亡くした妻の大半は15年以上生きる」(笑)こんな実験もあります。
ウサギに怪我もしていないのにギブスをはめると、オスのウサギは寝食も忘れてギブスを取ろうとし、ついにはそのまま死んでしまいます。
メスのウサギは最初はギブスを取ろうとしますが、ある程度やってダメだと、そのまま生活し始めるということです。精神力、生命力が基本的に違うのです。
生物の誕生から現代にいたるまで、その3分の2の期間ではメスしか存在していませんでした。
オスはメスのために作られ、子孫を残すために、派手にアピールしたり、戦ったり、エサを摂ってきたり、巣を作ったり──などを健気にしながらも、まことに切ないことに繁殖を終えるとメスに食べられてしまう種もあります。
「人間だけは逆」ということはありません。人間の世界でも実は女性の方が、感受性も精神性も生命力も圧倒的に男性より上なのです。
宇宙飛行士の向井千秋さんの旦那さま(向井万起男氏)による『君について行こう』(講談社、1995年)という本も出ているぐらいです。
女性の時代がすでにやって来ています。やって来ているというか、「男が実は弱いのがバレてしまった!」ということも言えるでしょう。
男性の方々、ここまで読んでもめげないでくださいね!(笑)ここではお互い、パートナーを褒めるということを、男性編、女性編に分けてお伝えさせていただきます。
【男性編】女性にはアドバイスしない
女性に好かれた男性は、能力以上の力を発揮することができます。そのためには日頃から奥さま、パートナーに応援される存在でなければいけません!女性の感性も併せ持つ男性が、これからの時代では成功していくことでしょう。
一般的に男性の優れたところは、力が強い、問題解決能力がある、空間把握能力が高い、危険察知能力が高い、ということが言えるかもしれません。
それは、DNA的に必要だったから身に付いているものなのです。しかし、その優れた能力は女性にではなく、仕事に向けていきましょう。
女性に何か相談をされてきた時、男性はすぐにアドバイスをしてしまいます。男性も仕事で日々忙しく、仕事や家庭の問題も次々と解決したいからです。
女性からすると、話しを聞いて欲しいだけということでも、男性はついつい「こうしたらいいじゃないか」などと言ってしまいがちです。
実はなんと、女性にアドバイスを求められても答えてはいけないのです!それは、女性からの「ひっかけ問題」なのです(笑)
男性にとってはあまり興味ないこと、分からないこと……例えば、「今日はどっちの服を着たらいい?」と聞かれた時、興味のない顔をしてしまうのはもちろんいけませんが、実は答える内容にも注意を払わなければなりません。
女性が「どちらがいい?」と聞いてきた時には、たいてい答えは決まっているのです。
話しをひたすら聞き、まずは「どっちの気分だと思う?」とか、「もう心は決まってるんじゃないの?」と聞いてみてもいいでしょう。
もしアドバイスをするのでしたら、必ず、「君はもう答えを知っていると思うけどね……」という枕詞が必要なのです。
相談されているのに答えない……。男性にとっては非常に難しいことかもしれません(笑)しかし、その忍耐力が二人の関係を良くしていくのです。
アドバイスせず、聞き手に徹する
〈悪い例〉
奥さま「最近、気持ちが明るくなれなくて……」
あなた「だったら、面白いテレビを観たり、映画を観たりして気分転換をしたら?」
奥さま「そうねぇ……いろいろ試したんだけどね」
あなた「寝不足なんだろう?休める時に休まないとダメだよ」
奥さま「でも、色々やることもあるのよ」
あなた「効率よくやれば時間できるだろ?」
奥さま「……」
あなた「そんなに忙しくもないだろ!」
奥さま「もういい!聞いて欲しかっただけなのよ!」
〈良い例〉
奥さま「最近、気持ちが明るくなれなくて……」
あなた「そうなんだ……大丈夫?」
奥さま「何をしても、体がしんどいの」
あなた「それは大変だね」
奥さま「ちょっと気分転換したいな」
あなた「そうだね……無理しない方がいいね」
奥さま「そうだ、一緒にランチに行かない?」
あなた「いいね!」
奥さま「おしゃれなカフェが出来たのよ!なんだかワクワクしてきちゃった!」
POINT
相手の気持ちが晴れるまで、「良い聞き手」になろう。
【女性編】男性は子どものまま
男の子と女の子の両方を生んだお母さんたちのほとんどが、「男の子を育てるのは大変だった」と言います。女性であるお母さんからすると、男の子の言動・行動が理解しがたいからです。
とにかく動くものが好きだったり、冒険や危ないこと、破壊的なことが好き、強いものが好きで一番になりたがる、何でも叩いて音を出したり、触って感触を確かめたり、汚れることに抵抗がなかったり、ふざけることが大好き……。
お母さんからすると困ったことばかりです。
そして、ほとんどの男性はなんと、基本的にはそのまま大人になるのです!お父さんはそんな男の子に対して何とも思いません。それは、今の自分も同じだからです。
セミのヌケガラ集めや砂場の基地作りが、車やDIY(日曜大工)の趣味に変わっただけなのです。「カレーが好き!」と言えば、週に何回、カレーでも嬉しいのです。
女性はもっと凝ったものを作りたいと考えるかもしれませんが、男性は好きな食べものの頻度が高いだけで、「君は僕のことを分かっている!」と思ってしまうのです。
女性としては、男性の感覚は理解しがたいことが多く、その言動・行動を認めて、褒めるというのは難しいかもしれません。
しかし、男性は女性に好かれ、応援されると素晴らしい偉人にもなりえます。まずは、男性の心を分かってあげてください!
心配より信頼
女性は心配されると、「気にかけてくれている」と安心や幸福感、愛を感じるかもしれませんが、男性は心配されると、ヒーローでいられなくなります。
それよりも、「信頼している」、「頼りにしている」というスタンスで接すると、男性のヒーロー願望が満たされ、愛を感じ、さらにやる気になるのです。
ぜひ男性には、心配するより「あなたのことを信じている」という言葉を投げかけてあげてください。
心配するより、信頼しましょう
ご主人「仕事がうまくいかないんだ……」
あなた「そうなの?あなたなら大丈夫よ!」
ご主人「そうかなぁ……」
あなた「今までだって、色々と乗り越えてきたじゃない」
ご主人「……そうだな」
あなた「また乗り越えて、お祝いしましょうよ!」
ご主人「うん!」
あなた「信じてるわよ!」
POINT
一緒に落ち込まず、信頼する。それがいわゆる「あげまん」です。
シンプルな褒め言葉でOK!
人は褒められるとやる気になり、けなされると卑屈になったり、反抗的になったります。男性は、その傾向が特に強いようです。
ヒーロー、スターとして見ると、その期待に応えたくなるのが男性の心理です。そして、男性には子どもと同じように、シンプルな褒め言葉でOK!なのです。
なんと、「ウソでも褒めると効果が出てしまう」という実験結果まであるのです。
ぜひ、「すごい!」、「さすが!」、「かっこいい!」、「持ってるね!」などと、ご主人をヒーローにできるシンプルな褒め言葉で実力以上の能力を出していただきましょう。
ご主人をヒーローにしよう
ご主人「(日曜大工を終えて)よし、これで棚が直ったぞ!」
あなた「すごい、さすがね!」
ご主人「こういうの好きなんだよ」
あなた「あなたは何でもできるのね!」
ご主人「何でもってわけでもないけど……(照れる)」
あなた「尊敬しちゃうわ」
ご主人「ありがとう……また何かあったら言ってよ」
POINT
本心から言うのが一番ですが、そうでなくても不思議と喜んでくれるようです。
欲を刺激し、高い目標を与える
「欲を持ってはいけない」。それは、お坊さんが言うのなら正しいのかもしれません。でも、私たちはいろんな夢や欲を持って生きていかなければなりません。男性は特に、現状に満足しやすい傾向があります。男性が「君だけいたら幸せ」と言えば、それは本当です。
でも、女性であるあなたは、「あなたの他に、洋服も宝石もいっぱい欲しい」と思いませんか?(笑)
すぐに満足してしまう男性には、高い目標と欲を持たせることが、さらなる高みに導く秘訣です。また、女性からするとわけの分からない趣味にも理解を示すと、さらに男性は出世します。
「そんな高い車に乗ってもしょうがないでしょ?」とか「普通の人生を目指しましょうよ」などと言うと、男性の人生へのエネルギーが落ちていってしまいます。
ある成功した男性は「住むところなんか四畳半でいいんだけど、奥さんがすごい豪邸に住みたいっていうからさぁ」と仕事をがんばって、豪邸を手に入れたそうです。
ぜひ、奥さんの方が大きな夢を提示し、高い目標を与え、それを手に入れることを信じ、男性が欲を持つことにストップをかけない関係を築きましょう。
欲を持ってもらいましょう
あなた「いつも車の雑誌を読んでるわね……本当に好きなのね」
ご主人「いやぁ、見てるだけだよ……こんなの買えないよ」
あなた「そんなことないわよ。あなたなら無理じゃないわ」
ご主人「そうかなぁ」
あなた「この車なんか、あなたにすごく似合うと思うわよ」
ご主人「そう?」
あなた「この車に乗るんだったら、立派なガレージと、それに見合う家も必要だわねぇ!」
ご主人「うまいなぁ(笑)……でも、よぉし、がんばってみるか!」
POINT
欲は、人類進化の必要なエネルギーと心得る。
もし、知らない男性が毎月、お金を持ってきてくれたら…
もし、知らない男性が毎月、家族が生活できるぐらいのお金を持ってきてくれたら……「なんとありがたいことか!」と思いますよね?逆に知らない女性が毎日、ご飯を作りに来てくれたら……感動ですよね?知らない人だとしたら、ありがたい。
でも、そんなにご縁のあるパートナーに対して感謝することはもっと大切ですよ。ぜひ、些細なことでも「知らない人だったら、なんとありがたいことか!」と思い出してみましょう。
パートナーに感謝しょう
あなた「お仕事、いつも遅くまでご苦労様です」
ご主人「男だから当然だよ」
あなた「当然じゃないわ。あなたが元気に働いてくれるから、私は幸せな毎日が過ごせるの。感謝してもしきれないぐらいよ!」
ご主人「そう?そう言われると、俺もがんばろうって気持ちになるよ……どうだい、今週末、ひさしぶりにフレンチでも食べに行かないか?」あなた「いいの?行きたぁい!」
POINT
感謝の言葉は、良き結婚生活になくてはならないものですね!
あとがき
本書をお読みくださいまして心より感謝しています。さまざまな『褒め活』、いかがでしたでしょうか?ぜひ、できそうなことから始めてみてください。
「褒め活」はキャンドルサービスと同じです。褒めるという光を灯していくと、周りがどんどん明るくなります。明るくハッピーになった人に囲まれると、自分も明るく照らされるのです。
褒めるということを意識して、習慣にしていただければ、より周りが明るく人生が楽しくなってくることでしょう。
物質は原子や分子で出来ていますが、人の体も同じです。その原子と分子は常に振動していて、いい気分、幸せな気持ちになると振動数が高まります。人はみんな同じ物質で出来て振動し、音楽のように見えない波動を出しています。
同じような波動を出していると、「フィーリングが合う」ということになります。音叉のように、同じ波動の人は共鳴して寄り添います。「類は友を呼ぶ」ということですね。
もっと言いますと、人は本来は光の存在です。近年、物質の最小単位は素粒子=エネルギー=光であるということが科学的にも分かってきました。褒めたり、幸せな気持ちになると、心に火が灯ります。
その光で人はさらに前向きに、自ら道を照らして歩んでいけるのです。人は、心に火を灯してくれる人が大好きです。
褒めることに対して、さまざまな本や意見、または流派のようなものがあると思います。
褒めすぎると調子に乗るのではないか、時には叱ったり怒ったりするのも必要なのではないか、そう考える方もいるとは思いますが、怒られたり落ち込んだりして振動数を下げると、「類は友を呼ぶ」の法則により、下がった振動数を持つ人や出来事が集まってきてしまいます。
私は、ひたすら100%褒めて、認めて振動数を上げるという「流派」でやっています。
私は書文字のポエムも書いていますが、ほとんどが褒め言葉で形成されています。
お名前ポエムはよく目にすると思いますが、そこにダメ出しが書かれていたり、自己否定するような言葉が書かれていたら誰も欲しがりませんよね?人はやはり、前向きな言葉が好きなのです。
「褒め言葉はタダでできる最高のプレゼント!」。
しかも、自分の振動数を上げることができる素晴らしいものです。
人に光を与えようと思い、本書を読んでくださったあなたは本当に素晴らしく愛のある方です。
ご縁を心より感謝しています。
本書を読んで、「褒め活してみよう!」と思っていただけたら幸いです。
一気にやる気を出しても、時には心がめげて、褒めることに対してブロックができてしまうかもしれません。
でも、一日一つ、すぐにはうまくいかなくても、少しずつ褒めることを意識できたらいいかもしれませんね。
このような機会を与えてくださったナチュラルスピリットの今井社長、企画のたまご屋さんのおかのきんやさん、きめ細やかな素晴らしい編集をしていただいた磯貝いさおさん、本当にありがとうございます。
「一日一褒め♪」。
ぜひやってみてください。
今まであなたが人を褒めたことで生まれた幸せは、いくつもあるはずです。
あなたがこの世界にいてよかった。
生まれてきてくれて、ありがとうございます!著者
【参考文献】心の師=斎藤一人氏の著書、お話すべて心の師=山崎拓巳氏の著書、講演など小林正観氏の著書、講演など『想像して創造する』(尾崎里美、カナリア書房)『男の子のしつけに悩んだら読む本』(原坂一郎、すばる舎)『ほめる生き方』(西村貴好、マガジンハウス)『その気の法則』(西田文郎、ダイヤモンド社)『オランダの教育─多様性が一人ひとりの子供を育てる』(リヒテルズ直子、平凡社)『元エグゼクティブCAが教えるビジネスマナー─思わず「YES」と言いたくなる気配りのコツ』(伴美彩、PHP研究所)『本質プロデュース─「本当の自分」が内側から輝きを放ちはじめる』((福永涼人、サンクチュアリ出版)
著者プロフィール堀向勇希(ほりこう・ゆうき)1976年生まれ、兵庫県芦屋市在住。
一般社団法人日本アートセラピー協会代表理事。
鑑定師養成スクール「開運未来アカデミア」代表。
アーティスト、書道家。
手相、人相、姓名判断、褒め活、夢実現、子供のアトリエなど13種類以上の講座の講師。
(手相、人相、姓名判断の鑑定師養成数は日本一)幼い頃から絵を学び、オーストリア・ウィーン国立応用美術大学絵画科トップ入学。
印象派、オランダ絵画に影響を受け光の美しい色彩、日本の美と融合した表現を追求。
一瞬で心を奪う輝く色彩と、癒しの天使や龍のスピリチュアルアートが全国で大人気。
1万人を越える手相、人相、姓名判断鑑定経験から独自に100%前向きに褒める『心に火を灯す』鑑定法を生み出し、全国で養成講座を開催中。
また、オランダの「イエナプラン」教育を導入する小学校を設立するための活動にも精力を注いでいる。
著書:『「ツイてる人」になる魔法の言葉♪』(リヨン社)、『ミラクルが起きるステキな本』(宮帯出版)など。
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