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8章▼モーニングメソッドをライフスタイルに合わせる

ここまでの章で、モーニングメソッドの具体的な内容について説明してきた。しかしモーニングメソッドは、あらゆるカスタマイズが可能だ。

起床時間、実行時間、実践する内容、時間帯、順序まで、あなたのライフスタイルや、最重要の目標を最速で手に入れる方法に合わせて、いかなるアレンジをしていただいてもかまわない。

この章では、カスタマイズの方法に加えて、朝食のとり方や週末の過ごし方、先延ばしを克服するヒントなどを紹介する。

目次

起床後すぐのススメ

実は、モーニングメソッドは必ずしも「朝」に実践しなくてもいい。早起きして朝日を感じながらメソッドをすれば、積極的に1日を始めることができるのは間違いない。

しかし、スケジュールやライフスタイルの関係上、朝の実践が無理という人もいるはずだ。深夜勤務のシフトがある人が朝日を浴びる時間に起床するのは難しい。

そういった場合は、必ずしも「朝」行うということではなく、今の起床時間よりも少し早く起きることで対応してほしい。

つまり、「その日最初にやること」として、モーニングメソッドを実践してほしいのだ。

朝食は軽いほどいい

ここまで読んでくださった読者のなかには、朝食についての疑問が頭をもたげた人もいるだろう。

モーニングメソッドを実践するにあたり、「いつ」食べるかよりも、さらに重要なのが「何を」食べるか。そしてもっとも重要なのは、「なぜ」その食べ物を選ぶかである。

いつ食べるか──心に留めておいてほしいのは、食べ物を消化することは、身体にとって大きな負担がかかるということ。膨大なエネルギーを消費するプロセスだということだ。

食事のボリュームが多いほど消化する食べ物が増え、倦怠感が増す。食後は血流が消化器官に集まるので、ぼーっとしやすくなる。

脳に血液を送り、モーニングメソッドを最適な注意力と集中力で実践するためにも、食事はモーニングメソッドの実践後にとることをおすすめする。

どうしても朝一番に食べたい人は、フルーツやスムージーなど、消化しやすい軽い食事をとることにしよう。

なぜ食べるか自分が選んだ食べ物について、「なぜ」それを選んだのか、しっかりと考えてみよう。スーパーで買い物をするとき、レストランでメニューを選ぶとき、自分の身体に取り込む食べ物を、どんな基準で選んでいるだろうか。

味だけが理由?食感?手軽さ?健康的かどうか?エネルギーを得るため?食事制限がある?ほとんどの人は、「味」を主な理由に食べ物を選んでいる。掘り下げて言うと、味の好みは感情的な愛着によるものだ。

「どうしてそのアイスを食べるの?」「なぜソーダを選んだの?」「なぜスーパーでフライドチキンを買ってきたの?」とたずねると、たいていの場合、返事は「うーむ。アイスが大好きだから」「ソーダが飲みたいから」「フライドチキンの気分だから」となる。食べ物の味によって引き出される「感情的な喜び」が回答になっているのだ。

これでは、健康上の利点や得られるエネルギー量は考慮されていない。

しかし、エネルギーを得たい、健康的に無病で生きたい、と思うなら、口に入れる食べ物についての「なぜ」を再考すべきなのだ。

食べ物を選ぶ基準として、味だけではなく健康的効能やエネルギー摂取の観点を重要視することを始めよう。

健康のために味を我慢する必要はない。しかし、味と健康を両立できる食べ物もあるはずだ。

食べることでマイナスの影響ばかりもたらす食品はたくさんあるが、エネルギーにあふれた毎日を送りたい、パフォーマンスを最大限にして健康で長生きしたい、と望むなら、味もさることながら健康によくて、エネルギー維持に役立つ食品を選ぶべきだ。

何を食べるか食べるものについては、生のフルーツや野菜といった栄養価が高く新鮮な食品がエネルギーレベルを上げ、集中力を高め、健康を保ち、病気を防ぐことが証明されている。

「食べたものがあなたをつくる」。

身体をいたわる食事をとっていれば、体調を整えられるし、余計な消化でエネルギーをとられないぶん、頭が冴えるはずだ。

そこで僕は、モーニングメソッド特製スムージーをいつも飲んでいる。

身体に必要なものすべてが、コップ1杯に入っているので、レシピを書いておこう。ちなみに、材料はできるだけオーガニックでそろえることがおすすめだ。

モーニングメソッド特製スムージー

○カップ一杯(200CC)の水かオレンジジュース、またはアーモンドミルクまたは豆乳(豆乳は女性のみに推奨)

○バナナ1本(冷凍でもOK)

○ほうれん草を少々(冷凍でもOK)

○氷(好みで適宜)

これだけでもいいし、余裕があれば次の材料を加えるとさらに栄養価が増す。

○フダンソウかケールの葉を1枚

○ベリー(冷凍でもOK)

またはマンゴーを少々量が多いときは液体かバナナの量を調節しよう。

「先延ばしグセ」と縁を切る

先延ばしを予防し、生産性を最大にするための最強の戦略のひとつは、最重要の(または一番やりたくない)タスクに「朝一番に」とりかかることだ。

戦略的ビジネスコンサルタントの権威ブライアン・トレーシーは、伝説的ベストセラー『カエルを食べてしまえ!』(ダイヤモンド社)で、朝に仕事を片づけることが精神的な報酬につながり、人生のレベルアップにつながる、と書いている。

困難な仕事に手を付ける(カエルを食べる)ことで1日のはじめに達成感をつくり出し、そのまま1日の終わりまで高い生産性を持続させることができるというわけだ。

だから、モーニングメソッドを終えたら、またはモーニングメソッド内に、自分にとって負荷のかかる仕事を入れるのもいい。

憂うつな仕事が朝一番に片づいているので、その後の予定がスムーズになるし、達成感を味わえたことで1日の流れに大きな弾みがつく。

週末のモーニングメソッドで休日も充実する

土曜日に早起きをすると、リラックスした精神状態で仕事を終わらせようと思えるの。平日の時間のプレッシャーが、週末にはないのよね。週末に誰よりも早起きができたら、その日1日や、やるべき用事が、ゆったりした気分でできるのよ。──オプラ・ウィンフリー

僕もオプラの意見に大いに賛成だ。モーニングメソッドを発案した当時は、月から金まで実践して週末は休んでいた。

しかし、モーニングメソッドを実践する日は必ず気分がよくて充実度と生産性が上がり、寝坊した週末は必ず無気力で集中力と生産性に欠けると気づくのに、時間はかからなかった。あなたも自分で実験してみればいい。

僕がやったように、モーニングメソッドを平日に実践し、週末は休む。土曜日と日曜日、寝坊した朝の気分を感じ、その後の予定がどのように進行したのかを確かめる。

多くの人は、毎日実践するほうが調子がよいと感じるだろう。むしろ週末のほうが気分良くできると思うかもしれない。そして、休日の充実度が格段に上がると、次の週の充実も約束されるのだ。

モーニングメソッドは定期的に更新するほうがいい

年を重ねるたびに、僕のモーニングメソッドは進化している。今も毎日実践し、効果を実感し続けているが、モーニングメソッドの内容に変化をつけることも必要だと感じたからだ。恋愛と同じで、常に遊び心とワクワク感を取り混ぜて、飽きや退屈を防ぎたい。

たとえば、毎朝のエクササイズの内容を半年ごと(毎月でも)に変えるのはどうだろう。瞑想のスタイルを変えるために、インターネットで調べたり、アプリをダウンロードしてもいい。

一度つくったビジョンボードを定期的に更新しても楽しいし、やる気が出る。欲しかったものややりたいことだって、半年もたてば変わってもおかしくない。

同時に、アファメーションの内容も、進化し続ける自分のビジョンに合わせて常に更新すべきだ。僕自身、自分のスケジュールや状況、取り組んでいるプロジェクトの内容に合わせて、モーニングメソッドを臨機応変に調整している。

講演会やセミナーが控えているときは、モーニングメソッドの時間に練習やリハーサルを入れることもあるし、基調講演や会議やワークショップが夜にあった場合は、翌朝のメソッド内容を短縮して負担を減らしている。

とくにここ数カ月は、本書の執筆と完成に意識を集中するために、モーニングメソッドの内容と時間を調整している。

メソッドを時短バージョンにすることで(とはいっても6分ではなく、僕の場合は30分はほしい)、執筆時間を確保したのだ。

あなたも、自分のライフスタイルに合わせていつでもモーニングメソッドの調整やカスタマイズができるので、工夫しながら続けてほしい。

人間には変化が必要だ。だから、モーニングメソッドにも新鮮味を持たせ続けることが大切なのだ。

以前、メンタルコーチに「営業の仕事が退屈になってきた」とグチをもらすと、こんな言葉が返ってきた。

「退屈になってきたのは、誰のせい?再び楽しくするのは、誰の責任?」これは僕にとって忘れがたいアドバイスとなった。

ルーティンワークも仕事も、自分の望む姿を維持することは、自分の責任なのだ。人生のあらゆる責任を受け入れた瞬間に、人生のあらゆることを変えるパワーが手に入る。そのことをぜひ覚えておいてほしい。

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