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6  人がモノを売る時代

 一昔前は、財産がモノを売る時代でした。  昭和 30年代を舞台にした映画『 ALWAYS  三丁目の夕日』の時代は、大きな土地を持って、大きな工場を建てて大量生産すればモノは売れていきました。  そのような土地・建物を用意できるかが、会社が売上を伸ばせるかどうかの差だったのです。  平成の現代は、モノが売れない時代です。ただ作るだけでは、お客様は買いません。  平成は人がモノを売る時代、誰からモノを買うかが、お客様にとって大切なのです。  こういう時代こそ中小企業が活躍できるのです。  財産がモノを売る時代なら、中小企業は太刀打ちできません。大企業のような大きな土地や建物は用意できないですから。  この時代だからこそ、中小企業は、規模が小さいことのメリットを活かすべきなんです。  弊社のクライアントに、従業員を大切にする歯科医院があります。  そこのスタッフはいつも生き生きして楽しそう、患者さんにも笑顔で接します。「このクリニックで働いていることを誇りに思っています」  そんな言葉が、自然とスタッフの口から出てくるのです。  従業員を大切にしない天ぷら屋さんが事務所の近くにありました。  揚げたての天ぷらを食べさせてくれて味はよかったのですが、この店の店長は、効率を考えて従業員に文句ばかり言っていました。  従業員が店中に響き渡るような大声で怒られていることもしょっちゅうで、お客としてその店にいても気分がよいものではありませんでした。  また、従業員も店長が怖いのでお客様の方を向かないで、店長ばかり気にしています。  そのお店は、いつの間にかつぶれてしまいました。  経営者さえ得をすればよい。従業員はこき使う、従業員が幸せかどうかなんてどうでもよい――。  今の時代は、これでは成功しません。  今は一緒に成功する経営の時代です。  アメリカンフットボールのように、社員で持ち場を分けてそれぞれが力を発揮し、お客様に喜ばれ、売上が立つ。  そしてそれがスタッフみんなに分配され、スタッフ 1人ひとりが幸せになる、そういう経営をしておられるところが成功しています。

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