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4  経営者がプロゴルファーだとしたら

 経営者がプロゴルファーだとします。  トーナメントの最終日、その人の順位は 1位。でも同スコアーでもう 1人、 1位がいます。  サドンデスのプレーオフです。  延長戦の 1ホール目、その人がパーパットを決めました。  そして相手のパーパットを待ちます。  同じ状況でも、 Aさんと Bさんはまったく違う考え方をします。   Aさんは「はずせ!」と心の中で思います。   Bさんは「入れ!」と心の中で思います。  なぜでしょう?   Aさんは、相手がはずせば優勝賞金 1000万円が手に入ると考えます。   Bさんは、パー(平均点)で優勝するのは嫌だ、バーディーかイーグル(平均以上)で優勝してギャラリーを喜ばせたい、感動を与えたいと考えます。   Aさんは、どんな過程を経ようと自分が勝てればいいと思っていますが、 Bさんは相手に関係なく、自分が最高の力を発揮し、結果的に勝てればいいと思っているのです。  相手選手がパーパットを決めました。   Aさんは「クソ!  入れやがって」という気分を引きずりながら、次のホールへ向かいます。   Bさんは「よし、よく入れてくれた。次のホールでは、イーグルで逆転優勝するぞ」と思いながら次のホールへ向かいます。  次のホールで、 Aさんはマイナスのイメージを引きずりながらのプレーでベストパフォーマンスが出せず、優勝を逃します。   Bさんは、前のホールから勝つイメージができていますから、ベストパフォーマンスを出して優勝します。  これはゴルフのお話ですが、成功する経営者は Bさんのような考えをお持ちです。「相手は関係ない。自分のベストパフォーマンスでお客様を喜ばせるだけ」その思いで臨んでいるのです。  それこそが、成功する経営者が素晴らしいパフォーマンスを引き出す源泉なのです。  成功しない経営者は、私に同業他社の情報を聞こうとします。同業他社に勝つことが目標のようです。  成功する経営者は、異業種を見ていて気づいた点や、それをご自分のビジネスにどう取り入れていこうかを話してくださいます。自分の業界でやっていないことを、どう取り入れるか、今がうまくいっていても、もっとうまくいくようにしたい、もっとお客様を喜ばせたい、この発想の違いが必要なのです。

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