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1章 神様は、しくじり先生!

◉崖っぷちからの再生におすすめの神社 ①高鴨神社(奈良県御所市) ②葛城坐一言主神社(奈良県御所市) ③一言主神社(茨城県常総市など各地) ④土佐神社(高知県高知市) ⑤鳴無神社(高知県須崎市) ◉夢や目標をかなえるのにおすすめの神社 ⑥石上神宮(奈良県天理市) ⑦八大龍王水神(宮崎県西臼杵郡) ⑧箱根神社、箱根元宮、九頭龍神社本宮・新宮(神奈川県足柄下郡) ⑨中之嶽神社(群馬県甘楽郡) ⑩出羽神社(山形県鶴岡市) ◉悪縁を切りピンチを脱出するのにおすすめの神社 ⑪大神神社(奈良県桜井市) ⑫金刀比羅宮(香川県仲多度郡) ⑬函館八幡宮(北海道函館市) ⑭伊勢山皇大神宮境内の大神神社(神奈川県横浜市) ◉道を開く「開運・運気上昇」におすすめの神社 ⑮椿大神社(三重県鈴鹿市) ⑯二見興玉神社(三重県伊勢市) ⑰猿田神社(千葉県銚子市) ⑱猿田彦神社(東京都千代田区の日枝神社境内) ⑲御蔭神社(京都府京都市) ◉家内安全・交通安全・防火など「人生の安全」におすすめの神社 ⑳下鴨神社(京都府京都市) ㉑上賀茂神社(京都府京都市) ㉒愛宕神社(京都府京都市) ㉓愛宕神社(東京都港区) ㉔秋葉山本宮秋葉神社・上社(静岡県浜松市) ㉕秋葉山本宮秋葉神社・下社(静岡県浜松市) ㉖秋葉神社(東京都台東区) ◉美しく長生きする縁結びにおすすめの神社 ㉗大室山浅間神社(静岡県伊東市) ㉘雲見浅間神社(静岡県賀茂郡) ㉙貴船神社・結社(京都府京都市) ㉚伊豆神社(岐阜県岐阜市) ㉛細石神社(福岡県糸島市) ㉜若宮神社(福岡県糸島市) ◉金運・財運の向上におすすめの神社 ㉝新屋山神社・本宮(山梨県富士吉田市) ㉞新屋山神社・奥宮(山梨県富士吉田市) ㉟北口本宮冨士浅間神社(山梨県富士吉田市) ㊱大山祇神社(愛媛県今治市) ㊲三嶋大社(静岡県三島市) ㊳三島神社(東京都台東区) ◉平和祈願におすすめの神社 ㊴出雲大社(島根県出雲市) ㊵出雲大社松山分祠(愛媛県松山市) ㊶出雲大社相模分祠(神奈川県秦野市) ㊷出雲大社東京分祠(東京都港区) ㊸北島国造館(島根県出雲市) ㊹出雲大神宮(京都府亀岡市) ◉災いから守るのにおすすめの神社

㊺氷川神社(埼玉県さいたま市) ㊻八坂神社(京都府京都市) ㊼熊野本宮大社(和歌山県田辺市) ㊽熊野速玉大社(和歌山県新宮市) ㊾熊野那智大社(和歌山県東牟婁郡) ㊿津島神社(愛知県津島市) 那祖師神社・島大國魂神社・若宮神社(長崎県対馬市) 八重垣神社(島根県松江市)くわしい解説は 5章で!

[プロローグ] Prologue 神社はしくじりから復活するための「日本古来のシステム」 ◉つらい目にあっていたからこそ神様が生まれた「私の人生なぜもっとうまくいかないのだろう……」 そう思ったことはありませんか? この本を手に取ってくださったのですから、あなたも「しくじり」をして落ち込んだり、あきらめたりしたことがあるのではないでしょうか? しかし、あなただけではありません。私も他の多くの人も、皆しくじりまくって落ち込んで、「は ー、何でこんなうまくいかないんだ!」をくり返しています。「どうしたら、しくじらない人生を送れるのだろう」 つくづくそう思いますよね。 結論を申し上げます。そんな方法はありません。 人はどうやっても、しくじり続けるものです。 いやいや、ちょっと待って! まだこの本を閉じないで! 頼みます! しくじらない方法はないですが、「しくじった後、こうすれば大丈夫。幸せにうまくいく」という方法はあります。 その方法は、『古事記』や『日本書紀』などの日本神話に書いてあるのです。 そこに記されているのは、「しくじった後に、幸せに成功する道」です。 日本神話は、神社の神様や古代の皇族たちの物語です。いまの神社に祀られている神様です。 その神様は、けっしてエリートでも、恵まれた人生(神生?)を送ったわけでもありません。神様の多くは挫折をし、つらい目にあってきました。いじめにあい、戦いに負け、作戦に失敗し、離婚や失恋をし、親から捨てられます。 そうしたつらい思いを「のちの世の人には味わってほしくない……」。その優しい気持ちが「神様の徳」であり、神様の正体です。 神社に参拝するとご利益がある、とよくいわれます。「ご利益」の意味は「ご神徳」。 すなわち神様の善き行いです。「ご利益がある」とは、神様から「徳を積むお役目」をいただくこと。 世のためになる善きことを「自分が行う」ご縁が来る。 あるいは誰かに善きことを「自分がされる」ご縁が来ることです。 ここに「しくじりをした人」が、神社に参拝すると復活する秘密があります。 神様がしくじりまくっているのですから、しくじりまくった人は神様候補生! 神社とは、しくじった人による、しくじった人のための「日本古来のシステム」だったのです。 ◉あの有名人もあの天下人もしくじった後に神社に行っていた!「お、長嶋茂雄さんだ」 神奈川県足柄下郡・箱根神社の境内で目に留まったのは、野球のスーパースター長嶋茂雄氏の名前が刻まれた玉垣。九頭龍神社の分社(新宮)に入ったあたりです。 その天然なお人柄からしくじり伝説も多数ですが、そこも含めて記憶に残るスーパースターなのは、徳を積むお役目をたくさんなされたからでしょう。 息子の一茂さんも神社がお好きで、箱根神社で結婚式を挙げているとか。 思いがけず有名人のお名前を見かけるのも、神社参拝のおまけ的楽しみですね。 神社仏閣を大事にして、どん底から大逆転し、歴史に名を刻んだ天下人もいます。 たとえば、鎌倉殿と呼ばれた鎌倉幕府初代将軍・源頼朝。 13歳のときに、戦に敗れて父は殺害され、自身は捕縛されて 20年罪人として流刑にあっています。 13歳から 20年刑務所なんて、普通は人生詰みです。 でもそこから深く信仰し、平氏政権を打倒して将軍になってからも神様を大事にし続けました。 また、約 260年続く平和な世を築き上げた徳川三代将軍「家康」「秀忠」「家光」も、それぞれ大きな挫折や失敗を経験し、神社仏閣を大事にしました。 家康はその人生訓「人の一生は重荷を背負って遠い道を行くようなもの」にある通り、子供のころから苦難の連続です。後継ぎの秀忠は、天下を決めた合戦「関ヶ原の戦い」に遅刻して不参加という伝説のしくじりをし、家光は、少年時代に弟へのコンプレックスや両親に愛されない悩みで自殺未遂をしました。 歴代の天下人は、どん底からどのように復活し大成功したのでしょうか? このあたりは、歴代総理大臣の例もご紹介しながら、 2章でくわしくお話ししていきましょう。 ◉日本神話に書かれている「しくじりからの成功法則」 このようにお伝えすると、大きく好転した人は、皆が皆大きなしくじりを経験しているので、「人生を成功させる条件は、大きなしくじりをすること?」と思ってしまうでしょうか。「そうか、自分がうまくいってないのは、まだまだしくじりが足りないからだな!」 ちょっと待ってください! ただ大失敗しても、ダメージが大きいだけ。 失敗するにしても、「しくじった後、こうすれば大丈夫」の「こうすれば」を知ってから経験してほしいのです。 では、どうすれば大丈夫なのか? しくじりからの成功法とは、「起こったことを認める」そして「顔を洗って出直す」。以上なのです。これは、日本神話に書かれていることです。

これだけ実践できれば、必ず、しくじった後、幸せにうまくいきます。 ただ神話に書いてあるだけではありません。 科学的にも「これでいい」ことを検証済みです。「さあ、これを知っていればいくらでも大失敗していいですよ ~」ということではな く、大失敗しなくなるのですね。 なぜなら、「小さなしくじり」にすぐ気づいて認められるからです。 そして出直せる。しくじりが小さいうちに修正できるのですから、大失敗に発展する可能性は極めて低くなります。 何かやらかしたとき、人はそのマイナスを取り戻すべく、無謀なギャンブルに出ます。その無謀なギャンブルに勝てば、失敗を「なかったことに」できるからですね。 あるいは、自分は何もやらかしていなくても、たとえば誰かにいじめられたというようなとき、人は隠して、なかったことにしようとします。 これでうまくいけばいいのですが、マイナスが大きく膨れ上がって、自分ではどうにもならない事態になることもあるでしょう。 そうなる前に、しくじりが小さいうちに「修正して出直す」。「これは失敗じゃない!」「私が全部悪いんだ!」「失敗したのはあいつが悪い!」 そんなふうに、失敗を否定したり、しくじった自分や他人に罰を与えたりする必要はありません。 ただ認めて、修正すればいいのです。 ◉ご先祖様の知恵を受け継ぐと人生は変わる 本書でお伝えする内容は、にわかに信じられない方法や、目をむくほどの驚くべき考え方ではありません。誰もが日常の中で実践しやすいものです。 そして日本の神様や神社のことがたくさん出てきます。 ちょっとお寺の話も出てきます。「神様のしくじり対応なんてお手本になるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。 しかし、日本の神様は、日本人のご先祖様。ずっと昔に生きたおじいちゃん・おばあちゃんの伝える知恵ですから、人間ならしっかりお手本にできます。 神様と聞くと、距離を感じたり、構えたりすることもあるでしょう。それこそ、何か変な宗教じゃなかろうかと、警戒する人も多くいるかと存じます。 しかし、神様の中でもご先祖様なら身近な存在ですし、神社に参拝しても何も勧誘されませんので、ご安心ください。 これから本書で、次のことをお伝えします。 1章は、神様のしくじりと、しくじりを成功に変える神様の知恵。 2章は、天下を取ったリーダーのしくじりと、しくじりを成功に変えた神社活用法。 3章は、しくじりを成功に変える科学的な方法。 4章は、日本神話からひもとく新世界を動かす力。 5章は、しくじりから大逆転したい人におすすめの神社。 6章は、激変する世界の未来予測と、未来における日本と神社の役割。 読み終えたころには、「失敗してもいい。だってこんなに成長し、幸せや成功の原動力になるのだから」と、あなたも安心してしくじることができるでしょう。 しくじり方が変わると、人生は変わります。神様からのしくじり授業、一緒に受講しませんか?

☆日本地図でひと目でわかる! しくじりからの「大逆転神社」 ☆リュウ博士と愉快な神々 紹介プロローグ 神社はしくじりから復活するための「日本古来のシステム」 ◎つらい目にあっていたからこそ神様が生まれた ◎あの有名人もあの天下人もしくじった後に神社に行っていた! ◎日本神話に書かれている「しくじりからの成功法則」 ◎ご先祖様の知恵を受け継ぐと人生は変わる 1章 神様は、しくじり先生! ◉日本一偉い神様は、すごくない! 心傷ついた引きこもり ◉神社参拝のご利益は「脱・引きこもり」作戦だった! ◉しくじり神様の知恵 ①私よりすごいあの人は、私だった ◉しくじり神様の知恵 ②人に助けてもらいなさい ◉しくじり神様の知恵 ③科学的にも正しい「不運は大きな幸運を呼び込むサイン」 ◉倒産危機から龍神パワーで世界ナンバーワン企業! 秘訣は「意宣り」 ◉経営者の 8割が神頼みする理由 ◉データでわかる「何かを願う人ほど何かを得ている」 2章 鎌倉殿から現総理まで「天下人」のしくじり力! ◉大変革時代の主役「鎌倉殿」は神社の達人! ◉なぜ、島流し歴 20年の罪人が天下人になったのか? ◉熱田神宮「草薙剣」のすごいご利益 ◉大成功の秘密は「神社仏閣の再建」だった ◉「家康」「秀忠」「家光」、みんな大しくじり将軍だった! ◉岸田総理が河野太郎氏に勝った理由には神社があった!? ◉伊勢と熊野の対決? 民主党時代の総理大臣戦 ◉総理大臣の求人募集はここにあった ◉初詣に問題あり! 1995年と 2021年に何が起こったのか? ◉悪いことがあったら、良いことがある……の落とし穴 ◉「大災害」が起こるとき、終戦の日の総理大臣参拝に問題あり! 3章 神様になるか? 陰謀論者になるか?しくじりからの分かれ目 ◉統計データから見る! しくじりを成功につなげる ①ありのままに受容すること ◉統計データから見る! しくじりを成功につなげる ②新しい視点の獲得 ◉統計データから見る! しくじりを成功につなげる ③他者からのサポート ◉しくじりの分かれ目! ひねくれず真っ直ぐ受けとめる人 ◉しくじりの分かれ目! 自分に都合のいい妄想に走ってしまう人 ◉あまり知られていない願望実現方法の「予悔」とは? ◉辞める会社の前でホームレスをしている自分を想像してみる ◉『古事記』に隠されていた古来の強運習慣「みそぎ」 ◉災いをもたらすが、強いエネルギーも併せもつ〝ケガレ〟とは? ◉科学的にも証明! 手を洗うと自己正当化がなくなる ◉逆効果のときもある! 科学的に「みそぎ」が効果的なタイミング 4章 しくじりから「大逆転」する神様授業 ~イザナギ、イザナミ、セオリツヒメに新世界の原動力を学ぶ ◉アマテラス、ツキヨミ、スサノオの三貴神を生んだ神様は? ◉肉体ではなく、霊魂を生む方法は別にある ◉原油や天然ガスより大事なエネルギー問題 ◉女の怒りは、男の性欲を超えるエネルギー ◉なぜ、イザナミはイザナギによって封印されたのか? ◉いま解放されつつある新世界を動かす女性のエネルギー ◉日本の神様のトップはなぜ女神なのか?

◉みそぎの神セオリツヒメとアマテラスの関係 ◉女神の封印の鍵は神社にある 5章 おすすめ! しくじりから大逆転するための神社 ◉特別な力がある神様アヂスキタカヒコネはなぜ流罪になったのか? ◉没落した一族の神だからこその「崖っぷちから再生する神社」【崖っぷちからの再生におすすめの神社】 ◉日本最古の「道」は日本最古の「龍」でもあった ◉勝負事では龍を味方につけよう! あのプロ野球監督が行っていた神社とは? ◉ビジネスで成功を収めた人の 8割が偶然を活かしている ◉龍の力は、どんなときにやってくるのか?【夢や目標をかなえるのにおすすめの神社】 ◉夢に現れた日本最大の怨霊? 救世主? オオモノヌシ ◉お手上げ状態のときに、神の助けが入る【悪縁を切りピンチを脱出するのにおすすめの神社】 ◉運気上昇におすすめ! サルタヒコの神社 ◉運気安定におすすめ! ヤタガラス一族の本拠地下鴨神社・上賀茂神社【道を開く「開運・運気上昇」におすすめの神社】 ◉願掛けの 1位! 「人生の安全」を実現する神社とは? ◉出世にもネット炎上防止にもおすすめ? カグツチの神社【家内安全・交通安全・防火など「人生の安全」におすすめの神社】 ◉醜いイワナガヒメと麗しき美人コノハナノサクヤビメの正体 ◉縁結び・健康・美容には「見えにくいものを見る力」が大事【美しく長生きする縁結びにおすすめの神社】 ◉山の神は金運・財運の神! 日本一の金運神社とは? ◉豊かになる秘訣を巨木に学ぶ【金運・財運の向上におすすめの神社】 ◉相手を滅ぼさない戦いはオオクニヌシの「国譲り」から ◉世界平和の基本は、愛と貢献が生まれる縁結び【平和祈願におすすめの神社】 ◉神様界きっての不良&英雄のスサノオは「最後の砦」 ◉心の成長をサポートするスサノオのご利益【災いから守るのにおすすめの神社】

6章 2050年から世界は、神社は、どうなっていくのか?

◉なぜリーダーたちはしくじり続けているのか? ~男社会終了のお知らせ ~ ◉なぜ資本主義・成長神話まで終了するのか? ◉ Z世代が高齢になるとき、世界が変わる ◉他の先進国や新興国にない大きな強みが日本にはある ◉日本発の IKIGAIとは? ◉みんなと一緒が安全? 同調バイアス ◉個人が世界に統合されるのはもう終わり! 個人に世界が統合されるのが新時代 ◉宗教やスピリチュアルはどう変化するのか? ◉世界が注目! 無宗教型スピリチュアル 「 SBNR( Spiritual But Not Religious)」層 ◉神社仏閣がコンビニより多い日本は「幸福先進国」になりえる! ◉なぜ日本の企業は長続きするのか? 「お客様は神様です」の真意エピローグ ありのままでいれば人生大逆転 ◎「しくじり世代」が人口の多くを占める現代 ◎あなたも大丈夫! 神社仏閣がサポートしてくれる ◎しくじりが負債から財産になる参考文献/参考・引用論文/参考 W E Bページ

日本で「一番偉い神様」は、どなたでしょうか? イエス・キリストやアッラーなど、世界的に有名な神様でしょうか? 日本は仏教が盛んですから、お釈迦様、または大日如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩など、有名な仏様でしょうか? もちろん絶対的な正解はありません。 その人の信仰や信念によって違いますし、一番を決めることに抵抗のある人もいるでしょうし、「そもそも神様なんていない」と思っている人も多いでしょう。ですから、これから申し上げることは、「ある考え方」を伝えるための「物語上の話」と受けとってくだされば幸いです。 日本で一番偉い神様といえば、アマテラス(天照大神)です。 太陽を神格化した女神で、伊勢神宮に祀られ、天皇家の祖、神々が住む天上界「高天原」のリーダーです。 より正確にいうと、天皇陛下を象徴とする「日本国の物語」では、アマテラスが一番偉い神様とされています。 ですが、『古事記』『日本書紀』などの日本神話では、宇宙の根源神アメノミナカヌシ(天之御中主神)など、もっとすごそうな神様がいます。宇宙・天地を創造するなんて、すごい神様ですね。だからこそ、人は崇め信仰し、一番偉い神様と思うのが普通の感覚かもしれません。 となると、先ほど「一番偉い神様」とお伝えしたアマテラスは、きっともっとすごい神様だと想像することでしょう。ゲームでもボスを倒したら、もっとすごい真のボスとかが出てくることもあります(笑)。 ですが残念なことに、日本神話を読んでも、アマテラスのすごい活躍が出てきません。 書かれているのは、アマテラスは暴れん坊の弟スサノオ(須佐之男命)に手を焼き、姉として必死にかばったものの、あまりに弟がめちゃくちゃするので心傷つき引きこもってしまったこと。そして周りの神々に助けられて、引きこもりから脱したこと。 アマテラスは、日本最古の引きこもりなのです。 アマテラスは、弟スサノオのあまりの暴れ放題に、心傷つき、天岩戸の向こうに引きこもってしまいました。太陽神であるアマテラスが引きこもったら、さあ大変! 世界は真っ暗闇です。 それでは困ると、他の神々は知恵を絞って、アマテラスを外に引っ張り出す儀式を行いました。この儀式を「岩戸開き」といいます。岩の扉を開いたわけですね。 岩戸開きの儀式に使用されたのが、「注連縄」「祝詞」「鏡」「勾玉」「榊」など。 いずれも、神社において神様をお祀りする重要な道具です。 一部の神社には「鶏」がいますが、これも「岩戸開き」に登場するからです。 つまり「神社参拝」とは、引きこもった太陽神アマテラスを外に出し、世界に光を取り戻す儀式なのです。

神社参拝の意味とは、「闇の世界に光を取り戻すこと」……なのですが、ちょっと抽象的ですね(笑)。 そこに込められている意味を具体的にいうと……。 我々一人ひとりが、岩戸を閉めてお隠れになったアマテラスなのです。 そして以下が、神社で得られる「ご利益」です。・暗い気持ちの人が、明るさを取り戻す・自信を失った人が、自信を取り戻す・自分を押し殺している人が、もっと自分を表現し、もっと魅力的になる・自分でどうにもならないときに、人の助けを借りられる・困っている人を大いに助ける知恵を得る 神社参拝は、ネガティブな思いにとらわれて、後ろを向き、うつむいている人たちが顔を上げ、他の人の力を借りて、前を向いて進めるよう力づける儀式なのです。「もっと才能があったらよかったのに」「もっと魅力的だったら人生うまくいくのに」 そう思ったことはありませんか? じつは日本で一番偉い神様アマテラスですら、そう思っていたのです。まして我々が「もっと!」と思ってしまうのは、致し方ありませんね(笑)。「あなた様より素敵な神が現れたので、喜んでいるのです」 岩戸にお隠れになったアマテラスを外に引っ張り出した一言です。 アマテラスの傷口をえぐってきますよね(苦笑)。そんなことを言われたら、私がアマテラスなら余計に引きこもります。しかし、この一言には深い意味があります。「あなた様より素敵な神が現れた」と言われたアマテラスに、「鏡」が差し出されます。 鏡に映る自分の姿を「自分より素敵な神」だと思ったアマテラスは、その姿をもっとよく見ようと岩戸を開くと、手を取られて岩戸の外に引っ張り出されたのでした。 この意味は、気にかかる「素敵な誰か」「すごい誰か」は私自身だってことです。 鏡は、多くの神社において「神様の体」すなわち「ご神体」として扱われ、太陽神アマテラスの象徴とされます。 いまよりもっとすごい自分になりたくて、神社参拝に来る方もいるでしょう。 でも神様は、ただ反射するだけ。「あの人のようになりたい!」。それはあなたです。「あんなふうに私もなりたい!」。それもあなたです。「神様お願いします!」。神様もあなたです。 あなたの思いを、アマテラスの鏡はすべて反射して、あなたにお返しします。 あなたより素敵なあなたは、あなたの中にいる。 神社参拝はそのことに気づかせる儀式なのですね。

「人に頼ること、甘えることが苦手」「人の助けを借りるのは恥だ」「助けてもらうのは、能力の低い人」 こうした考えから人に頼らなかった結果、疲れ果て、燃え尽きてしまった方も多いです。最悪、死を選んだり、病や過労で死に追い込まれたり。 ですが、日本で一番偉い神様アマテラスですら、燃え尽きて、他の神々に助けられたのです。 それも引っ張り出されるという強引な形で。 アマテラス自身では何もできず、他の神々任せだったのです。「岩戸開き」は、傷ついて岩戸にお隠れになったアマテラス救出作戦の物語です。 日本の神様は「一番偉い神様ですら」、我々と同じように悩んでいるし、苦しんでいる。そして他者にいっぱい助けられて成長します。 しくじったときこそ、さらに成長するチャンス! 他者にたくさん助けられてください。 もうひとつ大事なこと。 それは、アマテラス救出作戦「岩戸開き」を通じて、他の神々も成長していること。 岩戸開きに関わった神々は、岩戸開き以降も地上に降臨して大活躍する有名な神々ぞろい。 この救出作戦を通じて、他の神々はたくさんの知恵を得たわけですね。 大人の能力開発を探究する「成人発達理論」においても、他者を通じて人は成長することがわかっています。 人から助けられて成長し、人を助けて成長する。他者がしくじったときも、さらに成長するチャンス! 他者を助けて経験値を積み、レベルアップしてください。 アマテラスの神話は、現代に生きる我々にも通じる「生きる道」。 神社参拝を通じて、あなたに岩戸開きのごとき知恵やご縁が、ご利益としてダウンロードされるでしょう。 何か、いかつい声が聞こえてきました。 そうでした、そうでした。日本神話史上「最大のしくじり」をした神様がいました。 男神イザナギ(伊邪那岐命)です。妻のイザナミ(伊邪那美命)と共に日本列島を生み、多くの神々を生んだ、日本の父ともいえる神様です。 ですが、盛大にしくじっています。どれくらいかというと、妻イザナミが激怒して、八柱の雷神に 1500体のゾンビを連れてイザナギを殺しに来たくらい盛大にです。 いったい何をイザナギがやらかしたのか、気になりますね。 火の神を生んだ際の火傷が元で、妻イザナミが死にます。 悲しみにくれる夫イザナギは、怒りのあまり火の神の首を剣で斬り飛ばします(我が子……)。 そして、あの世「黄泉の国」に逝ったイザナミを連れ戻すべく、黄泉の国まで行き、「戻ってきてくれ」とイザナミに懇願します。 すでに、もう重大にやらかしているイザナギですが、夫に愛情があるイザナミは、断り切れず、黄泉の国の神と相談することにします。「相談している間、けっして中をのぞかないで」 イザナミはそう言い残し、黄泉の国の宮殿内に入ります。 イザナギは待ちます。待ちます。……戻ってこない! もうご想像がつくでしょう。イザナギは待ち切れず、宮殿の中をのぞいちゃうんですね(苦笑)。すると、妻イザナミの腐敗した体を見てしまいました。何せ

死者ですから、死んで時間が経てば、そうなります。 しかし、その姿を見たイザナギはさらにやらかします。イザナミの姿を恐れて、地上へ逃げ出すのです。イザナミは激怒し、八柱の雷神と 1500体の黄泉の国の軍勢(死者なのでゾンビ)を連れて、イザナギを殺しにかかりました。 1500体のゾンビに追いかけられたら、もう終わりですよね(汗)。 ですが、さすがは日本の父イザナギ。剣をふるい、魔除けの桃をゾンビたちに投げて、何とか逃げ延びました。すごい! 戻ってきたイザナギは、穢れた国へ行ってしまったと水辺で身体を洗う(みそぎ)と、さまざまな神様が生まれます。 最後に、日本の神様ベスト 3「三貴神」がまとめて生まれます。「三貴子」とも呼ばれるアマテラス・ツキヨミ(月読命)・スサノオです。 これにより、「日本史上最大の成功」を収め、神としての使命を達成しました。 日本を生み、神々を生んだイザナギの使命は、これにて完了となったのです。 このイザナギの神話にも意味があり、生きる知恵があります。 イザナギの知恵は単純な法則。「悪いことがあったら、良いことがある」 妻に殺されかける最悪な出来事があった後、水に流したら、三貴神が誕生する大きな幸運がやってきました。不運は幸運をもたらすサインなのです。 これはただの人生訓ではなく、科学的にも正しいこと。 化学の古典的な原理「ル・シャトリエの原理」をご存じでしょうか。 化学者アンリ・ル・シャトリエの説で、かんたんにいえば「上げは下げのため、下げは上げのため」という復元力の原則を表します。 化学反応は、上がれば下がり、下がれば上がって、平衡状態(バランス)を保つわけですね。 ということは、「不運は幸運のため、幸運は不運のため」「しくじりは成功のため、成功はしくじりのため」なのです。「でも、幸運がやってきたら、不運が来るのでしょう?」 そうですね。そうしたら、また幸運がやってきます。 しくじったら、不運にみまわれたら、しくじり神様の知恵を思い出してくださいね。 ここまでは「神様のしくじり」について、お話ししてきました。 偉大な神様もしくじります。そして、その後の対処や心のもち方に「神様の知恵」があることをご理解いただけたと思います。 しかし、何せ神様です。人間の事例もご紹介した方がいいでしょう。 そこでお伝えしたいのが、日本電産の創業者・永守重信氏の事例です。 1973年に 4人で立ち上げた会社を、従業員 11万人を超える「世界一の総合モーターメーカー」に育て上げた名経営者ですね。 永守氏は、京都市の八瀬にある九頭竜大社に 50年以上参拝していることも一部で有名です。元旦だけでなく毎月欠かさず参拝されるそうですから、熱心ですよね。 九頭竜大社のご祭神は、九頭竜弁財天大神。 龍神と七福神の弁財天が合体した神様なのでしょう。 日本電産にも、じつは倒産の危機がありました。

創業初期に取引先の手形が不渡りとなり、 2億 8000万円ほど焦げ付いたことです。当時の月の売上高は 1億円ほどで、永守氏は「もうあかん、会社つぶそう」と頭を抱え込みます。 ところが、九頭竜大社の教祖に相談すると、「あなたの運命は来年の節分に変わる。何とかもちこたえなさい」と告げられます。 すると翌年2月の節分に、米 IBMから年間の売上高に相当する大量注文がありました。以降、日本電産は急成長。 若いころは神仏を信じていなかった永守氏ですが、倒産危機を救われたことで、九頭竜大社への信心は不動のものになりました。「神社に行けば奇跡が起こるんだ!」 そう思ってしまいそうなエピソードですよね。 ですが永守氏曰く、「九頭竜大社で、日本電産の業績を良くしてほしいといったお願い事は一切しない。神前に立ち、心を静め、ただその時々の決意を述べることにしている」とのこと。 拙著『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』にも書かせていただいたことですが、祈りとは意を宣ること。つまり、意志を宣言することです。 あるいは、日本神話に記されているのは誓約。 神様の前で、誓い・約束をすることです。 永守氏の「ただその時々の決意を述べる」は、まさに「祈り」であり、「誓約」に思われます。 そして、「しくじり神様の知恵」がここでも出てきましたね。 イザナギの話でご紹介した、「悪いことがあったら、良いことがある」「不運は幸運のため、幸運は不運のため」「しくじりは成功のため、成功はしくじりのため」 永守氏も「おみくじ」を元に、同じことを語られています。「毎月引くおみくじも実によくあたる。かつてない好景気のときに引いたおみくじの言葉は『おごるな』。金融危機で 100年に一度の不況のさなか、毎月のように出たおみくじの言葉は『奇跡』。その言葉通り、日本電産は収益の急回復を果たし、 2009年度の業績予想を 4度上方修正し、最高益を更新できた」と。 調子の良いときは思い上がらず身を引き締め、調子の悪いときは前向きに希望をもつのが、名経営者の知恵ですね。「名経営者が神頼み?」「教祖やおみくじに任せて判断している?」 そう意外に思われた方もいるかもしれませんね。 じつは、もっともよく神社仏閣に参拝する職業は「会社役員・経営者」です。 日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネットが 2018年、 3792人に実施した意識調査があります。 80%の「会社役員・経営者」が、お寺と神社のどちらかないし両方によく行くと回答しました。 他の職業では、定年退職 76%、会社員 68%、自営業 67%、専業主婦(主夫) 67%、公務員 66%、自由業 64%、パート・アルバイト 60%、無職 53%(以上、小数点第 1位を四捨五入)。 経営者がとくに神頼みに積極的なのは、データから明らかですね。 これだけ行く人の割合が高いと、神仏の力を頼るのは経営の裏技なのでしょう。「職業別に神社でどんな願掛けをするか」についても、プラネット社の調査で報告されています。 全体的に、お寺でも神社でも、願掛けの 1位が安全(家内・交通)、 2位が健康運、 3位が開運・運気上昇、 4位金運、 5位平和です。 また願掛けをしない人が、お寺で 30%、神社で 12%と、神社の方が願い事をする人の割合が高いです。願掛け別に割合を見ますと、神社では安全(家内・交通) 61%、健康運 51%、開運・運気上昇 50%、金運 26%、平和 11%でした。 職業別に見ると、定年退職者は特徴的で、安全と健康運を願う人がもっとも高い割合、逆に開運・運気上昇と金運を願う人はもっとも低い割合です。 そしてもっとも神社に参拝する会社役員・経営者はやはり特徴的で、開運・運気上昇と金運を願う人の割合が一番高い職業でした。 なぜ経営者はよく神社に参拝するのか? それは、運気と金運の上昇を強く願う人が、もっとも多い職種だからのようですね。 身も蓋もない理由なので、もうちょっと深い話をしますね(笑)。 経営者は基本的に孤独です。 トップに立つと、当然ながら上司はおらず、誰かに指導を受けたり、激励を受けたりすることはなくなります。常に指導や激励をする立場です。周りの人から注意されることもなくなるため、自分で自分を注意しなくてはいけません。 先に紹介した日本電産創業者の永守氏は、神社参拝の心をこう言います。「月一度、早朝からの参拝は『神様が必ず見ている』と心得る大事な時間だ」と。

トップに立つ人にとって、目に見えない神様や仏様は、心の上司であり師匠なのです。 トップに立つ人は孤独です。悩みを相談できる立場ではありません。 だからこそ、人一倍悩みも大きくなる。 そんなとき、神社仏閣に参拝し、手を合わせる中で、口には出さずとも、神仏に悩みを相談されます。「神様が必ず見ている」という永守氏の言葉は、神様が見ているからこそ自分を律し戒めると共に、見ていてもらえる安心感があることを想像させます。「神頼み」というと、依存的でネガティブに捉える方もいます。 また、願い事はしない方がいいとお考えの人もいます。 実際はどうでしょうか。プラネット社の調査を見ると、願掛けしない人の割合がもっとも高い職業は無職、 2位は定年退職。無職の人は神社仏閣にもっとも行かない職業でもあります。 データを見る限り、神社仏閣に参拝し、何かを願う人ほど何かを得ているといえるでしょう。もちろん多く得られているから正しいわけではありません。 しかし何かを得たい人にとっては、参考になるデータのはず。 キリスト教の聖書に記されている言葉、「求めよ、さらば与えられん」は真理だと思います。 そして、経営者は取り分け「何かを得たい意欲」が強い人たちのようですね。

 

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