高利益率・高単価 VS薄利多売 商売をやっていると、高単価で利益をしっかり取って売るか、薄利多売で商品を回転させていくか、この2つのスタイルがあり、どちらに舵を切るかで悩まれる経営者は多いものです。 ちなみにこの2つの販売方法でどちらをとったほうがいいかお客様から相談される際、私は「高単価でしっかりと利益を取っていきましょう」とアドバイスをするケースが多いです。 薄利多売で商売をする場合、資本力がないと厳しいという現状があるからです。 スーパーの例で考えてみましょう。 スーパーは、市場からの現金仕入れがほとんどです。売上も現金での取引が多く、お金の流れとしては、商品代金を現金で支払って、現金が入金されるという仕組みです。 ただ、仕入れた商品がその日にすべて売れるかと言うと、なかなかそううまくはいきませんよね。野菜や果物などであれば、その日か次の日には売りきるのかもしれませんが、物によっては 3日以上置かなければ売れない商品も出てきます。 ただ、スーパーですから、仕入れは毎日必要です。そうなると、どうしても仕入れと売上が合わなくなってくるわけです。 もちろんそこを計算して調整しながら仕入れをしていくわけですが、お金の流れとしては確実に仕入れのほうが先になるため、ある程度資金に余裕がないと、商売として回すのはかなり厳しいと考えられます。 また薄利多売となると、単純に取引の数が増えることになります。つまり、取引の手間が増えるということです。 とくにスーパーの場合は、一つひとつの金額は小さいのに、商品の陳列や配送などさまざまな手間がかかってきます。それが単純な作業だったとしても、それらにかかる労力は馬鹿になりません。利益がしっかりと取れるのであれば問題ないのですが、これが薄利となると厳しくなると言わざるを得ないのです。 アメリカのウォルマートのように大きな資本力があれば別ですが、資本力がない段階では基本的に薄利多売は資金繰りや労働コストの面から、かなり厳しいビジネスモデルだということは理解したほうがいいでしょう。薄利多売は導線として取り入れる もし薄利多売を選ぶのであれば、すべてではなく一つのステップとして取り入れることをおすすめします。本当に売りたいものを作り、その商品を販売するための導線として薄利多売を戦略的にとっていくのです。 よく化粧品などで「まずはお試しでどうぞ」と、申し込みをすると試供品を配送してくれることがありますよね。まさにあれです。 最初は無料だったりすごく安くしたりして、次から高利益率の商品を購入してもらう。もしそれが何年もずっと買ってくれるようになるのであれば、入口としての薄利多売は非常に効果的だと言えるでしょう。
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