目次
新商品・新事業の開発は、「易より難に入る」の原則に従って、考えるのが得策である。
新商品。新事業開発を、やさしい順序にあげていくと、
一、現在の市場に新商品を投入する。二、現在の商品をひっさげて新市
場に進出する。三、新商品を開発して新市場に乗り出す、ということになる。
一の場合の新商品とは、必ずしも新規開発商品でなくてもよい。すでに
世の中にあって、まだわが社が取り扱っていない商品でもよいのだ。この
場合気をつけなければならないのは、お客様の要求のどの部分を満たすのか、
ということである。あれもこれもと中途半端な商品構成となってしまうか
らだ。二の新たな努力は、販売だけである。しかし他業界に進出する時に「こ
れまでの業界の占有率を下げない」ということを絶対に忘れないことだ。
三は非常に難しい。何もかも新しずくめだからだ。初めのうちは小規模
に行い、三年は収益を二の次にして勉強する覚悟が必要である。
一倉定の社長学第4巻 「新事業・新商品開発」より183
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