付録門外不出!小山昇の“実践”銀行交渉用語集
粗利益売上から売上原価を引いた数字。 100億円の売上で粗利益額 15億円の会社と、 30億円の売上で粗利益額 20億円の会社では、後者のほうが実力は上。一行主義複数の銀行と取引すべき。都銀、地銀、信金、政府系など、バランスよく取引する。受取手形受取手形をもらったら、そのままじっと持っているのが正しい。そして期日がきたら銀行に回収してもらう。親の七光り 1000万円程度は融資を受けられる。格付け銀行から見た会社の評価。「格付け」は銀行によって変わる。金利は、売上ではなく、その会社の格付けによって決まる。格付け 7以下の会社が、 3年連続 125%以上の増収増益になると、資金ショートのおそれがある。貸し渋り貸出に慎重になること。金融機関が「本業以外」で被った損失を補うため、資金の貸出を抑えている。貸し剥がし銀行が、返済の滞ったことのない企業からも資金を強引に回収すること。「武蔵野」は、一行から 4億 3460万円もの貸し剥がしにあった。銀行訪問社長の義務。 3、 4カ月に 1度は定期的に銀行訪問する。良いことも、悪いことも包み隠さず報告する。定期的な報告こそ、銀行の信頼を得る最良のしくみである。金融庁中小企業の駆け込み寺。金融庁に相談するときは、あらかじめ銀行に断っておくのが礼儀。金利金利は経費。少々高くても「額を借りる」のが正解。金利を払っても、資金に余裕があり、事業に専念できるほうが正しい。経営計画書立派な会社をつくるための道具。会社のルールと目指すべき数字を明文化。金融機関にも配付し、銀行訪問時には数字を直接記入してもらう。経営計画発表会今期 1年間の方針を発表する会。金融機関(支店長クラス)を招待する。社長は、社員の前で嘘をつけない。「経営計画書」「経営計画発表会」「社長と社員の姿勢」が担保代わりになる。経常利益経常利益の目標額は、適当に決めるのが正しい。決算書社長の通信簿。経常利益、収益力、売上高と経費のバランス、内部留保と資金繰りなど、会社の実態が数字で表されている。現金明るさの象徴。明るくて強い会社をつくるには、現金を持つこと。個人保証社長の奥さんにまで個人保証をつけるのは、社長の離婚に備えて。小山昇飲む、打つ、買う、バンバンで五拍子揃った「株式会社武蔵野」のワンマン社長。キャバクラで遊ぶときは、 Cカップ以下の女性しか呼ばない。「小山昇の実践経営塾」では、多くの中小企業を黒字に転換させている。サポート企業 336社で倒産はゼロ。「嘘をつかない銀行交渉術」は、金融機関からも高く評価されている。資金運用に関する方針「武蔵野」の経営計画書に明記された、銀行交渉に関する方針。「武蔵野」の全従業員がこの方針を共有している。資金需要あらかじめ借入が必要だとわかっているなら、銀行訪問時に示唆しておく。自己資本比率銀行が自己資本比率を一定以上に保とうとして、中小企業に対する貸し渋り、貸し剥がしを行なうことがある。実質金利実際に支払うべき金利。ジッキン。借入金の金利が安くても、定期預金がごっそり入っていると、実質金利は高くなる。支店長支店長に嫌われたら、中小企業は倒産することも。融資先が倒産すれば「支店長の責任」になるので、業績の悪い会社には目を向けない。支払手形待ったがきかない。支払手形を出さなければ、会社は倒産しない。証書貸付は待ったがきく。信用保証協会付融資企業の信用力が不足している場合に、銀行融資を信用保証協会が公的に保証してくれる。銀行はリスクのないように信用保証協会付で貸したいが、会社としては、プロパーで借りるのが基本。
短期借入金銀行ははじめに「短期」で貸して、「この会社と末長くつき合えるか」を判断する。短期借入金は、賞与資金などに充てる。担保価値担保価値は、銀行によって異なる。都銀 0. 7倍、地銀 1. 5倍、第二地銀・信金 2倍まで貸してくれる。長期借入金急な変化に対応できるため、経営が安定する。長期経営計画 5年後に「売上倍増」を目指す。定期預金借入金の返済に定期預金を解約するのは、ダメな社長。定期預金があれば、一般的にその金額の 2. 5倍程度まで借りられる。「武蔵野」は最大 4. 3倍まで借りた。デフレ物価が下がり続けること。物価が下がると企業は減収となり、業績が悪化する。デフレーション。頭取銘柄ゴルフより、頭取に会うほうが 100倍重要。頭取銘柄に選ばれると、その会社は「倒産しない」といわれる。飛び込み営業追い返してはいけない。三顧の礼をもって迎え入れ、コーヒーやお茶をいれ、もてなす。ひととおり話を聞いたら、「提案書」をもらう。根抵当権抵当権と違って、返済が終了しても解除されない。 B/ S(貸借対照表) B/ Sは現実。現実とは現金。 B/ Sを見ないで経営を行なうのは、鉄砲を持たないで戦争に行くようなもの。 B/ Sの勘定科目を意図的に変えれば、会社の格付けが上がる。「資産の部」は上位に、「負債および純資産の部」は下位に移動させる。 P/ L(損益計算書) 1年間の業績をまとめて、「いくら儲かったか」、「いくら損をしたか」を知るための決算書。 P/ Lは見解。包括根保証社長は死ぬまで保証しなければならない。保証書の「現在および将来負担する」という文言が、包括根保証を意味する。無借金経営
基本的にあり得ない。会社が一定の規模に成長するまでは、借入をする。メインバンクメインバンクの役割は、大きな投資に対応してくれること。「本社の近く」にある必要はない。メガバンク中小企業のことはそれなりにしか考えていない。モラトリアム債務の支払いを一定期間猶予させること。中小企業等金融円滑化法。猶予期間は銀行の収益が悪化するため、さらなる貸し渋りの原因になりかねない。融資担当者支店長や頭取の方針に従うサラリーマン。融通手形資金繰りに困った会社同士が手形を交換する超劇薬。不渡りになる危険性が高い。
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