逆算は経常利益から。売上は最後
経常利益の数字が決まったら、P/Lを見ながら下から上へ逆算していきます。順に逆算していくと、利益計画の詳細が自動的に決まります。
逆算①経常利益を決める
経常利益は、これだけほしいという金額を適当に当てはめます。ヒントを参照。
逆算②営業外費用を計算する
借入金×金利=営業外費用
借入金の利息として支払う費用
逆算③営業外収益を計算する
定期預金×金利=営業外収益
家賃収入などがあれば加算します。
逆算④営業利益を計算する
経常利益+営業外費用ー営業外収益=営業利益
※経常利益=営業利益+営業外収益ー営業外費用
経常利益、営業外費用、営業外収益の数字がわかると、営業利益の額が出せます。儲け=営業利益です。粗利益額は、売上から原価を引いたものですから、それだけでは儲けになりません。
逆算⑤減価償却費を計算する
有形固定資産×15%=減価償却費
業種によって多少異なりますが、セミナー参加の95%の会社の減価償却費が15%程度でした。実態のある資産のこと。
逆算⑥販売促進費を計算する
経費は新しいお客様を増加させる「攻めの経費」(新規事業、新規出店、お客さま開拓のための販売促進費)と、現在の収益を確保するための「守りの経費」に分けて考える。万が一赤字が出ても、「攻めの経費」までの赤字であれば縮小することによって既存事業を守ることができるからです。
逆算⑦経費を計算する
粗利益額ー人件費ー販売促進費ー減価償却費ー営業利益=経費
経常利益を達成するために「これ以上は使えない金額」を計算。広告宣伝費にいくらかけるかといった戦略も、この数字によって決まります。経費はこの計算から算出された額しか使えない。
逆算⑧人件費を計算する
平均給与×人数=人件費
100%に近い確率で達成できる、会社で一番大きな経費です。
逆算⑨粗利益額を計算する
粗利益額がわかれば、会社が生き残るために、いくら稼ぐべきかが明確になります。どんなに売上を増やしても、粗利益額が固定費を下回れば、会社は赤字になります。会社の実力を示すのは、「売上」ではなく「粗利益額」です。一般的に労働分配率は、小売業では40〜50%、全産業でも40%〜60%と言われています。
逆算⑩仕入を計算する
売上ー粗利益額=仕入(原価)
逆算11売上を計算する
粗利益額÷粗利益率×100=売上
売上は逆算した結果として最後に導き出される。売上は、マーケットにおける会社の地位を示す数字です。
コメント