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第3章 「仕事を活かせる強み」を見つける自己分析

目次

09誰にでもある「得意」

近年、気になっているのが、悩みの変化です。

10年前は「自分の強みがわかりません」「向いている仕事がわかりません」という相談が多くありました。

これは、強みや向いている仕事があるという前提の質問です。

しかしここ数年、急増しているのは、「アピールできるような長所がありません」「わたしが活躍できる仕事が本当にありますか?」という質問。

これは「ある」という前提を疑う質問です。

「ないかもしれない」と思いながら探すと、答えは「やっぱりなかった」になりがちです。

面接や天職コンサルティングなどで何千人もの話を深く聞いてきてわたしが確信しているのは、「誰にでも個性と能力を活かしてイキイキと輝ける場がある」ということです。

誰でも「心が喜ぶ」×「得意」ゾーンの仕事を手にすることができるのです。

本章では、あなたの得意を見つける自己分析をしていきます。スタートする前に、あなた自身と交わしていただきたい約束があります。

次の誓約書に署名をしていただきたいのです。得意を見つけるときに最大のネックになるのは、「わたしには、得意なことなんてない」という気持ちです。

わたしには、「得意」が必ずある。「得意」を見つけよう!得意を活かした仕事をしよう!そう覚悟を決めてから、得意を見つける自己分析に進んでいきましょう。

10知識・スキルよりも自分らしい特性に注目しよう

私が毎月主催している心・身体・思考を天職モードにチューニングするセミナー「天職部」や各地で行われるキャリア支援セミナーでしばしば聞かれる質問はこれ。

「有利な資格は何ですか?」「どんなスキルを身につけている人を採用したいですか?」「○○の資格を活かして独立したいのですが」得意や強みというと、知識やスキルに目がいきがちですが、もっと重要なものがあります。

それは、「特性」です。特性という言葉はなじみがないかもしれませんね。

特性とは、生まれもった才能と資質をベースに幼少期から形成してきたあなたが得意な行動パターンや思考プロセスを指します。

自然とそうしてしまうこと、がんばらなくても楽にできることです。なぜ、知識・スキルよりも特性が重要なのでしょうか。理由は2つあります。

まず1つ目は、特性は仕事の仕方に直結するからです。特性を封印せざるを得ない仕事だと、無理してがんばるわりに成果が出にくいのです。

もう1つは、知識やスキルは比較的早く身につけることができますが、特性を変えたり、新たに身につけたりするのは極めて困難だからです。

たとえば、海外とビジネスをしている大企業が、社員を英会話スクールに通わせますね。

最初から英語がペラペラな人を採用すればすむ話なのに、そうしないのも、知識・スキルより特性を重視しているからなのです。英語力(知識・スキル)は数カ月~数年で身につけることができます。

しかし特性は、そうはいきません。

アメリカの行動科学の研究によると、特性は子供時代から積み重ねられ、ビジネスパーソンとして最初の十年前後でほぼ固まるため、35歳を過ぎると抜本的に変えるのは極めて困難だといわれています。

つまり、特性があわない人を採用して、その組織にあうように変えるのは現実的ではないのです。

知識・スキル、その組織と仕事にあう特性を兼ねそろえた人はなかなかいません。

ですから、企業は、身につけることができる知識・スキルより、もともともっている特性を重視して人材を採用するのです。

仕事で成果を出すには特性を活かすことが大切です。あなたらしい特性を見つけ、特性を活かせる仕事に就きましょう。

専門職であっても、「特性」を知る必要あり特性の話をすると、「知識やスキルを活かした専門職には、自分らしい特徴なんて関係ないのでは?」という疑問をいただくことがあります。

たとえば医師や会計士、保育士、栄養士など、国家資格と職種が直結する仕事、語学やデザインのように専門スキルを活かした仕事、そして機械、薬学、建築などの理系の仕事です。

一見、やるべきことが決まっているように見えるこれらの職種でも、特性を知ることはとても重要です。

同じ職種の中にも自分にあう仕事、あわない仕事があり、同じ仕事内容でも、能力を発揮できる環境、能力を発揮しにくい環境があるからです。

特性を分析することでそれらが見えてきます。また、面接の自己PRでは、特性を話さなければなりません。

というのも、同じような専門性がある人たちの中から、面接官は誰を採用するかを選びます。違いはどこに出るか。

「喜びの源泉」と「特性」なのです。

あなたにあった仕事・職場選びと面接対策のため、自分の特性を見つけましょう。

どんな○○になりたいか?特性を活かした仕事とは特性を活かした働き方でなければ、せっかくの知識やスキルも活かしきることができません。

ここでは医師として心臓外科を目指している沙織さんと元也さんの例を見比べてみましょう。

2人は同じ学校で同じ経験をし、同じ知識・スキルを身につけています。違いは、特性に表れています。

沙織さんは手先が器用で、繊細なことに集中力を発揮し、最新の技術に敏感で、常に技術力を高めています(行動特性)。

冷静に問題を解決するための方法を洗い出し、メリット・デメリットを比較して選ぶところ(思考特性)も、複雑で繊細な手術をする心臓外科にピッタリですね。

沙織さんが心臓外科を選んだのは、難病が多く、手術技術も難しいため、大きなやりがいになると思ったからです。

元也さんを見てみましょう。人がよく、真面目でおせっかいな性格で、共感力があります。

そのためでしょう、悩んでいる人がいたら自分に何ができるかを考えるんですね(思考特性)。そして、どうしたら悩みが消えるかを知ろうと、まず、悩んでいる人の話を聞いています(行動特性)。

元也さんが目指す医師は、「病巣を取り除くだけではなく、患者さんの話をじっくり聞いて心のケアまで行なう医師」。

心臓外科に進んだのは、深い悩みや苦しみをもたれている患者さんが多いからでした。2人は心臓外科医という同じ職業を選びましたが、その動機や活かせる特性はまったく違います。

特性の違いによって目指す心臓外科医のイメージにも違いが出ていますね。このように目指す職種が決まっている人も、特性を知ることで「どんな○○になるか」を具体的にイメージすることができます。

それが自分にあった仕事選びにつながり、自己PRや志望動機につながるのです。自分で開業するときにも指針になりますね。自分にあう職場環境も特性が決める特性を知る目的は、仕事内容を決めるためだけではありません。

自分にあう職場環境を見極めるためでもあります。沙織さんの特性を活かすためには、難しい症状の患者さんが集まり、意識と技術力が高い医師が勤める病院がよさそうです。

ただし、病院内の人間関係は、ベタベタしたつきあいではないところがいいですね。もし沙織さんが、外科は外科でも、地域の開業医になったら幸せに活躍できるでしょうか。

持ち味を半分も活かせないように思います。元也さんはどうでしょうか。患者さんと向きあう時間を重視する病院がよさそうですね。

心臓外科の中には、1日中何件も手術だけをしていて、患者さんとふれあう機会がほとんどない病院もあるようです。

このような病院では元也さんはストレスがたまりそうですね。せっかくもっている特性を活かしきることもできません。

同じ職種でも、あなたにあう仕事内容・職場環境なら幸福度や充実度は高まります。目指す方向が決まっている人も、特性分析が大切なのです。では、さっそくあなたの特性分析をスタートしましょう。

11「特性」を見つけるカギは「どんな?」HOWの質問

前項では、知識・スキルより特性が大事だということをお話ししました。しかし、〝特性〟といわれても、すぐにはピンと来ないかもしれません。

特性は、意識せずに自然にしている行動パターンや思考プロセス。

同じ環境で同じ目標を目指して取り組んでも、人それぞれ考えることや行動が異なります。

たとえば、「部活動でレギュラーを目指そう!」と思ったとき、とにかく練習量を増やす人、理論を勉強する人、計画を立てる人、上手な人にアドバイスをもらう人、監督に気に入られようとする人、弱点を克服する人、強みを伸ばす人……。

この違いがあなたらしい特性なのです。特性はクセのようなものなので日常生活のあらゆる場面で出ています。

その中でもうまくいったことや力を入れたことは、自分でも気づかないうちに特性をふんだんに活かしています。

だから、企業の採用面接でよく聞かれる話題は、新卒の学生さんなら「これまでに力を入れてきたこと」や「がんばったこと」、転職者や起業ほやほやなら「前職で上げた実績」です。それは、成功体験を聞くことで特性を見極めやすいからなのですね。

しかし近年、これらの質問では、応募者のよさが引き出せないという悩みが採用側に増えています。

わたしは企業からの依頼で面接をすることもあるのですが、「去年より応募者のレベルが下がっている」と言われることが重なりました。

しかし実際にわたしが面接をすると、とても魅力的で能力の高い人たちであることが少なくありません。

面接に同席していた面接官や社長も、わたしと同じ評価で「すごくいい人材ですね。前年よりも格段にレベルアップしています」と言われます。

どういうことでしょうか?「力を入れてきたこと」「がんばったこと」「前職の実績」という質問に対して、自分の魅力や強み=特性を語れる人が非常に少なくなっているのです。

そこでわたしの天職コンサルティングでは、違う切り口で「特性」をあぶり出していきます。

本章ではその中から、簡単にできる自己分析を1つお伝えしましょう。それは、あなたが集団の中でよくする「役割」を深く掘り下げていく自己分析です。

企業が公官庁の面接官向け研修でも、お伝えする質問・分析法です。役割を掘り下げるとはあなたが集団でよくする「役割」は何ですか?リーダー、サブリーダー、参謀、メンバー、盛り上げ役……どんな役割が多いでしょうか。

「役職」ではなく、実際の役割を考えてみてください。役職は会計でも、リーダーシップを発揮している人もいるはずです。

この場合、役割は「リーダー」となります。そして、「どんなタイプのリーダーか」「どんな言動をするか」を考えてみましょう。

「どんな?」というHOWの質問が、特性を見つけるポイントです。「役割」自体は関係ない。

「どんなふうに」が特性ですたとえば、「参謀」「サブリーダー」を選んだ人でも、どんなタイプの参謀・サブリーダーかを問うと、さまざまな答えが返ってきます。

一部を紹介すると……明子さんは、世話役のような動きをします。

たとえばイベントがあるときは、担当者に前年の資料ややり方を、案の1つとして伝え、準備がスムーズにいくようフォロー。

イベント当日は全体の流れを見て、困っていることがないか確認します。受付が混乱していればサポートに入るし、進行が押していたら次のお店に連絡するよう耳うち。

空き時間に、サクッと後片付けや会計などもしてしまいます。

日常的にも、まわりの人が実務に困りごとがないか、どうやって進めているかなどを個別に情報収集して、必要なことがあれば上に伝え、担当者のほうにズレがあると感じたら、効果的な人から注意してもらうよう手配する、といった動きを。

また、ミーティングでは意見を言いたそうなメンバーに話を振ったり、プロジェクトの目的・目標を見失わないよう、話をもっていったりしています。

同じ「参謀」「サブリーダー」を選んだ人でも、いずみさんは全体の弱いところをフォローしたり、輪に入れていない子を引き込んでケアしたりするのが得意。

すべての人の居場所づくりに気を配ります。由紀恵さんは、企むのが好きな参謀役。ことが進むには、誰の口を使って言ってもらったら効果的かを考えるのも好き。

前に出なくていい、見たい世界を見られればそれでいいので、嫌われ役もウェルカム。真弓さんは、諸葛孔明のような、頭が切れるアイデアマン。

奇抜なアイデアに優れ、独自のセンスでチームを勝利に導きます。信頼されていますが、孤高で気高く、群れるのは好きではありません。

博美さんは、掛け声をかけてサポーターを呼んだり、集まった人たちをまとめたり、人をつなげたりするサブリーダー。倫子さんは、バランスを見ています。

場の空気を読みながら、全体的に話を振ったり、話を切り上げるようにもっていったりと、リーダーとメンバーのバランスを考えます。涼子さんは問題を解くのが好き。

リーダーから「これをするためにアイデアない?」と聞かれて、「こうしたらいい」と提案していくことにワクワクします。

まりさんは、攻略が好きなのでしょう。作戦を考えたり、根回ししたりします。

玲子さんは、リーダーが考えていることを読んで、それを実現するために何をしたらよいかな?と考えるタイプ。

美香さんは、リーダーに新しいことを考え、引っ張ってもらい、自分はサブのポジションで、必要な雑用を整理して、1つずつ解決していくのが好き。

裕介さんは、リーダーとメンバーの間を取りもったり、全体的な戦略を考えたり、調整したりが得意です。

このように、さまざまなタイプの参謀・サブリーダーがいます。

役割の定義も自由ここに挙げた内容を見て、「それは、参謀ではなく、サポーターでは!?」と感じる人もいるでしょう。

しかし、どの役割に就いているかは、特性と直接的に関係はありません。

また、いろんな役回りをするという人に、それぞれの役割を「どんなふうに」しているかと聞くと、すべて共通しています。

特性を活かしているから、いろんな役割をこなすことができるのです。あくまでも「どんな?」があなたらしい特性なのです。

コミュニケーションのズレを減らす役割のイメージは人それぞれだと知ることで、コミュニケーションにも活かしていただきたいと思います。

たとえば面接で、美香さんタイプの人が、「サブリーダーです」とアピールしたとき、聞いている面接官が、裕介さんタイプをイメージしたら……?面接官は「リーダーとメンバーの間を取りもったり、全体的な戦略を考えたり、調整したりする人」を想像しながら、本当にそういうタイプの人か、レベルはどれくらいかを計ろうと質問をしてきます。

しかし、答えていくと、戦略やコミュニケーションの要素は薄いので、期待はずれだという評価になってしまいます。

最初から、特性である「必要な雑用を整理して1つずつ解決していく」を伝えられたら、ミスマッチがありません。

自己PRでは、「どのように雑用を整理するか(HOW)」「どのように解決するか(HOW)」を伝えると、より仕事ぶりをイメージしてもらえます。

面接官は、その特性を活かせるポジション・仕事に当てはめながら話を聞いてくれます。

面接で、本来の特性が伝わらずに不採用になるのも残念なことですが、実は、入社後にはじめて気づくこともあります。

早期退職する人の多くは、「思っていた仕事と違った」と言います。

その原因の1つが、自己PRと面接官の解釈のズレ。

本来の特性とは違うイメージをもたれて内定した結果、入社後に担当する仕事は、特性とは違うので、成果を出しにくく、うまくいきません。

おもしろそうだと思っていた仕事が、おもしろくない、あわないと感じてしまうのです。いっぽう会社側は「面接で言っていたことと違う」と不満に感じます。

入社後に気づくのは、お互いにとって不幸なので、面接ではあなたらしい特性を、しっかり伝えたいものです。対お客さまでも、同様です。

たとえば「貴社の参謀役になります」と言うだけでは、期待と実態のミスマッチが起こる可能性があり、トラブルの原因になります。

「どんなふうに」という、あなたの特性の部分を伝えると、イメージにズレがなくて良いですね。

では、あなたがよくする役割を掘り下げ、特性を見つける『役割深掘りワーク』をしてみましょう。

『役割深掘りワーク』の進め方

ステップ1役割深掘のシート〔*〕を使います。

①どんな役割をすることが多いかにチェックをつけましょう。リーダー、サブリーダー、メンバーなどいくつかの役割を挙げています。いろんな役割をすることがある場合は、心地よくできたものを思い出してみてください。

複数を心地よくできている人は、すべてについて、ステップ2、3の自己分析をしてみましょう。

意味がわからない言葉は無視してOKです。大学や若手研修で「参謀とはどういう意味ですか?」と質問されることが多いので、サブリーダーを足しました。

逆に40代以上には、参謀のほうがピンとくる人が比較的多いので、そのまま残しています。

あなたがぴったりだと思うものを選んで、自己分析を進めていってください。該当するものがない人は、「その他」に自分の言葉で書いてください。

ステップ2②に、あなたはどんなタイプの○○(役割)かを記入しましょう。

ステップ3③でさらに具体化します。

②で書いたことを象徴するような言動を挙げてみてください。ステップ4②③から特性を抜き出し、④に書きましょう。次の恵理子さんの例を参考に、あなたも特性を見つけましょう。

解説自分らしい特性を抜き出すコツ

◉特性は強みや長所じゃなくてOK

ある特性を使って、うまくいくことが多ければ長所や強みといわれ、うまくいかないことが多ければ短所や弱点だといわれます。

また特性は、使い方や働く環境、担当する仕事内容によって、長所になったり短所になったりするのです。

たとえば、「手順を示されたら、着実に進める」という特性の人は、・ある職場では「ミスなく安心して任せられる」とほめられます・別の職場では「マニュアルは基本。

臨機応変に対応しろ!」と叱られますこのように特性そのものには、いいも悪いもありません。また、今はまだ使いこなせていない特性も、磨いていけば長所や強みになっていきます。

だから、ここで考える特性は仕事に使えないレベルでもかまいませんし、強みや長所にこだわらなくていいのです。

プラスに見える特性はもちろん、マイナスに見える特性も自分らしさ。強みや長所にこだわらずに、自分らしい特性を抜き出してみましょう。

◉すごくない、フツーのことがいい

特性は、まるでクセのように自然にしてしまう思考プロセスや行動パターン。

ですから、個人コンサルティングで魅力的な特性をお伝えすると、よくある反応は、「え!そんなのでいいんですか?」「そんなの当たり前ですよね!?」。

このような反応が返ってきたら、大成功!あなたにとって、楽々できるフツーのことを、苦手な人、ストレスに感じる人がいるのです。

当たり前にしている、フツーのことが、あなたの特性なのです。

◉嫌々その役割をしてきた人は

これまで望まないポジションに就かされてきたという人もいるでしょう。

たとえば、「リーダーに選ばれるけど、なんだか疲れてしまって好きじゃない」「推薦されたから、しょうがなくしてきた」とか、本当は嫌だけど、「いじられ役として盛り上げる」などです。

その場合は、その役割自体があわないこともありますが、それ以上に、あわないやり方でその役割をしてきた可能性があります。たとえば、いつもリーダーに選ばれる志津さん。

「こんなことしたい」「こうするのがいいと思う」「これやって」と、ビジョンを掲げ、てきぱきと指示をするのが好きなリーダーなのに、メンバーの意見を聞かなければ!と聞きすぎて疲れてしまったり、自分の考えを殺してしまったりするケース。

良いリーダーは、さまざまなリーダーシップのタイプを含むものなのですが、まったくあわないやり方を中心にしてしまうと、特性を発揮できないので疲れますし、成果まで遠回りとなります。

よくする役割を嫌々してきた人は、「どの部分が苦しかったのか」を挙げてみましょう。それを、4章の「苦手・ストレスの自己分析」も参考にして、排除していってください。

そして、好きで得意なやり方、あなたにあったタイプの動きだけを、特性として残していきましょう。

◉無意識にしている自然な思考・行動だからわかりづらい

2章の「喜びの源泉」は、感情・感覚が動くのでまだわかりやすいのですが、特性は、無意識に自然としていることなので、気づきにくいものです。

自力で見つけるのは少々大変ですが、知ることの恩恵ははかりしれません。丁寧に見つけてあげてくださいね。

12心がけや意識していることは、特性にならない

特性を抜き出すときに気をつけなければならないことがあります。

心がけていることや、意識的に取り組んでいることを入れていませんか?特性とは、あなたが得意な行動パターンや思考プロセスのことです。

クセのようなものだとお話ししましたね。つまり意識して行なうことは、あなたが本来もっている特性ではありません。心がけや意識していることを書いていたら消しましょう。

「心がけていることでも、実行できていたら特性に入れてもいいのでは?」と聞かれることがありますが、答えはノー。

心がけていることではなく、ほかに無意識にしている特性があるはずです。それが本当の強み、あなたらしさなのです。

心がけなければできないことより、無意識にしている行動や思考のほうが、すんなりと成果につながりやすいものです。

心がけを書くと逆の自分を表現する可能性も心がけていることを書き込んだままにしておくと、本来とは逆の自分を表現する可能性があります。

瞳さんの例を見てみましょう。瞳さんは、イベントの受付とパン屋のレジ打ちのアルバイトをしていました。接客の仕事から学んだことを活かしたいと、接客・営業職に応募しました。

しかし、15社受けて全滅。そして、天職コンサルティングにいらっしゃいました。瞳さんは最初、次の図〔*〕にあるように自己分析をしていました。

心がけや意識していることのオンパレードです。

自己PRには、「接客では臨機応変に対応するように心がけている」と書きました。実は、瞳さんはいつも店長から「もっと臨機応変に対応しろ」としかられていたのです。

できていないから注意され、注意されるから心がけていたのです。できないことをアピールしていたので、不採用が続く結果になりました。

瞳さんの本来の姿は、まったく違いました。毎回、同じ手順で仕事を進めるときに、心が安定し、力を発揮する人です。計画を立て、知識や経験を積み上げていくことに達成感を感じていました。

イベントの受付では、来場したお客さまにニコニコ対応をしながら事務的な仕事もこなしています。たとえば来場者の集計。年齢や性別を入力してグラフにまとめるレポートをていねいにわかりやすくつくります。

また、来場者にお礼状を書くのも大事な仕事です。

ほかの人は10枚に1枚は住所を間違ったり、上下逆に書いたりしますが、瞳さんは集中力を発揮し、ほとんどミスがないのです。

パン屋では、細切れ時間を見つけてパンをのせるトレイをふいて、店頭に補充します。

ほかの人は急ぐあまり、やみくもにふくのですが、瞳さんは毎回、同じ手順でふくので正確に早くできていました。

また、レジはバーコードではないので手で入力しますし、パンを1つひとつ袋に詰める作業もあります。

瞳さんはスムーズにレジをこなすために、パンの値段をすべて覚えました。前のお客さまが精算している間に、次のお客さまの金額を暗算します。

金額を伝えたら、お客さまがお金を出している間にパンを袋詰めし、最後にまとめてレジを打つのです。

忙しい時間帯でも、瞳さんはスムーズにレジ対応をしていました。一見、臨機応変に見えますが、毎回、同じ流れで同じ手順で行なっています。

次の表は瞳さんが書き直した特性です。事実に基づいてつくったらまったく違う人物になりました。

瞳さんらしい特性を活かす仕事を探して自己PRを作成した結果、メーカーの法務の仕事に内定することができました。

13特性をあらわす言葉の中にNGワードがあれば、それを具体化する

NGワードとは、「何にでも」「常に」「どんなときも」「誰にでも」「どこでも」です。

「何にでも興味があります」という人は、本人に悪気はありませんがウソをついています。本当は興味をもてないものがあるはずなのです。目にも入らないので興味がないことに気づいていないだけ。

どんなことに興味をもっているのか、興味をもったらどんなふうに取り組むのかを分析しましょう。

「常に一生懸命です」ではなく、一生懸命とはどのように取り組むことか、どんなときに一生懸命になるのか、に注目しましょう。

「何にでも」「常に」「どんなときも」「誰にでも」「どこでも」ということはありえません。

いつ?どんなときに?どんなことに?どんなものに?どんな人に?どんなところで?という具合に具体化していきましょう。

14誰にも負けないものなんかなくていい

特性を見つける『役割深掘りワーク』はいかがでしたか?思うように手が進まない人もいらっしゃるかもしれませんね。

なかなか進まなかった人は、「誰にも負けないものを見つけなくては!」と思っていませんか?特性は、誰にも負けないものじゃなくていいのです。

人との比較ではなく、自分主体で考えましょう。誰にも負けないものをもっている人はあまりいません。まわりを見渡してみてください。

家族・友だち・同僚の中にどれだけいるでしょうか?芸能界やスポーツ界、実業界で活躍している人でさえ、とても少ないはずです。

にもかかわらず、「誰にも負けないものがなくてはならない」と思い込んでいたら、怖くて仕事ができません。

自己分析や就職・転職の本を読んでいると、『誰にも負けない強みを見つけましょう』と書いてありますし、独立起業する人は『USP(ユニーク・セールス・プロポジション)を見つけよ!』と言われます。

たしかに、誰にも負けないものがあると特徴的なので人に覚えてもらいやすいというメリットがあります。しかし仕事はチームでするもの。誰にも負けない何かをもっている人を寄せ集めても、いい組織になるとは限りません。

だから企業の採用側も、そうした人を採用しようとは思っていないのです。求められていないことを追求するのはナンセンス。誰にも負けないものがあることもないことも自分らしさです。

その自分らしさを活かした仕事を選べばいいのです。さあ、「誰にも負けないもの」という先入観を捨てて、もう一度『役割深掘りワーク』にチャレンジしてみましょう。

『役割深掘りワーク』ができた人は、次に特性を「選ぶ」ステップに入ります。

15「使うことに喜びを感じる特性」を選ぼう

『役割深掘りワーク』では、あなたの特性を見つけました。それらの特性の中には活かせたら喜びを感じるものと、ストレスを感じるものがあります。

仕事は、心が喜ぶ特性を発揮しましょう。そのために本項では、これまでに書き出した特性を2つに分類します。

  • 仕事で使う特性(その特性を発揮できたら喜びを感じるもの)
  • 仕事で使わない特性(その特性を活用するとストレスを感じるもの)

分類することによって、次のような間違いを防ぐことができます。先日の天職コンサルティングでこのような会話をしました。俊さんの自己PRづくりの相談に乗っているときです。

わたし「どんなところをPRしたいですか?」俊さん「まわりからよく頼られるところです」わたし「なるほど、頼られるのが好きなんですね」俊さん「いえ、あまり好きではありません。

ちょっと重いというか、ストレスに感じることが多いです……。あれ?これを自己PRにしてはダメですよね」笑い話のようですが、よくやってしまう間違いなのです。

「いいところを見てほしい」「もっている能力はめいっぱい活用すべき」という気持ちが働くのでしょう。

しかし、それは「ストレス」×「得意」ゾーンの仕事を選ぶことになります。わざわざストレスを感じる特性を仕事で使わなくていいのです。

仕事では心が喜ぶ特性を発揮しましょう。そのほうが長く、楽しく、力を発揮し続けることができます。

「喜びの種類」に注意しよう特性を活かした結果に心が喜ぶものと、特性を発揮している、まさにその瞬間が喜びであるものを間違えないでください。

仕事で活かすのは後者です。前出の俊さんの例で説明しましょう。

俊さんが頼られる理由の1つは、「筋道立ててものごとを説明するのが得意」という特性の存在です。

この場合の結果に喜ぶとは、・勉強や仕事を教えてあげた結果、相手が喜び「説明が上手だね」とほめられたのがうれしい・数学の難解な証明問題に取り組んだ結果、解けた達成感がうれしいこれらは「筋道立ててものごとを説明」しているときに喜びを感じているのではありません。

説明を行なった結果が喜びとなっています。最初は、ほめられ、役に立ち人に喜ばれ、達成するのがうれしくてがんばることができます。

しかし、長続きしないのです。しだいに「本当の自分をわかってもらえない」という感覚になってしまうのです。

「自分らしい特性」だと感じられるのは、特性を発揮している、まさにその瞬間が喜びであるものです。

特性を分類する際には、その喜びの種類が結果から来ているものではないか注意してください。

「心が喜ぶ特性」に自信がない場合はたまに次のような質問をいただきます。

「自分の中で一番すごいと思える特性は使うとストレスを感じます。しかし、心が喜ぶ特性は、たいしたレベルではないように思います。こういう場合、ストレスだとしてもすごいと思う特性を使ったほうが有利ではないでしょうか?」

不安に思うかもしれませんが、今のすごさに関係なく心が喜ぶ特性を使いましょう。今はまだたいしたレベルではないと思う特性も、使えば使うほど磨かれてレベルアップします。

営業事務の遥さんの例を見てみましょう。

遥さんは「その場の状況に応じて誰がどのような役割を果たしたらいいのかを判断することができる」という特性があります。

しかし学生時代も就職してからもこの特性を使うことはほとんどありませんでした。命令にしたがうことが後輩や部下の役割だと思っていたからです。

これが「心が喜ぶ特性」だと気づいてからは、日々の業務で活かしてみることにしました。しばらく使っていなかったので目にとまるような動きはできません。

それでもまず営業社員を観察して、誰か1人に仕事が集中したら自ら手伝うところからスタートしました。

しばらくして、営業社員の表彰式が行なわれた日のことです。遥さんの役割は、地方から参加した社員を会場に案内することでした。

会場内を歩くついでに全体を見ていると「受付が人手不足」「壇上のスクリーンが見えない席がある」「○○さんが休憩を取れていない」といったことが目に付きます。

そこで、手が空いている人に声をかけ、必要なところに手助けに入ってもらうようにしたのです。

「その場の状況に応じて誰がどのような役割を果たしたらいいのかを判断することができる」という特性を発揮して、イベントの成功に貢献することができました。

日々ちょっとずつ鍛えていたために力が高まっていたのです。遥さんの働きぶりを見ていた上司は「イベントの運営隊長」に任命。

研修の運営、取引先への接待など少しずつ活躍を広げ、さらにこの特性を磨きました。

その後、お客さま向けのイベントを取り仕切る責任者に抜てきされ、今では150名のスタッフを動かしているそうです。

このように、特性は使えば使うほど磨かれて伸びていくものです。今、一番すごいと思う特性は、単にこれまで使う機会が多かったのでしょう。

自信がもてない特性も、あなたの本来の特性であれば必ず伸びていきます。ですから、心が喜ぶ特性を「仕事で使う特性」に選びましょう。

次項では、『特性を分類するワーク』をします。これまで洗い出してきた特性を、分類しましょう。

特性を分類するワークの進め方

ステップ1『役割深掘りワーク』で具体化した特性の中から、「その特性を発揮できたら喜びを感じるもの」を書き出します。

ハートや肚の声に耳を傾けてください。記入シートは、特性を分類するワーク〔*〕のA欄「仕事で使う特性」の部分です。

  • この特性をどんどん発揮したい!と思うもの
  • 特性を発揮できることに感謝の気持ちがわくもの
  • 「あなたは○○な人だね」と言われたらうれしいと感じるもの

ステップ2「その特性を活用するとストレスを感じるもの」をB欄「仕事で使わない特性」に書き込みます。

  • 人に喜ばれたり、人からほめられたりするのはうれしいが、特性を発揮している瞬間には喜びを感じないもの
  • 伸ばしたいとは思わないもの

16本当の特性かを検証する『再現性チェック』をしよう

得意を見つける自己分析もいよいよ仕上げです。

本項では、あなたが仕事で使いたい・伸ばしていきたいと選んだ特性が、本当にあなたがもっている特性かどうかを冷静な目で検証します。

自分自身で簡単に検証できる方法は、『再現性チェック』です。

再現性とは、何度でも同じ力が発揮できること、または、特性を発揮して同じようないい結果を導き出せることをいいます。

反対に、どうしてだかわからないが偶然できあがってしまったものや、もう一度同じことをしろと言われてもできないことなどは、「再現性がない」と表現されます。

これまでに繰り返し書いてきたように、特性とは無意識に出てしまうクセのようなものです。日常のあらゆる場面で、何度も何度も、発揮されています。

仕事場で、恋愛で、趣味やサークルで、部活で、友だちづきあいで、家族で、ゼミで、学校で、受験で、資格の勉強で、その他の活動で……。

たとえば、人からよく相談を受ける人は、学校だけではなく、職場やサークルでも相談されていませんか。

効率を追求する人は、受験勉強でも、仕事でも家事でも、効率的な方法を考えて実行していないでしょうか。

それくらい再現性があるからこそ、新しい環境でも、はじめての仕事をしても、その特性を活かすことができるのです。

『「役割」自体は関係ない。「どんなふうに」が特性です』で紹介した明子さんは、ある企業の人が見れば、リーダー経験がなくても、リーダーができると判断するでしょう。

別の企業の人は、グループセクレタリー(部門つきの秘書)として活躍できると考えます。プロジェクトマネージャーや建設系の施工管理という可能性もあります。

営業やコンサルタントとして、採用したい会社もあるでしょう。もちろん、独立してお客さまのしたいことを叶えることもできますね。

企業に応募するときに、職種にあわせて自己PRを変えるという人がいますが、わたしは反対。

本当に自分らしい自己PRができたならば、さまざまな業種・職種で、活かせるからです。

独立して仕事をすると、業界のモデル成功例があります。しかし、あなたの特性とあわないやり方をしたら、うまくいきづらいです。

努力を積み重ねて成功しても、やればやるほど、しんどくなってしまいます。何をするかも大事ですが、「どのようにするか」あなたの特性にあったやり方が、独立起業では、とても重要となります。

では、さっそく『再現性チェック』で、あなたの選んだ特性が本物かどうかを検証してみましょう。

『再現性チェック』の進め方

ステップ1あなたの特性を、シート⑨〔*〕の左上「わたしの特性」欄に書きましょう。特性1つにつき1枚のワークシートで検証します。

ステップ2特性を発揮した具体的な出来事を思い出し【出来事1】に記入します。

  • 5W3H〔*〕を意識して、書き出しましょう。
  • ドラマを見ているように、映像で思い出しながら書いてください。

ステップ3同じように【出来事2】【出来事3】へ、書き進めましょう。

ステップ4もし出来事1〜3まで同じ分野のことを挙げた場合は、ほかの分野の出来事を思い出し【出来事4】【出来事5】を書いてください。

たとえば、仕事の分野で3つ書き出した人は、習い事やスポーツなど違う分野での出来事を記入します。

ステップ5書き出した出来事の中で、A欄に記した特性は発揮されていますか?念のため確認しましょう。

ステップ6出来事が5つ以上出せたら認定に○を、出せなかったらNGに○をしましょう。

認定したものは、あなたの特性です。自信をもって、伸ばして、磨いて仕事に活かしましょう。

ステップ7自信がわいてくるのを感じてください。次に掲載した2人の例を参考に取り組んでください。

解説「心が喜ぶ」×「得意」な仕事を実現するために〝2人の人を納得させる〟

りおさん〔*〕は「与えられた目標よりも高い目標を目指し、達成する」ところが特性だと書きました。

ハンバーガーショップ、ピアノの発表会、受験のときというふうに、いろんな分野で特性を発揮していますね。

翔さん〔*〕は「最短時間でスムーズにものごとを達成できる段取りを考える」ところが特性だと考えています。

銀行の業務の進め方、料理、通勤といろいろな分野で特性を発揮しています。このように、本当に自分のもっている特性ならば、あらゆるところで発揮しているものです。

もし、【出来事】が5つ挙げられない場合や、一分野での出来事しか思い当たらない場合には、11項〔*〕に戻って考え直しましょう。

◉面接を突破するために再現性があることは面接対策にも重要です。

面接を突破するために、その特性が本当にあなたのもっている特性だと納得させなければならない人が2人いるからです。

1人目は、採用面接官です。面接では、自分がどういう特性をもっているか、具体例(出来事)とともに話します。

面接官はあなたの話す特性に「なるほど、たしかにそういう特性の人だ」と納得したら、その特性を活かして仕事をしている姿を想像します。

入社して活躍しているイメージがわいたら内定です。

これまでに経験してきたことと入社後の仕事がまったく同じだという可能性はほとんどありません。

しかし、特性がわかれば、面接官にとって入社後の仕事ぶりを想像することは簡単なのです。自己分析がバッチリできていると、面接はそんなに怖いものではないのです。

2人目は自分自身です。特性に気づくと、自信がわいてきます。この自信が面接では大事。発する言葉に力が宿り、堂々とした雰囲気が信頼につながるからです。

また、本当に自分の特性だと確信できないことをがんばって自己PRするのは、アクセルを踏みながらブレーキを踏むようなもの。

車なら壊れてしまいますね。

自信とは、「もつもの」ではなく、「わいてくるもの」。自信がわくまで自己分析して、面接を成功させましょう。

17特性を強みとして磨くために、どんどん使おう

最後の仕上げは、特性を磨いて強力な強みとすることです。日常生活の中で特性を磨くチャンスがたくさんあります。

すでに仕事をしている人は、転職や独立をする前にここまでに見つけてきたあなたらしい特性を今の仕事で最大限に活かす方法を考えてみてください。

仕事をしていない人は、部活やサークル、学校の勉強などの場面で特性を使ってみましょう。

日常生活の中で特性を磨くとは日常生活の中で特性を磨くとはどういうことかを、わたしの営業経験を例に説明しましょう。

営業職に向いている人は、どんなイメージですか?社交的でアピールが上手で押しが強いといったタイプを想像する人が多いのではないでしょうか。

しかし、わたしは逆のタイプでした。アピールが下手なうえに、押しが弱いのがコンプレックスでした。

こんな状態でしたので、研修テキストをマスターし、上司やエースの先輩をまねして営業してもうまくいかなかったのです。

しかし、自分らしい特性を活かそうと決めてから、成績がグンと伸びました。わたしは話を聞くのが得意です。

特に、話し手がぼんやり考えているイメージを具体化することや相手がもやもやした気持ちの正体に気づくようなやりとりが得意です。

部活の後輩指導や家庭教師のアルバイト、人事時代の新入社員研修で、その人にあった夢や目標を実現するためのオーダーメードプランを考え、応援をするのも大好きでした。

人となりを知り、夢や目標が共有できたとたん、実現へのアイデアがわいてくるのです。この特性を活かして、とにかくお客さまの話を聞くことにしました。

来店されたお客さまへの営業でしたので、何かしら興味をもたれているはず。

興味をもったキッカケから聞きはじめて、性格や生活スタイルや価値観を共有しながらその人が本当に欲している未来をイメージしていきました。

そして、実現したいことの期限と内容を踏まえて、その人にあった実現のシナリオを描いていくのです。

押しが弱いので「ご購入お願いします」「今すぐご契約を!」などという言葉は言えません。

しかし、話が尽きるころ、お客さまのほうから「どうやったら契約できますか?」と質問されるのです。契約手続きの方法を説明し「本日、ご契約なさいますか?」で営業終了。

このように特性を活かすことで高い契約率を出すことができました。

特性を活かした出来事を増やしていこう自分らしい特性を最大限に活かせる仕事・職場を探しながら、今の生活の中で、自分らしい特性を活かした仕事の仕方を考えてみてください。

仕事をしている人は仕事で、アルバイトをしている人はアルバイトで、サークルや部活動をしている人はその活動で、特性を活かして成果を上げる方法を考えてみましょう。

特性を強みに変えていくトレーニングの場になり、アピールできる「実績」にもなりますからね。

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