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第13章器―――成功のための第一二のステップ頭脳は宇宙が宿る小さな器である

目次

●脳は思考の振動の送受信局である

私がアレクサンダー・グラハム・ベル博士やエルマー・R・ゲイツ博士についての研究をしていたとき、人間の脳は思考の振動の送受信局だということに気づいた。

ラジオ放送の原理と同じような仕組みによって、人間の頭脳というのは、他人の頭脳から発する振動を受信する脳力を持っている。

※人間の頭脳は、他人の頭脳から発する振動を受信する脳力を持っている。つまり、他人からの影響を受けやすいということになる。

このことに関しては、すでに述べた創造的想像力と比較して考えていただきたい。創造的想像力というのは、他人の頭脳から発信された思考を受け取る受信装置なのだ。

また創造的想像力は、人間の意識または理性と、思考のヒラメキを受け止めることのできる四つの源泉との間の交信の媒体なのだ。

外部から送られてくる思考のヒラメキは、刺激され増幅されて、いっそう受信されやすくなる。創造的想像力は、積極的な感情や消極的な感情によって増幅される。思考の振動は、感情によって増幅されるものだ。

※思考の振動は、感情によって増幅され、積極的な感情、消極的な感情に増幅されるということ。

人間の感情の中で、強さの点でトップにあげられるのがセックスの感情である。強烈で、しかも推進力が強い。

ひとたび頭脳がセックスの機能によって刺激を受けると、猛烈なスピードで回転を始める。セックスの感情が転換されると、創造的想像力は、ますます敏感にアイデアを受信するようになる。

一方、頭脳の回転が速くなれば、他人の頭脳から発信されたものを受信するだけでなく、他人の潜在意識とさえ直接に交信できるようになる。

潜在意識は頭脳の発信局である。それを通じて思考の振動が発信される。創造的想像力は、いわば受信装置である。その受信装置を通じて、思考のエネルギーをとらえるのだ。

したがって、潜在意識と創造的想像力は、心の送受信装置としての役割を果たすわけである。そこで次にあなたの送受信の媒体となるべき深層自己説得について考えてみることにする。

あなたは「深層自己説得」の章で紹介されている「願望を富に変える法」について明確に理解していることだろう。

あなたの心の放送局を作動させるには、簡単な方法でよい。ただ潜在意識と創造的想像力と深層自己説得の三つを応用するだけでよいのだ。この三つの原則を活用できるのは、根本に「願望」があってのことである。

●見えない大きな力

人類は長い間、あまりにも多くのものを五感に頼っていた。そのため、見る、触る、重い、長い、といった物理的な現象のみに知識が限定されてきたのである。

だが私たちは今、驚くべき時代に生きているのだ。私たちの周りにある「目に見えない力」の存在を教えられたからである。

私たちはやがて、鏡の中にもう一人の自分を発見できるようになるかもしれない。人はよく、「それは五感では感じられないものだ」などという。

そういう言葉を聞くたびに、人間は誰でも見ることも触ることもできない何かの力によってコントロールされていることが思い出される。

たとえば、海に波を起こす力があるとしよう。人間はその力に勝つこともコントロールすることもできない。

人間の力では、この地球を宇宙に浮かべたり、すべてのものを地球に引きつけたりする力に抗することはもちろん、支配することなどはとてもできないことだ。

人間はまた、雷雨を起こす力や風を起こす力に対しても無力である。電気に対しても同様である。それらはすべて、目に見えないものだ。

目に見えないもの、触ることのできないものに対する人間の無知はこれだけにとどまらない。

この大地の土壌の中にある目に見えない力(あるいは知性)についても、ほとんど理解をしていない。

大地の中にある目に見えない力は、すべての食糧、すべての衣服、そしてポケットの中のコインすら生み出しているのだ。

●劇的な脳の働き

最後に、目に見えない思考の力について話そうと思う。これはいかなる教養や教育をもってしても、なおかつわかりにくいものである。

しかもこの力は、目に見えない力の中でも最大のものである。生理的な脳についてもまだ十分に知られていない。

まして、思考の力を物理的な価値に転換させる巨大なネットワークについても知られていない。だが、それも少しずつではあるが解明されようとしている。

科学者も、この頭脳という途方もない問題の研究に取り組み始めてはいるが、まだ幼稚園の段階である。脳の中央制御装置や各脳細胞自体の働きについても、ほとんどわかっていない。

「その組み合わせは途方もないものです」と言ったのは、シカゴ大学のジャドソン・ヘリック博士である。

「それは、天文学における何億光年という数字も足下に及ばないくらいです。人間の大脳皮質には一四〇億個の神経細胞があり、それらが規則正しく配列されています。

最近の大脳生理学の発達でいろいろな研究が行われています。

神経細胞から生じる微弱電流を電池または微小電極繊維を使って捕捉し、増幅することによって一〇〇万分の一ボルトの電圧まで測定することが可能になったのです」これほどの複雑な組織が、単に肉体の成長と維持のためにだけ存在するものとは考えにくい。

一四〇億という細胞を持った脳組織は、他人と交信したり、あるいは目に見えない力と交信するためにあるのではないだろうか?『ニューヨーク・タイムズ』の論説に、ある大学の研究者が心理現象について研究した成果を述べていた。

その成果は、この本に紹介している数々の事実とも関連がある。次に、その論説を要約して紹介しよう。その研究者とは、デューク大学のライン博士とその助手たちである。

一カ月前にこの欄で、デューク大学のライン教授をリーダーとする研究者たちの研究成果を紹介した。

それは、一〇万回以上のテストによって「テレパシー」と「透視」の存在を確認したというものである。

その内容は『ハーパーズ・マガジン』の二つの論文に要約されている。

二番目に発表したのは作家のE・H・ライト氏だが、それによると、人間には知覚様式としての「霊感」が備わっていることが認められる、と報告している。

テレパシーや透視の存在は、ライン教授らの実験結果によってかなりの科学者たちの間にも信じられるようになってきた。

確かに霊能者たちは、特殊なケースに納められているカードを見もしないで言い当ててきた。これは、運や偶然が働いたにしても、一兆分の一の確率なのである。

彼らはどうしてそれを言い当てることができたのだろうか?彼らにその力があるにしても、それは感覚ではないように思われる。

そのようなことのできる感覚器官があるとは知られていない。その実験は何百マイルも離れた場所で行われたが、結果は同じ部屋で行われたのと同じであった。

これに関してライト氏は、物理学上の放射理論では説明がつかないと言っている。すべての放射エネルギーは距離の二乗に反比例して減少するというのが物理学上の法則である。

だが、その法則はテレパシーや透視力には適用されない。ほかの精神力と同じような性質を持っている。だが、眠ったり夢うつつの状態では作用しない。

はっきり目覚めているときや、精神を集中しているときにだけ機能するのである。ライン教授の発見によれば、霊能者に睡眠薬を与えると解答率が低下し、興奮剤を与えると解答率も上がるのだそうだ。

有能な霊能者であっても、ベストを尽くさなければ、スコアは伸びないそうである。テレパシーや透視は、人間には誰にでも付与されている脳力だと、ライト氏は結論づけている。

それによれば、テーブルの上に伏せられたカードを見分ける脳力は、他人の心の中を読み取るのとまったく同じ脳力だというのだ。

それを裏付ける証拠として、どちらかの脳力を持っている人は、潜在的に必ずもう一つの脳力を持っているという事実がそれを証明している。

スクリーンや壁や距離などは、この場合問題ではない。ライト氏はこうした事実から、霊感の体験や夢のお告げ、災難の予感などはすべて一つの才能なのだと推測している。

あなた方はこの結論を頭から信じる必要はないが、ライン博士の呈示した数々の証拠は覚えておくとよい。

●ブレーン・ストーミングの力

ライン博士の見解によれば、心が感応する状態が「特別感覚」ということになる。私はそれに、さらに付け加えておきたいことがある。

それは私と助手との間で心の交信をする方法を発見した、ということだ。その方法は、次の章の中で実践的な方法として詳述する。私は、二人のスタッフとともに仕事をしていた。

そして何回も実験を重ねて、私たちの心を一つにまとめる方法を発見したのである(次の章の「目に見えない相談役」の原理の応用)。

私たちは依頼者の問題を解決するために、どうしても三人の心をまとめなければならなかった。その方法は簡単だ。

私たちは会議用のテーブルを囲み、問題の本質についてじっくり考え、そして意見を交わす。どんな考えでもいいから、各自思ったとおりを発表する。参加者がお互いに心を刺激し合うと、不思議なことに今まで経験したこともないような知恵が湧いてくるものだ。

これが、いわゆるブレーン・ストーミングである。

あなたが「マスターマインド」の章で紹介した原理を理解することができるなら、このテーブルを囲んだ話し合いの考え方も十分理解できるはずである。

三人の人間が、明確な目標に対して心を一つにまとめ、調和を保ちながら意見を述べ合うということは、「マスターマインド」の考え方の最も簡単で実践的な応用なのだ。

この方法を応用していくと、この成功の科学を学ぶ人なら必ず、成功ノウハウを身につけることができるだろう。

あなたが、この方法をそれほど重要とは感じないと思ったら、このページをマークしておいていただきたい。

この本の最後の章を読み終わったら、もう一度繰り返して読むといい。

エッセンス⑬

▼「潜在意識」と「創造的想像力」と「深層自己説得」の三つのノウハウの活用によって思考の力を引き出すことができる。それによって、他の人々にはない〝見えない力〟を発揮することができる。

▼人間は「目に見えない力」によってコントロールされている。精神科学における新たな発見が自己開発の強力な道具になる。

▼一四〇億もの脳細胞がさまざまにネットワークをつくってあなたの忠実な召使いとなり、思考パターン、想像力、意思を形成する。この働きによって、富を得るための知恵は次々とあなたの頭脳に形成される。

▼豊かになりたいと思う人は多いが、そのための明確な計画と燃えるような願望を持っている人は少ない。

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