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第 14章 知らないと恥ずかしい葬儀のマナー

失礼のない振る舞いを 社会人になると仕事関係の葬儀に出席することもあります。年齢が若いうちは訃報に接する機会は少ないものですが訃報(ふほう)は突然です。

会社関係の葬儀の場で失礼がないよう基本の振る舞い方やお悔やみの場でのタブーを知っておきましょう。

目次

訃報を受けたら

・故人が取引先関係者の場合

取引先より訃報を受けたら、弔電や供花の有無、香典の額、葬儀参列者など、会社としての対応を上司に確認し従います。

参列に代表者を立てる場合は故人と同格者が出席します。

・故人が社員・社員の家族の場合

上司の許可を得て、通夜、葬儀、告別式に参列します。

どの取引先に知らせるか、弔電、供花、香典の額についても部署内の判断に従います。

当日は受付係、案内係などのお手伝いを積極的に申し出ます。

・故人が自分の身内の場合

すぐに直属の上司に連絡をし、忌引き休暇の手続きをします。

◎香典のマナー

・不祝儀の準備

宗教がわからないとき、上包み(外袋)には御霊前と書くとどの宗派にも対応できます。

水引の下に名前を書きます。

薄墨のペンで書くことで「悲しみの涙で文字の墨が薄くなっている」ことを表します。

中包みは表面には何も書かずに、裏面に金額、住所、名前を薄墨で書きます。

中包みに入れるお金は新札を避けます。

“不幸を待って準備していた”という意味になります。

新札しかないときは折り目を付けて、顔が描かれた面を下、裏側に向くように入れます。

・ふくさの包み方

不祝儀袋を真ん中に置き、慶事とは反対に右側から折ります。

下 →上の順で折り、最後に左から右へかぶせるように折り、つめを留めます。

通夜・告別式での身だしなみ

◎通夜での服装

通夜に喪服で参列するのは不幸を待ち受けていたようで失礼にあたるという考え方があります。

したがって、地味な平服が基本ですが、できる限り黒で統一した服装が望ましいでしょう。仕事先から駆け付けるときはビジネススーツでも構いません。

女性の場合アクセサリーは外し、お化粧は控えめにします。

いざという時のためにロッカーに黒のジャケット、黒のストッキングをおいておくとあわてずにすみます。

◎告別式での服装

喪服で参列します。男性はスーツ、ネクタイ、靴、靴下を黒に統一。ワイシャツは清潔な白の無地にします。

コート、マフラーも黒の地味なデザインのもので。結婚指輪以外のアクセサリーは外します。

女性の場合も喪服を着ます。

社会人になったら喪服一式は必需品と心得て用意をしておくようにしましょう。

ストッキング、靴や鞄は黒で統一します。

柄や光沢のないものを選びましょう。

アクセサリーは一連の黒のパールのネックレスであれば着けてもかまいません。

二連、三連のアクセサリーは不幸が重なるといわれてタブーです。

また、派手なネイルは控えて、長い髪はまとめるようにしましょう。

通夜のマナー

通夜は「受付」 →「読経」 →「焼香」 →「通夜ぶるまい」の流れで行なわれます。

「受付」ではふくさを受付台に置き、そこでふくさを開き香典を相手に向けて渡します。

この時「このたびはご愁傷さまでした。謹んでお悔やみ申し上げます」とお悔やみの言葉を述べてから芳名帳に記帳します。

記帳を先にすすめられた場合は記帳を済ませてから香典を。

「読経」では静かに僧侶の読経に耳を傾け、途中で席を立つことがないようにします。

また、携帯電話が鳴ることがないようにあらかじめマナーモードに。

焼香は遺族、近親者の順に行い、座った席の順番で行います。上司の後に座り、自分の順番が来たら焼香をします。

「通夜ぶるまい」は遺族にすすめられたら応じるようにしましょう。その際、少しでも口をつけるようにし、長居はしません。

会話では「重ね重ね」「たびたび」「再三」など不幸が重なることを連想させる「重ね言葉」は避けます。

葬儀のマナー

葬儀に参列する場合、開始時刻の 10分前には到着し受付を済ませます。

受付では、悲しみの表情でお悔やみを述べます。言葉は短くてかまいません。

参列者同志のあいさつは控え、黙礼程度にとどめます。

香典は通夜で渡している場合は不要です。

[仏式葬儀の焼香]

数珠は左手で胸の位置に持ち、遺族、僧侶に一礼をします。祭壇前に進み、遺影を見つめて合唱。焼香をします。親指、人差し指、中指の 3本でつまみ、目の高さに押しいただき、香炉の上に落とします。

焼香の回数は指示に従います。遺族、僧侶に一礼して席に戻ります。

[神式葬儀の玉串奉奠]

榊の枝に紙の飾りをつけたものを玉串といい、仏式の焼香が神式の玉串奉奠にあたります。遺族、神官に一礼をし、神官から玉串を受け取ります。葉先を左手で下から、茎側を右手で上から持ち、神前まで進みます。

玉串を時計回りに 90度回転させて、茎側を自分の方に向け、続いて、茎側が祭殿に向くように右回りに 180度回転。

葉先が手前になった状態で玉串案に供えて一歩下がります。

二礼二拍手一礼をしますがこのときの拍手は「しのび手」といい音は立てません。

更に一歩下がり、遺族と神官に一礼してから席に戻ります。

[キリスト教式の献花]

仏式の焼香や神式の玉串奉奠にあたるものは、本来キリスト教にはありません。献花は故人との別れを惜しむための日本独自の儀式として行なわれます。

献花にはユリ、カーネーション、菊などの茎の長い白い花を用います。花を差し出されたら、花が右に来るように受け取り、花を右手で下から、茎を左手で上から、胸の高さに持ちます。

祭壇の前にすすみ一礼。

右回りに花を回して、茎を祭壇側に向けて献花台にささげます。続いて、手を合わせて黙祷をし、信者は十字をきります。その後、牧師、遺族に一礼をし、席に戻ります。

葬儀のマナーのまとめ

●訃報は突然。いつでも対応できるように喪服一式は揃えておきます

●通夜、告別式では携帯電話はマナーモードに。通話の離席は NGです

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