常に“見られている”意識を 立ち居振舞いからは、その人の感情や仕事に対する姿勢など、さまざまなメッセージを読み取ることができます。
たとえば、ていねいなしぐさからは誠実な印象を、乱雑なしぐさや大ざっぱな動作からはがさつな印象を受けるものです。
立ち居振舞いは、その人の人柄を感じさせます。
お客さまや上司、同僚など、常に周囲へ与える印象を考えて行動することが大切です。
ちょっとしたしぐさにも、神経を行きわたらせることで、相手を大切にする気持ちを伝えられるようになるでしょう。
上品な立ち居振舞いを身につけるポイントは、常に“見られている”という意識を持つことです。
周囲の人の視線を感じることで、乱雑な動作やいい加減な行動をしにくくなります。
日ごろから、自分の振舞いが周囲の人にどう見られているかということに気をつかうことで、次第にていねいな立ち居振舞いが身につくようになります。
[握手をするように差し出す] 何かを取ろうとしたとき、手の甲が真上になってはいませんか? 手を伸ばすときの形は、握手をするように差し出すのがていねい。
小指から物に触れるように意識するのがポイントです。
このときも、指先が開ききっていないように気をつけ、親指と人差し指以外をやや丸めるようにすると、しなやかな印象になります。
細い物や小さい物は、親指と人差し指で支えるように持ちます。
[ひざを折って拾う] 落ちているものを拾うときには、体の正面で取り上げるより、側面から手を伸ばすほうが、エレガントな印象です。
拾うものに近いほうのひざを下げ、静かにしゃがんで取り上げます。
[書類は体の前で持つ] 書類を片手で持ち、ブラブラと振るように歩いていると、ぞんざいな印象を与えてしまいます。
もう片方の手を添えることはもちろん、体の前に持つほうが好印象です。
社内で気をつけたい NGな立ち居振る舞い なにげない振る舞いから、相手はさまざまなメッセージを読み取ります。
悪気がなかったとしても、無神経な振る舞いをしてしまうことで、悪いイメージをもたれないともかぎらないのです。
誤解を防ぐためにも、“いつも見られている”という意識を持って、仕事に取り組みましょう。
[音を立てない] 物を置くとき、「バン!」と大きな音を立てられたら、あなたはどのように感じますか? 決して気分はよくないでしょう。
感情にまかせてパソコンのキーボードを叩いたり、バタバタと音を立てて歩くことも、周りの人にとっては不快です。
“周囲に気づかいができない人”“自己中心的”という印象を与えてしまいます。
[落ち着きのない行動をしない]「なくて七癖」で、貧乏ゆすりやペン回しなど、知らず知らずのうちにやってしまうのが癖です。
無意識で行なっている癖が、周りの人に不快感を与えてしまう場合があります。
“落ち着きのない人”という印象をもたれかねないので、注意しましょう。
[長時間のおしゃべり] 業務時間内にトイレや給湯室などで長時間の立ち話はしないようにしましょう。
話が盛り上がって、自分では気がつかないうちについ大声になってしまうことがあります。
次に使いたい人の迷惑にもなるため気をつけましょう。
そもそも職場は仕事をする場所。
業務に支障がないよう私語はほどほどに。
[何度も喫煙に立つ] 仕事中にもかかわらず何度も喫煙に席を立つのは考えものです。
集中力がないように見え仕事に対する姿勢に疑問を感じます。
スーツにタバコ臭が付き、周囲の迷惑にもなりかねません。
[髪の毛にさわる] 女性が気をつけたいのが髪を触る癖です。
「退屈そう」「会話に集中力していない」といった印象を相手に与えてしまいマイナスです。
身だしなみの面でも長い髪は結んでおきましょう。
男性の場合、髭やもみ上げを触るのも要注意です。
[あくびをする] 生理現象とはいえ気をつけたいのがあくびです。
「やる気がなさそう」に見えてかなり不真面目な印象に写ります。
また、寝不足で自己管理が出来ていないようにも受けとめられかねません。
できるだけ噛み殺すようにするか、それでも我慢ができないときは手で覆い隠すようにしましょう。
眠気覚ましに首や肩のストレッチをするのもひとつです。
[飲み会での振る舞い] 歓送迎会や新年会、忘年会、また上司からのお誘いで社内の人とお酒を飲む機会は少なくありません。
飲食の席は強制参加ではありませんが、自分を知ってもらい、社員同士の結束を高めるためにも可能な限り参加しましょう。
ただし、気をつけたいのはその飲み方。
お酌や乾杯、席次のルールを意識することはもちろんですが、難しいのは話題選び。
飲みすぎて、つい仕事の愚痴や不満を言ってしまうとマイナスなイメージになります。
仕事に関する話題はポジティブな話題にとどめ、誰もが酒宴を楽しむことができる話題を心がけましょう。
社外で気をつけたい NGな立ち居振る舞い 電車やエレベーターなど、公共の場所でも社会人としての振る舞いが求められます。
あなたは常に会社の看板を背負っています。
あなたの印象が悪ければ会社のイメージや信用に傷をつけることになります。
あなたはビジネスパーソンである以前に社会で生きる大人です。
少しでも恥ずかしいと思う表情・行動・態度は慎みましょう。
[電車の中でお化粧をする] 電車の中は公共の場。
身繕いであるお化粧をするということは電車の中で着替えているようなもので、見ている側は目のやり場に困ります。
化粧室ならともかく、様々な人が見ている場所でするということは、「人からどう見られようと構わない」という無関心の現れ。
会社のイメージを損なう非常識な行動です。
[優先席に座る] 電車の優先席はそれを必要としている人のためのものです。
ビジネススーツを着て優先席に座っている姿は好ましいものではありません。
基本は座らずにおきましょう。
[歩きながらの喫煙] 公共の場はみんなのものです。
タバコの臭いや煙がすれ違う人や、前後にいる人に不快感を与えます。
また手に持ったタバコが人に接触する可能性もあって危険です。
時間管理はきちんと出来て当たり前 ◎時間を守れないことは不信を生む 時間厳守はビジネスにおいて最重要ルールのひとつです。
わずかな遅刻も許されないのがビジネスの世界。
緊張感と責任感を持って行動しましょう。
また時間に余裕を持って行動することでトラブルやミスを回避することができ仕事の成果に繋がります。
◎会社内での時間のマナー[始業時のマナー] 始業時間は仕事を始める時間のこと。
会社に着く時間ではありません。
10分前には着席し、いつでも仕事が始められるように準備しましょう。
[終業時のマナー] 規定の定時になり、自分の仕事が終わったからといって黙って帰るのは好ましくありません。
周囲の先輩や同僚に目を配り、手伝えることがあれば積極的に声をかけましょう。
◎遅刻をしてしまった時には 遅刻は自分の評価を下げるだけでなく、会社や共に働く先輩や同僚に迷惑をかけることになります。
体調不良や電車の遅延、寝坊など出社時間に間に合わせないことがわかったら速やかに会社に電話をします。
電話では遅刻の理由と、到着予定時刻を伝えます。
たとえ理由が寝坊であっても正直に伝えましょう。
謝罪も忘れずに。
また電車の遅延では遅延証明証をもらっておくことで、遅刻扱いが取り消されることがあります。
◎体調不良の時には 日頃から体調管理に気をつけることはもちろんですが、不調を感じたら早めに周囲に伝えましょう。
出勤前に不調を感じた時は速やかに会社に連絡をします。
その日の会議やアポイントメント等の予定を伝え、引き継いでもらえるようにお願いしましょう。
早急に医療機関の診察を受け、診断結果と復帰の予定を電話で報告します。
必要であれば診断書をもらっておきます。
復帰後は仕事のカバーをしてくれた先輩や同僚にお詫びとお礼の言葉を忘れずに。
立ち居振る舞いと時間のマナーのまとめ ●言葉でつくろっても、しぐさに人柄が表れる。
常に見られている意識を大切に ●お客さまと接するときには、おもてなしの心が表れるしぐさを心掛けよう ●会社の仕事はチームプレー。
時間を守らないことは他の人にも迷惑に
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