



はじめに絶対に風邪をひけないあなたへ
あなたは、次のような「事実」をご存じでしょうか?
- 「ビタミン C」の摂取は風邪予防に効果的でない
- 病院に行っても風邪は治せない
- 「うがい薬」は風邪の予防効果が望めない
- 風邪に「抗生物質」は効かない
- 他人にうつしても自分の風邪は治らない
- 飛行機の機内は日常生活の「 100倍」以上風邪のリスクが高い
あなたは、次のどれかに当てはまりませんか?
- 「社内でインフルエンザが大流行。うつされないかとビクビク……」
- 「ちょっと風邪をひいたくらいじゃ、仕事を休めない……」
- 「プレゼンを控え、この 1週間だけは何が何でも絶対に風邪をひけない!」
- 「子どもが受験を控えてピリピリ……。親の私が風邪をひいたらシャレにならない!」
- 「妊娠中で、『風邪に気をつけて』と言われるけど、どうすればいいの?」
- 「子どもの頃から、大切なイベントの前に限って風邪をひく」
- 「毎日ピンピンしている人がうらやましい……」
バリバリ仕事するビジネスパーソン。学業やスポーツに打ち込む学生。毎日家事をこなす人。誰もが、常に「ベストパフォーマンス」を求められます。
「少しくらい体調を崩したからと言って、何日も家で寝込んでいられる余裕はない」それが、現代人の本音でしょう。「今だけは、絶対に風邪をひきたくない」どんなに元気な人であっても、そういうタイミングが、年に何回か訪れるものです。
風邪は冬のイメージがありますが、「夏風邪」には重い症状を伴うものもあります。私たちは一年中、風邪の脅威にさらされているのです。
人は、先々の予定を考えるとき、体調が良いことを前提にスケジュールを組みます。カレンダーに「風邪で休む」という予定を書き込む人はいないでしょう。だからこそ誰もが、突然風邪をひいて、悩まされるのです。
「風邪さえひいていなかったら、もっと頑張れるのに……」「一刻も早く回復しないと予定がめちゃくちゃになってしまう……」そういう場面は、誰もが一度は経験したことがあるでしょう。
実は私も、この本を書いている最中に風邪をひきそうになりました。しかし、病院に行くことなく、 1日も会社を休まず復帰しました。自分の経験や、最新の医学的根拠に基づいた知識を総動員して対処したからです。本書では、その対策のすべてを余すところなくお伝えします。
●なぜ、誰も「正しい風邪対策」を教えてくれないのか?
風邪は誰もが知っている、身近な病気です。しかし、どうすれば風邪を予防できるのか、確かな情報を得ることは難しいものです。
それには、理由があります。
風邪は、主にウイルスに感染することを原因とした病気です。風邪の原因となるウイルスは 200種類以上あります。「風邪」とは、1つのウイルスを原因とした特定の病気を指すのではありません。無数にあるウイルスの中の、いくつかが引き起こす症状の「総称」と言えるのです。
100人いれば 100通りの風邪があり、原因もそれぞれ、症状もそれぞれです。
そして、本書で詳しく解説しますが、「風邪の治し方」は、正直、医者泣かせです。
最先端医学でも明確な原因のメカニズムは解明されておらず、風邪には根治療法や特効薬がいまだに存在しないからです。どんな名医でも、風邪を予防・根治する 100%完璧な方法を知らないのです。
最近の医学では、「科学的根拠に基づく医療 = EBM(エビデンスベースド・メディシン = evidence-based medicine)」という考え方が主流になりつつあります。
EBMは、医者の個人的な経験や過去の慣習などに依存した治療法を見直し、科学的に調査された研究成果に基づいて医療を実践することを指します。
とくに、西洋医学の医療において重視されている概念で、この EBMという考え方によって、医学は今も進歩し続けています。
しかし、風邪は、この EBMにおいても発展途上の病気です。
毎年、新しい研究によるエビデンスがつみあがっています。すべての風邪ウイルスをやっつける「一撃必殺の技」は、どんな名医も持ち合わせていないのが現状です。
●「都市伝説」に頼らない医学的根拠に基づいた具体策
そうしたことが背景にあるためか、ちまたでは根拠のない「都市伝説」のような対策や「精神論」が語られがちです。
あなたも、次のようなことを耳にしたことがあるのではないでしょうか。
- 「風邪をひいたくらいで会社を休むな」
- 「風邪は気合いで治せる」
- 「漢方は風邪に効かない」
- 「バカは風邪をひかない」
- 「酒は〝アルコール消毒〟だから風邪治療に効果的」
これらは、すべて根拠のない言説です。
風邪をひいたときの対処法についても、ご自身の経験や、インターネットで得た本当に正しいかどうかわからない情報や、親御さんや周囲の方々が教えてくれた方法などを駆使して、「なんとなく」風邪に対処しているのが実態ではないでしょうか。
そこで本書では、現代医学で解明されている最大限の医学的知見や科学的知識を、一般の人が日常的に実践できるレベルの具体策に落とし込んで紹介します。
現役の内科医、救急救命医、薬剤師などの知見と、医療統計データ、 150近くの最新の研究論文や文献を総動員し、「風邪をひかないための予防策」と「できる限り早く風邪を治す方法」を紹介していきます。
多くの医者や専門家が同意する内容と、一定のエビデンスはあるものの発展途上で、医者によって見解が分かれる内容を併用していますが、読者のみなさんの毎日の生活に即して、現実的な具体策をまとめています。
●絶対に風邪をひけない医者が実践している方法
私は医師であると同時に、経営者、コンサルタントでもあります。最近では大学の特任教授も拝命し、みなさんと同じように忙しい日々を送っています。
外科医としてキャリアをスタートし、手術や急患で眠る暇もない毎日を過ごしました。
一人でも多くの命を救うためには、もっと根本的に病気の発生要因やメカニズムを知る必要があると感じ、大学院の関係機関で病理専門医(がんの診断を専門にする医師)として働き始めました。
約 10年間、医者として臨床の最前線に立ったあと、「医療機関の経営」を根本的に改革することに興味を持ち、医者として働きつつ、慶應義塾大学大学院(慶應ビジネス・スクール)に通う決心をしました。
そして、在学中に医療機関再生コンサルティング会社を設立し、現在も日本各地の病院の再建に取り組んでいます。
その一方で臨床業務を続け、企業の産業医としての立場で、日々、ビジネスパーソンを中心に、一般の方々とも接しています。
当然ながら、オペにミスは許されません。クライアント企業の経営を左右するアドバイスに、手抜きなどできません。そして、力をセーブして業績を上げられるほど現在の経営環境は甘くありません。
私一人のパフォーマンスの低下が、人の命や、企業とそこで働く人の人生を損なうことに直結します。
つまり私は「常に高いパフォーマンスを維持し続けなければならない」立場にあるのです。
そんなキャリアを歩む中で、医者とビジネスパーソン両方の視点と経験を併せ持ってきたからこそ、忙しい毎日を過ごす現代人の悩みにフォーカスし、「現実的な風邪対策」をまとめて、多くの方に実践していただく必要性を痛感したのです。
本書には、そうした、絶対に風邪をひけない中で私自身が実践してきた方法も、随所に折り込んで紹介していきます。
臨床の現場において、多くの患者さんは、難しい医学知識や科学理論を振りかざすと、それだけで興味を失い、耳を閉ざしてしまいがちです。
だからこそ本書では「わかりやすさ」と「実践的な内容」に徹底的にこだわりました。
専門家の方から見れば、物足りない内容があるかもしれません。しかし、その物足りなさこそが、私は「わかりやすさ」につながると考えています。
風邪は、一番身近にある最大の敵です。風邪をひかなくなるだけで、あなたの生産性は大きく向上するはずです。ウイルスという「目に見えない敵」が相手だからこそ、人はどうしても「なんとなく」風邪対策を実践してしまいます。
しかし、風邪は、ある程度の知識があれば、「戦略的」に予防できる病気です。
本書が、忙しく過ごす現代に生きるすべての人の「新しい常識」となり、見えないウイルスに対抗する「防具」となり、みなさんの健康な生活や人生に貢献できることを、著者として心の底から願っています。
2018年1月 裴英洙
※おことわり本書の内容は、風邪が確定診断されている、もしくは高確率で風邪と判断される症状を前提に書かれたものです。
自己責任のもとで本書の内容を実行し、もし症状が長期化したり、いつもと症状が違うと感じた場合、必ず医師の診断を仰いでください。
また、本書は健康体の方に向けて書かれています。
重い病気を持った方、虚弱体質の方、乳幼児や高齢者などには、一部適さない内容が含まれておりますので、あらかじめご了承ください。
序章一流の人は、なぜ風邪をひかないのか?
第 1章医者が教えてくれない「風邪の正体」
8要注意!こんな症状は風邪じゃない──「風邪以外の病気」の見分け方
1一生の「丸一年」あなたは風邪をひいている——「風邪をひかない人」がやっていること
人間は、誰でも風邪をひきます。米国の統計調査によれば、人は一生のうちで 200回ほど風邪をひくと言われます。
ビジネスパーソンが仕事を休む理由の 4割が風邪であるという調査もあります。
風邪をひくたびに 1〜 2日欠勤したとすれば、職業人生の丸 1年以上が風邪に潰されます。風邪は、一番身近にある、最大のリスクだと言えます。
●どんな名医も風邪をひく
「医者の不養生」などと言われますが、医者も風邪をひきます。
本書を書いている私も、現役の執刀医時代、そして経営者になってからも、風邪に悩まされ続け、何度も苦い経験をしました。
大きい声では言えませんが、鼻水をすすりながら診察したことがあります。熱を出した状態で、経営戦略会議に出席したこともあります。体調不良がたたり、最寄り駅で降りられず乗り過ごしたこともあります。
1日 4回の手術を終え疲れ切って帰宅し、布団をかける力すらなく倒れこんだまま朝まで眠り、「寝冷え」で風邪をひいたことも 1度や 2度ではありません。
自分の体調も管理できないようでは、医者失格だと思われるかもしれません。
しかし、事実、私も、私の周りの医者も、どんな名医も薬剤師も風邪をひきます。とはいえ、医者は、人の命を預かる仕事です。
ぼーっとした頭で手術に臨めば、医療ミスや重大事故につながる可能性があります。風邪をひいたとしても、パフォーマンスを下げることができません。
そこで私は、風邪をひいて熱とのどの痛みを抱えたベッドの中で天井を見つめながら、「自分はなぜ風邪をひいたのか?」と振り返り、どうすれば風邪をひかないようになれるのかを、真剣に考え続けました。
その個人的な分析結果と、臨床の統計データ、最新医学論文や文献の内容を元にまとめたのが、本書の風邪対策です。
●風邪をこじらせる人、 1日でケロッと治す人
私の後輩に、よく風邪をひく内科医がいます。
しかし、翌日には何事もなかったかのように出勤してくるのです。
そこで、「よく風邪ひくけど 1日でケロッと治すよね。何してるの?」と質問しました。すると彼は「早期発見、早期休息ですよ」と即答しました。
あなたの周りにも、いつもパワフルで全然会社を休まず、ちょっと体調を崩しても、翌日にはピンピンしているような人はいませんか?彼らは、自分の身体の異変に素早く気づき、生活のすべてを「風邪モード」に切り替えて即時対応することで、速攻回復しているのです。本書では、そういう人を「一流」と定義します。
左の図は、一流と、風邪を長引かせる人との差を示しています。

普通の人は、富士山のような高い山型をとります。それに対して、一流は、なだらかな丘のようなラインを描きます。一流は、風邪をひかないのではなく、重症化させずに即回復する方法を身につけているために、周囲から風邪をひいているように見えないのです。
もし、あなたが風邪をひきやすい人なら、本書の内容を実践すれば、「風邪をひく回数」が少なくなるでしょう。また、風邪をひいてしまっても、悪化して長引かせることはなくなるはずです。
そして、周囲から風邪をひいているように見えない「一流」に近づけるでしょう。
いかに風邪の「前兆」をキャッチするか?——本書で紹介する風邪対策の「新常識」
本書で紹介する風邪対策は、3つの段階に分かれています。
- 風邪をひく前にやること (第 2章)
- 風邪をひいてからやること (第 3章)
- 風邪をぶり返さないためにやること (第 4章)
一般的に知られる風邪対策は、「風邪をひいてからやること」が多いでしょう。熱が出れば解熱剤、のどが痛くなったらのど飴や市販の風邪薬を飲む。あとはしっかり栄養を摂って、よく寝て治るのを待つ……というのが一般的でしょう。
もちろん本書でも、ひいてしまった後の正しい対処法をお伝えします。
ただし、風邪をひかない一流の人が最も重視しているのは、「ひく前」です。熱やせきやのどの痛みなど、風邪の代表的な症状が出る前の「ちょっとした違和感」を、本書では「超初期症状」と呼んでいます。超初期症状の段階で手を打ち、風邪をひきそうでひかない状態で踏みとどまるのです。
そして、たとえ風邪をひいても、正しい対処法を知っていれば最速で回復できる。しっかりと治し切る方法を知っていれば、ぶり返さない。
この 3段階における風邪対策を身につければ、風邪をひきにくくなるだけでなく、風邪をひいても、すぐに回復できるようになります。
●「風邪のひき方」にはパターンがある
人は、似たようなパターンで風邪をひきます。かつての私は、地方出張が週に 2度あると、高い確率で風邪をひいていました。その原因を分解すると、まず、出張前後に睡眠不足が続いていたことがわかりました。そのほか、外食続きになり、栄養バランスが偏っていました。出張先の会議室や寝室の湿度や温度管理が不十分だったことも、共通していました。
私の周囲の人は、次のようなパターンで風邪をひくことが多いと言います。
- ●週 2回徹夜すると、週末に風邪をひく
- ●睡眠時間が 5時間以下の日が 3日続くと、風邪をひく
- ●出張がひと月に 2回以上重なると、風邪をひく
- ●年末年始に不規則な生活をすると、年始まもなく風邪をひく
風邪をこじらせず、即回復する一流のビジネスパーソンに共通しているのは、この「風邪をひくパターン」を自己分析できていることです。
先々のスケジュールを確認し、風邪パターンにハマりそうになったら、即座に本書で紹介するような予防策で先手を打ち、シャットアウトしているのです。
第 1章で詳しく説明しますが、風邪をひくのは、ウイルスが身体に侵入することだけが原因ではありません。
生活上のさまざまな悪い習慣が温床となって抵抗力が落ち、ウイルスの侵入を許し、増殖を許し、柔道で「合わせ技一本」を取られるようにして、人は風邪をひきます。
だからこそ、日常生活に潜む「悪い習慣」を潰すことが、重要な風邪対策です。
●みんな「身体」は一流である
超初期症状は、身体からの「ヘルプサイン」です。無理が生じれば、身体は何らかの形で「風邪をひきそうだ」というサインを出します。
そのヘルプに気づけなかったり、無視して残業したり飲み会に参加したりと負荷をかけ続けると、身体が耐えきれなくなり、本格的な風邪に移行してしまうのです。
そういう意味では、元来、誰でも「一流の身体」を持っているのです。もちろん、体質には個人差があり、風邪をひきやすい人とひきにくい人がいます。
しかし、風邪をひかない一流と、風邪をこじらせる人の差は、身体からのサインを素早く察知し、的確な対応ができるかどうかに最大のポイントがあります。
「バカは風邪をひかない」ということわざがあります。鈍感な人は、風邪をひいても自覚しないで過ごしている、という意味で使われます。しかし、私の考えは「人は風邪をひくたびに賢くなっていく」です。
「自分は、どういう状況になったときに風邪をひくのか?」を知り、正しい予防策と対処法を身につければ、風邪をひかない生活習慣を身につけられるのです。
3風邪は 7日で自然に治る——医者が教えてくれない最低限の風邪知識
風邪は、医学用語で「急性上気道炎」と呼ばれています。
医学的に見た風邪の特徴は、大きく分けて4つあります。
- ●上気道(鼻からのどの通り道)に炎症が起こる
- ●原因の 90%程度はウイルスである
- ●良性の病気である
- ●ほとんどが自然治癒する
「主にウイルス感染で上気道に炎症を起こすが、自然に治る」のが風邪です。つまり、風邪は、安静にしていれば自然に治るとわかっている病気なのです。
あなたが「風邪かも……」と思って病院に行ったときのことを思い出してください。医者は、いくつかの薬を処方し、「安静にしてください」と言うことが多いはずです。
後述しますが、現代医学では、風邪を根治する特効薬は開発されていません。医者が処方するのは、あくまで熱や痛みなどを和らげる対症療法としての薬です。風邪の原因となるウイルスを撃退して、根治させるものではありません。患者が一刻も早く治したいと思っていても、医者は根治させることができないのです。
●ベストパフォーマンスから 1週間も遠ざかる
「安静にしていれば自然に治る」と言われたところで、知りたいのは、「じゃあ、何日安静にすれば治るのか?」ということでしょう。
個人差はありますが、一度風邪をひくと、完全回復するまでに 7〜 10日かかるというのが医学的な見解です。
また、日本のシンクタンクが全国の 20〜 39歳の仕事を持つ男女を対象に行なった調査によれば、一度風邪をひくと、完治するまでに平均 5・ 4日かかると回答しています。
風邪をひけば、仕事や日常生活に大きな支障をきたします。風邪によって、反応時間が顕著に遅くなるなど仕事のパフォーマンスが低下することは、科学的にも証明されています。1週間もベストパフォーマンスから遠ざかれば、仕事の生産性は大きく下がります。
●あなたが 1回風邪をひくと「4万4000円」の経済損失に
風邪をひいて病院に行った場合、診療代は 3割の自己負担で 1500〜 2000円ほどでしょう。薬局で市販薬を購入した場合は、 3日分で 1500円前後。栄養剤や飲み物、のど飴、マスクやうがい薬などを購入する人も多いはずです。総合すると、 1回の風邪で財布から出ていく金額は 5000円はくだらないでしょう。
日本のシンクタンクの調査によれば、風邪で仕事がはかどらないことによる生産性低下の社会的損失を金額にすると、平均 4万 4270円に上っています。
米国では、風邪の外来治療費、ビジネスパーソンが風邪で欠勤したことによる経済損失と、子どもが風邪をひいてその看病のために欠勤したことによる損失を含めると年間 225億ドルと推定され、実際に大きな社会損失になっています。
●余計な仕事が増えて、みんなの信頼を失う
それだけではありません。風邪の影響は、「治ったあと」にも及びます。
一流のビジネスパーソンが過剰なまでに風邪対策に徹するのは、見えない損失が大きすぎることを自覚しているからです。
思い出してみてください。
風邪をひくと、こんな「損失」が発生しているはずです。
- ●遅れを取り戻すための残業や早出などの「リスケ」のストレス
- ●迷惑をかけた取引先への謝罪メールなど、追加業務の発生
- ●突発的な対応に追われる同僚や上司の負担
- ●他人に任せることによるミスの可能性
- ●無理に出社して周囲に病原体を撒き散らすリスクの発生
1人が風邪をひいた悪影響は、玉突き状態でチーム内に伝染します。さらに、風邪はプライベートにも悪影響を及ぼします。
受験生がいる家庭、要介護の高齢者がいる家庭、夫婦ともにフルタイムで働いている家庭などでは、あなたにとっては「ただの風邪」でも、ほかの家族に感染することが大きなリスクになる場合があります。
また、家事や保育園の送り迎えを 2人で分担していれば、負担は 1人に集中します。誰かとともに生きている以上、 1人の風邪は、確実に周囲に悪影響を及ぼすのです。
優しい同僚やパートナーは「誰でも風邪くらいひくよ。お互いさま」といたわってくれるかもしれません。ただし、その言葉に毎回甘えていたのでは、芸がなさすぎます。
医者に頼らず、自己防衛する方法を身につけることが、最大の風邪対策になるのです。
4風邪の代表的な症状と経過——ひき始めから治るまで、何が起きているのか?
医学的に、もっとも代表的な風邪の症状は、次の3つと言われています。
- ①鼻水・鼻づまり
- ②のどの痛み
- ③せき
前述のように、風邪は、医学用語で「急性上気道炎」と言います。鼻からのどまでの空気の通り道(上気道)に炎症が起こり、鼻水、のどの痛み、せきやたんという3つの症状が、同時に、同程度存在すると、風邪だと診断されやすくなります。
鼻水、のどの痛み、せきが同じ時期に現れれば、高い確率で風邪が疑われます。
●風邪の原因は「ウイルス」が 9割
そのほか、風邪が引き起こす代表的な症状には、次のようなものがあります。
●微熱
●くしゃみ
●倦怠感(だるさ)
●頭痛 など
風邪は、その 80〜 90%がウイルスが原因で発症します。また、風邪の原因となるウイルスは、全部で 200種類以上あります。
風邪は一般的に、ウイルスが侵入して 10〜 12時間で症状が出始め、感染 2〜 3日後に症状のピークを迎え、 7〜 10日で消失する、という経過をたどりやすくなります。
あくまで一般的な例ですが、症状の変化は、次のような過程をたどります。
- ① 微熱やだるさ、鼻の奥からのどの上のあたりのイガイガ感から始まる
- ② 1〜 2日遅れて鼻水や鼻づまりがあり、せきやたんも出てくる
- ③ 3日目前後に症状のピークを迎える(もっとも辛くなる時期)
- ④ 7日以上経ったころ、よくなっていく
●ウイルスの種類によって症状は違う
風邪の原因となるウイルスは、ライノウイルス、コロナウイルス、 RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどが知られ、ウイルスによって引き起こされる症状に多少の違いがあります。
左の図表は、代表的なウイルスと、そのウイルスが引き起こす症状の頻度をまとめたものです。
この図表を見ると、「のど」「せき」「鼻」の 3症状は、ほぼすべてのウイルスが高い頻度で引き起こすことがわかります。また、風邪をひいたからといって、必ずしも熱が出るわけではないこともわかります。

●あと何日経てば治るのか?
熱が下がると比較的身体はラクになります。しかし、熱が下がっただけで「風邪が治った」と判断したり、解熱剤で熱を下げただけでバリバリ仕事を再開するのは危険です。
熱が下がっても、たとえば鼻水やのどの痛み、せきなどがおさまっていなければ、症状が悪化して風邪を長引かせたり、咳喘息など別の病気を誘発する可能性がありますし、他人に感染させてしまうリスクも高まります。
1つの実験データをご紹介します。
風邪ウイルスを鼻から摂取した 209名の被験者が、 6日間で、症状がどのように発生したかを調査し、グラフ化したのが次の図です。
このグラフから次のような傾向が読み取れます。

- ●「頭痛」や「くしゃみ」は初期症状である可能性が高い
- ●「のどの痛み」は 2、 3日目に悪化しやすい
- ●「せき」「鼻水」「鼻づまり」は、治りかけにひどくなることが多い
- ●「鼻水」は 2日目以降続くことが多い
「自分の風邪はどの段階にあるか?」を知るための参考になるかもしれません。
●なぜ、夏に風邪をひくのか?
風邪がもっとも流行するのは乾燥した冬の季節です。しかし、夏に流行する、いわゆる「夏風邪」があります。ウイルスの適した生存条件はウイルスの種類によって異なり、夏の高温多湿を好むウイルスもいるのです。
空調の効いた部屋と、暑い屋外を出入りすることなどによる自律神経の乱れや、食欲不振などによって体力が低下しやすい状況なども、夏に風邪をひく原因の1つです。
夏風邪には、次のようなものがあります。
- ・手足口病 →エンテロウイルスやコクサッキーウイルスが主な病原体。手、足、口を中心に全身に発疹が現われ、発熱も伴う
- ・ヘルパンギーナ →コクサッキーウイルスが主な病原体。39〜 40度の高熱やのどの痛みが出やすいことが特徴的
- ・プール熱(咽頭結膜熱) →アデノウイルスが主な病原体。38〜 39度の高熱が数日続き、強いのどの痛み、結膜炎などを引き起こす
これらの夏風邪は子どもがかかりやすく、したがって子どもをもつ親は油断できません。
重い症状を伴うものもありますから、夏においても、風邪が流行り出したら、ぜひ本書の予防法・対処法を実践してください。
●「ウイルス」と「細菌」は別の生き物
ちなみに、混同されやすいのですが、「ウイルス」と「細菌」はまったく異なる生物です。風邪との関連が強い違いとしては、抗生物質は細菌を破壊することはできるが、ウイルスには効かないという点です。つまり、風邪に抗生物質は効かないのです。
具体的には、風邪のほか、ノロウイルス、デング熱やエボラ出血熱などは、ウイルスが引き起こす病気です。
一方、肺炎球菌による肺炎、大腸菌による膀胱炎、サルモネラ属菌による食中毒、溶連菌による咽頭炎などは、細菌が引き起こす病気です。
5病院に行っても風邪は治らない——「原因」を特定できない2つの理由
冬の時期、病院には「熱があります」「せきが出始めました」「鼻水が止まりません」という症状を訴える患者が増えます。
また、「先生、風邪をひきました」とか「 2日前から風邪です」という人もいます。過去に似たような症状を経験しているために、「風邪だ」と自己診断しているのです。
しかし、多くの医者は、「風邪ですね」とすぐに結論は出さないでしょう。
風邪は、誰もが知っている病気です。医者が風邪を「風邪だ」と診断するのはたやすいことだろうと思われるでしょう。
しかし、それは間違いです。風邪は、もっとも確定するのが難しい病気の1つです。
それどころか、ほとんどの場合、医者は風邪の原因を特定できないまま、患者に薬などを処方し、治療行為をしているのが普通です。
医者は、複合的な情報と、患者の時系列の症状を見て、重大な別の病気が陰に隠れていないことを判断できた場合に、「おそらく風邪だろう」と、診断します。実は、 100%の自信を持てないときが多いのです。この考え方を「除外診断」といいます。
●医者は「風邪です」と断定できない
医者が風邪を診断する過程を知っていただくために、1つたとえ話をします。あなたは、中学生です。学校から帰ってきて、食べるのを楽しみにしていた有名店のケーキが、冷蔵庫から消えているのを発見しました。あなたは怒り狂い、「犯人」を特定しようとします。
食べた可能性があるのは、父親、母親、兄、妹の家族 4人。あなたが家にいなかった時間、父親は仕事に出ていました。母親もパートに出ていて家にいなかったし、兄は、部活の試合でした。残った妹が食べた可能性は非常に高く、あなたの怒りのボルテージが上がります。
しかし、妹だと「確定」できるほどの強い証拠がありません。「現場」を見たわけでもなく、妹の口に生クリームがついているわけでもありません。
そこであなたは、父親と母親と兄に「冷蔵庫のケーキ食べた?」と聞きました。すると、 3人全員が「食べてないに決まってるじゃん」と答えました。
その時点であなたは初めて、妹以外の可能性をある程度除外できたことで、妹に「オレのケーキ食べたでしょ」と言えます。
風邪の診断過程は、この犯人特定の流れと似ています。
風邪患者の一般的な症状の変化を、時系列で表してみましょう。
① ちょっと寒気がする → ②鼻水が出てきた → ③次の日、熱っぽいかも → ④ のども痛くなってきた → ⑤熱が高いから家で休もう → ⑥ しばらく寝たらのどの痛みが治まってきた → ⑦鼻の通りもよくなってきた → ⑧ 2日寝てたらよくなった → ⑨さあ、今日から仕事に行こう医者が、自信を持って「あなたは風邪です」と言えるのは、 ⑨の段階です。
④の「のども痛くなってきた」のような1つの症状だけでは風邪と確定できません。
極論ですが、医者は、「風邪でした」という過去形でしか、風邪だと完全に断定できないのです。
●「インフルエンザ以外は大丈夫」が医者の本音?
風邪のほとんどは、ウイルスが原因で発症します。
インフルエンザウイルスも風邪ウイルスの1つですが、強力な感染力と高い病原性により「別格扱い」され、慎重に診断した上で特別な治療が行われます。
しかし、インフルエンザ以外の風邪ウイルスは、種類があまりに多いこと、症状がそれほどひどくないこと、ウイルスを固定する検査に費用がかかることなどから、一般外来では、わざわざ風邪ウイルスを特定しないのが通常です。
また、先述したように、風邪は基本的に自然に治る病気です。ウイルスを特定するのが困難である。安静にしていれば自然に治るとわかっている。これが、医者が風邪の原因を特定しない(特定できない)理由です。
風邪とインフルエンザはどう違うか?——「症状」と「対処法」がこんなに違う
インフルエンザは、風邪の一種です。ですから、風邪と同様、健康な成人であれば、治療薬なしでも回復します。ただし、症状が激烈で、仕事や生活に与える影響が風邪とは段違いです。
次の図表のように、インフルエンザとその他大勢に二分できるほどに特徴が異なります。


国立感染症研究所が発表したデータによれば、日本では毎年 1500万人もがインフルエンザに罹患し、直近の調査では 1600万人と増加傾向が続いています。
毎年、日本人の 1割以上が、インフルエンザに罹患しているのです。インフルエンザは、毎年 11月下旬から 12月上旬に流行が始まり、翌年の1月から3月の間に患者数が急増し、4月から5月にかけて減少していくパターンを取ります。
インフルエンザウイルスは A型から C型まであります。人間に流行するのは、主に A型と B型です。インフルエンザウイルスが侵入し、症状が出るまでの潜伏期間はおよそ 1〜 3日。
感染経路は、患者のせき、しぶき、くしゃみなどに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」がメインです。
また、インフルエンザウイルスに感染した 1828人のうち、 1371人が無症状であったことを示す研究があります。つまり、無自覚のうちに感染し、周囲に拡散している可能性もあるということです。
●検査しても「インフルではない」と誤判断される理由
普通の風邪は確定診断が困難ですが、インフルエンザには、国立感染症研究所が出しているマニュアルの中に診断基準があります。
11〜4月のインフルエンザの流行期間中、次の4つの項目すべてを満たしていると、医者はインフルエンザだと診断します。
- ① 突然の発症
- ② 高熱( 38 ℃超)
- ③ 上気道の炎症
- ④ 全身倦怠感などの全身症状
また、4つすべてを満たさなくても、病原体検査が陽性であれば確定診断されます。
この病原体検査には、 10分ほどで診断結果が出る「インフルエンザ迅速診断キット」が用いられることが多く、クリニックや病院の現場で広く使われています。しかし、この検査の感度は 62・ 3%で、陰性を正しく陰性だと判断する確率(特異度)は 98・ 2%とされ、完璧に間違いなく診断できるわけではないのです。
さらに、この迅速診断キットは、発症初期のウイルス量が少ない時期では、実際には陽性なのに陰性結果が出てしまう「偽陰性」という現象が起きることがあります。
会社や学校で検査結果を報告しなければいけない人が、できる限り正確な診断を求めるならば、高熱が出てから半日ほど経ったあとに検査するとよいでしょう。おおむね、発熱後 12時間後〜 36時間以内に、陽性結果を得られやすいからです。
●いつまで「外出禁止」なのか?
インフルエンザを発症したらどれくらい学校や会社を休むべきか、判断に迷うことがあるでしょう。
インフルエンザウイルスは、発症前日から発症後 3〜 7日間は鼻やのどから排出されるとされ、その期間は、二次感染を引き起こす可能性が高いと言えます。
参考までに、学校保健安全法では、「発症した後 5日を経過し、かつ、解熱した後 2日を経過するまで」を、出席停止期間としています。
インフルエンザは、健康な成人であれば治療薬なしで回復しますが、高熱や全身状態の改善を目的として、解熱鎮痛薬を使用されるケースが多いでしょう。
インフルエンザに特徴的な治療として、「抗インフルエンザ薬」も多く使用されます。オセルタミビル(商品名:タミフル)、ザナミビル(商品名:リレンザ)、ペラミビル(商品名:ラピアクタ)、ラニナミビル(商品名:イナビル)などがあります。
有名なタミフルは、健康な成人であれば、発症 48時間以内に服用すると有症期間を約 1日短縮させることが示されています。
7「インフルエンザワクチン」は意味がないのか?——いつ、何のために接種すべきなのか
これまで紹介したように、インフルエンザには、恐ろしいデータがそろっています。しかし、日本においては、次のように考える人が少なくありません。
- 「ワクチンを打ちに行く時間がもったいない」
- 「費用対効果が低いのではないか」
- 「100%予防できないなら、接種しても意味がないだろう」
私自身も、多くの人から「インフルエンザワクチンは、本当に打ったほうがいいのか?」という質問をよく受けます。答えは、明確に「 YES」です。できる限り、ワクチンを打つことをおすすめします。
●「大切な人に迷惑をかけないため」に接種する
インフルエンザが流行し始める 11月前、毎年 10〜 12月に、インフルエンザワクチンを接種することが推奨されます。接種後、約 2〜 4週間後に効果が出始め、効果の持続期間は約 5か月と言われます。
ワクチンの効果は、健康な 18歳から 64歳に対して、インフルエンザの発症が 59%減少するという検証結果があります。
「ワクチンを打たなくてもいいのでは」と考える人は、おそらく健康な人でしょう。
しかし、街中には、インフルエンザに罹ると死に至る可能性すらある持病のある人や、高齢者、乳幼児がたくさんいます。
厚生労働省などの調査によれば、妊婦がワクチンを接種すると、妊婦自身だけでなく、生まれた乳児のインフルエンザ罹患率を下げることができるとされています。
つまり、ワクチン接種は、健康な人への予防効果はもちろん、インフルエンザ症状の重症化、肺炎などの合併症、または死亡率低下に、大きな意味があると言えます。
家族や職場の同僚など、周囲の人にインフルエンザを感染させにくくするという社会的な意義を踏まえ、できる限り、ワクチンを接種するようにしてください。
なお、インフルエンザが流行りだすと、どこの病院やクリニックも混雑します。流行期に入ってワクチンを接種しても、効果が出る前に罹患する可能性があります。だからこそ、早め早めの接種が重要です。
●ワクチンを打ったらインフルになるか?
「インフルエンザワクチンを打ったことが原因で、インフルエンザになるのか?」そういう質問もよく受けます。これは、明確に「 NO」です。
日本で流通しているインフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」という製剤で、合成過程でウイルスがインフルエンザの症状を出さないよう処理されています。
インフルエンザワクチンは、多くの医療機関で接種可能です。価格は医療機関によって異なりますが、平均すると 3000〜 5000円程度でしょう。
42ページでお伝えした「風邪の経済損失」の観点からすれば、ワクチンは安いものです。インフルエンザに限らず、予防は、治療より安く済むことが多いのです。
要注意!こんな症状は風邪じゃない——「風邪以外の病気」の見分け方
「風邪は万病のもと」は、事実です。風邪をきっかけにして、別の病気を併発することがあるのです。
鼻・せき・のどの痛みの多くは風邪の症状ですが、たとえば肺炎、気管支炎、咳喘息など、重篤な症状を伴う病気の初期症状だったり、それらを併発する場合があります。
自然に快方に向かわない場合や、明らかに風邪と異なる症状が出ている場合は、即刻、医師の診断を受けなければなりません。
風邪をひくと、人間の身体はウイルスとの消耗戦を強いられます。
発汗し、食欲も落ちるため、水分や栄養源、エネルギー源の補給もままならず、身体に蓄えている資源を削りながらウイルスと戦います。
また、肝臓や腎臓は、薬を分解したり、体外に排出する臓器です。大量の薬を飲めば、肝臓や腎臓にも負担がかかります。そのように身体が弱った状態ですから、新たな病気の温床になりやすいのです。
それなのに、無理に仕事に復帰したり、出張を詰め込んだり、飲み会に参加したりすると、弱った身体のリカバリーを遅くさせます。
●即刻、医者にかかるべき 3条件
風邪以外の病気の可能性が高く今すぐ医者にかかるべき症状の目安は、次の3つです。
① 症状が 2週間以上続いている
前述の通り、風邪は一般的に 7〜 10日で治ります。もし、 2週間以上続いている場合は、慢性疾患に移行している、または別の病気の初期症状である可能性があります。
「2週間以上風邪が治らず、 ○ ○の症状が続いている」ということを伝えた上で、医師の診断を仰いでください。
たとえば、他の症状が治まったのに、せきがずっと続いている場合は、咳喘息、肺炎、結核など別の病気に罹っている可能性があります。
とくに「長引くせき」は、数多くの病気の症状の1つです。
② いつもの風邪と異なる症状がある
37ページで、「風邪をひくパターン」の話をしました。いつものパターンと違う症状があれば、別の病気である可能性があると判断できます。私の場合は、毎回、のどの奥の違和感 →寒気 →熱が出るというパターンです。
同じのどの痛みでも、急激にのどが痛くなり呼吸が苦しくなってきた場合は、風邪ではなく急性喉頭蓋炎などの可能性があります。せきやのどの違和感が、逆流性食道炎だった、ということもあり得ます。
③ 症状が我慢できないくらい悪化している
たとえば高熱が出てフラフラになっている。頭が割れそうに痛い。声が出ない。そうした尋常でない症状がある場合は、当然、即刻医療機関を受診してください。
とはいえ、判断に迷ってどうすればいいかわからない場合もあるでしょう。
その際は、病院を受診する前に、「救急ダイヤル」「救急電話相談」などの名称で各都道府県や市区町村が提供している電話サービスをネットで検索し、利用しましょう。
また、医師がインターネットを通じて医療相談に乗ってくれる有料サービス等に登録しておき、緊急時に問い合わせるのも、一考の価値があります。
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