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第7章▼▼▼これからの働き方編

第7章▼▼▼これからの働き方編45段取りが良い人はどこでも仕事をし、。

46段取りが良い人は環境を変え、。

47段取りが良い人は諦め、。

48段取りが良い人はAIと仲良くし、。

49段取りが良い人は休みの予定を先に入れ、。

50段取りが良い人は人生に優先順位をつけ、。

おわりに◎カバーデザインOAK(浜田成実)

段取りが良い人はどこでも仕事をし、段取りが悪い人は自席だけで仕事をする。

デジタル化が進み、オフィス環境は様変わりしました。

従来の職場は固定デスクに座り、島形式で毎日同じメンバーと顔と顔を突き合わせましたが、自由な席に座るフリーアドレス制を導入する職場も増えています。

テレワークもさかんに行われています。

ちなみにテレワークという言葉は造語で、ICT(情報通信技術)により、「テレ(tele)=離れたところ」で、「ワーク(work)=働く」という意味です。

テレワークには次の3つがあります。

在宅勤務、サテライトオフィスで働く、移動中にスマホやパソコンを使って仕事をする(モバイルワーク)、です。

このように働き方が増えると、自分で選択したり自由を享受できたりします。

毎日が変化に富み、ストレスを減らし、良い発想をもたらす効果もあるでしょう。

段取りが良い人は、どこにいても仕事ができてしまいます。

その彼らが頼りにするのはスマホです。

外出先でメールの送受信はもちろんのこと、日報さえもスマホで作成し、すぐさま上司へ送ってしまいます。

ですから朝や夕方にオフィスへ立ち寄ることなく、直行直帰できるわけです。

では書類の管理や保存場所はどうするかというと、日頃からクラウドサービスを利用すると便利です。

代表的なのは「Dropbox」「OneDrive」「GoogleDrive」などで、データを保存しておくと、ユーザー使用のパソコンやスマホからアクセスできます。

私は以前からクラウドサービスを利用していますが、とくに便利なのはスマホからアクセスできることです。

この本の原稿はパソコンで書いていますが、推敲は電車の中や待ち時間を利用してスマホでやってしまいます。

クラウドサービスを利用する前は、外出先で書類やデータを確認したいとき、デスクに戻ってからやろうとして自分で自分に宿題を出していたのですが、クラウドサービスを利用してからは、スマホさえあれば、すぐにその場で対処できてしまいます。

タスクは自分の工夫次第で減らせるのだと、気持ちも軽やかになりました。

「自分のデスクでないと仕事ができない」だとか、「紙の書類がなければ仕事にならん!」という人は、段取りが悪くなる一方かもしれません。

オフィスワークの必需品だった固定電話やパソコン、プリンターは持ち歩くには重いので、自席でなければ仕事ができなかったわけですが、スマホ1台で仕事ができたなら、とても身軽にスマートに行動できますね。

外出するたびに必要な書類を印刷して持っていく準備の手間が省けたり、忘れ物をなくせたりします。

おまけにペーパーレス化も叶います。

また、フリーアドレス制の方は、固定デスクの引き出しがないので、荷物を減らさなければなりません。

はじめのうちは慣れないでしょうが、何でもかんでも印刷したり、捨てられない病を克服するチャンスです。

もちろん勤務先によってはコンプライアンス上、データを外に持ち出せないところもありますが、私用の写真やデータを管理するときも便利なので、未体験の方は仕事以外でクラウドサービスをぜひお試しください。

とはいえ、リスク対策も抜かりなくしたいものです。

携帯電話が突然通信障害になったり、自然災害や事故があればアクセスはできなくなります。

大事な用件ならば、やはり印刷して書類を持っていく、USBメモリースティックに保存するなど、原点回帰も手段のうちでしょう。

段取りが良い人は何かあっても慌てません。

いつでもどこでも仕事ができるようにし、自分で自分を救いましょう。

段取りが良い人は、どんな場所でも仕事ができるようにクラウドサービスを有効活用する!

段取りが良い人は環境を変え、段取りが悪い人は環境に合わせる。

働き方が多様化したおかげで、オフィスに毎日通い、みんなと机を並べて仕事をしなくてもいい時代となりました。

つき合い残業なんて過去の話かもしれません。

カフェでは電源が使えるところもあり、日中はビジネスパーソンがパソコンを開いて黙々と作業をしている光景を見かけます。

45項でも述べましたが、段取りが良い人は、いろいろなところで仕事をするのが得意です。

オフィスにあるデスクが主たる仕事場だとしても、サテライトオフィスや在宅勤務、ときにはカフェでちゃちゃっと仕事をこなしてしまいます。

ハード面の環境がととのっているのは、やはりオフィスでしょう。

会社の外で仕事をするとなるとデスクトップ型のパソコンやプリンターは常備されていないのが普通です。

そこで段取りが良い人は、場所に見合った仕事をします。

私は出張予定があると、出かける前にデスクで終わらせたいこと、車中や機内でやること、ホテルの部屋でやること、というようにタスクを分けています。

また段取りが良い人は、仕事に応じて最もはかどる場所を選んだりもします。

とくに考える仕事をするときは、集中力が成否を分けるからです。

あなたが集中できるのは、どのような場所でしょうか。

誰にも邪魔されず、一人静かに仕事をしたい人は、自分のデスクにいるよりも、社内の一角にある仕切られたブースや小さな会議室を利用するといいかもしれません。

電話が鳴る音や人の話し声から離れられるからです。

自席を離れるのは勇気がいることかもしれませんが、どこで仕事をしようと責められることではありません。

要は成果を上げればいいのです。

そのかわり電話当番を決めるなどして、ほかの人が席を離れたいときは助け合うと、自分も応援されることでしょう。

知り合いの士業の先生は外出先で仕事をしたいとき、一人でカラオケボックスに入るのだそうです。

「カラオケボックスでは別に歌わなくたっていいのだよ」と教えてくれましたが、はたしてどうでしょう。

1曲くらい歌いたくなりそうです。

ちなみに私が意外と集中できるのは新幹線です。

思い起こせば学生時代、私は毎晩ラジオをつけたまま勉強していました。

勉強するつもりで長時間机に向かうのですが、ラジオに集中してしまい、勉強は上の空。

案の定、受験には良い思い出がなく、敗因のひとつは、ながら勉強にあったと猛省しています。

その反省をふまえ、考える仕事をするときは静かな環境にしています。

外で仕事をするとき持ち歩くノート型パソコンは12インチと小ぶりなため、長時間操作すると猫背になったり目が疲れることも。

そこで長編の原稿を書く日は、自宅に引きこもりデスクトップ型パソコンで作業しています。

これなら姿勢が良くなり、画面も見やすくなります。

頭より体を動かす仕事や複数人で取り組む作業は、音楽をかけるとか、ラジオを聴くとか、みんなとおしゃべりをするなど、あえてリラックスする環境にするのも効果的です。

私はファイリングや片づけ、掃除をするときは、ノリノリな音楽をかけています。

アイデアを出すときは、デスクでじっと考えるよりも、あえて仕事から離れるのが得策かもしれません。

街を歩いたり、電車に乗ったり、お風呂に入ったり、寝ようとしたらアイデアが浮かんだ、なんてことが、あなたにもあるのではないでしょうか。

もちろん音楽をかけると集中できる人や、ノート型パソコンが好きな人もいるので、自分なりのやり方を見つけてください。

なお、忘れてならないのは休憩を取ることです。

ずっと緊張状態が続くと、伸び切ったゴムのごとく、もとに戻らなくなってしまいます。

席を立って体を動かしたり、お菓子を食べたり、コーヒーを飲んだりして気分転換を図ってください。

リフレッシュしてから、また仕事に戻ると集中力がアップしますよ。

段取りが良い人は、自分がどのような条件下で仕事をすると効率が上がるかわかっている!

段取りが良い人は諦め、段取りが悪い人はオール5を目指す。

あなたは小学生の頃の通知表を覚えていますか?低学年の頃、親友と通知表を見せ合ったことがありました。

彼女はなんとオール5。

オール5の人がこの世にいるんだと驚き、尊敬のまなざしを向けたものです。

思い返すと私には苦手なことがたくさんあり、とくに体育の点数が低かったです。

そう話すと「またまた~」と返す人がいますが、これまでの人生で跳び箱を跳べたことは、たった一度もありません。

自慢するなって感じですが。

クラスには、勉強はダメでもスポーツ万能で運動会でヒーローになったり、図画工作がずば抜けてうまかったり、音楽や家庭科の時間になるとキラリと光る友達もいました。

でもやっぱりオール5の人は、みんなにとって憧れの存在でした。

しかし今は違います。

社会人ともなれば、オール5を目指さなくていいのです。

不得手なことを人並みに追いつくまで伸ばそうとしたら、大変な努力が必要だからです。

もし、跳び箱が苦手な私が、体操選手になることを目指していたら……、すぐに挫折したことでしょう。

社会人は、諦めるのも段取りのうちではないでしょうか。

そのかわり、これは得意かもしれない、やっていて楽しいと思える仕事をひとつでいいから見つけませんか。

ときどき、「どうしたら天職を見つけられますか?」と相談を受けることがあります。

入社してみて「合わない」と思うと退職し、また「合わない」と思うと転職を繰り返す方もいます。

青い鳥症候群なのかもしれません。

厚生労働省の調査によると、新卒者が就職後3年以内に離職する率は中卒約7割、高卒約5割、大卒約3割。

誰だって天職を見つけるのはとても難しいことです。

それに仕事をしたくても、ニーズがなければ仕事にはなりませんし、お金もいただけません。

ですから好きなことを仕事にするよりも、仕事をしながら好きになるほうが現実的です。

ところで、日本ではスペシャリストよりゼネラリストを育てる傾向にあります。

とくに大企業ではひとつの部署に長くいて専門性を高めるよりも、約3年ごとに人事異動があり職場を転々としながらキャリアを高めたり、管理職になるパターンが多いです。

そうなると仕事に慣れてきた頃に、また別の仕事をしなければならない。

異動をすると以前のように仕事がうまく回らず、評価が下がりやすいと嘆く人もいます。

でも、食わず嫌いはいただけません。

新しい仕事は自分には向いていないと即決したり、不得手な仕事だという思い込みは禁物です。

チャンスだととらえて、新しい仕事にもチャレンジしてみてください。

段取りが良い人は、いろいろな仕事を経験するうち、自分の強みに気づきます。

強みがわかると、強みを伸ばすことに注力します。

得意なことを極めるのは楽しいので勉強も苦になりません。

上司や同僚やお客様が認めてくれると、もっとやる気が高まります。

そのうち社内外で評判が広がり、存在価値がグンと高まって毎日が充実します。

庶務や雑務は他の人が代わりにやってくれて、本来業務(07項参照)に充てる時間を長く取れ、段取りが良くなります。

対して段取りが悪い人は、とくに強みもなく、誰にでもできる仕事をします。

そのまま社歴や年齢を重ねたら便利屋や駒のような存在になってしまい、もったいないことです。

講師になりたての頃、いくつかの研修事務所に所属させてもらいました。

仕事をいただくときは営業部から電話があり、「ある企業の研修を受注できそうです。

〇月○日は空いてますか?」と都合を聞かれることがたびたびありました。

「その日は空いていません」と答えると、日程を調整してくれるわけではなく、話はなかったことに。

講師はほかの人でも務まるので、次の人に連絡するのでした。

本を書きたいと出版社の方と面談したときは、「執筆を頼むとしたら、あなたのいる分野で、もっと著名な人にしますよ」と断られたことがあります。

小さな目標は、「あなたにお願いしたい」と指名されることでした。

特別な才能はないけれど、個性を出したり、ちょっとした強みを見つけて差別化したいと常々考えながら仕事をしてきました。

私はまだまだですが、どなたにもチャンスは訪れますし、いつか認めてくれる人もいます。

指名される日を心待ちにして、たとえ平均点は低くても、高得点がつく強みを見つけましょう。

段取りが良い人は、自分の強みを活かした仕事のやり方をする!

段取りが良い人はAIと仲良くし、段取りが悪い人はAIを敵にする。

昔々とまではいきませんが、2000年頃の話です。

駅の改札にはまだ駅員さんがいて、乗客の定期券をちらりと目検で確認していました。

高速道路の料金所には必ずスタッフの方がいて、運転手は現金を手渡しました。

それが無人となり、今では自動改札やETCが人と同じ仕事をこなしています。

最近、毎日のように新聞をにぎわせるのがAIの記事です。

経済産業省の試算によると2030年に国内バックオフィス人員は140万人消えるのだとか。

ちなみにバックオフィスとは、顧客とはやりとりをしない、社内向けの業務のことです。

野村総合研究所は2015年に「日本の労働人口の49%がAIやロボット等で代替可能に」という記事をいち早く発表しました。

ネットで検索すると、AIに替わる可能性のある職業が具体的に挙がっています。

2017年にはメガバンクがRPA(RoboticProcessAutomation)によって事務を自動化するため、大幅な人員削減の目標を発表しました。

情報収集している賢い学生は、かつて人気の高い就職先だった銀行で事務職として働くのは、将来厳しいと踏んでいます。

顧客の立場からすると、15時までに銀行へ出向くのは難しいので、ネットで手続きすることが多くなりました。

たまにお店に伺うと、あらら閑散としています。

ある銀行の方によると、駅前やコンビニエンスストアにATMさえあれば、お客様は入出金できる。

これからは駅前の広い店舗は次第に消えて、住宅街に小さな店舗を作ったり、オフィスビルのワンフロアを借りてコンサルティング業務に特化するのだそうです。

このようなAIの発達は、働く私たちにとって敵なのでしょうか。

いいえ、怖がることはありません。

段取りが良い人は、AIが本格的に導入されるのをワクワク楽しみに待っています。

なぜなら自分の仕事がラクになり、時間を作れるようになるからです。

自分が手間暇かけていることをAIにやってもらえば、正確でミスのない仕事を短時間でやってのけるでしょう。

人は増やせなくても、AIという強力な秘書がサポートしてくれるのです。

さらに段取り良く仕事ができるようになる、と期待しています。

ところで、仕事にはルーティンワークとナレッジワークがあります。

ルーティンワークは決まった手順で繰り返し行う作業や、マニュアルどおりに進める定型業務です。

ナレッジワークは知識により付加価値を生み出す仕事です。

あなたが日々抱えているタスクのうち、ルーティンワークや単純作業はどのくらいありますか。

段取りが良い人は、未来を予測し、AIと仲良く仕事ができるように今から準備しています。

ムダな仕事や誰でもできる仕事に時間をなるべく割かずに、AIが苦手な仕事にチャレンジしたり、ナレッジワークの割合を少しずつ増やしているのです。

例えばゼロベースでアイデアを生み出したり、それを企画書にまとめて提案してみたり、事務がラクになるように改善してみたり。

段取りが悪い人は、目の前にある定型業務や単純作業をやっつけるのに日々奮闘しています。

もちろん、それらだって大事な仕事ですし、今は忙しくて仕方ないのもわかります。

ただ、AIにやれる仕事ばかりやっていて、本来やるべき仕事のスキルが足りなくなるようでは心配です。

ときどき各社のベテラン勢の中には、同じ作業を繰り返すうちに慣れてきて、考えずとも右から左へ流せるようになり、それをもって「私は段取り上手」と自信満々な人がいます。

でも今は良くても、数年後を見通して力をつけておかないと間に合わないので、本当の段取り上手だとは言えません。

段取りを良くするには、定型業務や単純作業を効率化して、自分で時間を生み出しましょう。

創出した時間はナレッジワークや、あなたが本来やるべきこと、上司や組織から期待されている仕事をする時間に充てます。

もしも知識やスキルが足りなければ、今から勉強すればいいのです。

この先、仕事をしながら知識を増やし、スキルを磨いておけば、引き出しはどんどん増えていきます。

とことん頭を使って価値ある人になりましょう。

段取りが良い人は、自分のオリジナル性を発揮する仕事ができる!

段取りが良い人は休みの予定を先に入れ、段取りが悪い人は暇になってから休む。

あなたは有給休暇があと何日あるか、すぐに答えられますか?そして、ちゃんと休んでいますか?日本人は、休むのが下手。

有給休暇の日数を知らない人が多く、罪悪感からなのか休まない傾向にあると言われています。

「仕事ばかりの人生ってどうなんだろう?」これは4人の旧友と久しぶりに会ったとき、一人がぽつりと言った言葉です。

同じ日に社会人デビューをして、歩んだ道はそれぞれ。

楽しい思い出がある半面、残念なのは仕事のストレスを抱えて、心や体の健康を損ねた友人が周りに何名もいることです。

「仕事だけだと人生虚しいかもしれない。

人生の後半戦は、仕事以外も充実させたいね」と、みんな口をそろえました。

段取りが良い人は、休みの予定を先に入れます。

手帳やデジタルのスケジューラーが真っ白なうちに、このあたりで休みを取ろうと、さっさと決めてしまいます。

そして、休みをご褒美にしてカウントダウンさながら、あとひと踏ん張りとモチベーションを上げて仕事をします。

ビジネスインストラクターの仕事に就いてから、起業家や同業の先輩たちと出会いました。

気づいたのは、活躍している人ほど休みを取るということです。

売れっ子になると、普通なら仕事に追われます。

お客様から引っ張りだこになり、スケジュールの争奪戦、すぐに手帳のページが真っ黒になるほどで、仕事をすればするほど売り上げは増します。

ですが段取りが良い人は、あえて仕事をセーブして休みを取るのです。

なぜなら長い目で見て、休みが仕事に良い影響をもたらすことを知っているからです。

ビジネス界の話が続くので、よその業界、芸能界を取り上げてみます。

視聴者としてテレビを見ていると、芸能界は競争がもっと厳しいのだろうと想像できます。

やっとテレビに出ても、すぐに消える人が多い中、第一線で活躍し続ける人はほんのわずかです。

私が若い頃に一世を風靡したアイドル歌手たちは、「睡眠3時間で仕事三昧だったし、休みなんて1日もなかった」などとテレビ番組で苦労話を披露していましたが、今どきの20代、30代のスターたちは充電期間と称した長い休みを正々堂々と取ります。

老婆心ながら、働けばもっと稼げたのにとか、復帰したときオファーがなかったらどうするのなどと思いますが、将来性があるからこそ、所属事務所は本人の意思を尊重して休ませ、帰る場所を用意するのでしょう。

彼らが1年、2年といった長い休みを取り、本業とは距離を置く時間を持ち、また復帰すると、エネルギーで満たされて一回りも二回りも大きくなっています。

どんな仕事であれ、人を楽しませ、喜ばせるには、サービスを提供する側が疲れ果て、つまらなそうにしていてはダメなんだ、そう気づかされます。

ビジネスパーソンも、やはり自分自身が仕事や生活に満足することが大切ではないでしょうか。

となると心も体も健康にするために休暇を取って、英気を養うのは当然のことです。

それなのに段取りが悪い人は、仕事の予定を先に入れ、空いたところで休もうとします。

例えば、たまには2泊3日で旅行したいので、金曜日に休もうと考えていたとします。

でも、休む日をハッキリ決めなければ、相手と日程調整をするときに「いつでもいいです」などと答えてスケジュールを相手に委ねてしまい、どんどん予定が埋まってしまうのです。

そのうち「休むと仕事が溜まり、もっと忙しくなるのでは」と心配になり、「休むと周りの人に迷惑をかけるのでは」という不安もよぎり、とうとう「休みたいです」と言い出せなくなる。

これでは、ストレスは増すばかりです。

たった1日の休みを取ることさえ躊躇しては、つまらないではありませんか。

今やりたいこと、今しかできないことを先送りしてはなりません。

さあ、勇気を持って、休みの予定を先に入れましょう。

段取りが良い人は、前もってプライベートの時間を確保してしまう!

段取りが良い人は人生に優先順位をつけ、段取りが悪い人は仕事に優先順位をつける。

私たちはこの世に生を受け、神様から時間を与えられているような気がします。

時間という貴重な資源をどう使うかは、人それぞれです。

AIが毎日段取りを教えてくれたらいいのですが、アナログな脳であれやこれやと考える日々がこの先も続くことでしょう。

その段取りには正解がありません。

同じ仕事を与えられても、あなたと同僚では、まるで仕事の進め方が異なります。

だからこそ自分の裁量次第でどうにでもなるのです。

ぜひ、トライ&エラーを繰り返しながら、段取り力を日々高めてください。

段取りがうまくなると、最短の時間で最大の成果を生み出せるようになります。

そう、段取りは最強の戦略なのです。

段取りが良い人は、時間を増やすのが得意です。

仕事はいくらやってもキリがないのだと割り切り、いい加減にやります。

ちなみに、「いい加減」には相反する2つの意味があって、ひとつ目はちょうど良い程度だとか適度、2つ目は無責任で投げやりなさまのことです。

ここで使いたいのは前者で、良い加減にやると時間が増えていきます。

いくらお金があったとしても、時間がなければ好きなことはできませんよ。

有給休暇をもっと有効に使いましょう!段取りが悪い人は、いくら仕事をしても一向に暇にならず、むしろどんどん忙しくなっていきます。

ならば人より長い時間を仕事に充てれば終わるだろうと考えて残業し、翌日はこれまた人より朝早く出勤します。

1日24時間のうち仕事時間が長いということは、プライベートな時間が減るわけで、体は疲れ、やがて心は虚しくなります。

かくいう私は起業してから働き蜂のようになり、休むことに罪悪感さえありました。

休むのはサボることだと思い込み、休日返上で仕事をする自分に酔った時期もあります。

でもあるとき、仕事をする時間と成果は比例しないのだと気づきました。

投入する時間に制限を設けないと、時間はいくらでもあると勘違いしてしまい、ダラダラしがちだったのです。

それに比べて、外出するまで1時間しかないとしたら、「1時間で絶対にこの仕事を終わらせるぞ」と延長できない状況になると明らかに成果が出ました。

そこで土日は仕事から離れ、平日も積極的に休暇を取り、しっかり休む生活に切り替えました。

すると毎朝、新鮮な気持ちで仕事に取りかかれることを実感したのです。

段取り次第で仕事はいくらでも減らせますし、時間を増やすことができます。

アフター6はやりたいことをし、休みを正々堂々と取りましょう。

あなたがやりたいことは何ですか?仕事でもプライベートでも構わないので、思いつくまま、どんどん挙げてみてください。

それを全部叶えましょう。

本書では、優先順位を正しくつけることが大切なのだと繰り返しました。

仕事が10あれば、大事な順に並び替えることが優先順位と考える方が多いようですが、これからは勇気を持ってやることを選んでください。

仕事が10あれば、全部をやりきろうとしないこと。

数を絞って、残りはやらない、捨てる覚悟を持ってほしいのです。

最後に。

仕事の優先順位は大切ですが、それ以上に大切なのは人生の優先順位です。

忙しいからといって健康診断をサボっては、病気の早期発見はできません。

もし家族や大切な人に何かあったときは、仕事を休んでいいのです。

通勤途中に急病人を見かけたら、たとえ遅刻したって助けるほうが先です。

仕事は人生の全部でなく一部です。

一部だけれど、かけがえのないものです。

せっかく縁あって就いた仕事なのですから、成果を上げて人生を実りあるものにしましょう。

段取りが良い人は、人生を楽しむことを目的としている!

おわりに最後までお読みくださりありがとうございました。

段取り上手になる旅はいかがだったでしょうか。

段取りについて理解が深まり、新たな習慣を身につけたいという気持ちが芽生えたなら、筆者として嬉しく思います。

ビジネス書は読んだら終わりでなく、読み終わってから行動することが大切です。

といっても肩の力を抜いて、本書でご紹介した習慣のうち、ひとつでも2つでもいいので試してみてください。

うまくいったら続けて、その習慣を自分のものにしましょう。

私が仕事を通して一番嬉しい出来事は、読者の方や、研修・セミナーを受講してくださった方から、「仕事がうまくいきました!」という報告をいただくことです。

今回の本は仕事の根幹をなす段取りがテーマですし、皆さんの悩みどころでもあると確信し、力を込めて執筆しました。

なお、本書には段取りの良い人と段取りの悪い人が出てきますが、正義の味方やヒーローVS悪役のように書いてしまったところもあります(笑)。

読者の方に段取りの良い人になってほしいという願いを込めたからなので、どうかご了承ください。

本書は明日香出版社の久松圭祐さんに企画・編集していただきました。

『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』の本作りを機にコンビを組み、「次は時間をテーマに本を作りましょう」とお話をいただいてから、数年間お待たせしてしまいました。

なぜなら、いったん立ち止まって経験を積んでから、この本に取り組みたかったからです。

そして全幅の信頼を寄せる久松さんと、久しぶりにお仕事ができました。

締め切りより1カ月も前に原稿を提出し、「なんて段取りが良いのだろう」と鼻高々でいたら、久松さんから電話があり、「読んだら面白くないところがあるんですけど」とバッサリ斬られ、書き直した次第です。

早めに提出してよかった、と胸をなでおろしています。

出版にあたり明日香出版社の石野栄一社長をはじめ、営業部の皆さん、社員・スタッフの皆さん、そして、この本作りに携わったすべての方に厚く御礼申し上げます。

起業してからは直属上司こそいませんが、仕事で出会う人すべてが私の師匠です。

本書を手にしてくださった向上心あるビジネスパーソンの皆さんを見習って、もっと段取りが良くなるよう励みます。

お互いに成長していきましょう。

あなたの仕事とプライベートが好転しますように。

仕事に追われて忙しすぎる日々とはサヨナラし、余裕を持ってやっていきましょう。

鈴木真理子

株式会社ヴィタミンM本書の著者が、講師として企業研修や公開セミナー、講演会などに伺います。

仕事の進め方やハウツーなどを、どなたでも簡単に試せるようにお伝えします。

講義のほか演習や討議などを交えて、楽しく・飽きさせず・ためになるプログラムを開発しています。

ヴィタミンMが皆様の栄養源となれる日を心待ちにしております。

<人気プログラム>【生産性を高めたい!】◆生産性向上のための段取り&時短仕事術◆5Sで簡単!オフィスの整理整頓【ミスをなくしたい!】◆絶対にミスをしない人の仕事のワザ◆仕事のミスがなくなる手帳・メモ・ノート活用術【書く力を高めたい!】◆ビジネス文書・メールの書き方(入門編)◆ビジネス文書・メールの書き方(応用編)【階層別に研修がしたい!】◆新入社員研修◆女性社員が輝くためのポジティブキャリア◆女性リーダーあなたは期待されている上記以外のテーマも承っています。

また、ご要望によりプログラムをカスタマイズいたします。

◇お問い合わせ先(鈴木真理子まで)メール:contact@vitaminm.jp電話:0457197260◇ホームページhttp://www.vitaminm.jp/

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