顔分析を武器にするここまでの章で、相貌心理学の使い方をお伝えしてきました。
顔の器官・部位、顔のゾーン、顔の輪郭という三つの見方で総合的にとらえて分析していくと、自他ともにその人の持っている本質を把握することができます。
実際に相貌心理学を活用できるようにするために、この章では、実在する/した有名人の顔分析を紹介します。
さまざまなメディアにおいて取り上げられ、その人となりをよく知られている有名人にも、「本当はこんな人」「実はこんな一面があった」という部分や傾向があります。
それを読んで、相貌心理学の実学としての力をさらに追体験し、武器としての強さを認識してもらえれば幸いです。
あなたがその相手と接するとしたら、どのように相手とコミュニケーションしていくのか。
考えながら読み進めていくと、より理解が深まると思われます。
「このタイプはこういうふうに接していけばいいのか」「ここを見ると、こんなことがわかるのか」……その分析を見ることで、相手との接し方のポイントがつかめるのではないでしょうか。
自分自身の身の周りの人の分析をするときの参考になるはずです。
いくつかの事例をご紹介しましょう。
まずは顔の三つのゾーンである思考ゾーン、感情ゾーン、活動ゾーンの、それぞれを代表する有名人の分析をしていきます。
妥協を許さない理想主義者……スティーブ・ジョブズ【思考ゾーン】想像力豊か。
理想主義。
美的センスがすぐれている。
ロジック重視。
ゼロから1をつくっていく……。
思考ゾーンが持つ特徴をこれほど満たしている人はいないと思わせるのが、スティーブ・ジョブズです。
ジョブズの思考スピードが速いことは、傾斜のある額から読み取ることができます。
思考は常に的確かつロジカルで、他の追随を許すことがありません。
ジョブズが率いるアップルは「iMac」「iPod」「iPad」「iPhone」といった革新的な商品を常に生み出してきましたが、それは彼の発想力に支えられてきたと言っても過言ではありません。
商品のデザインが評価されるのは、ジョブズの美的センスが優れているがゆえ。
もっとも、理想が高すぎるために、簡単に満足することができないのも、ジョブズの特徴です。
アップルの数々の商品は、発売されるまでに彼の厳しいチェックを何度も何度も受けてきたことでしょう。
彼は自分が納得するまで、繰り返し「NO」を言い続けるタイプです。
正面から見て鼻先が下に垂れ下がっていることから、それが見て取れます。
厳しいダメ出しを受けて、アップルの社員が辟易するほど試作品をつくり直したというエピソードがありますが、妥協を許さないジョブズの理想主義が、熱狂的とも言えるアップルファンを生み出したと言えるかもしれません。
新商品が発売されるたびに、ジョブズがプレゼンをするのが恒例となっていましたが、そのスピーチの巧みさは、よく知られるところです。
聞いている人に自分の考えをうまく伝えられるのは、ビュンと飛び出ている鼻筋の傾斜から見て取れます。
スピーディーでロジカルな思考。
妥協なき商品づくり。
多くの人をうならせるスピーチ。
これらが相まって、ジョブズをカリスマ経営者たらしめています。
正面から見える耳は、独立心の旺盛さを、どっしりとしたあご先は野心を表しています。
張りのある肉づきは、どんな問題をも乗り越えるキャパシティーがあることを教えてくれます。
彼の薄い唇からわかることは、正当すぎるがゆえにときに冷淡さを伴うこと。
彼の場合、言葉が凶器になることもあります。
目・鼻・口ともにその形状を表すラインは細く、輪郭も細い彼は過剰なほどに神経質です。
自分以外の者はがさつで、自分の繊細さは到底理解できないであろうと考えるタイプでもあります。
レトラクテでもあるジョブズは、愛情深いタイプではありません。
心を許した数人には惜しみない愛を捧げますが、それ以外の人には「興味がない」というのがふさわしいでしょう。
有言実行の完璧主義者……羽生結弦【感情ゾーン】羽生結弦を動かすモーターは、エモーションの爆発と感情の高揚感。
感情ゾーンには耳があり、聴覚への刺激はとても重要です。
ファンの声援がエモーションへの着火剤となり、さらなるエネルギーを与えることは間違いありません。
オリンピックという大舞台で驚異的なパフォーマンスを発揮できるのは、熱狂的とも言えるファンの応援を自分自身のエネルギーに変えることができるから。
応援があればあるほど、燃えるタイプです。
ほめられて伸びるタイプが多いのが、感情ゾーンの人の特徴です。
「すごい!」「さすが!」「天才!」と言われれば言われるほど、モチベーションを高めていきます。
むしろ感情ゾーンの人は、「もっと言って!」とほめられるのを待っているところがあります。
ほめられればほめられるほど、伸びていきます。
細い輪郭から見て取れるのは、体力があまりないこと。
スポーツ選手にとっては不利になりかねないのですが、その一方で、小さな口がエネルギー消費の調節をしてくれるので、持久力が高いことも表しています。
横から見てあご先から口に向かうラインがまっすぐに立ち上がっている形状や、引き締まった肉づきからうかがえるのは、立ち居振る舞いは常に冷静であること。
その冷静さの下では、火花が散るごとく情動がメラメラと燃えていることがわかります。
決めたときは、実行するとき。
目の細さと眼球に覆いかぶさるような瞼と横顔の形状などから、言ったことは必ず実現する有言実行タイプだとわかります。
ケガをしていたために、ぶっつけ本番で臨まざるを得なかった二〇一八年の平昌オリンピックでは、宣言していたとおり、金メダルを獲得しました。
多くの人が「厳しい」と思っていたにもかかわらず結果を出せたのは、「勝ちたい」「オリンピックで二連覇したい」というエモーションが爆発したからでしょう。
世界中を感動させる奇跡を起こせるのが、羽生結弦という人です。
目と唇の細さを見ると、これ以上ない理想を追求する完璧主義者。
世界最高得点を叩き出しても、オリンピックで金メダルを二度獲得しても、その理想を実現することがなければ、決して満足することはありません。
ひょっとすると、金メダルさえも通過点。
そう言ってもいいくらいの高い理想が、彼の中にはあります。
理想を実現したいという気持ちが、ストイックな原動力となっています。
他者とのコミュニケーションは、狭く深いものを好みます。
好きではない多数といるよりも気心の知れた一人の親友やパートナーと一緒にいることを好みます。
それは、細い輪郭や奥まった目からわかります。
レトラクテであることから、孤独に強いタイプです。
繊細な感受性が表すもろさとはかなさ。
理想へのストイックさとも言える強さ。
この両極端とも言える傾向を併せ持つのが、羽生結弦の魅力。
それが、女性ファンの心をわしづかみにする要因と言えるのではないでしょうか。
満足することを知らない貪欲な現実主義者……ココ・シャネル【活動ゾーン】華やかなファッションの世界に身を置く超現実主義者──。
それが、ココ・シャネルという女性です。
ファッションデザイナーは美的センスや感性、想像力などが要求される職業で、どちらかと言えば、思考ゾーンの人が向いています。
もともと活動ゾーンは現実主義ですが、彼女の場合は「超」がつくほど。
目に見えるもの、物質的な利益しか信じない傾向が強いがゆえにファッションの世界で成功したと言えます。
どういうことか説明しましょう。
彼女がデザイナーとしてデビューした二十世紀前半は、まだ女性が社会に進出することが珍しかった時代です。
富裕層を除けば、洗練された女性のファッションは少ない状況でした。
そんな時代にあって、彼女のデザインしたファッションは、機能的かつ実用的、それでいて洗練されています。
その代表が、「シャネルスーツ」。
これまでにな
い機能性と実用性を兼ね備えたファッションは、多くの女性を虜にしてきました。
なぜココ・シャネルがそうした世界を変えるようなデザインを生み出せたのかと言うと、現実主義者だから。
それまでの女性のファッションは、毎日着られて、かつデザイン性に優れた、機能的かつ実用的なものは多くありませんでした。
世の中の女性が求めているものはどういうものかを見抜く鋭い観察眼。
活動ゾーンの特徴である手先の器用さからくる裁断、縫製の高い技術力。
ココ・シャネルは、この二つを持ち合わせています。
想像力を駆使したデザインありきではなく、マーケットのニーズを把握して女性が求めるファッションをつくるところが、活動ゾーンならではと言えます。
実用性からデザインに入っていった先駆けかもしれません。
どっしりとした輪郭からもわかるとおり、豊富なエネルギーがあり、他者とのコミュニケーションはアクティブです。
パッチリ開いた目から好奇心旺盛さ、どっしりした輪郭から精力的に自分のテリトリーを広げる女性であることが見て取れます。
まっすぐな額を見ると、とても頑固です。
目尻が上がっていることから、人の言うことは一切聞きません。
人の影響を受けることもないので、それがシャネルを唯一無二の輝かしいファッションブランドたらしめているとも言えます。
エネルギッシュな彼女は、負けず嫌い。
ひとたび行動を起こせば、勢いをもって突き進みます。
その勢いは、障害物をなぎ倒していくブルドーザーのようです。
それらは、張りのある肉づきと横顔の形状から推察できます。
活動ゾーンのココ・シャネルにとっては物質的、金銭的な安定こそが心の安定で、実際に強欲なまでに富を手にしています。
彼女の辞書には「満足」という言葉がなかったのかもしれません。
そんな貪欲な人だったからこそ、ファッションブランド・シャネルを一切の妥協なくつくり上げることができたと言えるのではないでしょうか。
二つのポイントを押さえる思考ゾーン、感情ゾーン、活動ゾーンを代表する有名人の総合分析をご覧いただきました。
いかがだったでしょうか。
「やはりそうだよね」と納得できるところもあれば、反対に「エッ、そうなの?」と意外に思うところもあったかもしれません。
相貌心理学に基づく分析をしていくと、その人の傾向がわかります。
こうしたら喜ぶというツボを押さえる。
こうしたら嫌がるという地雷を避ける。
誰にでも当てはまることですが、この二つのポイントを押さえていけば、相手と円滑なコミュニケーションができます。
また良好な関係を形成し維持していくことが可能です。
たとえば、あなたがスティーブ・ジョブズの部下だったとします。
新商品のアイデアを提案するときには、それをロジカルに説明していきます。
感情を爆発させたり共感を求めたりするようなコミュニケーションは、NGです。
質問されたときに、あいまいな返事をしたら、どんなにすぐれたアイデアであっても、却下されかねません。
わからないことは、素直に「わかりません」と言うべきです。
同じように、あなたが羽生結弦のコーチだとしたら、ほめることによって、モチベーションを高めるように接していきます。
すでに信頼関係を築いているのであれば、一対一で密に接して、大勢によるワイワイガヤガヤとしたコミュニケーションは避けるようにします。
あるいは、あなたがココ・シャネルのビジネスパートナーだとしたら、抽象的なことや数字の入っていない目標をテーマにするのは厳禁。
売り上げや利益を伸ばす現実的な話をしなければ、彼女から遠ざけられてしまいます。
相手の顔に表れている情報をもとに、フェイス・トゥ・フェイスの、きめの細かい対応をしていくことが大切です。
慣れないうちは戸惑うこともありますが、二つのポイントさえつかめれば、的確なコミュニケーションができるようになります。
その情報は、万国共通。
目の前にいるのが異なる言語を話す人であっても、顔を見るだけで「この人はこういう人なんだな」と瞬時に察知できてしまいます。
もしあなたが相貌心理学を理解していれば、初対面の異国の人と接しても、相手の性格や考え方を素早く把握して、それに基づいたコミュニケーションを的確にしていくことで、「なんでこの人はこんなに私のことをよくわかっているのだろう?」と感激されるに違いありません。
その相手が商談を検討しようとしている人なら、間違いなくあなたをパートナーに選ぶことでしょう。
最後まで水と油だったチャールズ皇太子とダイアナ元妃ここからは世界中の誰もが知る英王室の三組のカップルの相性を見ていきます。
なぜこのカップルがお互いに引きつけられたのか、あるいはうまくいっているのかいないのかを考えながら読み進めていくと、組み合わせの妙が見えてきます。
もしここに挙げた有名人と身近な誰かが同じ性質を有しているのであれば、置き換えて読んでいくといいでしょう。
その、身近な人との距離が縮まる、あるいは仲が深まるヒントがちりばめられているはずです。
まずはチャールズ皇太子とダイアナ元妃の相性から見ていきましょう。
チャールズ皇太子は感情ゾーンで、ダイアナ元妃は思考ゾーンです。
この二人の場合、チャールズ皇太子がアクセル役で、ダイアナ元妃がブレーキ役。
お互いが相手を補い合っているうちはうまくいきますが、ひとたび歯車が狂い出すと、亀裂が生じてしまいがちです。
この二人は最後まで水と油の関係で、その溝を埋めることができなかったでしょう。
感情ゾーンであるチャールズ皇太子は敏感で繊細な感受性を持っていますが、すべてのものごとを否定的にとらえがちです。
また何をするにしても好き嫌いで決めていきます。
感情ゾーンゆえに、感情の動向が彼の行動傾向を決めます。
コミュニケーション能力は高いものの、鼻の穴が見えないことから心を閉ざすことも多く、なかなか本心を語りたがらないことがわかります。
表面的なやりとりに終始することになりますが、それでいて「自分をわかってほしい」という承認欲求が強いタイプ(感情ゾーンが拡張していることから理解できます)。
目の細さから選択の欲求が強いこともわかります。
このように複雑な感情を併せ持っている男性です。
正面から見える耳と、どっしりとしたあご先から、独立心、野心ともに旺盛。
みんなを引っ張っていくリーダータイプと言えますが、結果を急ぐあまり、腰を据えてものごとに取り組むのは苦手です。
真のトップには向いていません。
そうした気難しい人物を一生懸命支えようとしていたのが、ダイアナ元妃です。
思考ゾーンゆえに、想像力が豊か。
大きく開いた目と繊細な目のラインが、好奇心旺盛の理想主義者であることを示します。
独立心も旺盛で、傾斜がある鼻筋を見ると、自分の考えを的確に相手に伝えることが得意だとわかります。
ふっくらとした肉づきが相手を包み込む寛容性、環境へ適応する順応性を兼ね備えていることを表します。
このとおりとても社交的な女性です。
目がパッチリ開いているところを見ると、求めている情報を精力的に集めようとしていますが、自分の考えに固執する頑固な一面を持っています。
また「天は二物を与えた」と言っていいくらいパーフェクトな女性であるにもかかわらず、あご先がとんがっていることが示すとおり、自分自身に対する自信のなさがどこかにあって、本心をなかなか語ろうとしない傾向があります。
コミュニケーション能力はあるのに、熱い思いを相手に伝えることをためらうこともあります。
思考ゾーンだけに理論的にものごとを考えますが、高い理想と自信のない自分がぶつかり合って、フラストレーションを抱え込みがちです。
その葛藤が、さらに自分自身を責め立てます。
相性について言えば、好き嫌いでものごとを決めるチャールズ皇太子は、常に自分が主導権を握らなければ気に入りません。
横顔の形状と感情ゾーンであることを考えると、問題が起こっても状況を変えることで、解決策を見出すタイプです。
ダイアナ元妃には問題を乗り越える大きな能力があるものの、自分自身への自信のなさが頭をもたげて、多くの場合、チャレンジよりも現状維持を選びがちです。
感情の共有を相手に求めるチャールズ皇太子。
理論的にものごとを考えるダイアナ元妃。
コミュニケーションのすれ違いも頻繁に起こり、結局、この二人が手を取り合って一つの人生を歩んでいくのは難しかったのでしょう。
お互いを理解し合うことができれば、相手にないものを補える最高のカップルになれたはずですが、いったん亀裂が生じてしまうと、どちらも歩み寄ろうとしなくなり、修復不可能になったと分析できます。
ウィリアム王子を献身的に支えるキャサリン妃次に両親の不和を目の当たりにした二人の王子たちとその妃との相性を見ていきましょう。
故意か偶然かわかりませんが、二人の妃はダイアナ元妃と同じ思考ゾーン。
いずれも知的で美的センスに優れ、理想を高く持ち、論理的思考の持ち主。
そういう女性が、英王室の男性に好まれるのでしょうか。
最初にウィリアム王子とキャサリン妃。
ウィリアム王子は活動ゾーンで、キャサリン妃は思考ゾーンです。
この二人の場合、相手の利点を見出し、お互いの利用価値を認め合えれば、最高のパートナーとなります。
鼻の穴の形状を見ると、ウィリアム王子は、超完璧主義者。
何ごとも自分が一番でなければ気に入りません。
自分が一番になれないと、フラストレーションを感じます。
輪郭の細さと、目鼻立ちの細いラインから感受性はとても敏感。
目の上の膨らみから観察眼が鋭いこと、鼻のつけ根のへこみから批評好きであることが見て取れます。
細い輪郭と過度に突出したあご先が、自分が選んだ相手には惜しみない愛情を注ぐことを示します。
ときにそれは、相手にとって押しつけと言えるほど強いものです。
選択の欲求が強いことは、目の細さからうかがえます。
自分が選ぶ相手は常に最大限の利用価値がなくてはなりません。
そのウィリアム王子の欲求を満たしたのが、キャサリン妃。
ウィリアム王子にとっては、最高の女性と言ってもいいでしょう。
思考ゾーンのキャサリン妃は、知的好奇心が旺盛で、想像力が豊かな理想主義者。
あご先がどっしりしていることから、野心も旺盛。
肉づきの豊かさと張りがあるところから見ると、問題に対する抵抗力、忍耐力、持久力も持っており、思い描いた理想は確実に実現するたくましい女性です。
どっしりとした輪郭、肉づきの豊かさから見ると、寛容性、順応性にも優れており社交的。
他者とのコミュニケーションも円滑に行います。
華やかで美しい英王室という環境は、キャサリン妃にとって知的好奇心と理想を満たす最高の場所。
それを提供してくれたウィリアム王子は、キャサリン妃にとっても最高のパートナーだと言えます。
この二人がうまくいっているとすれば、キャサリン妃の努力の賜物です。
常に一番でなければ気が済まないウィリアム王子のどんなわがままもキャサリン妃は受け入れられます。
彼女の大きな度量は、輪郭が示す耐久力と肉づきの豊かさ、張りから理解できます。
主導権を持ち「すべてを自分が決めたい」と考えているウィリアム王子の性格をよく理解したうえで、ときには従順になり、ときには陰でうまくアシストしながら、王子が求める方向にキャサリン妃がうまく誘導していっています。
問題が起こっても、実際に舵を取るのはキャサリン妃。
どんな困難に遭っても、キャサリン妃のバイタリティーと機転のよさでこれまですべての問題を乗り越えてきました。
「思ったことは実現させる」というキャサリン妃の高いモチベーションが、最高の解決策をもたらします。
レトラクテで体力量が少なく、また感受性が敏感すぎるウィリアム王子には、キャサリン妃ほどの度量はありません。
キャサリン妃がウィリアム王子を支え続ける限り、この二人の関係は続いていくでしょう。
二人だけの世界観を構築するヘンリー王子とメーガン妃今やその行動が世界中の注目を集めているヘンリー王子とメーガン妃。
ヘンリー王子が活動ゾーンで、メーガン妃は思考ゾーンです。
まっすぐな額を見ると、ヘンリー王子は熟考型。
横顔の形状からは考え抜かれた思考や決断に自信を持っているため、他者や環境からの影響を受けることがないのがわかります。
その分、思考が偏り柔軟性に欠け、頑固になりがちです。
レトラクテであるがゆえにもともとのエネルギー量が少なく、ムダな行動は極力省きます。
兄同様、選択の欲求は強く、自分でなんでも選ばなければ満足しないタイプです。
愛情面では葛藤を抱えていて、自分が望んだとおりの愛情を受け取ることができなかったようです。
幼少期に母親のダイアナ元妃と離れ離れになってしまったこととも無関係ではないでしょう。
レトラクテであるため孤独には強く、他者とのコミュニケーションでは壁をつくることがあります。
自分の思いをなかなか相手に伝えることをしない秘密主義者です。
思考ゾーンのメーガン妃は、好奇心旺盛。
あごがどっしりと大きいので、手先が器用。
豊かな肉づきの張りを見ると、バイタリティーもあふれています。
ディラテ特有のどっしりとした輪郭と肉づきが示すとおり、コミュニケーション能力が高く、誰とでも仲よくなれるタイプです。
額がまっすぐに立ち上がっていることから、頑固。
一度決めたらなかなか自分の意志を変えることはしません。
自分の考えや思いをうまく他者に投げかけますが、鼻の穴が正面から見えないことから本心を内に秘めることが多く、秘密主義的な傾向もあります。
どっしりとした輪郭から愛情面では孤独に弱いことが見て取れます。
かぼちゃのようなぼってりとした鼻先の形状からは独占欲が強く、欲張りなところがあるのがわかります。
孤独に強く自分の世界観に生きる自由奔放なヘンリー王子と、多くの愛情を欲するメーガン妃。
本来なら、まったく交わることのない二人です。
おそらくヘンリー王子は、自分にはない社交性や寛容性、バイタリティー、ものごとを計画的に実行する能力を持つメーガン妃に憧れを抱いているのではないでしょうか。
メーガン妃にとっても、自分だけに愛情を注いでくれる、ヘンリー王子の純真さに、独占欲が満たされたのでしょう。
そのメーガン妃の独占欲の強さが、それまで満たされることがなかったヘンリー王子の愛情を求める気持ちにピッタリはまったようです。
お互いに本心をあまり語りたがりませんが、信頼関係で固く結ばれ、二人だけの独自の世界観を構築しています。
それがいきすぎると、ときとして周囲にハレーションを起こすことがあります。
「近くて遠い。
遠いのに近い」二人の相性は悪くないですが、本来求める欲求があまりにも異なります。
一つ歯車が狂うと、気性の激しいメーガン妃と、人とのコミュニケーションに壁をつくるヘンリー王子の関係は、あっけないほどもろく崩れることがあるかもしれません。
好き嫌いがはっきりしているエリザベス女王これまで三組の相性を見てきましたが、今度は親・子ども・孫の三代を見ていきます。
エリザベス女王から連なる親子三代のそれぞれの相性を見ていくと、世界中を騒がせているヘンリー王子の王室離脱問題の本質の一端を垣間見られるかもしれません。
まずは一九五二年に即位してからすでに七十年近くその座に君臨するエリザベス女王の個人分析から。
女王の一番拡張しているゾーンは感情ゾーンです。
このことからものごとの判断基準は好きか嫌いか、また長さを感じるレトラクテの輪郭からは何ごとも自分で選びたい欲求が強いことがわかります。
コミュニケーションにおいても、好き嫌いがとてもはっきりしているタイプです。
彼女の選択眼で選んだ好きな相手には惜しみない愛情を注ぎますが、嫌いな相手に対しては彼女の高い考察力で欠点を見つけ出し、強く批判する傾向があります。
目と目の間が狭い形状が表す、一つのことに固執しやすい傾向が、この批評性を後押しします。
また細さを感じる輪郭から、恨みや憎しみはすぐに忘れるというより、根に持つタイプということがわかります。
豊かな肉づきから寛容性、順応性の高さがうかがえますが、輪郭が細いことや目の奥まりから、彼女が選んだ環境内という限定がつきます。
他者との共感や分かち合いも求めますが、それもまた自分が選んだ相手と限定されます。
不特定多数といるよりも、彼女が厳選に厳選を重ねた数少ない人たちといることを好みます。
立ち上がった形状を表す額からは、じっくり考える熟考型だとわかります。
口からあごにかけての傾斜から見て取れるのは、ついつい考え半ばで行動を起こし、フライングのように先走った自分の行動を後で後悔する傾向があることです。
どっしりしたあご先を見ると、野心は豊富。
目の前の問題や困難も乗り越える高い能力を持っています。
総じて言うと、やさしさや寛容性、順応性も持ち合わせていますが、それらが発揮されるのは彼女が選んだ相手と環境内。
内向的で保守的です。
異なるゾーンの組み合わせでもうまくいくエリザベス女王とチャールズ皇太子は、同じ感情ゾーン。
孫の王子は、二人とも活動ゾーンというように異なっています。
エリザベス女王を中心に、それぞれの相性を見ていきます。
まずは親と子。
エリザベス女王とチャールズ皇太子の二人は、お互いに感情ゾーンが拡張しています。
この二人は、お互いに感情の共感や共有を求め、かつ分かち合うことのできる、とてもいい相性だと言えます。
もっとも、お互いが相手に対して好意を抱いているときという限定つきです。
共通点は、好き嫌いがものごとの判断基準であること。
一つのことに固執しやすい傾向があり、批判・批評が大好き。
選択の欲求がとても強く、何ごとも自分で選ばなければ気が済まないこと。
そして承認欲求の高さです。
エリザベス女王が一歩下がり、主導権を握りたいチャールズ皇太子の存在を尊重している間は良好な関係が保たれますが、ひとたび彼女の承認欲求が彼の承認欲求を勝るものとなれば、お互いが一歩も譲らない状況は感情の高まりとともに最悪となり、二度と修復のきかない間柄となります。
エリザベス女王次第で、最高にも最悪にもなる相性の二人です。
続いて、エリザベス女王と孫のウィリアム王子。
一番拡張しているゾーンが感情ゾーンと活動ゾーンというように、異なっています。
ともすれば、コミュニケーションのすれ違いが起こり得る組み合わせですが、それを回避しているのが、ウィリアム王子です。
ウィリアム王子は、観察眼がとても鋭く、なおかつ器用です。
目の前の現実をもとにさまざまな可能性を膨らますことができる想像力を用いて、エリザベス女王が何を欲し、何を満足させれば自分の思いどおりに動くかを理解することができます。
相手に好かれている、必要とされているという承認欲求が強い感情ゾーンのエリザベス女王は、ウィリアム王子に愛されているという思いが満たされれば、たいていのことは気にしません。
このことをウィリアム王子は、熟知しているはずです。
エリザベス女王はヘンリー王子のよき理解者エリザベス女王とヘンリー王子。
こちらも感情ゾーンと活動ゾーンの組み合わせです。
ただ相手との感情の共有を求めるエリザベス女王と、自分の世界観に生きるヘンリー王子は、求める価値観が違いすぎて、なかなか交わることがなく、相性は決して「いい」とは言えません。
とは言え、エリザベス女王もヘンリー王子もものごとをじっくり掘り下げて考える熟考タイプ。
共通の思考傾向を持つ二人は、たとえお互いの価値観が交わることがなくても、一緒にいて心地よさを感じるのは確かです。
エリザベス女王は、どことなく自分と似ているヘンリー王子を誰よりも愛おしいと思い、ヘンリー王子もなんだかよくわからないけれどエリザベス女王のことは嫌いにはなれない存在だと思っているのではないでしょうか。
愛情面に葛藤を抱えているヘンリー王子に共感し相手を包み込むことができるのは、エリザベス女王だからこそ。
ただし、エリザベス女王は「自分の幸せは相手にとっても幸せ」と考え、相手に自分の感情を押しつけやすい傾向があります。
人から干渉されるのが好きではなく、他者とのコミュニケーションには隔たりを保つヘンリー王子にとって、彼女からの愛情がときに重荷と感じることがあります。
相性はよくないながらも、どこか似ている……。
二人の関係は紙一重で、最良になることもあり得ます。
エリザベス女王を起点にして、相貌心理学をベースに英王室のメンバーの関係を見ていくと、それぞれが抱えている問題や今後の展開がなんとなくでも見えてきます。
「こういう決断をしたのは、こういう傾向があるからか」「この関係性があるから、ああいう結果につながったのか」……相貌心理学から見ていくと、起こった出来事の原因も説明がつきます。
ここでは英王室のメンバーを見てきましたが、あなたの身の周りの人たちの顔を分析してみると、あのときの行動の原因も把握できるし、今後の行動や関係性も予測できるようになるでしょう。
相手の顔の変化を読み取ってコミュニケーションする相貌心理学者が行う分析は、さまざまな要素を組み合わせて、本人さえも気づかないでいる、その人だけの特徴を浮き彫りにしていきます。
英王室の分析ではメンバー間の相性面を中心に述べましたが、これはそのままビジネスにも当てはまります。
長所も短所もどちらも個性。
その人の本質にかかわることです。
自分自身も含めて、それを知っていれば、お互いがうまくいくコミュニケーションがわかってきます。
少なくとも知らないでいるよりは、はるかにいいコミュニケーションができます。
繰り返しますが、顔は変わります。
それは、内面が変化するからです。
「肉づきが豊かになったな/薄くなったな」相手の顔の変化を読み取って、それに沿ったコミュニケーションをしていけば、自分の変化を察知してくれたことに感激して感謝してくれることでしょう。
いつまでもいい関係を維持することができます。
自分の弱みを相手の強みで補ってもらう人は一人では生きることができません。
会社の経営に限らず、プライベートにおいても、何かをするのであれば、一緒に行動してくれる人が必要です。
相性だけなら同じゾーンの人と一緒に行動すればうまくいきます。
もっとも、同じ組織には自分と異なるゾーンの人もいることでしょう。
違うゾーンであっても、自分も相手もお互いに活かし合えれば、両者にとってプラスになります。
このとき自分にはない強みを持っている人、自分の弱みを補ってくれる人と組むと、うまくいくものです。
たとえば、自分がアイデア豊富な思考ゾーンであれば、それを多くの人にうまく伝えるのが得意な感情ゾーン、あるいは実現する方法を導き出す活動ゾーンと組むと、うまくいくことが多くなるでしょう。
もしやる気のあるときとないときの差が激しい感情ゾーンなら、常に冷静でロジカルに考える思考ゾーンか、現実的な目標設定をするのが上手な活動ゾーンをパートナーに求めるといいかもしれません。
メリットがないことには手を出そうとしない活動ゾーンなら、実力より上の課題に挑むのが好きな思考ゾーン、もしくは何ごとも楽しんでやろうとする感情ゾーンと組むと、いい結果がもたらされそうです。
あなた自身が上の立場にいるなら、誰と誰が組むとうまくいく、反対にうまくいかないかを見極められるようにならなければなりません。
そういう立場にないとしても、自分にはない強みを持つ人と組むと、相乗効果が得られます。
「自分の弱みを補ってくれるのは、あの人」「私なら、あの人の弱いところをフォローしてあげられる」そんなふうに自分自身や他者の強み/弱みを意識すれば、誰もが想像以上の結果を得られることでしょう。
相貌心理学について大まかにでも理解できたとしても、得た知識を実際に活用できなければ、「宝の持ち腐れ」になります。
仕事・プライベートを問わず、得た知識を活かすことで初めて身につけたと言えます。
相貌心理学を徹底活用してもらうために、巻末資料をご用意しました。
今後も相貌心理学はあなたのお役に立つに違いありません。
おわりにここまでお読みくださり、ありがとうございます。
相手に合わせるのではなく、自分と相手のタイプを知って適切な対応をする──。
それが、相貌心理学に基づくコミュニケーションです。
目の前にいる人がどんなタイプで、どんな特徴や傾向を持っているか理解していれば、自分自身に心の余裕が生まれます。
したほうがいいことを積極的に行い、反対にしてはいけないことは絶対にしない……。
それだけでコミュニケーションはスムーズに進むし、関係性もよくなっていきます。
仕事やプライベートなど、日常生活で相貌心理学を使う場面は、たくさんあります。
相手がどんな人かを見極めて、その相手が喜ぶ・好反応を示すようなコミュニケーションをすれば、あなたは人間関係の達人になることができます。
好むと好まざるとにかかわらず、グローバル化はますます進んでいきます。
言語を超越したコミュニケーションツールとして相貌心理学を活用してもらえば、相手との関係は良好になり、組織運営も円滑に回っていくようになります。
本文でも紹介しましたが、私のセミナーを受講した方はわずか三カ月で顔が変わり、劇的に人生を変えることに成功しています。
「顔が変われば、人生が変わる」は本当です。
相貌心理学者として、人生を好転させていった人をたくさん見てきているから、これからもそのお手伝いをしていきたい一心です。
先んずれば、人を制す──。
「知らないでいるのは本当にもったいない」そう思うからこそ、多くの日本人がまだ知らないでいるこの実践的な学問を早く理解してほしいし、活用してもらいたいのです。
実践すれば、必ず効果があります。
メリットもたくさん得られます。
なお、本書をお読みになって、相貌心理学についてもっと詳しく知りたいと思われた方は、こちらにアクセスしてください。
・ホームページhttp://acura.net/seminar/・インスタグラムアカウントbouzon_san・ツイッターアカウント@bouzontakako発祥の国フランスにおいて、道行く人に尋ねたらほとんどの人がその存在を知っているように、いつの日か、日本においても、「相貌心理学を知っていますか?」と聞かれた通りすがりの人の多くが「ええ、知っていますよ」と答えるまでになったら……。
相貌心理学の普及に努めている一著者として、こんなにうれしいことはありません。
私自身、相貌心理学に出合って、人生が大きく変わりました。
今度は、あなたの番です。
あなたの人生がより素晴らしくなることを祈っています。
佐藤ブゾン貴子
巻末資料1顔を見ただけでは区別がつかない三つのゾーンを見抜く質問Q「今の仕事を選んだ理由はなんですか?」A「自分の夢を実現するため」「自分の持っている知識や資格が活かせる仕事なので」➡理想の追求や自分の知的優位をアピールする………思考ゾーンA「お客様とワクワク感を共有できる仕事なので」「多くの方々の幸せのお役に立てる仕事なので」➡自分の感情や相手との共感をアピールする………感情ゾーンA「給与や福利厚生がしっかりしているので」「人脈やコネクションが広がるから」➡具体的なメリットをアピールする………活動ゾーンQ「挫折や失敗から学んだことはどういうことですか?」A「何が問題だったのかという理由の『見える化』の重要性です」「さらなる目標を自らに課すことができました」➡理由や理屈、理想でものごとを解決するようなことを言う………思考ゾーンA「自分一人では何もできないということです」「仲間の応援が自分の力になるということです」➡他人の存在の重要性について触れる………感情ゾーンA「無謀な夢は追わないことです」「慣れないことはするものではないということかな」➡現実的なこと、シビアなことを言う………活動ゾーンQ「座右の銘/好きな言葉はなんですか?」A「敬天愛人」「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」➡理想主義的なことを言う………思考ゾーンA「笑う門には福来る」「春が来ない冬はない」➡明るく前向きなことを言う………感情ゾーンA「生きているだけでまるもうけ」「解決できない問題は起こらない」➡現実に即したことを言う………活動ゾーンQ「十年後にどうなっていると思いますか?」A「社長になっているかな」「新規事業を始めて海外に進出している」➡妄想に近い理想を言う………思考ゾーンA「結婚して妻と子どもと幸せに暮らしているよ」「仕事も家庭も友人関係もうまくいって楽しい毎日を過ごしているよ」➡自分の気持ちや他人との関係性を意識したことを言う………感情ゾーンA「実績的には今の会社なら課長くらいになっているだろうな」「給料は○○円くらいには上がっているかな」➡リアリティーのあることを言う………活動ゾーンQ「お休みの日は何をしていますか?」A「もっぱら読書をしています」「絵を見たり映画を見にいったりします」➡芸術や知的な趣味について触れる………思考ゾーンA「家族と過ごしています」「友人とボランティア活動をしています」➡誰かと一緒にいると言う………感情ゾーンA「優待券を利用してレストランに行ったりします」「趣味のDIYや家庭菜園……あとは料理にも凝っています」➡物理的・金銭的なメリットのあること、食やモノづくりに関する趣味などを具体的に言う………活動ゾーン
巻末資料2三つのゾーン別、相手の心をつかむキラーフレーズ集プレゼンの内容がよかったとき相手が思考ゾーンなら➡「完璧な内容で理想的なプレゼンだったね」➡「あなたの知識とアイデアがものをいったね」相手が感情ゾーンなら➡「君のプレゼンにすごく共感したよ。
聞いた人全員がきっと満足したと思うよ」➡「君でなきゃできない素晴らしい内容だったね」相手が活動ゾーンなら➡「予算や売上目標が具体的で、現実味があるね」➡「メリットが単刀直入にまとめられていて、説得力があったね」結果を出した部下をほめるとき相手が思考ゾーンなら➡「成功の秘訣を教えてほしいな」➡「完璧主義の君なら成し遂げると思っていたよ」相手が感情ゾーンなら➡「みんなが君を誇りに思っているよ」➡「安心して君に任せたかいがあったよ」相手が活動ゾーンなら➡「きっと次のポジションもすぐそこだよ」➡「君の営業力が一番なのは、売り上げが物語っているね」失敗した部下を慰めるとき相手が思考ゾーンなら➡「弘法も筆の誤りだね」➡「失敗じゃなく勉強だよ、スキルアップしたね」相手が感情ゾーンなら➡「君のミスは私のミスでもある。
一緒に頑張ろう」➡「君が私の部下で本当によかった」相手が活動ゾーンなら➡「君の失敗が改善点を明確にしてくれたよ」➡「コストを再度見直して、次はここまでの数字を目指そう」部下に仕事を頼むとき相手が思考ゾーンなら➡「プロ意識の高い君にぜひお願いしたいね」➡「君の知識や才能をいかんなく発揮できる機会だと思うよ」相手が感情ゾーンなら➡「君にしか頼めない仕事なんだ」➡「君のことをみんなが認めるいい機会になると思うよ」相手が活動ゾーンなら➡「売り上げがすぐに評価に直結する仕事だよ」➡「今回の仕事の経験や人脈は君へのメリットが大きいと思う」人にアドバイスしてもらうとき相手が思考ゾーンなら➡「ぜひあなたの豊富な知識をお借りしたいんです」➡「私は勉強不足でわからないので、教えていただけますか」相手が感情ゾーンなら➡「あなただからこそアドバイスいただきたいのです」➡「みんなからあなたならきっと力になってくれるとお聞きしたもので」相手が活動ゾーンなら➡「報酬はお支払いするので、食事でもしながら相談に乗っていただけますか」➡「話の内容はきっとあなたにもメリットがあると思います」クライアントに契約してもらおうとするとき相手が思考ゾーンなら➡「御社の理想の実現のお手伝いをさせていただきます」➡「目指すところは常にその先、素晴らしい未来をお約束します」相手が感情ゾーンなら➡「御社のお役に立てることが、私どもの幸せです」➡「不安や心配ごとはすべて一緒に解決させていただきます」相手が活動ゾーンなら➡「これらすべてが御社のメリットです。
面倒なことは全部こちらでやります」➡「これだけのいい条件は、ほかにはありません。
他社と比べていただいても、構いません」提案された話を穏便に断るときの枕詞
相手が思考ゾーンなら➡「御社の掲げる理想に弊社の実力がまだまだ追いつかず」➡「素晴らしい知見とご教示をいただき感謝しかないのですが」相手が感情ゾーンなら➡「個人的にはとても共感が持てる内容なのですが」➡「ほかでもない○○さんの素晴らしいご提案なのですが」相手が活動ゾーンなら➡「御社にとってのメリットも考えてみたのですが」➡「単刀直入に結論を申し上げますと」仕事のミスを謝罪するとき相手が思考ゾーンなら➡「今回のミスの理由を明確にしたうえで、報告書にまとめます」➡「初心に戻り自分の弱点や盲点をリストアップします」相手が感情ゾーンなら➡「○○さんにまでご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません」➡「かかわっていただいた皆さまの期待を裏切ってしまい恐縮です」相手が活動ゾーンなら➡「ミスの原因は○○です。
○日までに解決します」➡「こちらのミスの部分は金額で補塡いたします」相手にお礼をするとき相手が思考ゾーンなら➡「いつもお世話になっているので、今度、話題のあの店にご招待します」➡「この品物のよさは〇〇さんならおわかりいただけると思います」相手が感情ゾーンなら➡「仲間内でパーティーをやるので、〇〇さんにもお越しいただきたいんです」➡「素敵な香りのするこの花を〇〇さんにお届けしようと思いました」相手が活動ゾーンなら➡「ミシュラン三ツ星の店にご招待します」➡「これはあのブランドの限定品です」
巻末資料3三つのゾーン別、自分の強みを知る/活かす習慣思考ゾーン・芸術やアートに触れる・本をたくさん読む・調査/研究をする・創作活動をする・思索にふける・社会や流行を観察する・理想を掲げる・ビジュアルやデザインに凝る・新しいものを発掘する・世の中にない商品/サービスを開発する感情ゾーン・人の話をよく聞く・相手をほめる・仕事とプライベートを両立させる・気遣いやおもてなしをする・好きなことにのめり込む・楽しいことを率先してやる・誰にでもやさしく親切にする・音楽を聴く・チームや組織をまとめる・落ち込んでいる人をフォローする活動ゾーン・たくさんの人と接する・口コミや宣伝をする・試行錯誤を重ねる・問題解決に積極的に取り組む・冷静に判断する・メリットに直結する課題を自分に与える・利便性を追求する・人を紹介する・手先を動かす・おいしいものにこだわる
巻末資料4三つのゾーン別、適性のある職業思考ゾーン・デザイナー・クリエイター・作家・画家・演出家・記者/ライター・棋士・研究者・法律家・教員・パイロット・評論家・美容師/ネイリスト・プログラマー・社会起業家感情ゾーン・カウンセラー・ファシリテーター・コーディネーター・インストラクター・トレーナー・セラピスト・ツアーコンダクター・コンシェルジュ・ガイド・通訳・保育士・看護師・演奏家・販売員・客室乗務員活動ゾーン・コンサルタント・会計士・ファイナンシャルプランナー・ディーラー・バンカー・警備員・エンジニア・整備士・工芸家・農家/漁師・シェフ/パティシエ・栄養士・エステティシャン・トリマー・パタンナー
巻末資料5逆引き、こんな傾向のある人は、顔に明らかな特徴がある!(自分自身や身の周りの人の行動に対して、「なぜこういうことをするのだろう?」という疑問が湧いたとき、顔を見てみましょう。
その人が持つ傾向のヒントがつかめます)・一つのことに集中するどこを見たらいいか?→目→目と目の間が狭い・思考的な問題解決力があるどこを見たらいいか?→こめかみ→こめかみがまっすぐ・行動的な問題解決力があるどこを見たらいいか?→肉づき→肉づきに張りがある・自己コントロールができるどこを見たらいいか?→口→口を閉じている・思考のスピードが速いどこを見たらいいか?→額→額が傾斜している・ものごとを深く掘り下げて考えるどこを見たらいいか?→額→額がまっすぐ・ポジティブ思考どこを見たらいいか?→口→口角が上がっている・自分に自信があるどこを見たらいいか?→あご先→あご先がどっしりしている・誰とも上手にコミュニケーションをするどこを見たらいいか?→肉づき→肉づきが豊か・人をよくほめるどこを見たらいいか?→口→唇が厚い・人の話をよく聞くどこを見たらいいか?→目→目尻が下がっている・問題解決力が足りないどこを見たらいいか?→肉づき→肉づきに張りがない・一つのことに集中できないどこを見たらいいか?→目→目と目の間が広い・自己コントロールが苦手どこを見たらいいか?→口→口が開いている・妄想傾向が強いどこを見たらいいか?→額→額がぷっくりしている・堂々巡りになりやすいどこを見たらいいか?→こめかみ→こめかみが大きくへこんでいる・常識にとらわれやすいどこを見たらいいか?→こめかみ→こめかみがへこんでいる・現状に妥協をしやすいどこを見たらいいか?→耳→耳が正面から見えない・ネガティブ思考どこを見たらいいか?→口→口角が下がっている・自分に自信がないどこを見たらいいか?→あご先→あご先がとんがっている・限られた人とコミュニケーションをするどこを見たらいいか?→肉づき→肉づきが薄い・思ったことをストレートに口にするどこを見たらいいか?→鼻→鼻の穴が見える・正論だが口調が冷淡どこを見たらいいか?→口→唇が薄い・なかなか本音を言わないどこを見たらいいか?→鼻→鼻の穴が見えない・構ってもらいたがるどこを見たらいいか?→頰骨→頰骨が張っている・愛情表現が苦手どこを見たらいいか?→口→口が非対称・人の意見を受け入れないどこを見たらいいか?→目→目尻が上がっている・人の意見に流されやすいどこを見たらいいか?→目→目尻が下がっている・ミーハーなところがあるどこを見たらいいか?→目→目がパッチリ開いている・大雑把でがさつどこを見たらいいか?→鼻→鼻筋が太い・自己中心的どこを見たらいいか?→鼻→輪郭に対して鼻が小さい・すぐに機嫌が悪くなるどこを見たらいいか?→鼻→鼻筋が波打っている・感情の起伏が激しいどこを見たらいいか?→肉づき→肉づきがボコボコしている・論理的にものごとを考え、話す
どこを見たらいいか?→拡張→思考ゾーン・美的センスがすぐれているどこを見たらいいか?→拡張→思考ゾーン・自分の実力では難しい課題をすぐあきらめてしまうどこを見たらいいか?→拡張→思考ゾーン・ほめるのもほめられるのも好きどこを見たらいいか?→拡張→感情ゾーン・互いに共感できる話をするのが好きどこを見たらいいか?→拡張→感情ゾーン・さびしがり屋のところがあるどこを見たらいいか?→拡張→感情ゾーン・使えるか、使えないかシビアな判断ができるどこを見たらいいか?→拡張→活動ゾーン・お金が大好きどこを見たらいいか?→拡張→活動ゾーン・お腹がすくと、機嫌が悪いどこを見たらいいか?→拡張→活動ゾーン
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