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第6章輸入部門の実務はカンタン!

目次

第6章輸入部門の実務はカンタン!

契約は表と裏がある

あなたの立ち上げた輸入部門は、今後、永続的にやりたいだけ続けていくことのできるビジネスとなります。そこで、輸入部門でやることになる主な実務部分をピックアップしてみましょう。

最初は戸惑うこともあるでしょうが、あなたが今思っている以上に簡単に何年でも続けていけるはずです。輸入業務にあたり、相手と契約を結ぶことになります。

紳士協定を重んじる欧州の人たちも、基本的な契約書を交わすことになるでしょうし、大手企業やアメリカ式に厳密に契約書を交わすことを前提としているメーカーもあります。

そして商品発注時に契約によって、お互いの責任や発注の詳細を確認することになります。契約業務に慣れている人はともかく、海外のメーカーとの契約はハードルが高いと感じている人はとても多いようです。

ですが、契約は世界中で日々行われている「形式」ですから、コツを知ってしまえばそれほど面倒なことはありません。契約書は通常、表と裏があります。

表は「表面約款」、裏は「裏面約款」と呼ばれており、この両方を合わせて「取引約款」と呼ぶこともあります。紙の裏表のイメージです。

表面は今回の取引(1回の仕入れ)ついての詳細が記されています。一方、裏面は「一般取引条項」とも呼ばれ、その企業が求めている通常の取引での共通する約束ごとが記されています。

契約の通常の流れとしては、表面約款をまず決めます。商品の名称、数量、単価、納期、貿易条件などをお互いに納得するところで決めていきます。

そして次に裏面約款、つまり「一般取引条項」に取りかかります。表裏同時に決めることもありますが、裏面はおいおい詰めていくことのほうが多いのです。

裏面は、取引のたびに変わるわけではない重要な取り決めになります。独占販売権も含まれます。その他納期が遅れたときのペナルティであるとか、もし裁判となったときどちらの国でやるか、といったことが細かく決められます。

これだけ重要な契約書なのですが、契約書は当事者のどちらが作成しても構わないことになっています。

メーカーから自分たちのスタンダードな契約書を提示してくることもありますが、こちらから契約書を相手に提示してもいいのです。

対等な立場で契約するのですから、メーカーが「これにサインを」と寄こしてきた契約書を丸呑みして安易に気軽にサインをしてはいけません。

あなたも当事者として、内容をチェックし、気に入らないものは削除してもらうか修正を依頼することになります。あとから「見ていなかった!」「知らなかった!」は通用しません。

今後、長期にわたってビジネスをしていくパートナーとの契約なのですから、重要なところはしっかり確認していきましょう。契約書にはいくつかの項目が並んでいますが、慣れてしまえば簡単です。

この契約書にあなたがサインをして相手メーカーに送ると、発注したことになります。折り返し、メーカーからは見積書(プロフォーマインボイス:ProformaInvoice)が届きます。

●契約書の表面に記載する主な項目

①Article……品目品名が多い場合は、別途、注文書を添付します。このとき契約書にはAs per the attached OrderSheet.(添付の注文書通り)と記載します。その場合、契約書の③④⑤の場所にもAs per the attached OrderSheet.と記入します。

②Quality……品質条件輸入時には必ずサンプルを入手してから契約しましょう。契約書には、As per the samples submitted.(提出されたサンプル通り)と記載します。

③Quantity……数量国際的取引で定められた単位で表記します。

数量の単位例:個、本(PIECE=PC)台(SET)ダース(DOZEN=DZ)組(UNIT)長さ(METER=M)または(YARD)重さ(METTRICTON=KILOTON=MT)または(KILOGRAM=KG)または(POUND=lb)④Price……価格合意した価格。円建てで合意したときは円単位、米ドル建てで合意したときは米ドル単位。

⑤TotalAmount……総額

⑥TradeTerms……貿易条件「これだけは知っておきたい輸入ルール」を参照。

⑦Payment……支払い条件支払いをいつどれだけするか。

前金を30%、残金を船積み後、などと明記。電信送金=T/T普通送金=M/T送金小切手=D/D船荷証券=B/L

⑧TimeofShipment……船積み日発送日。納期をよく確認しましょう。

⑨Destination……仕向け地商品の到着場所。例:Tokyo,Japan(日本の東京で受け取る)

⑩ShippingMarks……荷印通関時に貨物を特定し、船積書類と照らし合わせるためのマークです。

こちらからメーカーに提示しましょう。

●契約書の裏面に記載する重要ポイント

契約書はメーカー側も自分たちの一般的な取引用のものがあるとは思いますが、裏面約款については、こちら側の要望も盛り込んでいく必要があります。とくに、輸出者であるメーカー側の裏面約款で抜けていることが多いのは次の項目です。

  1. 価格に関する調整禁止(NOADJUSTMENT)
  2. 船積期間の厳守(SHIPMENT)
  3. 契約不履行の場合の輸出者責任(DEFAULT)

①は、契約締結後に輸出メーカー側の事情で価格を変更することを禁止する条項です。材料費の高騰、人件費の高騰などを理由として急に値上げを求められることを避けるためには不可欠です。

②は、あなたが国内の卸先に約束した納期に確実に間に合わせるために不可欠です。

表面約款で決めた船積期間を、輸出側の事情で守らなかった場合は、取引先との納期の関係でこの契約そのものが成り立たなくなることもあります。そこで契約は自動的に破棄し損害賠償を請求する権利を明記しておく必要があります。

③は、輸出者側の責任を明確にしておくことで、万が一のときのあなたの損害を最小限に食い止めるために必要です。契約不履行時の責任の所在をはっきりさせておきましょう。品質や取引条件など、契約書に反する行為があったり、契約続行が難しくなった場合の責任の所在です。

すべてを輸出者責任とするのか(輸入者側主張)、不可抗力の場合は免除(輸出者側主張)するのかを記載します。なお、ここで不可抗力時に免除となった項目は国内向けの取引をするときにも、免責事項にしておかないと、あなたがすべての責任を被る恐れがあります。

私の経験でも、輸入ビジネスでトラブルになる点は、品質、価格、納期です。サンプルと品質が明らかに違うときにどうするか。急に価格を変えたいと言ってきたときにどうするか。納期が遅れるときにどうするか。これを、契約時に取り決めておきたいのです。

●準拠法と裁判管轄

さらに、注意したいのは、準拠法及び裁判管轄です。契約違反で契約続行が難しく争いとなり、裁判になったときに、どの国の法律、どこの裁判所で争うかは重要です。あなたとしては、日本の法律に基づいて日本で裁判を行うことを記載しておきましょう。

これを書いておかないと、相手国の法律で裁くことになるので、あなたにとっては不利な結果が出る可能性も考えられます。

私も輸入ビジネスをはじめた頃には、思いがけないトラブルもあり、「契約と違う!」と訴訟して争うべきだと考えたこともありましたが、契約書に相手国での裁判が明記されていたので諦めるしかなかったことがあります。

相手国の法律知識に詳しい弁護士を雇って、相手国で裁判をするとなると、どの程度の手間と費用がかかるのか、想像もつかないことでしょう。

相手が倒産などをした場合には、いくら裏面約款に詳しく責任について記しても、どうにもならないこともありますが、契約書は証拠として残るものですので、できる限りの対応はしておきたいものです。

輸入契約書の裏面の一般取引条項の内容例(英文)GeneralTermsandConditionsWe,asbuyer,arepleasedtoconformthisdayourpurchasefromyou,asSeller,subjecttoalloftheTERMSANDCONDITIONSONTHEFACEANDRESERVESIDEHEREOF.Ifyoufindhereinanythingnotinorder,pleaseletusknowimmediately.Otherwise,thesetermsandconditionsshallbeconsideredasexpresslyacceptedbyyou,andconstitutetheENTIREAGREEMENTbetweenthepartieshereto.一般取引条項「この契約書は、輸入者と輸出者の完全な合意を基に成立している。

たとえ事前にこれと違うことに合意もしくは約束等があったとしても、これに書かれていること以外のことは無効となる。

もし合意に達していない条項等があれば、この契約の締結前に連絡すること。

連絡がない場合は、双方ともこの契約に同意したものとする」この条項は、この契約書に書かれていることが絶対的なものだということを示しています。

日本の契約書にありがちな曖昧な「円満解決条項」や「別途協議条項」とはまったく相いれない欧米諸国の標準的な考え方ですので注意が必要です。

1.NOADJUSTMENTThepricedescribedonthefacehereofshallbefirmandfinalandshallnotbesubjecttoanyadjustmentasaresultofachangeinSeller’scostwhichmayoccurduetoachangeinmaterialorlabourcostsorinfreightrate(s)orinsurancepremium(s)oranyincreaseintax(es)orduty(ies)orimpositionofanynewtax(es)orduty(ies).1.調節禁止「この契約書に定められた商品の価格は、契約締結後たとえいかなる事情、例えば材料費、労賃、船賃、保険料、税金等の高騰があろうとも変えることはできない」前述したようにこの条項は輸入者にとってもっとも重要な条項の1つです。

必ず盛り込むべき条項です。採算に直接関わる生命線とも言えるでしょう。後述する輸出者サイドのIncreasedCostsと比べるとお互いの立場がはっきりするでしょう。

2.CHARGESAllcustomsduties,taxes,fees,bankingchargesandotherchargesincurredontheGoods,containersand/ordocumentsarisinginthecountriesofshipmentand/ororiginshallbebornebySeller.2.儲掛「輸出国で発生する、商品、コンテナ、または書類にかかる関税、税金、銀行諸費用は、輸出者の負担とする」輸出者の費用負担を、はっきり明文化しておくものです。

3.SHIPMENTSelleragreestoshipthegoodsdescribedonthefaceofthiscontractpunctuallywithintheperiodstipulatedonthefaceofthiscontract.IntheeventSellerfailstomaketimelyshipmentoftheGoods,BuyermaycancelthisContractandclaimdamages.3.船積み「輸出者は、契約の商品を、この契約書に定められた期限内に出荷しなければならない。

もし輸出者が期限どおりに出荷できない場合は、この契約を破棄し、被った損害の賠償請求ができる」船積み遅れは、輸入者にとっては致命的にもなり得る大きな問題です。ですから輸入者にとって大きな救済手段と請求権を輸出者に認めてもらう必要があります。

4.CLAIMAnyclaimbyBuyer,exceptforlatentdefects,shallbemadeinwritingassoonasreasonablypracticableafterarrivaloftheGoodsattheirfinaldestinationandunpackingandinspectionthereofwhetherbyBuyeroranycustomerofBuyer.SellershallberesponsibleforlatentdefectsoftheGoods,notwithstandinginspectionandacceptanceoftheGoods,providedthatnoticeofclaimshallbemadewithinsix(6)monthsaftertheGoodsbecomeavailableforinspection,whetherbyBuyeroranycustomerofBuyer.4.クレーム「輸入者は、欠陥がある場合は、ただちに発見できないような潜在的欠陥以外は、商品最終到着地着後、輸出者もしくは輸出者の顧客によって、梱包をほどかれてからできるだけ早い段階で文書をもって連絡した場合、損害の賠償を請求できるものとする」輸出者サイドの作成したものは、貨物が届いてから何日以内(例は6カ月以内)などと規定されていることが多いです。

5.WARRANTYSellerwarrantsthat:i)theGoodsshallfullyconformtothedescriptionoftheGoodsonthefacehereofandanyandalldataandmaterialsshownasthebasisofthisContract,suchasspecifications,sample,pattern,drawing,etc.ii)theGoodsshallbeofgoodquality,merchantable,befreeofanyencumbrance,andfitorsuitableforthepurpose(s)intendedbyBuyerorBuyer’scustomer(s).Suchwarrantyshallnotbedeemedtohavebeenwaivedbyreasonofinspectionand/oracceptanceoftheGoodsorbythepaymentthereofbyBuyer.IfBuyershouldfindanydefectintheGoodsandnotifySellerofthatfact,Buyershallhavethefollowingoption(s).

i)torequireSellertoreplaceorrepairtheGoodsatSeller’sexpenseandrisk.ii)torejecttheGoods.iii)tocancelthewholeoranypartofthisContractatanytime.Ineitherevent,BuyermayrequireSellertocompensateanylossordamagessufferedbyBuyerorBuyer’scustomer(s)duetoorarisingfromsuchdefects.5.保証「輸出者は、輸入者が発注した商品が、この契約書の表面の商品詳細、契約にいたるまでのすべてのデータ、契約の基礎として合意された事柄、たとえば仕様、サンプル、柄、図案その他の要件に完全に合致し、ハイクオリティでかつ商品性があり、やっかいさがなく、輸入者もしくは輸入者の顧客の要求に合致している必要がある。

しかも品質保証は、商品の検査や商品受領後などの理由によって、輸出者はその責任からまぬがれることはできない。もし輸入者が欠陥を発見した場合、次のような選択をすることができる。

①輸出者負担で交換もしくは修理

②受取拒否

③いつでも全部もしくは一部の取り消しができる

万が一、前述のことが発生した場合、輸入者はその欠陥により輸入者もしくは輸入者の顧客が被った損害、損失を、輸出者にその補償を請求できるものとする」これは、かなり輸出者には厳しい内容になっていますが、品質基準が日本に比べて低い国々との取引においては、不可欠な条項です。

6.FORCEMAJUREBuyershallnotbeliableforanydelayorfailureintakingdeliveryofalloranypartoftheGoods,orforanyotherdefaultinperformanceofthisContractduetotheoccurrenceifanyeventofforcemajurethereinafterreferredtoas“ForceMajure”suchasActofGod,warorarmedconflict,oranyothersimilarcausewhichseriouslyaffectsBuyeroranyofhiscustomers,directlyorindirectly,connectedwiththepurchase,resale,transportation,takingdeliveryoftheGoods.InanyeventofForceMajure,BuyernotifySellerinwritingofsuchevent(s)andBuyermay,initssolediscretionanduponnoticetoSeller,eitherterminatethisContractoranyportionthereofaffectedbysuchevent(s),ordelayperformanceofthisContractinwholeorinpartforareasonabletime.IfsellerisunabletodelivertheGoodsinwholeorinpartasspecifiedonthefaceofthisContractbysimilarreason(s)asabovementioned,withoutSeller’sfault,SellershallimmediatelynotifyBuyerinwritingofsuchdelaywiththereasonthereof,andBuyershall,ifrequestedbySeller,agreetoextendthetimeofshipmentuntilsuchevent(s)shallnolongerpreventdeliverybySeller.Intheevent,however,theabovementionedevent(s)causeadelaybeyondthirty(30)days,Buyermay,initssolediscretionanduponwrittennoticetoSeller,terminatethisContractorportionthereofaffectedsuchevent(s),andSellershallreimbursetoBuyeranyamountofmoneypaidbyBuyertoSellerwithrespecttoanyundeliveredportionofthisContract.6.不可抗力「輸入者は、輸入者または商品の購入、転売、運送などに直接的、間接的に関係がある輸入者の顧客に相当の影響がある天災地変、戦争または武力闘争、あるいはその他の同様な理由などの不可抗力事由(以下不可抗力という)の発生によって生じる遅延や不履行に対しては、責任を負わないものとする。

輸入者は、何らかの不可抗力とも言える事態が起きたときは、輸出者に文書で通知し、契約の全部もしくは一部を取り消すか、もしくは履行の延期をすることができる。

前述と同様の事由で、輸出者の過失ではなく、契約書に沿った受け渡しができない場合は、その理由を付記して文書にて輸入者に連絡し、輸入者は輸出者が要求した場合は、その出来事が輸出者の受け渡しを阻害している間は、船積み延期に同意をする。

ただし30日以上の遅延が発生する場合は、その契約を破棄できるものとし、輸出者は発生した損失、損害の補償をするものとする」輸入者は、輸出者が不可抗力によって契約を履行できないことも想定して、国内の顧客との間にも、念のために不可抗力条項を結んでおく必要があります。

7.DEFAULTIfSellerfailstoperformanyprovisionofthisContractoranyothercontractwithBuyerorcommitsabreachofanyoftheterms,conditionsandwarrantiesinthisContractoranyothercontractwithBuyer,orifproceedingsinbankruptcyorinsolvencyorsimilarproceedingsareinstitutedbyoragainstSeller,orifatrusteeorareceiverforSellerisappointed,orifSellergoesintodissolutionorliquidationortransfersasubstantialpartofitsbusinessorassets,Buyermay,bygivingnoticetoSeller.i)stoporsuspenditsperformanceofthisContractoranyothercontractwithSeller.ii)rejecttheshipmentortakingdeliveryoftheGoods.iii)disposeoftheGoods,ifdeliveryhasbeentakenfortheaccountofSellerinsuchmannerasBuyerdeemsappropriateandallocatetheproceedsthereoftothesatisfactionofanyandallofthelossesanddamagescausedbySeller’sdefault,and/oriv)cancelthewholeoranypartofthisContractoranyothercontractwithSeller.Inanysuchevent,BuyermayrecoveralllossesanddamagescausedbySeller’sdefault,includingbutnotlimitedto,lossofprofitwhichwouldhavebeenobtainedbyBuyerfromresaleoftheGoodsanddamagescausedtoanycustomerpurchasingtheGoodsfromBuyer.7.債務不履行「輸出者が、この契約の不履行、契約の条件、保証に違反した時、破産、支払不能、もしくは輸出者が解散、清算に入ったり営業権譲渡または資産譲渡があった場合には、輸入者は文書をもって次の手段を取ることができるものとする。

①この契約あるいは輸出者とのすべての契約の履行を停止すること②商品の船積みあるいは引き取りの拒否③すでに引取っている商品を、輸入者サイドで輸出者サイドの勘定で売却し、輸出者の債務不履行で被った損害、損失補てんへの充当④この契約または輸出者とのその他のすべての契約の破棄前述のどの場合でも、輸入者は、輸入者がこの商品を転売することによって得られるはずの利益(逸失利益)および輸入者から商品の購入を約束していた顧客が被る損失を含み、それだけに限定されることなく、輸入者が被りうるすべての損失を請求できる」この条項があっても輸出者の破産、会社更生法申請などの場合は、その輸出国の法律で規制されるので、注意が必要です。

8.ARBITRATIONAnydisputes,controversyordifferencewhichmayarisebetweenthepartieshereto,outoforinrelationtoorinconnectionwiththisContract,oranybreachhereofshallbesettled,unlessamicablysettledwithoutunduedelay,byarbitrationin(Tokyo),JapaninaccordancewiththerulesofprocedureofTheJapanCommercialArbitrationAssociation.Thearbitralawardshallbefinalandbindinguponbothparties.8.仲裁「この契約において、契約の違反もしくは当事者間双方の間で生じるすべての紛争、論争、意見の食い違いは、速やかに円満に解決できない場合は、日本の(社)国際商事仲裁協会の仲裁規則に従って解決するものとし、その判断は最終的なものとし双方を拘束するものとする」貿易取引は、本来信頼をベースに行われれば契約書も必要ないのですが、現実には食い違いも多いものです。

紛争が起きた時、どのように収めていくかを決めておくことは、重要でしょう。

9.TRADETERMS&GOVERNINGLAWTradetermssuchasFOB,CIFandanyothertermswhichmaybeusedinthisContractshallhavethemeaningsdefinedandinterpretedbytheIncoterms1990Edition,ICCPublicationNo.460,asamended,unlessotherwisespecificallyprovidedinthisContract.Theformation,validity,constructionandperformanceifthisContractshallbegovernedbyandconstruedinaccordancewiththelawsofJapan.9.貿易条件用語および準拠法「この契約書で使われているFOB、CIFなどの貿易用語は、別途定めがない限り、『インコタームズ1990年改訂版』、およびその後の改訂版に定義され、解釈された最新改訂版のものとする。

この契約の成立・効力・解釈・履行は日本の法律を適用して判断されるものとする」いわゆる準拠法です。

どこの国の法律で判断されるかは、輸入者にとって、重要な条項です。

2輸入手続きはフォワーダーに任せよう

契約が無事に完了すると、商品が発送され日本で受け取るのですが、この一連の作業はフォワーダー(運送貨物取扱業者)に依頼しましょう。フォワーダーとは、運送から通関まですべてを一貫して請け負ってくれる頼もしい運送業者のことです。

自身は運送手段(船、飛行機、トラックなど)を持っていませんが、貨物の運送を手配してくれます。あなたの輸入量に関わらず、フォワーダーは船や航空機のコンテナを枠で持っていますので、そこに混載するなどして運んでくれるのです。

ネットで検索すると大手物流専門会社から専門業者までありますので、事前に接触してあなたの事情に合った提案をしてくれる業者を探しておきましょう。

業者にアプローチするタイミングは、メーカーから見積書(プロフォーマインボイス:ProformaInvoice)が届いたときがベストでしょう。

プロフォーマインボイスを確認したら、約束したとおりに前金を送金してください。送金が完了するとメーカーは受注した製品を製造し、「運送はどうしますか?」と聞いてきます。

このタイミングでフォワーダーに任せるのです。海外メーカーからの商品の受け取りから日程調整、日本までの運輸を引き受けてくれます。フォワーダーを選ぶポイントはいろいろありますが、あなたへの対応でまず選別していくことになります。

実力や信頼度を探るためには、どういうルートが得意なのか、日本国内での店舗網、海外の拠点数、船会社との関係度、資金力なども見たいところでしょう。

迷ったときは、「これが最適です」とアドバイスしてくれる業者と組むといいでしょう。あなたの運びたい商品の荷姿、重さで輸送費用は変わります。従ってプロフェッショナルな提案をしてくれるところとおつき合いをしていきましょう。

●用意すべき5つの書類

フォワーダーにすべて任せるとはいえ、あなたが用意しておかなければならないものがあります。輸入するとき、5つの書類(※フォームAは、輸入国によっては不必要)が必ず求められ、それがなければどうにもなりません。

ただし、あなたが作成する書類は1つもありません。メーカーなどが作成しますので、それをきちんとあなたが発行してくれるように依頼するなどして揃えていけばいいのです。

①インボイス(送り状、仕入れ書、納品・請求書)

メーカーが契約時に発行します。これに基づいてあなたは送金をしているはずです。必要ならメーカーに請求すれば発行してくれます。

②パッキングリスト(梱包明細書)

メーカー(輸出側)が発行し、あなたのところに送付されてきます。商品がどのような梱包、荷姿で発送されているかが一覧になっています。また、荷印も表示されています。

③運送書類(B/L=船荷証券、またはAWB=航空貨物輸送状)

B/Lをあなたが持っていないと、到着した商品を受け取ることはできません。とても重要な書類です。B/Lは、船会社がメーカーに対して「確かに受け取った」と証明する書類です。メーカーから「船会社に託しました」ということを示すために、FAXであなたのところに送られてきます。それを確認したら、約束通りに商品の残金を送金してください。

送金の確認がとれ次第、メーカから原本が送られてきます。原本はかなり遅れて到着しますので、急ぐときは送金の振込証明書をFAXしてすぐに発送してもらうことも可能です。

一般に航空貨物ではいろいろな荷主の荷物を混載業者がまとめて輸送契約を航空会社と結ぶので、あなたのところには混載業者が発行するHAWB(HouseAirWayBill:混載航空運送状)が届きます。

航空会社が混載業者に対して発行する航空運送状をMAWB(MasterAirWAYBill)と言い、両者を合わせてAWBと言います。必要なのはHAWBのみです。

④保険証券

保険については後述しますが、無保険だけは絶対に避けてください。保険会社と包括予定契約をすると、自動的にこのあとも取引が発生するたびに保険がかかる仕組みとなっています。これもフォワーダーや通関業者に依頼すれば手配してくれます。

⑤フォームA(原産地証明書)

特恵関税を受けるために必要な書類です。一般の関税と違い、開発途上国を支援する目的で輸入促進のために設けられた制度です。その適用国・地域からの輸入は他国より優遇された関税となります。

現在、インド、フィリピン、ベトナム、トルコなど133(128カ国、5地域)の特恵受益国・地域、さらにその中からカンボジア、ラオスなど特別特恵受益国(LDC)46カ国が決められています(2019年4月1日現在)。

どこが対象かは税関のホームページなどから入手できます。フォームAは、原産地の税関または商工会議所などが発行してくれます。通常はメーカーに対して依頼することになります。

※③と⑤は原本でなければなりません。

3これだけは知っておきたい輸入ルール

さきほどの契約書の項目にある「⑥TradeTerms(貿易条件)」について、少し詳しく解説していきましょう。日本の国内では、メーカーに発注したらメーカー指定の物流ルートによって、商品が届きます。

しかし、海外では購入者側が物流まで自分で手配するのが基本。つまりメーカーから「発注通りにつくりましたよ。取りにきてください」と言われた時点で、私たちが取りに行くのです。物流費用をメーカーが持たないので、近い人は歩いて取りに行ってもいいし、遠い人は車で行ってもいい。

そして海外である私たちは、自分では行けないのでフォワーダーの手を借りて物流を用意するのです。このとき、「誰がどこからどこまでの物流費を負担するのか」「誰がどこからどこまでの保険料や物流リスクを持つのか」などの条件を決めなければなりません。

この条件を決めるときに、国際規則「インコタームズ」によって定められたルールを適用します。2020年に改訂が行われて、現状は11種類の条件があります。

まずは次の頻出する代表的な4つの貿易条件を押さえておいてください(その他の条件はジェトロのホームページを参照してくださいhttps://www.jetro.go.jp/)。

①EXW(ExWorks)工場渡し

海外の工場で直接、商品を引き取るときの貿易条件です。欧州との取引ではよく登場します。商品自体の原価がハッキリ明示されるので、ものの真の価格を把握しやすいというメリットがあります。

実際にはフォワーダーを通して物流会社が引き取りに行きますが、引き取った時点からリスクと輸送費用はあなたが負担します。

つまり、その後の輸送中に事故などによって商品が破損したり、失われたりした場合、そのリスクはあなたが負うことになります。

それをカバーするために保険をかけておきます。保険の費用はあなたが負担します。

②FOB(FreeonBoard)

本船渡しメーカー側が工場から輸出港(空港)まで運び、その運賃と通関・船積み費用を加えた価格を提示する貿易条件です。アジアでは一般的な条件で、私もこの貿易条件を推奨しています。日本の保険会社と保険契約を結べるからです。この場合、船積みされるまではメーカーの責任となり、そのあとはあなたがリスクを負います。

③CFR(CostandFreight)

運賃込み工場から現地港(空港)さらに、あなたが指定した日本の港(空港)までの運賃を加えた価格を提示する貿易条件です。これは、日本の保険会社を利用しやすいという理由で好まれるのですが、輸入に関してはあまり提示されません。このとき価格に運賃が含まれていますが、②と同様、船積み後のリスクはあなたが負担します。

④CIF(Cost,InsuranceandFreight)

運賃保険料込み③に、海上または航空の保険を含めた価格で提示される貿易条件です。アメリカとの輸出取引時に比較的多く見られます。メーカーによっては自分たちが使っている保険を適用したいからと、この条件を提示してくることがあります。このように、契約ではTradeTerms(貿易条件)がとても重要な意味を持ちます。

海外メーカーからは、「この条件で」と提示されることが多いはずですが、私は、①EXWか②FOBをオススメしています。

もしそれ以外の保険含みの条件を提示されたときは、あなたからメーカーへ「日本の保険会社を使いたいのでEXWもしくはFOBでお願いします」と伝えるといいでしょう。

実際の物流業務はフォワーダーがすべて手配してくれるのですが、この貿易条件は、輸入ビジネスをするあなたと、相手方のメーカーで話し合って決めなければなりません。

どの貿易条件にするかによって、納期の意味は変わります。例えば①EXWなら、工場で渡すことができる日のこと。②FOBなら、メーカーが工場から船または飛行機に商品を乗せる日付のことです。ここは重要です。あなたの手元に届く日ではありません。

メーカーと交わした契約(発注書)の納期は、メーカーとしてやるべきことをしなければならない期日です。そのあとに実際にあなたのところに届くまで何日かかるか、さらにお客様のところへ何日までに納品できるかは、フォワーダーと相談して計算しなければなりません。

ここをあなたの独自判断で不確実な日を、日本のお客様に伝えてしまうと信用問題になりますので、十分に気をつけてください。まして契約上の納期をお客様に間違って知らせてしまわないようにしましょう。

4代金の決済方法

代金の決済方法は、基本的には分割で考えます。発注して製造にとりかかったら30%を振り込み、商品が船積みされたら残り70%を振り込みます。

この割合とタイミングはあなたとメーカーとの交渉で決めますが、3対7は納得されやすい比率です。

振り込みは、銀行からの電信送金をオススメしています。手数料はかかりますが、安全で確実だからです。銀行によって手数料には違いがあります。海外送金の場合、送金手数料でまず比較します。

次に海外中継銀行手数料(相手国の指定する銀行とあなたが口座を持っている銀行をつなぐ銀行への手数料)、そして為替手数料またはリフティングチャージを気にすることになります。

「小額の場合は、一括で払ってください」とメーカーから頼まれることもあります。この場合は、送金の手数料を考えて決めればいいのです。

私は、20万円以内なら一括で送金し、それ以上の場合は分割にして欲しいと交渉しています。なお輸入と言えば、信用状(L/C)による取引を思い浮かべる人もいるかもしれません。

ですが、手続きなどは複雑になりますし、銀行との交渉もありますので、今すぐ使える手段ではありません。今後、輸入ビジネスの拡大に伴って考えていけばいいことでしょう。円やドル、ユーロなど為替レートは時々刻々と変化します。

円高になったり円安になったり、急激な動きのときは大きなニュースにもなります。これに対処する方法としては、為替予約、通貨オプションがよく知られています。いずれも手数料がかかることですから、どこまで実行するかは慎重に考えていかなければなりません。

この点については、絶対に安心な方法はないので、あなた自身で研究を積まれるといいでしょう。とはいえ、「難しい」「わからない」とまったく何も手を打たないのでは、輸入ビジネスを続けていく上では心許ないので、いくつかの対応策を考えてみましょう。

①輸入コストを高めに設定する

現在のレートで計算した輸入コストではなく、この1年ほどの為替の変動を見て、円安に振れて損が大きくならない程度に、あらかじめ輸入コストを高く設定します。それを価格に反映させておくことで、ある程度の変動をカバーします。

②円建てで契約する

円建てで契約すれば、メーカーは円で受け取るので、こちらの為替リスクはゼロとなります。一方、メーカーの為替リスクが増大しますので、状況によってはこの交渉はなかなか大変でしょう。円で受け取ることを了承してくれるかはメーカー次第です。

③決済用外貨資金を用意しておく

決済に使う通貨(ドル、ユーロなど)をあなたが用意しておくのです。この場合は、すでに円から海外の通貨に交換されていますから、そのまま送金ができます。つまり、「今、円から相手の通貨に変えて送金するか、手元の相手通貨をそのまま送金するか」を、その時々の為替レートによって判断すればいいのです。

④FXの利用

FXは、外国為替証拠金取引のこと。主に為替リスクのヘッジ、投機の目的で利用されている仕組みです。FX口座を開き、証拠金を入れると、とても安い為替手数料で外貨に交換が可能になります。これを使って送金することで、手数料全体を下げることができます。

ただし、まずFXについての知識があることが前提ですし、送金がどのような金融機関を通して行われるのか、確実性などについても、あなたのリスクとしてよく知っておかなければなりません。

なお、現在、マネーロンダリング(資金洗浄)に対する国際的な取り締まりが厳しくなっていることもあり、海外送金については日本でも厳しくなる一方です。

あまりにも難しい裏技に走って、疑われるようなことがあってはつまらないので、手数料をある程度は払ってでも、正規のルートで送金したほうがいいのです。

5検品はどこでやるか?

輸入はしてみたものの、この商品をお客様に納品して大丈夫だろうか──。輸入ビジネスをはじめた当初に、多くの人が抱く不安の1つです。

だからといって、あなたが倉庫へ行き、検品と称して商品のパッケージを開けてしまう、といったことはしないほうがいいでしょう。

商品にもよりますが、あらかじめ決めた荷姿で到着しているのなら、そのまま販売先である問屋や小売店へお届けします。すべてを検品できるわけではないですし、もし全部、箱から出してしまったら、元に戻すのも大変です。

第一、一度開封した痕跡のある商品が届いたら、問屋や小売店はその時点で「不良品」と判断してしまいます。つまり、契約時にメーカーと包装について相談して決めているのですから、そのままの姿で納品したほうがいいのです。

ただし「不良品はお取り換えします、返品も受けつけます」とお客様には約束しておきましょう。確かに、不良品については心が痛む面もあるかもしれませんが、どのような商売にもつきものです。返品・交換で対応していくのが実務的です。

6海外のメーカーとのトラブルが起きたらどうする?

ビジネスにはトラブルがつきものです。どのような仕事でも、けっこうな割合をトラブルへの対処に費やしているはずです。輸入ビジネスも同様で、きちんと進めていっても、トラブルは起こります。

「契約したのだから、やってくれて当然」というわけにはいきません。、海外との取引ということもあって、なかなかそう簡単ではないのです。

契約時に確認したことでも、ちょっとした食い違いや認識違いから、例えば包装の仕方が完全ではなかった、といったトラブルに発展します。このようなトラブルは、メーカー側に根気強く改善を求めていってください。

また、品質については、文化の違いも大きいので、「日本で販売するためには」という視点からメーカーにきちんと問題点を伝えていく必要があります。

例えば、海外では多くの人たちが外箱に多少の傷があっても、中の製品に問題がなければそれで良しと考えています。でも、日本では、傷のある箱の製品は誰も買いません。ワケあり商品となってバーゲンの対象になってしまいます。

このように、「品質」と言っても、何がどう良くて、何がどうダメなのかは、話し合ってお互いに理解を深めて解決していくのが前提です。このとき、「クレーム(claim)」という言葉を使わないように、注意してください。

私たちはいろいろな文句や、場合によっては難癖までも「クレーム」と表現していますが、海外では、これは「損害賠償」の意味で使われています。

「日本のお客様から、そちらの商品にクレームがあってね」と言えば、相手は真っ青になって「冗談じゃない、なんで損害賠償なんだ」とトラブルになる可能性もあります。

この場合は、「makeacomplaint」などの表現で伝えてください。争いがあまりに激しくなった場合には、当事者同士では解決できなくなる事態もありえます。ここで、調停、仲裁、訴訟といった法律に基づいた紛争の解決へと進む可能性が出てきます。

相手またはあなたが、調停や仲裁や訴訟を申し出たとしたら、いずれにせよ、すでに円満な解決はありえない状態になりますから、どのような決着がついたとしても、たとえ和解したとしても、元の関係には戻れません。

あなたが取るべき道は、争いに勝つことではなく、輸入ビジネスを発展させていくことにあるはずです。少人数で高い粗利益率を実現し、永続的に事業を発展させていくことが目的です。そのことをよく考えてください。

つまり、トラブルが発生したとき、一方的にメーカーの責任を言いつのるではなく、ビジネスパートナーとして契約をした関係から、一緒に対策を考えていく姿勢を見せていくのです。

「このままでは日本市場での信用を失う」となったら、それはあなただけではなく、メーカーにとっても大きな痛手になるからです。

今後も取引を継続し、一緒に日本市場で成功するためにはどうするか。そのような視点から対応をして欲しいのです。交渉や提案はいいのですが、争いは避けるように大人の対応を心がけましょう。

例えば、問題があった場合、次回の取引で割引きをしてもらうといったことで、お互いに納得して先に進めるように解決をしていくのが実務的と言えます。

日本国内でのトラブル

輸入ビジネスをする場合、あなたは「日本国内ではメーカーの立場になる」点を忘れないでください。輸入した商品はPL法(製造物責任法)の対象になります。

日本の消費者は海外メーカーに直接、不具合などを訴えることができないため、輸入元であるあなたがその責任を引き受けることが義務づけられています。

「責任重大だなあ。気が重いなあ」と思われるかもしれませんが、安心してください。ちょっとしたことを守りさえすれば、あなたはメーカーとしての責任をきちんと果たせるのですから。

商品に欠陥があって損害が発生した場合に、日本の消費者はあなたに対して損害賠償を請求することになります。欠陥とは、安全性を備えていない商品とみなされた場合です。なおかつ、人やものに損害が発生したときに問題になります。

そこで、あなたは商品の安全性について、しっかり対策を取っておく必要があります。次の3つのポイントを必ず守ってください。

①不安を感じた商品は輸入しない

あなたが「これは安全性に問題がある」と感じた商品は輸入しないこと。不安がちょっとでもあればやめておきましょう。展示会へ行けばわかりますが、世界には数えきれないほどの魅力的な商品があるのです。その中から、なぜそれを選ぶか。そのときに安全性を考慮しておけば防げるのです。

②説明書をつくる

消費者が間違った使い方をしたり、安全ではない用途に使用しないよう、説明書、注意書きをしっかりとつくって同梱またはパッケージに貼りつけるなどしてください。

実際に、ネットなどで商品のレビューを見ると、かなりの率で「日本語の説明書がなかった」とか「使用方法がよくわからない」といった声があります。

これは海外の商品をただ直接的に販売しているからで、このような業者は私の考えている輸入ビジネスを営んでいるとは到底言えません。あなたはメーカーの立場に当たるわけですから、説明書、注意書きまでしっかりとつくっていく必要があるのです。

③ビジネス総合保険に入る

あなたがビジネス総合保険に入ることはもちろんですが、海外メーカーもそれに準じた保険に入っているか、日本からの訴訟をカバーできるかを確認しておきましょう。ちょっとしたミス、間違いが、取り返しのつかない事態へ発展することもゼロではないのです。万全の対応をしておきましょう。

なおビジネス総合保険に基づく対策については、商工会議所、全国中小企業中央会、各保険会社などに相談することもできます。

入っておくべき2つの保険

保険の話が出たところで、輸入ビジネスをはじめるときに必ず入っておくべき2つの保険について紹介しておきましょう。

ただし、保険会社と交渉して加入するのではなく、このどちらもフォワーダーで対応してくれますので、あなたは内容を検討して決めるだけです。

●海上保険

海外の保険会社と取引などがある場合は別ですが、通常は、日本国内の保険会社で海上保険に入っておきましょう。私は、「オールリスクA/R条件」の保険に入ることをオススメしています。

オールリスクと言っても、あらゆるリスクに対応しているわけではありません。この保険でカバーできないもののうち、戦争とストライキに関しては、特約で追加して加入します。

メーカー側が自分たちの取引条件としてCIFを提示し、メーカー側で保険に入っている場合もあるかもしれません。それでも私は日本での保険も同時にかけておきます。

メーカー側の保険の内容が完全なものかわかりませんし、損害が発生したときの対応なども、どの程度きちんとやってくれるのかわからないからです。

例えば海外の海上保険では、同じオールリスクでも「TPND」(盗難、抜き荷、不着)が含まれていない場合もあります。

日本の保険では、オールリスク条件に含まれているので安心です。日本の保険会社を使うことで、煩雑な海外の保険会社とのやりとりを回避できます。

●ビジネス総合保険以前は商品の欠陥により人の財産、生命、身体に被害があった場合に、その相手に賠償しなければならない賠償金や訴訟費用をカバーするPL保険で対応していました。

しかし2020年6月にこの制度は終了し、PL保険を含んだ総合的な保険「ビジネス総合保険制度」へ一本化されます。

内容的には、従来のPL保障、リコールによる賠償責任に加え、施設、業務遂行など多岐にわたっているので、確認の上、ご加入ください。

9在庫はどれぐらい必要か?

●在庫管理も委託するあなたの商品が日本に到着しました。

「え?まさかうちに届くんじゃないですよね。狭いオフィスなので置くところがないんです」と慌てることはありません。フォワーダーは、依頼すれば、到着した商品の通関、保管、取引先への配送まで手配してくれます。

というより、一環して受けてくれるフォワーダーとビジネスをしていかなければなりません。「家や事務所に置けばいい」という人が意外に多いのに驚かされます。

物流費を抑えようと考えているのでしょうが、私は物流に関わることをオススメしません。在庫管理や発送業務は、想像以上に手間と労力がかかります。

注文が入れば、毎日毎日、自ら伝票をつくって発送手配をしなければなりません。この作業はかなり負担になりますし、そもそもあなたのやりたいことではないでしょう。

輸入ビジネスを継続していくために、あなたが全精力を傾けるべきは、売り上げを伸ばすことです。毎年、確実に扱う商品数を増やし、売り上げを増やしていかなければ、おもしろくないはずです。

在庫管理や物流に時間を割かれてしまうと、売り上げを上げるための活動にかける時間が圧迫されます。すると「これ以上、売り上げると手が回らない」と活動をセーブしようとする気持ちが働くかもしれません。

そうならないためにも、販売と同様に在庫や物流も専門家に任せてしまうことが大事なのです。

●ランニングストックを考える

在庫と聞くと「デッドストック」つまり「売れ残り」を連想してしまいがちですが、私があなたに考えて欲しいのは「ランニングストック」です。商品を継続して販売していくために不可欠な在庫のことです。

あなたの事業年度があるように、販売してくれる小売店にも事業年度があります。それぞれに売り上げの目標があり、がんばって達成しようと活動をしています。

小売店から「今年度内に、あと100ケース欲しい」といった注文がきたときに、「うちは無在庫でやっていますので、今から発注すると到着は3カ月後です」などと言ってはいられません。

これでは取引先に対して責任を果たしているとは言えないでしょう。そこで、常に取引先からの要望に対応できるようにランニングストックを持っておくべきです。

在庫を持つと言っても、輸入ビジネスは粗利益率が高いシステムですので、根本的に在庫の意味合いが国産品とは違います。

例えば、展示会に出展して、その場で1000個のオーダーが入ったとします。メーカーに1000個発注したのでは、在庫はゼロです。

この商品の価格を原価の5倍で設定しているなら、計算上、仕入れた数のうち2割が売れればプラスマイナスゼロになります。

経費を考えても3割売れればプラスになるはずです。たとえ残り7割をいくらで販売したとしても、すべて利益になるのです。

1000個のオーダーが入ったときは、5000個発注して4000個残ってもプラスマイナスゼロ。従って、3000個くらいまでは発注しても大丈夫という計算になりますね。

さすがにそれは一度に発注するにはリスクが大きいと感じれば、倍の2000個でいかがでしょう。すでに半分は売れているので利益が出ています。

「在庫がたくさんあるとプレッシャーになるのでは?」と思うかもしれませんが、あなたの家の中に積まれているわけではなく、物流業者の倉庫にあるわけですし、むしろそれがあなたの自信や責任になると私は考えています。

そもそも気に入った商品だから契約し、日本に持ってきたわけです。その自信や責任が、在庫の数となって表れているのです。

だからといって過剰な在庫を抱えてしまえば、プレッシャーどころではありませんから、そこは冷静に判断しなければなりません。

「在庫以上のオーダーがあったらどうしよう」と不安ですか?もし在庫がぜんぜんなくて、「その数に応えられるのはかなり先」と返事をしてしまったのでは、商売としては少し残念です。

「今すぐ1000個はお渡しできます。残りは2カ月後になります」と言えたほうが、商売をやっている人として、より信頼されるのではないでしょうか。

10メーカー、販売店との関係を保つコツ

輸入ビジネスも商売です。商売の基本である営業活動をしっかりやっていきましょう。あなたが事業の主体として活動していくことが商売の醍醐味のはずです。

だからこそ売れたときの喜びもより大きくなるでしょうし、その体験こそがあなたの輸入ビジネスを3年後、5年後への継続へと導いてくれるのです。

●卸価格はどう決める?

販売店に卸すときに、卸価格をどう設定するか。そこにあなたの姿勢が明らかになります。私は、相手の規模や形態に関係なく、一度に発注してくれる数量で決めることをオススメしています。

輸入ビジネスでは、量が増えるほど1個あたりの輸送コストが下がっていくからです(第3章─3「商品は簡単なものを選べ!」参照)。たくさん発注してくれるお客様を優遇するのは合理的です。

原価500円の商品を輸入し、小売価格を2500円(5倍)で設定したならば、1個単位の発注の場合、卸価格は小売価格の60%としておきましょう。

つまり2500円×0・6で1500円ということになります。カートン単位でメーカーから届いているとき、半カートンをまとめて注文してくれるなら50%、1カートン単位で発注してくれるなら45%で卸すようにします。

卸価格はこれだけ。シンプルで公平です。日本の商慣習では、これほど合理的ではなく、相手の業態で変化していきます。問屋向け、百貨店やチェーン店向け、小売店向けで、卸価格を変えていきます。

問屋向けがもっとも安く、小売店向けだと高くなる、といったやり方が一般的です。ですが、私の経験上、輸入ビジネスは相手の業態ではなく、発注数量である意味平等に対応していくのがベストです。それによって、今後の営業もより公平でスムーズになっていくからです。

●会う機会を増やす

すでにお話ししたように、メーカー、販売店のトップと一度は会うこと。そこから関係をスタートしていくのです。そして次のステップとして、会う機会を増やすように心がけましょう。

海外の場合は、定期的にメーカーが出展している展示会に顔を出して、会う機会を増やします。国内の場合はあなたが定期的に展示会に出ることで、取引先や以前の取引先などと継続的に会うことが可能になります。

PR活動をしっかりやって話題を提供しながら、直接会う機会をきちんと持つことで、その話題を商売につなげていきます。

こうして商売の輪は広がっていくのです。あなたは輸入ビジネスをはじめたばかりなのです。メーカーや販売店からいろいろなことを教わって、よりよいビジネスへと改善していく立場にあります。

こちらの思いを伝えるのがPRなら、メーカー、販売店との営業活動は、相手の思いを聞く活動だとも言えます。

どのようにすれば、もっと多くのファンが増えるのか、お客様が増えるのか、謙虚な姿勢でそのヒントをいただき、あなたのビジネスに反映させていきましょう。

会う機会が増えれば、あなたの熱意を相手に伝えることができます。また、ヒントをもらえるだけではなく、人を紹介してくれるチャンスも増えます。

同業他社や似たようなビジネスをしている人はもちろん、あなたの悩みの解決策を持っている人に出会える可能性だってあるのです。

SNSやネットはとても便利ですが、それだけで活動していると、こうした人のつながりはなかなか生まれません。あなたも積極的に営業活動をしていきましょう。

輸入ビジネスは、海外の文化を日本に紹介し、メーカーも、あなたも、販売店も、そして消費者も喜ぶ四方良しのビジネスです。

情熱を傾けるに値する仕事です。そして、この情熱こそが、多くの人の心を動かすのです。あなたの輸入ビジネスに幸あらんことを!

おわりに

私は、本が書きたくて書いたわけではないのです……。「ああ、いい本だった」と、ほめてもらいたいわけでもないのです……。あなたへ一刻も、一刻も早くお伝えしなければならないことがある……。これを知らなければ、あなたのビジネスが立ち行かなくなってしまう……。これを知らなければ、あなたの会社が確実に時代に取り残されてしまう……。これを知らなければ、あなたの会社がこれ以上成長できなくなってしまう……。

そんな、言いようもない危機感をもって、この貴重な貴重な情報をいち早くあなたへお伝えしなければならないという使命感のもと、緊急に筆をとったのです。

そして、今、こうしてここまで辿り着いたあなたは、こう思っているかもしれません。

「ああ、参考になった」「そうだな……いつかやらなければなぁ」しかし、あなたは明日からまた忙しい日常に戻っていき、この本で得られたこと、いや本の存在すらも忘れて、日々の仕事に埋没していってしまう……それではいけません。

実行に移して欲しいのです。私の小さい頃の夢は、外交官になることでした。ですが私は、大学入学後に目的を失い、挫折し、大学を留年してしまいました。

翌年、受けた就職試験は、すべて不採用。卒業式寸前の土壇場、2次募集枠でとあるメーカーにやっとの思いで入社。そして、入社後、3年目にしてその会社の最優秀営業員賞を獲得したものの、日本型ビジネスの限界に気づいた私は、悶々と満たされない日々を送っていました。

一度きりの人生、本当にこのままでいいのだろうか?自問自答を繰り返す日々が続きました。そして、ある日ひとつの決断を下すこととなります。それは、輸入ビジネスの世界に飛び込むことでした。幼き頃にあこがれた海外への夢が捨てきれなかったのです。

そしてときは流れ、2009年1月、28年間続けてきた実業家としての輸入ビジネス人生に終止符を打ったのです。14年前に処女作を出版したことにより、輸入ビジネスマンだった私の人生は激変しました。

公的機関などの多くの人にアドバイスを求められ、コンサルティングを依頼されるようになったのです。しばらくは輸入商と貿易アドバイザーという二足のわらじをはいて活動しましたが、現役で輸入商をしながら、人に教えることに矛盾を感じるようになったのです。

私のコンサルティングでは、クライアント様と一緒に海外の展示会に行き、彼らの意向を聞いた上で私が、リアルに独占販売権の獲得交渉をやってみせます。

ですから、ときに同じ商品を巡ってクライアント様と私の会社との利害が真っ向からぶつかるときがあります。クライアント様にコミットし、深く入っていけばいくほど自社のビジネスとぶつかることに気がつきました。これが、苦悩の始まりです。

アドバイザーとしては、クライアント様の利益を優先させなければならない立場にもかわらず、心のどこかで真にクライアント様の成功を祈っていない自分に気づいてしまったのです。私は困惑し、この矛盾に対して苦悩しました。

自分では「一生懸命・誠心誠意」教えているつもりでも、どこか肝心なツボだけは、教えていないのではないかと、葛藤する自分の心に気づいてしまったのです。私は、自分自身を責めました。そして、どちらかを選択するしかないというところまで追い込まれていきました。

アドバイザー業をやめて、輸入商に専念するのか?もしくは、これから輸入を目指す若き情熱家のために残りの人生を捧げていくのか?そのときの私には、すでに両方を続けていくという選択肢は消え失せていました。

そのまま両方続けていては、信じてくれるクライアント様に申し訳ないと心底思ったのです。そして、決断しました。自分程度の輸入商なんて、世の中にたくさんいると。

2009年1月。

私は、輸入コンサルティング会社の「インポートプレナー」を立ち上げました。これは、すなわち輸入商としての自分への決別でもありました。もう、後戻りはできません。

さらに、2019年には、構想16年にも及ぶ長年の夢であった「一般社団法人日本輸入ビジネス機構(JAIBO)」の立ち上げに寄与し、初代理事長に就任したのです。

そして今の私は、日々充実感あふれる毎日を送っています。死生観をもって、今を一生懸命生きる!今、目の前のあなたにだけ集中し心を注ぐ……。仮に明日この命が朽ち果てようとも……。

私のミッションは、「日本人の国際競争力、国際的価値を世界ナンバー1にする」ことです。来るべき関税フリー時代に向けてこのミッションに私の残りの人生を注いでいます。本文で再三お話ししたように、今、我が日本は、世界と競争するのか、競合するのか、選択を迫られているのです。

こうした時代だからこそ、われわれ日本人は、「輸入ビジネス的思考法」が必要とされています。早急に、この環境の変化に対応していく必要がでてきました。

「一般社団法人日本輸入ビジネス機構(JAIBO)」を立ち上げた理由もそこにあるのです。

この緊急性の高いミッションの早期実現のため、私は現在3つの活動に特化して、その「輸入ビジネス的思考法」をお伝えしています。

1つ目は、著述活動です。現在まで、この本を含めず10冊を世に問うてきました。あなたの熱い支援のおかげでいずれもベストセラー、ロングセラーとして今なお、輸入ビジネスのバイブルとして読み継がれています。

また輸入ビジネスの最新情報を包み隠さずお話ししている無料のメールマガジンは、読者数2万5000部を誇る、『日本一の輸入ビジネス必読メルマガ』(https://yunyubible.com/?p=213)として高く評価されています。お役に立てますからぜひ手に入れてください。

2つ目は、講演・セミナー活動です。現在までに、1万2000人を超える方に参加をしていただいています。本当、本物の輸入ビジネスは、ときがたっても決して色あせることがないことの証明です。本書を読んで、挑戦したいと思ったあなたは、ぜひ愛(会い)にきてください。

(戦略的輸入ビジネス構築セミナー初級編https://importpreneurs.jp/seminarbeginner/)私は、同志のあなたをとびっきりの笑顔でお迎えいたしますから。

そして3つ目は、前述した海外でのコンサルティングです。あなたと海外の展示会にご一緒し、外国人との交渉の仕方、独占販売権の取得法を全部包み隠さずお見せします。

(海外実践講座https://importpreneurs.jp/projectlegend/)これは、単なる座学ではなく、実際に海外の展示会の現場にクライアントであるあなたと同行し、要望をその場で実現する様を見せることにより、私の交渉術をそっくりそのまま会得してもらうというものです。

単なる商品の発掘ではなく、クライアント様に対人折衝という永遠のスキルを与える、「日本で唯一無二の海外で行う実践的な講座」です。

おかげさまで、1995年に第1回の海外実践講座を6人でスタートさせてから、14年間で920人の受講者を輩出してきました。私は、その920人とお一人お一人とお会いし、国内での事前打ち合わせをしました。

そして海外で一緒に同行する前にも、クライアント様の要望を確認してからそれぞれの方とマンツーマンで指導を行ってきました。

「もし一度でも、私を信じてくれた方々の期待に沿えなかった場合、潔く引退しよう!」と心に決めながら……。これからも私は輸入ビジネスの伝道者として残りの人生を、輸入ビジネスを志すあなたのために費やす決断をしています。

これらの活動を通じてあなたに、もっともっと輸入ビジネスの圧倒的な優位性と楽しさを伝えていきたいと考えているのです。

最後になってしまいましたが、この本が世に出るきっかけを与えてくださった方々に心からの御礼を述べさせてください。今回の私の思いを理解して出版を推し進めてくださった明日香出版社の久松圭祐様。心からの感謝をこめて言わせてください。ありがとうございます。

そして私のかけがえのない仲間たちである、インポートプレナーズクラブ(https://importpreneurs.jp/member/)の会員の皆様へ。

あなた方は私のかけがえのない宝物です。あなた方の応援なくしては、この天職を全うすることはできません。いつもどんなに勇気をもらっていることか……これからも共に加速進化しましょう。

星の数ほどの感謝をこめて……ありがとう!また、私のアドバイスを忠実に実行してくださったクライアントの皆様へ、本当にありがとうございます。

皆様の成功は私に大きな確信を与えてくれました。ありったけの感謝をこめて。講演、セミナーを熱心にお聞きくださったあなたへ。

あなたがたの熱心に聞いてくださる姿にどのくらい励まされたか……。心からの感謝をこめて言わせてください。ありがとうございます!そして、陰で何も言わずに支えてくれた、家族にはありったけの愛と感謝をこめてこう言わせてください。

あなたたちは、私の何ものにも代えられない財産です。これからも見守ってくださいね。

とくに年間100日を超える海外出張のために留守がちな私に代わって家を守ってきてくれた妻には、言葉で言い尽くせないほどの感謝を捧げたい……ありがとう!君がいなければ、私は自由に海外を飛び回ることなど到底不可能だったでしょう。

信じてここまでついてきてくれて本当にありがとう。胸がいっぱいです!そして、そして、最後になってしまいましたが、ここまで一緒に辿り着いたあなた!ありがとうございます……。

私は、あなたを思いながらこの本を書きました。次はあなたの番です。そしてあなたの輸入ビジネスに何かあったらいつでも下記宛にご連絡くださいね。

(info@importpreneurs.com)たとえ世界中のすべての人があなたの敵になったとしても、あなたの輸入ビジネスにはいつも大須賀祐がついていますから……。

胸にこみあげる熱い思いを抑えながらそっと筆をおきます。奇跡的に出会ったあなたにありったけの愛と感謝をこめて!モルジブにて一般社団法人日本ビジネス機構理事長大須賀祐

■著者略歴大須賀祐(おおすかゆう)一般社団法人日本輸入ビジネス機構理事長日本貿易学会正会員ジェトロ貿易アドバイザー(現:AIBA認定貿易アドバイザー)株式会社インポートプレナー最高顧問早稲田大学卒。

東証一部上場企業入社後、3年目で最優秀営業員賞受賞。しかし国内ビジネスに失望し、会社を退社。輸入ビジネスに身を投じる。2004年当時わずか合格率8.4%の狭き門「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。

現在は輸入ビジネスアドバイザーとして、クライアントとともに年間100日強を海外で過ごし、全世界的に活躍中。また中小企業向けに利益倍増のための新規事業戦略としての輸入ビジネスを提唱し大人気を博している。

セミナー受講者は、約12,000人、海外での実践講座のクライアント数は、2020年2月時点で920名を超え、今なお数多くの成功者を輩出。その圧倒的な実績によりクライアントからは「輸入の神様」と称されている。

また、輸入ビジネス界に対する多大なる貢献により、歴史と伝統ある日本最大にして最高の権威を有する貿易の学術団体「日本貿易学会」の正会員に推挙され、貿易会の発展にも寄与している。

2019年、輸入ビジネスという考え方を広めるため、一般社団法人日本輸入ビジネス機構理事長に就任。

著書に、『初めてでもよくわかる輸入ビジネスの始め方・儲け方』(日本実業出版社)、『貿易ビジネスの基本と常識』(あさ出版)、『ホントにカンタン!誰でもできる!個人ではじめる輸入ビジネス改訂版』(KADOKAWA)などがある。

・「インポートプレナー」のHPhttps://importpreneurs.jp/・「世界初!365日動画でわかる輸入ビジネス」https://yunyubible.com/?p=213・無料メールマガジンhttps://importpreneurs.jp/mailmagazine/・「一般社団法人日本輸入ビジネス機構」のHPhttps://jaibo.jp/

実はとっても簡単!儲かる輸入部門のつくり方・はじめ方2020年6月30日初版発行著者大須賀祐発行者石野栄一発行所明日香出版社〒1120005東京都文京区水道2115電話(03)53957650(代表)(03)53957654(FAX)http://www.asukag.co.jpISBN9784756920836C0063©YuOhsuka2020本書の無断複製は著作権法上で禁じられています。

本書は『実はとっても簡単!儲かる輸入部門のつくり方・はじめ方』(2020年発行)の電子書籍版です。

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