「お腹が空いたら集中できない」と思っていたけどランチをとらない出社時の行動分析をしていたら、5%社員で「ランチを抜いている人」を複数名見かけました。
それほど多い人数ではありませんが、5%社員の17・2%がランチタイム時に食事をとっていなかったのです。
95%社員でランチをとらない人の割合は1・8%だったので、比べると、ランチをとらない5%社員は約10倍もいることになります。
なぜ5%社員はランチをとらないのかが気になり、追跡調査をしました。
すると、単にひたすら仕事をしているわけではなく、ある行動パターンを見出すことができました。
それは、「パワーナップ(昼寝)」と「エネルギーの分散補給」です。
5%社員は、睡眠時間を十分にとるので、なぜ昼寝までする必要があるのか本人たちに聞いたところ、「午後の大勝負に向けて体力を蓄えている」といった内容の返答が集まりました。
午前中の約3時間は集中しやすいのに対して、午後の約5時間は、集中力をきらさず行動し続けることが難しいと考えているようです。
だから、「ランチタイムの時間を利用して、人目につかないところで目を閉じてゆっくりしている」と言っていました。
また、昼寝の眠気が続いたまま午後の業務に入ると初動が遅くなるため、昼寝の前にはコーヒーを飲んでいる5%社員が多くいました。
カフェインは、摂取してから30分程度たってから覚醒作用をもたらすので、昼寝前に飲んでおけば、すぐ業務に入れます。
「ランチをとらないと、お腹が空いて、むしろパフォーマンスが下がるのでは」と思っていましたが、5%社員は午後のちょっとした休憩中に、フルーツやおにぎりで栄養を補給していました。
糖質の抑えられたスナックやナッツ、ドライフルーツを口にする5%社員も多かったです。
ランチメニューは、どうしても炭水化物や糖質が多くなりがちで、エネルギー過多で眠くなってしまうこともあります。
午後の業務でスタートダッシュしたい5%社員は、「眠気は大敵だ」と捉えています。
そのため、ランチタイムの一時間で一気にエネルギーを摂取するのではなく、午前と午後に分散して、少しずつエネルギーを補給していました。
そうすることで血糖値をコントロールし、できるだけ眠気を起こさない戦略をとっていたのです。
しかし、同僚や上司たちとランチに行くこともあります。
そのときは、糖質や脂質を抑えたメニューを選んだり、白飯を小盛りにしたりして、エネルギー摂取のコントロールをしていました。
5%社員にとって、ビジネスランチの目的は食事ではなく、仲間と交流して感情を共有したり、相手の話に興味があると示したりすることです。
そのため、その目的は遂行しつつ、午後に眠気を引き起こさない程度の限られた食事をとっているのです。
もし眠気に襲われてしまったら、立ち上がって軽くストレッチをして血行をよくしてみたり、冷たい水やフリスクなどミント系のタブレットを口にしてみたりして気分をリフレッシュさせていました。
チョコレートやグミを口にして、低血糖状態から抜け出そうとする5%社員もいました。
また、「お腹が空いているほうが戦闘モードに入りやすいから、多少の空腹くらいがちょうどいい」という意外な答えもありました。
「ライオンだってお腹が空くから俊敏な行動ができるんですよね」と言っていた5%社員もいたぐらいです。
仕事中でも間食をするという5%社員の傾向は、エネルギーを分散してとることで、集中力を維持させる戦略でもあったのです。
「午後は勝負」と発言していた5%社員が多くいた理由がわかりました。
「幸せが逃げる」と言われるけど積極的に「ため息」をつく5%社員は、一人で作業しているときによくため息をつくことがわかりました。
周りに聞こえないようにこっそりとではなく、堂々と大きなため息をついていました。
仕事を始める前に大きなため息をついてスタートさせている5%社員もいたくらいです。
「幸せが逃げる」など、ため息にはネガティブなイメージがありますが、5%社員は95%社員の2・2倍もため息をついています。
ため息をつく理由を5%社員に聞いてみたところ、ネガティブな感情でため息をついているわけではありませんでした。
そこで、呼吸器の専門医にため息が体にもたらす影響を聞いてみました。
ため息は深い呼吸の動作でもあり、脳のはたらきや精神的な落ち着きをもたらすプラスの効果があるそうです。
もちろん、ため息をせずにはいられないほどストレスが溜まっている状態は好ましくありません。
しかし、呼吸が浅くなりがちな仕事中に深い呼吸をすることで心と体の安定が得られるなら、ため息は有効なものだと捉えられます。
5%社員は、初動を早めるために、仕事前にオリジナルの儀式(ルーティーン)をする傾向があります。
そのルーティーンの一つとして、大きなため息をつき、ストレス発散と共に新鮮な空気を体に入れて作業に集中するというのは理にかなっていることがわかりました。
ため息に罪悪感を持つことなく、ストレス発散と心身を安定させる一つの儀式として、取り入れてみてください。
新人研修では学ばなかったけど「ローリスク・ローリターン」を積み重ねる5%社員はハイリターンを目指しません。
ローリスク・ハイリターンはギャンブルのようなもので再現性が乏しいと捉えています。
またハイリスク・ハイリターンは、できたとしても稀で、継続することが難しく「成果を出し続けること」を目指す5%社員にとっては魅力的ではありません。
そこで、ローリスク・ローリターンを目指します。
それには、「小さくていいから行動量を増やす。
それで失敗しても小さな失敗だから、次に活かせばいい」という考えがあります。
そのうえで5%社員は、「失敗に慣れること」「成功確率は3割でよしとすること」「成功よりも継続力を高めること」を大切にしています。
5%社員の行動に、実は特別なものはありません。
当たり前のことを当たり前にやることで、成果を出し続けているのです。
探せば探しただけ、いいものが見つかりそうだけど情報収集の時間は一日5分以内第2章で、「情報収集を目的にしてはいけない」とお伝えしました。
ここでは、5%社員が実際に行っている情報収集のコツを紹介します。
効率と効果の両立を重視する5%社員は、あらゆる作業に締め切りを設けます。
それは情報収集でも同様で、必要以上の時間をかけないように時間を区切って検索をしています。
5%社員が検索をする際は、探す対象が明確で、検索時間を5分程度に収めていることがわかりました。
たとえば、Googleで検索すると多くの情報を得られますが、関係のない情報も目に飛び込んできます。
そもそもGoogleは、ユーザーに購買を促すための広告会社なので、巧みな視覚効果で検索ユーザーの目を誘導し、広告主の情報へと引きつけます。
もちろん、想定外の貴重な情報を得ることもありますが、際限なくGoogle検索をし続けたからといって、必ず意外な情報に出合えるわけではありません。
また5%社員は、調べたいことをメモにストックしておいて、まとめて一気に検索する習慣があることもわかりました。
検索と確認の作業を繰り返せば達成感は得られますが、作業効率は落ちてしまいます。
そこで5%社員は、情報収集に「〇〇をあと×日で調べる」と締め切りを設け、「検索時間は一日5分まで」と制限を設けていました。
そうすることで、短時間でも情報を収穫できる仕組みを確立していたのです。
仕事が乗っているときは続けたいけど作業途中でも一度手を止める何か作業を始めるとモチベーションが高まり、ドーパミンの分泌によって作業興奮状態になり、脳が「作業を続けるように」と信号を出してきます。
これを「作業興奮」と言います。
作業興奮に襲われると、作業を続けること自体が快感になり、作業時間が延びてしまいます。
また興奮状態では判断力が鈍り、目的も見失いやすくなります。
実は5%社員は、こうした作業興奮による失敗を経験しています。
だから作業をする際は、事前に区切りを設けて、作業興奮から逃れる仕組みをつくっています。
順調に作業が進んでいるのに途中で手を止めたら、集中力が途切れてかえって効率が悪くなりそうだと思われるかもしれません。
しかし作業を中断する効果は、行動心理学的にも正しいのです。
心理学用語で、「心理的リアクタンス」「ツァイガルニク効果」という言葉があります。
心理的リアクタンスは行動を制限されると、反発心から余計にそれをしたくなる心理現象で、ツァイガルニク効果とは達成できたことよりも達成できなかったことを覚えている心理現象です。
この効果を巧みに活用しているのが5%社員です。
仕事の中断時間を決めても、その時間が迫ってくれば心理的リアクタンスがはたらき「何とかキリがよいところまでは作業を終わらせたい」という思いから処理スピードが上がります。
また、途中で休憩をはさんでもツァイガルニク効果で仕事の続きが気になるので、休憩後も集中力を保ったまま仕事を継続できます。
集中力を2時間も3時間も保って作業するのは難しく、現実的ではありません。
仮に長時間集中できても、それを常に発揮するのは体力的に困難です。
時間制限を設けて無駄な作業興奮を抑えるために、こまめに休憩する。
5%社員は、こうすることで集中力を保てる時間の頻度を増やしていたのです。
「時間に余裕がほしい」と思っていたけど時間の余裕は、気持ちの余裕からつくる忙しくて時間がないと心の余裕がなくなり、パフォーマンスが落ちてしまいます。
そんなとき、時間に余裕ができると、心にもゆとりが出てきます。
しかし5%社員はその逆で、「時間に追われて仕事が立て込んでしまうのは、気持ちの余裕がないからだ」と考えているようです。
5%社員は時間・集中力・エネルギーが有限であることを知っているので、この3つの有限のリソースを無駄づかいしないようにしています。
5%社員に時間・集中力・エネルギーの相関関係をヒアリングしたところ、「時間がないから無駄なエネルギーを消費するのではなく、心の余裕がないから無駄に時間を使ってしまう」「不安やイライラがあると集中力が欠け、業務遂行能力に影響が出る」と発言していました。
マイナスのことを考えると、それだけで疲れたり、イライラしたりして無駄にエネルギーを使ってしまうと考えています。
そこで5%社員は、まず心を整えます。
「朝に自律神経を整えることで一日を落ち着いて過ごすことができる」と発言する5%社員が思った以上に多くいて、始業前にルーティーンを行うのも心を整える習慣の一つだそうです。
そのため、朝起きてすぐスマホを見たり、大音量でテレビを点けたりすることはありません。
時間に余裕をつくって心を落ち着かせるのではなく、まず心に余裕をつくって、無駄なエネルギーを使わないようにする。
これが、5%社員の集中力とパフォーマンスを高める秘訣だとわかりました。
「情報収集は成果につながる」と思っていたけど「情報」は「洞察」に変えないと人を動かせないコミュニケーションの目的は、相手と共鳴したうえで、相手を自分の思い通りに動かすことです。
自分が伝えたいこと、そして相手が知りたいことのバランスを考えないと、人は動いてくれません。
95%社員は自分が主役の「伝えるコミュニケーション」をしてしまいますが、5%社員は相手が主役の「伝わるコミュニケーション」をします。
これは、相手に「情報(インフォメーション)」と「洞察(インサイト)」のどちらを伝えているかの違いです。
95%社員はインフォメーションを伝えて相手を動かそうと努力します。
しかし5%社員は、相手が知りたいのはインフォメーションではなくインサイトであることを心得ています。
必要最低限のインフォメーションを集めて、そこから独自の見解でインサイトを得ようとします。
点であるインフォメーションをつないで、共通点やほかとの特異点を見つけ出し、インサイトに変えていきます。
相手は、図表や数字が知りたいのではなく、その図表から導き出された学びや、数字からわかる洞察が知りたいと思っているのです。
この相手の意図を理解している5%社員は、情報収集の時点からインサイトの獲得を目指していました。
インサイトが反映された資料やプレゼンテーションは、成功確率が高まります。
2314名の95%社員にこのことを伝え実践してもらったところ、57%が効果を実感、「相手の反応が変わった」と答えました。
情報収集の目的が「インサイトを得ること」になれば、ただ単純にググって終わり、という作業が無駄に思えると同時に、情報収集能力が高まります。
これも49社の若手向け研修における実証実験で確認ができたことです。
「業務遂行能力さえ高めれば早く帰れる」と思っていたけどメンバーを巻き込んで早く作業を終わらせるタスクマネジメントについて95%社員と5%社員にヒアリングをしたところ、明らかにその定義が異なっていました。
95%社員の考えるタスクマネジメントは「自分が受け持つタスクを自分で実行し、期限内に終わらせること」、5%社員が考えるタスクマネジメントは「仕事を受けるかどうか考えることもタスクマネジメントの一部」とのことでした。
さらに5%社員は、仕事を受けた後に「自分でやること」と「誰かに依頼すること」を分けて管理していました。
つまり、5%社員は、他人を巻き込んで仕事を依頼することもタスクマネジメントだと考えているのです。
「期限内にタスクを終える」という点では95%社員も5%社員も同じ考えですが、「タスクを実行するのは自分だけではない」というのは5%社員の特異点でした。
そしてもちろん、一方的に他人を巻き込んで仕事を依頼するわけではありません。
依頼する相手のベネフィットと依頼内容の意義・目的をしっかり伝え、相手が納得したうえで仕事を振っています。
また、依頼する仕事の主語は、「相手と自分を含めた私たち(We)」として話しかけるケースが多かったです。
・一つの課題を努力と根性で、一人で解決するパターン・仕事の複雑さを理解し、適材適所で人を巻き込みながら解決するパターンこの2択であれば、後者の成功確率が高くなることは容易にわかるでしょう。
人を巻き込むには、高度なスキルが必要です。
5%社員は、人を巻き込むコミュニケーションスキルを磨くことにも時間を費やしていました。
巻き込み方のメソッドが確立できれば、より短い時間でより大きな課題を解決できるようになるからです。
作業よりも、こうした時短の仕組み化に時間を費やすのも5%社員の特徴です。
「やる気はその日の体調や気分で決まる」と思っていたけどやる気が削がれることは仕事から排除する5%社員は、期限までに仕事を終わらせるために、タスク管理サービスのTrelloやMicrosoftToDo、GoogleTasks、Notionなどを使って「いつまでに」「何をやらなくてはいけないか」を確認しています。
タスクマネジメントの一環として、すべてのメンバーがタスク管理ツールアプリを使って仕事を管理している組織もあります。
しかしタスク管理は、やる気を下げるストレス要因にもなり得るものです。
そこで、「やる気を削ぐものを避ける仕組み」が必要になります。
5%社員は、タスク管理ツールを見る頻度が95%社員より37%も低いことがわかりました。
期限内にきっちりと仕事を終わらせるために、何度もToDoリストを確認しているかと思いきや、仕事中に1回、タスクが終わったときに完了ボタンを押すために1回の計2回ぐらいしか見ていないのです。
私は追われているタスクを忘れて周りに迷惑をかけることが怖いので、一日に3回も4回もタスクリストを見てしまいます。
しかし、5%社員の真似をして、「一日に2回しかToDoリストを見ない」というルールに変えたところ、五か月経っても特に問題はなく、見えない不安に時間を費やしてしまっていたことに気がつきました。
5%社員はタスクを忘れないように、一日2回はToDoリストをチェックしていますが、それ以上チェックすると、自己肯定感が下がるとも捉えていました。
期限つきの多くのタスクを眺めていると、精神的に追い詰められ、できていない自分を否定し、自己嫌悪に陥ってしまうことを理解していたのです。
そのため、必要以上にToDoリストを見たり、不安だからといって何度も確認したりすることはないそうです。
こうした自己嫌悪につながる可能性も排除できれば、不要な不安から逃れることもできるのです。
「水分補給はこまめにしたほうがいい」と思っていたけど机の上に飲み物を置かない既刊『トップ5%社員の習慣』にも書きましたが、5%社員は、職場で座る時間が極めて短いです。
職場デスクに座っている時間は95%社員より50%以上も短いのです。
各部署に顔を出して誰かに積極的に話しかけたり、各部門を歩き回っていたりするからです。
そのため、喉が渇きやすそうですが、机の上にはドリンクが置かれていませんでした。
オフィスに設置されたドリンクサーバー横の小さな紙コップ分、一口、二口程度の水分は置いてあるのですが、300ml以上のドリンクは置かれていません。
また、在宅勤務の画像をいくつか確認したところ、5%社員は、机の上に500ml以上のドリンクを置いていませんでした。
自宅でもオフィスと同様に、一口、二口程度の水分を置いているくらいでした。
95%社員は、オフィス勤務でも在宅勤務でも500ml以上のドリンクを置いていることが多かったので、5%社員の行動がユニークに思えました。
しかし、5%社員は水分補給をしていないわけではなく、こまめに水分を補給しています。
在宅勤務のときの5%社員は、むしろ水分補給をする頻度が高いのですが、机の上には水分を置かないのです。
この理由がわからずにモヤモヤしていた弊社のリサーチ担当は、29人の5%社員に追加ヒアリングをしました。
すると、彼らは意図的に500ml以上のドリンクを置いていないことがわかりました。
どっしりとドリンクを置いて仕事を始めてしまうと、立ち上がるきっかけがつかみづらく、さらに作業興奮で仕事をし続けてしまうことを恐れていたのです。
5%社員が作業興奮を避ける理由は、先述の通りです(こちら参照)。
そして、「水分を補給するときは、立ち上がってキッチンや冷蔵庫まで行く」ということを習慣化していたのです。
こうして5%社員は、オフィス・自宅問わずに自分を動かす仕組みを整え、時短にもつなげているのです。
「ノートパソコンのキーボードで十分だ」と思っていたけど贅沢キーボードで時短するオフィスで仕事をする際は、パソコンやキーボード、マウス、デスク・椅子など、会社から支給された備品を使うことが一般的です。
しかし在宅勤務になると、デスクや椅子、そして一部の備品などを自分で調達することになります。
職場で使っているノートパソコンを自宅に持ってきて在宅勤務する人もいますが、5%社員は、自分のお金でちょっとした投資を行っていました。
たとえば、ノートパソコンに外部モニターをつけて、2つのディスプレイで作業効率を高めていました。
外部ディスプレイ以外の備品でみると、95%社員はウェブカメラや座布団などを自費で購入していたのに対し、5%社員はキーボードやマイクを購入していることがわかりました。
既刊『トップ5%リーダーの習慣』では、5%リーダーはマイクに投資をして、カメラにはあまりお金をかけていないことを紹介しました。
5%社員も同様で、マイクは5000円から1万円程度の「単一指向性コンデンサーマイク」を使用している比率が高かったです。
意外だったのは、マウスは安価なものでも、キーボードにはお金をかけていたことです。
ノートパソコンのキーボードをそのまま使うこともできますが、ノートパソコンのキーボードだと横幅が狭く、肩をすくめながら作業をすることになり、効率が落ちてしまいます。
そこで5%社員は、ノートパソコン本体は専用のスタンドに立てかけ、キーボードは別途自費で用意したものを使用していました。
キーボードは、高価だけど高機能なものではなく、打鍵音が静かでボタンが大きめなものを選んで、打鍵ミスを少なくするように心がけていました。
5%社員は最低限のショートカットキーを身につけているので、最低限の機能があれば、そつなく、そして快適に入力作業を行えるのです。
たしかに自分に必要なショートカットキーを知っていれば、マウスを使う頻度が少なくなるので、マウスへの投資は不要になります。
一方95%社員は、在宅勤務で使うマウスに投資する傾向がありました。
たとえば、スクロール式のものや、ゲーミングマウスのような少し大きめでショートカットのボタンが沢山あるものです。
目的志向の5%社員は、どのような作業が多く、どこのストレスを減らせば集中力と行動継続力を強化できるかを考え、対策を打っていたのです。
「移動中は何もできない時間」と思っていたけど「ちょっと外出」で生産性を上げる5%社員は一つの場所にじっとしていません。
よく歩きます。
ウォーキングを日課にしている人は5%社員の23%で、95%社員の約6倍です。
出勤時に一つ手前の駅で降りて、歩いて職場に向かうことを習慣にしている5%社員は多数います。
テレワークでは、ウォーキングをしている5%社員が多かったです。
ウォーキングしながら社内会議に参加したり、ジムのウォーキングマシンで歩きながら経営会議に参加したりするトップリーダーもいました。
精神科医に歩く効果を聞いたところ、動いていたほうが集中力と記憶力がアップするそうです。
移動すると場所ニューロンという神経細胞がはたらき、集中力と記憶力を司る脳の海馬が刺激されます。
集中と継続を重視している5%社員が動き回っていたのは理にかなっていたのです。
COLUMN5%社員がカバンと靴に投資する理由テンションが高まると、初動も早まる傾向にあることがわかりました。
心地よい気分だと悩みを忘れ、タスクに集中できるからです。
5%社員は、特に出勤時にテンションを上げることを心がけていました。
持参するカバンや靴をお気に入りの物にして、テンションを高めている5%社員が多くいました。
「テレワークでのお気に入りのグッズは?」と尋ねると、「靴下とスリッパ」という答えが多く集まりました。
オフィスでもリモートワークでも、仕事を始める前に気分をよくする工夫をすれば、気分よく仕事に取り組めて、結果的に時短にもつながります。
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