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第3章早起きが続けられないときは

行動を記録するSNSで発信する

目次

「自分面談」で目的を見直す

ここまで、早起きするメリットと、どうすれば早起きが出来るようになるのかというコツを紹介してきました。今までの内容だけでも、早起きを実行出来る方は多いと思います。

しかし、早起きを一日だけ行うことは出来ても、続けることは難しいようです。今度は早起きが続けられなくなった場合に、いかにしてリカバリーするかを考えていきましょう。

まず、早起きをするための目的をもう一度見つめ直しましょう。

早起きが続けられなくなる理由は、飲み会が続いて寝るのが遅くなる、夜の時間配分がうまくいかない、朝のルーティーンが決めた通りに行えず、せっかく起きたのに、二度寝してしまうなどといったことが挙げられます。

ただし、これらはあくまでも「結果」にすぎません。

この結果を招いている根本的な原因は早起きをするための目的が不明確であったり、不適切であったりすることにある場合が多いように思います。

はっきりした強い目的がないから、二度寝してしまうわけです。

早起きが続けられない場合には、まず設定した目的の妥当性をチェックしましょう。

そのためにお勧めするのが、「自分面談」です。自分面談は、文字通り自分で自分に対して行う面談のことです。

ノートに記述しながら、なぜ早起きが出来ていないのか、その原因は目的の設定に誤りがあるからではないか、妥当な目的は何かなどといったことについて、自問自答しながら内容を整理していきましょう。

自分面談をすると、早起きの目標が高すぎたり、間違っていたりすることに気付くケースが多いようです。

例えばこんな具合です。

・目的達成の指標が高すぎる。朝の読書で月に30冊の本を読むことを目標にしたが、到底達成できず、やる気がなくなってしまった。

・本当に自分がしたいこと、もしくは解決したいことが目的になっていなかった。例えば、本気で望んでいないのに、ランニングを目的にしてしまったなど。あるいは、目的を立てた当初の興味や問題意識が薄れてしまっている。

・複数の目的を設定してしまい、消化不良になっている。ジョギング、英語学習、早出出勤などといった目的を日替わりメニューのように設定してしまい、それをこなすことが重荷になっている。

早起きが楽しみにならない。早起きが続かないときには、まずは自分の目的がこのような状態になっていないかチェックします。

そして、より自分に合った目的や目標を改めて設定しましょう。

土日の時間割をつくる

朝型生活を送りたいと考える方に、ぜひお勧めしたいのが「花金よりも土朝」という考え方です。

花金(金曜日の夜)という、せっかくの週末への入り口を飲み会などの付き合いで潰してしまうのではなく、土曜日の朝や午前中に用事を入れて、充実させることを考える方法です。

土曜日の朝や午前中に用事を入れれば、金曜日はいつものように22時に寝て、土曜日は5時に起きるようになります。

さらに「花金よりも土朝」の考え方を発展させて、土日の時間割をつくってしまうと、より週末の充実度が上がります。

月曜日から金曜日は仕事があるため、「朝9時から夕方5時まで」といった時間割が存在します。では、週末はどうでしょう。

週末の時間の使い方について、きっちりと時間割をつくって行動している人は、あまり多くないのではないでしょうか。

しかし時間割をつくらないと、貴重な週末を無為に過ごしがちですし、「花金」に飲み会を入れるなどして週末の過ごし方が悪循環に陥ることにもなりかねません。

せっかくの朝型の生活習慣を崩さないためにも、週末の時間割を決めることは、早起きを続ける大切な秘訣のひとつです。

ポイントは、週末も平日と同じように起床時刻と就寝時刻を変えないことです。普段、5時に起きて22時に寝る生活を送っているのであれば、週末も同じにしましょう。

土曜日の夜はつい開放的な気分になってしまい、就寝時刻が遅くなりがちです。しかしそうなると、起床時刻もずれてしまいます。週末のこの「ズレ」が、翌週月曜日からのリズムに影響するのです。

ですから、金曜日の就寝時刻、土曜日の起床時刻、土曜日の就寝時刻、日曜日の起床時刻、日曜日の就寝時刻をすべて他の平日の曜日と同じにすることが大切です。

しかし、「それはなかなか難しい」と考える方もいることでしょう。

平日は、起きてから出かけるまでの作業がルーティーン化されているでしょうし、朝型の生活をしている方は、早起きの目的も明確になっているでしょう。

オフィスに早く出勤して仕事をしたり、カフェで勉強したり、本を読んだりといった具合です。

それでは週末はどうでしょうか?週末はなんのために早起きをするのかが決まっていないことが多く、遅い時間まで寝ていることになりがちです。

すると、平日と同じ時刻に起床して日中を過ごし、平日と同じ時刻に就寝するという習慣が身に付きにくくなります。

それを回避するためには、土曜日の朝5時に起きてから何をするのかというスケジュールを考えておいたうえで、週末のメインの活動もあらかじめ決めておくことが大切です。

例えば土曜日は朝5時に起きて、たっぷりとランニングをして体を動かします。そのあとにゆっくりとシャワーを浴びて、近くのカフェにモーニングを食べにいく。

これを毎週末の予定にして楽しみにします。ここまでで朝9時くらいになっていると思います。あとは、その週末にやろうとあらかじめ決めておいたことを行います。

ショッピングに出かけるのでもいいですし、料理が好きであれば、お昼や晩ご飯の支度のために日中の時間を使うのもいいでしょう。

また家族と一緒に生活している方は、家族とのコミュニケーションの時間に週末を使うのも有効だと思います。

早起き型の人は平日、家族とのコミュニケーションを取りづらいことがあると思います。早起きして、夜も早く寝るようになると、どうしても家族との時間がもちにくくなるでしょう。

それを補うためにも、「毎週土曜日は家族で朝食を食べにいく」といった、家族との週末の過ごし方を事前に決めておくといいでしょう。

また、週末の時間は趣味に使う人が多いと思いますが、中には「趣味がない」という人もいると思います。

趣味がないので、土日に何をしていいのかがわからなくて、遅くまで寝てばかり。結局は早寝早起きの生活も崩れてくるといった友人からの悩みを聞くことがあります。

趣味がない人に、「週末を有意義に過ごすために、趣味をもちましょう」といっても、それはアドバイスになりません。

趣味がない人は、どうやって趣味を見つければいいかわからないことが多いからです。そういう場合、私のお勧めは「何かに巻き込まれにいく」ということです。

趣味を探そうとすると、「何か大きな一歩を踏み出さねばならない」という気持ちになるかもしれません。そうではなく、もっと気楽に考えましょう。楽しそうなことに顔を出してみるという感覚で、週末にやることを決めるのがいいと思います。

例えば、ためしに友人や職場の同僚に、週末は何をしているのかを尋ねてみましょう。すると周囲の人たちは、いろいろなことをしていると気付くと思います。

中には読書会に参加している人がいるかもしれませんし、週末は必ず映画を観るようにしている人もいるかもしれません。

そのようなことを教えてもらって、自分が面白そうだと思ったことに気軽に参加したり、自分ひとりでやったりすると、それが自然に週末の予定となっていきます。

いろいろなことを週末にやってみて、自分に合った面白いものや楽しいことを見つければ、それがやがては長期にわたって続けられる趣味になるのです。

「シンデレラルール」を活用する

早起きをするには、マイルールを守ることが大切です。

22時の就寝時刻を守る、5時の起床時刻を守る、起きたらルーティーンに沿って手早く身支度をして外出するなどの決まりごとを、きちんと実践することです。

これが早起きを習慣にするためのもっとも重要なコツです。ところが、早起きを続けるには、マイルールを守るだけでは済まないことがあります。

私も普段は22時就寝、5時起床の生活をしていますが、会食や仕事の納期の都合などで、22時に寝ることが出来ない日もあります。そんな日の翌朝も、5時に起きるというのは大変です。

無理をして起きても睡眠不足となって、睡眠負債を生むことにつながります。

早起きをするにはマイルールを守ることが大切ですが、早起きをずっと続けるためには、マイルールを守ることと同様に、柔軟性をもつことも重要です。

そのためにお勧めしたいのが、「シンデレラルール」の活用です。

口にするのがなんとなく恥ずかしい名称ですが、早起きを続けるTipsの中でも、多くの人から「なるほど、すぐに実践する!」と言ってもらえる人気のものです。

少し説明しますと、ご存じのようにシンデレラは、お城の舞踏会に行き素敵な社交の世界を経験します。

しかし、24時より前には必ずお城から出なければなりませんでした。このシンデレラのルールを、早起きでも活用するのです。

日によっては少々夜更かしをするのは構わないものの、遅くとも24時までには必ず就寝するという決まりを、私は「シンデレラルール」と呼んでいます。

22時ではなく24時の就寝ですから起床時刻がそのままなら、睡眠時間が2時間足りなくなります。

睡眠時間を削るのはもっともやってはいけないことですので、7時間の睡眠時間は必ず確保するようにします。

ですからシンデレラルールを活用するときには、朝の7時に起床するということにしています。

24時に寝たのに、何がなんでも5時に起きなくてはならないということはありません。シンデレラルールを使うときには、適切な睡眠時間を得るために少し遅くまで眠ることをよしとします。

早起きが続かない理由のひとつに、「早起き出来なかった自分に嫌気がさしてしまい、早起きにこだわるのも嫌になった」といったものがあります。

しかし、このような特例を決めておけば、夜更かしした翌日に朝の5時に起きなくても、自己嫌悪に陥ることはありません。

24時に就寝したのだから、朝は7時までなら寝ていて構わないと自分自身の行いを大目に見ることが出来るでしょう。

ただし、シンデレラルールを活用する上で注意することがふたつあります。ひとつめは、シンデレラルールの時間についてです。私は24時就寝、7時起床としています。

これは、ご自分で好きな時刻に設定して構いません。私のまわりにも、1時就寝、8時起床をシンデレラルールとしている人もいます。

ただし、あまりにも就寝時刻を遅くしてしまうと起床時間も遅くなり、結果としてその夜の寝付きが悪くなります。

これがきっかけで早寝早起きのリズムが崩れる可能性があります。そのような理由でシンデレラルールとしては、24時就寝がお勧めです。

注意するもう1点は、シンデレラルールを活用する頻度です。私は月に2回までと決めています。つまり隔週に1回という程度です。

あまりにシンデレラルールを使う日を多くしてしまうと、せっかく身に付いた早寝早起きの習慣が崩れてしまいます。

シンデレラルールは、あくまでも早寝早起きを持続させるための特例的なルールですので、頻繁に使うのは避けたほうが賢明です。

なおシンデレラルールを適用した朝も、支度をして迅速に外出できるように時間割を決めておくとよいでしょう。

私は5時起きのときにしている読書や掃除などの時間を省いた、シンデレラルール適用時の時間割を事前に決めています。

行動を記録する朝型の生活を始めると最初は新鮮さを感じます。また、「たしかに時間を効率よく使えている」という実感が得られます。

最初の数週間は、多くの人が順調に早寝早起きを続けられています。ところがひと月も経たないうちに早起きに挫折してしまう人も多いようです。

飲み会、残業、動画視聴といった早起きを阻害する誘惑は山ほどあります。こういう場合には先にも触れたように、目的を見直すことが大切です。

なんのために早起きをするのかという点が、自分の中できちんと納得できているのかを確認する必要があります。

またそれ以外にも、早寝早起きの習慣を身に付けるのに有効な方法があります。それは記録を取ることです。

例えばノートや、ブログ、日記帳などに自分の早寝早起きの記録を、毎日数行でいいので記していくのです。

「5時起床、掃除をしてから6時出社。7時から10時まで資料作成、午前中は順調。午後の会議の準備も出来たおかげで、残業もなく18時すぎ退社。食事後、22時就寝」このような簡単な記録を残すだけでも、早寝早起きがより習慣になりやすくなります。

毎日記録することが続かない。そんな方にはもっと簡単な方法もあります。それは自分のスケジュール帳に時間割を書き込むことです。

手帳でもよいですし、私の場合はグーグルカレンダーでパソコンでもスマホでも管理できるようにしています。

例えば、「5時に起床、6時に外出、7時にカフェで読書」と書き込み、読んだ本の題名とページ数を記録しておきます。

また夜も「18時半退社、22時就寝」と記録しておきます。スケジュール帳は、1週間ごとに管理できるものをお勧めしています。

こうして実施した時間割を書き込んでいくと、毎日の早寝早起きの生活習慣が、週単位もしくは月単位で一目で見ることが出来るようになります。

この「一目で見ることが出来る」ことが重要です。毎日記録していると、自分の行動の癖がわかってきます。ある人のケースを見てみましょう。この人は記録を見て、こんなことを思いました。

「月、火、水はいつも5時に起きることが出来ているが、木曜日は起きる時間がいつも遅く、寝起きも悪い。

理由は毎週水曜日の同期との飲み会で2次会に行ってしまうからだ。毎週同期の飲み会を楽しみにしているので、飲み会をやめるのではなく、2次会に参加しないことにしよう」。

このように、自分の行動記録と毎週向き合うと理想の習慣を身に付けやすくなります。逆に記録を付けていないと、何から改善していけばよいのかが見えてきません。今すぐ行動記録をメモしてみましょう。

SNSで発信する

スケジュール帳やメモなどに記録を取ることは、他人に見られることがないため、多くの人に向いていると思います。

しかし意志が続かずに、記録するのが三日坊主になるケースもこれまでにたくさん見てきました。こういう場合に活用できるのが、SNSで発信することです。

早起きをして行うつもりの内容をSNSであらかじめ宣言すると、それをやらざるを得ないという心理が働くのです。

具体的に説明しましょう。

「明日から朝7時に毎日カフェに行って英語の勉強をします!」。このように宣言し、毎朝その様子を写真に撮ってSNSで投稿してみましょう。

まわりの友人からは、応援されるでしょうし、毎朝決めたルーティーンを行うと、「決めたことをちゃんと実行する人」と思われるので、好印象をもたれるという副次的効果もあります。

さらにSNSには、もっと積極的な活用の方法もあります。

例えば一か月間の目標を決めて宣言してしまい、その後の進捗状況をSNSで随時流すのです。

例えば、今月は本を20冊読みますとか、今月はランニングでトータル150キロ走りますと宣言しておいて、読んだ本や、走った距離をその都度簡単な感想とともに報告するというやり方です。

一年間に映画を365本観ますと宣言し、実行している人がいると聞いたことがあります。その人も、観た映画をポスターの写真とともにSNSで報告しているそうです。

一方、SNSでつながっているたくさんの人に仰々しく宣言をしたくはないが、少人数の友人には告知をして、それを張り合いにしたいという人もいます。

そういうときは、メッセンジャーアプリなどを使って、2、3人のグループをつくり、朝の活動を宣言し、結果を報告し合うというやり方があります。

これであればごく少数の同じ志をもつ人と、一緒に早寝早起きを習慣化することが出来ます。同じ志といえば、スマホのアプリに「みんチャレ」という便利なものもあります。

これは、「三日坊主を防止するためのアプリ」です。同じ志をもった人が匿名でアプリ上に集まって、少人数でグループをつくります。

そして、そのグループのメンバーで励まし合いながら、例えばダイエットに挑戦したり、早起きに挑戦したり、語学の学習に挑戦したりするものです。

このようなアプリを使うことでも、同じ志をもつ人がお互いに刺激し合って、早寝早起きを習慣にすることが出来ると思います。

グループをつくり定期的に会う

SNSやスマホのアプリ、またはメッセンジャーのようなものを使って、友だちや同じ目的をもつ人たちと連絡を取り合い、朝型の生活を習慣化させることについて述べました。

さらに、日ごろ連絡を取り合うメンバーで、月に1回程度の割合で直接集まり、コミュニケーションを取るようにすると、ますます張り合いが出てきます。

例えば毎月第1金曜日の朝7時に、モーニングを食べながら直接会って話す機会をつくります。

そこでは、お互いの朝活の様子や、掲げている共通の目的に関する達成具合、もしくは共通の趣味について語り合います。

オンラインで報告するだけでなく、オフラインで定期的に会うことで、日ごろメンバーが行うスマホでの宣言や活動報告は、より親近感のあるものになります。

また、メンバー間の親近感が高まると、「仲間に宣言した以上は、それを達成しなくてはならない」という責任感も出てくるようになります。

いい意味での強制力が働くようになるということです。こうして朝型の生活習慣は長続きしていくようになります。

こうした集いのメリットは、早起き生活が続けやすくなることだけではありません。異なる職業をもつメンバーが集まることで、さまざまな刺激を受けやすくなるのです。

お互いの仕事の話や世の中のトレンドなどについて情報を交換することも出来ます。それがビジネスのヒントになったり、私生活で役に立ったりすることも往々にしてあります。

また、オフラインで会うことが増えると、クラブ活動のようなものに発展することもあります。そして、さまざまな出会いも生まれるようです。ちなみに私のまわりでは、次のような活動を楽しんでいる人たちがいます。

・ランニング:ロッカーやシャワーが用意されているランニングステーションを活用して、週1回、平日の朝7時から出勤前に数キロのランニングを楽しむ。

・料理:クッキングスタジオを借りて、得意料理を披露したり、つくり方のコツを教え合ったりする。土曜の朝8時から開催し、つくった料理をランチ時に楽しむ。

・プレゼン:プレゼンテーション大会である「TEDカンファレンス」を模して、プレゼンの練習をしたりコツを教え合ったりする。実際に「TEDカンファレンス」のようなプレゼン大会を実施する。

・ライフハック:仕事に使えそうなパソコンのソフトや、スマホのアプリを紹介し合う。実際にそれを使って、仕事の資料作成などの作業を行う。

・フォトウォーキング:散歩をしながら、朝しか見ることの出来ない風景や朝焼け、日差しの様子を写真に撮る。

・コーチング:人のもつ強みを引き出すことに長けたコーチングの先生を招いて、自分の強みを引き出してもらい、それを日々の仕事や生活に活かす。

ランニングは平日の朝、料理は土曜日の朝というように曜日を限定して活動しているものもあれば、平日でも週末でも活動しているものもあります。

もちろん、私のまわりの人々はこれらの活動を毎日やっているわけではなく、普段は朝早くからオフィスで仕事を始めたり、会社の近くのカフェで読書の時間を確保したりしています。

そして、気晴らしをかねて週に1日程度、活動に参加して気分転換をしているのです。

毎日、朝の5時に起きる生活を送りながら、朝の過ごし方を曜日によって少し変えてみることで、より早寝早起きの習慣は続けやすくなると思います。

また職場に早く出勤して、職場の人たちと週に1回位、このような活動を行っている会社もあると聞きます。

仕事を離れて、職場の人たちのまた違った一面を見ることが出来るかもしれません。やってみる価値はあると思います。

朝だけお得なサービスを利用する

朝型の生活を習慣にするには、その目的がしっかりと決まっていることが大前提ですが、それに加えて、ちょっとした楽しみがあると、早寝早起きがより続きやすくなります。ちょっとした楽しみといっても、いろいろなものがあります。

私は、朝の時間に利用すればお得になる、安くなるというサービスを利用することをお勧めしています。

モーニングセットは、日中や夜の食事に比べてお得なのはご存じかと思いますが、これを利用しない手はありません。

ファストフード店もそうですし、牛丼店の朝定食も、価格と比較して中身が充実しています。

これは有名なチェーン店だけでなく、個人で経営している喫茶店のモーニングにもいえることです。集客のために、朝は値段を安くして内容を充実させる飲食店が多くあります。

その最たるものが、有名ホテルのレストランで取るビュッフェスタイルのモーニングかもしれません。ホテルによってはモーニングの価格が4千円から5千円というところもあります。

朝ご飯に4千円から5千円の出費となると、かなり高いという印象を受けます。しかし、その内容を見れば納得のいくサービスを受けられることがわかります。

通常の時間であれば、この価格帯で高級なホテルの料理を口にするのは難しいでしょう。そういう意味で、ホテルのモーニングビュッフェも、とてもお得なサービスだと思います。

自分へのご褒美として、毎月、給料日の朝に行ってみてはいかがでしょう。食事のほかにも、朝の時間帯に値段が安くなるサービスはいろいろとあります。

例えば、ゴルフの練習場は、朝の5時から営業をしているところがあります。その中には、朝の時間帯は打席料金を払えば、ボールは打ち放題というサービスをしているところが多くあります。

週末、ゴルフコースに行く予定がある際に、前もって平日の朝に、打ちっぱなしの練習場で調子を整えるという使い方も出来るでしょう。また、朝の時間帯に安くなるカラオケボックスもあります。

価格帯もいろいろとあり、安いところでは、30分10円という値段でサービスを提供しているカラオケボックスもあるようです。

私のまわりでもMr.Children好きの仲間で集まって活動をしている人たちがいます。朝、カラオケでミスチルの歌だけを熱唱するグループです。

朝の出勤前に、値段の安いカラオケボックスを使って好きなミスチルの歌を思い切り歌うのも、気持ちのよい過ごし方だと思います。

また東急電鉄では、朝の通勤電車の混雑緩和のために、早い時間に電車に乗ることを奨励しています。それを広めるために「グッチョイクーポン」という面白い試みを行っています。

例えば、乗客が朝の7時半までに特定の駅に到着すれば、スマホにダウンロードしておいた東急線のアプリにポイントが加算されます。

そのポイントを持って、東急電鉄が提携しているカフェやコンビニに行くと、お店の商品が値引きされたり、ドリンクが無料でもらえたりします。

朝だけ安くなるようなサービスは、おそらくほかにもいろいろあるでしょう。

このようなお得なサービスを、自分の身の回りで探して生活に取り入れることでも、早寝早起きは長く続けられるようになると思います。

一日の行動をルーティーン化する

朝型の生活を始めて数週間から1か月ほど経つと、早寝早起きの生活がなじんできます。

さらにこれを完全に習慣化するためには、自分の一日の過ごし方を再度観察して、その流れがルーティーンになっているかを確認するといいでしょう。

まず朝の5時に起きてから、夜の22時に寝るまでのすべての行動を書き出してみましょう。

行動がすでにルーティーン化しているところはもちろんのこと、流れが不明確である部分もなるべく思い出しながら、自分の毎日の動きを書き出します。

書き出したら、次のようなポイントをチェックしてみましょう。

  • ・朝5時に目覚ましが鳴ってから、起きて身支度を整えるまでの行動が、すべて流れとして完成しているか。どこかに二度寝をしてしまう落とし穴はないか。
  • ・出発する時刻が一定で通勤電車に乗る時刻も一定しているか。
  • ・始業前の2時間を曜日によってどのように活用するかが決まっているか。
  • ・昼には、その日の仕事の大きな山を越えているか。
  • ・夜は自分が決めた退社時刻通りに職場を出ることが出来ているか。
  • ・帰宅してから22時に就寝するまでの一連の行動が、ルーティーンとなっているか。
  • ・週末も早寝早起きをして、やることや用事が決まっているか。

書き出した自分の一日の流れと、先に挙げたチェックポイントとを見比べて、ルーティーンとなっていないところを見つけ出しましょう。

そしてルーティーンになっていないところは、どのようにすればそうなっていくのかを考えて、改善していきます。

PDCAサイクルという言葉があります。

「Plan=計画」「Do=実行」「Check=評価」「Act=改善」の略で、これを繰り返して、仕事を効率化したり改善したりする方法です。

このPDCAサイクルを適用すると、かなりしっかりとした生活習慣として定着します。具体的には、朝5時に起きることを計画し、それを実行する。ダメだったらその理由を考える。

そして、その原因を取り除き、再度実行する。こうしたことを繰り返すのです。これが出来てくれば、もう日々の過ごし方が大きく崩れることはありません。

私は、子どもの頃から、このように日常の過ごし方をルーティーン化することが好きでした。ルーティーン化すると、普段の生活が安定して、やり方やペースが一定になり、気持ちが落ち着くからです。

逆にいえば、やり方が一定していないために起こる感情の起伏や焦りが、とても嫌いなのです。昔から、イレギュラーなことや、何かの変更によって、普段と違うことが起きるのを極力防ぎたいと思っていました。

この点は大人になった今でも変わりません。

このような子どもの頃からの習慣によって、心はいつもほぼ安定しており、感情がざわつくことが少ない日々を送っています。

もちろん、私たち人間は社会の中で生活しているのですから、自分で決めたルーティーンの通りに生きていけるわけではありません。

ときには、他者の振る舞いによってイレギュラーなことが発生したりするのも当然です。

ところが、自分が作ったペースを守り、ルーティーンに沿った過ごし方をしていると、たとえ突発的なことが起きても動揺を最小限に抑えることが出来るのです。

そうしたことを経験しているので、私は日々の流れを仕組みに落とし込んでいくことを好んで実践しています。

これは早寝早起きだけの話ではありません。何かを始めて、それを継続させるには全体がスムーズに流れるようにルーティーン化するのがポイントです。

そしてそれを定期的に見直して、PDCAを何度か回すことです。こうすれば多くの習慣が自分のものになります。

私は15年以上もピアノをしてきましたし、サッカーも10年以上励んでいました。今はゴルフに熱中しています。趣味が長く続くのも、すべてはルーティーン化したおかげなのです。

不規則勤務にも「シンデレラルール」で対応する

職業によっては、シフト制で勤務する時間帯が曜日ごとに変わることがあります。そうした勤務体系でなくとも、不規則な勤務時間で働かざるを得ない場合があります。

就業時間は一年を通して9時から18時までと固定されていても、一年の中で繁忙期が存在する仕事もあります。

例えば税理士業は1月から3月ごろまでが忙しく、そのような時期には、かなり遅くまで残業する必要があるようです。

また急な出張などで、帰宅時間が大幅にずれてしまうケースもあると思います。さらに営業職の方は、仕事柄どうしても夜の接待が外せないこともあるでしょう。

このように仕事の都合で、通常の勤務時間が大幅に変わる場合は、躊躇することなくシンデレラルールを活用してください。

基本的にシンデレラルールは、飲み会や夜の人付き合いなどによって夜更かしをせざるを得ないときに使います。

しかし、早寝早起きの生活が習慣になってくると、自分のペースを崩したくないという気持ちが強くなり、夜の予定を入れなくなってきます。そうなるとシンデレラルールを適用する回数も自然と減ります。

一方、職業によってはすでに触れたように、勤務時間のシフト制や繁忙期と閑散期の差などによって、仕事をする時間帯が一定でない場合もあります。

ですから、そういうときには躊躇せずにシンデレラルールを使い、柔軟に就寝と起床の時刻を調整してください。

遅くまで仕事をしたにもかかわらず、翌朝の5時に起きることは避けてください。これが睡眠負債を溜める原因になり、ひいては早寝早起きの生活自体を崩すことになります。

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