第1章パート社員活用で成功する会社・しない会社がある
1正社員vsパート社員
数カ月ほど前のことです。知人の会社で、経理の人が辞めると言って困っているという話を聞きました。
知人「この間入ったばかりの経理の子、もう辞めたいって言ってるよ」
鈴木「困りましたね」
知人「困ったよ~。辞めたら、こっちがその間、経理やんなきゃいけないし、新しい人が入った時に、また引き継ぎで時間が取られる。自分の仕事ができないよ」
鈴木「その仕事、正社員でなければいけないのかな?」
知人「いや、今まで正社員だったから正社員で、と考えてたんだけど……」
鈴木「いっそのこと、パートを2人やとったら?人件費も安くなるし、2人のほうが、仕事がはかどるよ。1人休んでも対応できるし」
知人「でもパートさんって、責任感がないじゃない。以前に、時間になったら仕事をそのままにして帰った人もいるよ」鈴木「そういう人も確かにいるね」
知人「それだと困るし、経理って大事だから、正社員がいいんだよ」
鈴木「でも、正社員を採用するのって、大変でしょう?」
知人「大変だよ。なかなか採用できないよ。でも、妥協して採用すると、今回みたいなことになっちゃうんだよね」
鈴木「パートでも優秀な人を採用できるよ。正社員を採用するより、採用しやすいしね」
知人「本当?でも、そうはいっても……」
鈴木「うちの会社の経理は、全員パートよ」
知人「えっ、そうなの?うまくいってるの?」
鈴木「10年前からうまくいってるよ」
知人「それって、どうやってるの?ちょっと教えてくれる?」
鈴木「いいよ、実はね……」
しばらくたってその知人から、「パートの人を2人採用してうまくいってるよ。会社のやり方次第なんだね。実感したよ」と明るい声で連絡が入りました。
2パート社員は会社が思うように働いてくれない?
私たちは、ついこの間、こんなことを経験しました。研修の打ち合わせで、初めてA社に行ったときのことです。私たちは、ドアを開けながら、「こんにちは」と声をかけました。数人が事務所にいましたが、誰もこちらを見てくれません。
ちょっととまどいましたが、気を取り直してもう一度、今度は大きな声で言いました。「すみません」すると、近くにいた女性が周囲を見て、誰も応対しないので仕方ないといった様子でこちらに来ました。
「いらっしゃいませ」と小さな声で、おまけに迷惑そうな表情です。すると、奥から課長が出てきて、「あっ、いらっしゃいませ。どうぞこちらへ。○○さん、お茶を出してね」と言いながら応接室へ案内してくれました。
打ち合わせが始まりましたが、なかなかお茶が出てきません。課長は内線で再度お茶を催促しました。そして困り顔で、「いやぁ、正社員の女の子が辞めたので、その後にパートさんを入れたんだけど、気が利かなくて、参ってるんですよ」と話しました。
翌日、同社に電話を掛けると、パートさんが出ました。
鈴木「田中様はいらっしゃいますか」
パートさん「外出していますけど」
鈴木「では、何時ごろお戻りですか」
パートさん「5時です」
鈴木「そうですか。ではまたこちらから連絡を入れます。お手数ですが、電話があったことをお伝えいただけますか」
パートさん「会社名が早口で聞き取れなかったんですけど」
鈴木「あ、申し訳ございません。△△と申します」
これは極端な例かもしれません。しかし、これに似たようなことが、あなたの会社では起きていないでしょうか?
また、このようなパートさんは、こんなこともしているかもしれません。
●休みのことや自分の都合ばかりをいう
●呼んでも返事をしない。声が小さい
●ミスを認めない、人のせいにする
●「それは私の仕事ではありません」という発言が多い
●仕事が終わっていないのに、時間ですからと平気で帰ってしまう
本当にこういうパート社員には頭を抱えてしまいます。でも、こういう人を辞めさせて、優秀な人を採用するのも大変です。その人が辞めたあと、その仕事を誰がするのか、優秀な人をいつ、どのように採用するのかなど、面倒なことが多いからです。
そもそも、企業はどんなことをパート社員に求めているのでしょうか。『平成18年度版パートタイマー白書』(株式会社アイデム「人と仕事研究所」刊行)によると、「パート・アルバイトに求める仕事に対する姿勢」の上位3つは次の内容です。
1位与えられた仕事に対して最後まで責任を持って行う
2位与えられた仕事はどんな仕事でも積極的に取り組む
3位効率的に仕事を進められるように自分なりに工夫して取り組む
このような意識を持って働いてもらうには、そのための仕組みが必要です。安い人件費で仕事をさばこうとして、パート社員の活用に安易に取り組み、思うようにいかないというケースがたくさんあります。そこで、どの会社にも該当するケースを3つ挙げてみました。
3パート社員の活用がうまくいかない理由
【CASE1】「とりあえず人手がほしい」という理由で採用すると……
月初めのある日、
社長「A子さん、この間頼んだアレ、できてる?」
A子さん「営業数字のグラフですか?」
社長「いいや、売掛金の一覧だよ」
A子さん「すみません、まだです。今日中にやろうと思ってるんですが……」
このところ急に忙しくなり、1人しかいない事務員のA子さんはてんてこ舞いです。
「これからもっと忙しくなるし、早急に1人、パートさんを入れたほうがいいな」そう思った社長は、求人誌にパートの募集記事を出しました。予想に反して実際に応募してきたのは、2人でした。
再度求人記事を出すのはお金もかかるので、2人のうち、よさそうな人を採用するしかない、と考えて面接をしました。
「求人記事にも書いてあるように、簡単な事務です。パートさんですので、補助的な仕事が主になります」あんまり最初に厳しいことを言うと来てもらえないから、ちょっと抑えて言っておこうと考えて、このように話しました。「残業はありますか?」との問いにも「ありません」と答えました。
仕事の内容よりも、処遇のことばかり聞かれたのが気にはなったものの、事務経験があり、パソコンも使えるというYさんを採用しました。これで事務の仕事もスムーズになるぞと、社長は安心して営業に飛び回りました。しばらくしたある日の夕方、会社に帰るとA子さんが社長を呼び止めました。
A子さん「社長、実はYさんのことですが、仕事がやりづらいんです……」
社長「えっ、どういうこと?」
A子さん「こっちが頼んだことしかやってくれないんです。仕事を任せようとすると、私はパートだからと言うんですよ。仕事が終わってなくても、時間になったら帰っちゃうし……。社長から一度ちゃんと言ってください」
社長「そうか、わかった」
と、その場では言ったものの、Yさんを採用する時に適当なことを言ったからな……。なんと言えばいいのか、社長は困ってしまいました。
【CASE2】勤続年数を重ねても、変わらない仕事量
F子さんは、入社4年目で一番勤続年数が長いパート社員です。この会社では、毎年パート社員を採用するので、社長は、F子さんに新人のパート社員に仕事を教えたりする、指導的な仕事もしてほしいと思っています。
しかし現実は、パート社員の指導は正社員がやっています。4年前と比べて、F子さんの仕事の量は増えもしなければ、減りもしていません。
能力はあるので、「できる仕事をもっと増やしてもらいたい」と社長は思っています。また、今のF子さんの仕事をやれるのが、F子さんしかいないという状況なのです。ですから、F子さんが休むと困ったことになります。さらに、「私がいないと困るでしょ」というようなわがままな態度が、最近少し鼻につくようになってきました。
社長としては、F子さんの仕事は、もう少し楽にできると思いますし、新人にも教えてもらいたいと期待しているのですが、ついそのまま注意もしないで放置してしまっています。
【CASE3】そうはいっても、やっぱりパートだから……
営業システムを見直していかないと、と思っているけれど、「今まで男性の正社員が営業していたところに、女性のパート社員を行かせるのはどうかなぁ」「パートなんかをよこして、うちを軽く見ているのか」「パートに責任ある仕事ができるのか」「お客様からこんなクレームが来ると困るな、D子さん、営業をやりたいって張り切っていたけど、そうはいっても、やっぱりパートだからなぁ……」というようなことはありませんか。
さて、これら3つのケースですが、あなたがこのようなことをしているのであれば、残念ながらパート社員を使って、企業を発展させることはむずかしいでしょう。
しかし、パート社員を活用して、企業は発展していけるのです。
4うまくいっている会社の共通点
私たちは、営業先を初めて訪問したときに、「あっ、ここ、感じがいいな」と思ったり、「担当の女性がしっかりしているな」と感じた会社で、必ず質問することがあります。
「受付の方は、大変感じがいいですね(担当の○○さんは大変しっかりしていますね)。どのように指導なさっているのですか?」すると、相手は喜んで教えてくれます。
「いやぁ、そうでしたか。実はですね、ことあるごとに伝えているんですよ。受付は会社の顔。つまり、○○さんは会社の顔だから、お客様には、笑顔で明るく応対してくださいって」あるいは「○○さんには、人事として、こういうことができるようになってほしいということを、繰り返し伝えていますね」。
「あっ、ここ、感じがいいな」と思った会社では、ほぼ100%、こうした答えが返ってくるのです。要するに「このようにしてくださいね」と、期待することを本人にしっかりと伝えているということなのです。「なぁんだ」と思われましたか?簡単なことですよね。
しかし、期待することを従業員へしっかり伝えていない会社は、案外多いのです。例えば、こんなことを伝えておくことも必要です。
●呼ばれたら明るく「ハイ」と返事をする
●社長に頼まれた仕事は、すぐにとりかかる
●「できません、やれません」と簡単に言わない
●仕事に責任を持ち、メンバーに迷惑をかけない。判断に迷うことは、すぐに上司へ相談する
私たちの会社では、こういったことを「仕事の心構え」と呼んで、とても大切にしています。これはできてもらわないと困るという業務処理レベルに関しては、ここまでできてほしいという基準レベルをしっかり伝えています。
よく「うちの会社は、あいさつを大事にしているので、明るく元気にあいさつしてください」などと指示し、指示された新人も「はい」と受けるやりとりがあります。では、これで新人が明るく元気にあいさつをしてくれるでしょうか?実際には、する人もいればしない人もいる。どちらかというとしない人のほうが多いかもしれません。
どうしてこうなってしまうのでしょう?その理由は、「明るく元気に」の捉え方が人によって違うからです。経営者の期待するあいさつと、従業員がこれぐらいでいいかなと思うあいさつには、とても大きな差があるのです。
期待どおりやってもらうには、しっかりと具体的にその期待を伝えなければなりません。「あいさつひとつできない。ここに書いてあるのって、うちのパート社員のことだよ」と思った方、ご安心ください。
そのパート社員の多くは、悪気があってやっているのではありません。そういう応対がよくないとわかっていないのです。「えっ、それぐらいわかっているだろう」そう思われるかもしれません。
しかし、もう一度言います。それぞれのパート社員は、ビジネスに適した明るく元気なあいさつが、実際にはどのようなものであるかをよくわかっていないのです。
研修をやっていると、この現実を目の当たりにします。少しでもビジネス感覚のある人なら、身につけていて当然ということがわかっていないのです。
報告についても「大事だ」ということはなんとなくわかっている。だけど、何をどのように報告していいかわからない、できない。そういう人がほとんどです。
「仕事の心構え」は、正社員だから身についている、パート社員だから身についていない、ということではないのです。雇用形態がどちらであっても、身についている人もいれば、そうでない人もいます。
会社側からすると、正社員で「仕事の心構え」ができていない人が最も困る存在です。逆にパート社員でそれができていると大助かりです。当たり前のことですが、人件費は利益を出すための経費です。
しかも、経費の中で、多くの比重を占めます。経営者は、当然、経費を抑えて利益を出したいと思っています。ですから、人件費が安くて仕事ができるパート社員は、歓迎すべき存在です。
だからといって、人件費の安いパート社員にどんどん働いてもらおうという安易な考えだけで、パート社員を活用しようとしても、なかなかうまくいかないのです。
5今、パート社員の活用はどうなっているのか
最近、私たちは、パート社員を活用していくにはどうしたらいいのか、ということをよくきかれます。以前に比べて、このことについて話をする機会がずいぶんと増えました。
「うちは、パート社員は採用しないから」と言っていた社長さんを、しばらくぶりに訪問してお話をうかがうと、女性の事務員の半分が派遣社員やパート社員になっている、と聞くこともよくあります。
正社員が減って、パート社員や派遣社員が増えたということは、皆さんも感じていると思いますが、その背景について少し触れていきたいと思います。
総務省統計局『労働力調査』によると、平成17年10~12月期平均では、役員を除く雇用者は5053万人と、前年同期に比べ43万人の増加となりました。このうち、正規の職員・従業員は、3384万人と、前年同期に比べ41万人の減少となりましたが、パート・アルバイトなどの非正規の職員・従業員は1669万人と、前年同期に比べ84万人の増加となっています。
こうした動きの背景には、企業の経営環境の厳しさによる影響が考えられます。企業がパート社員を雇用する理由として、「人件費を節約するため」「景気変動に応じて雇用量を調節するため」などのコスト要因が挙げられます。また、サービス経済化の進展に伴い、「1日の中、週の中の、仕事の繁閑に対応するため」「長い営業(操業)時間に対応するため」などの業務の変化要因も挙げられます。
企業にとって、自社の競争力を保つためにも、パート社員は重要な労働力です。さらに、今後パート社員には、仕事の質を上げることや、基幹的な役割を担うことが期待されるでしょう。
本章2節の『平成18年度版パートタイマー白書』によると、パート・アルバイトが従業者の半数以上を占めている事業所は、全事業所のうち、53・9%もあります。
また労働時間では、1日「4~5時間」、週「5日」、週「20~30時間未満」の労働が最も多くなっています。弊社のように主婦を雇用している事業所は87・1%と9割弱となっていて、今後、主力として最も多く雇用したいのは、「主婦」と回答した事業所が過半数を超えています。
現在正社員が行っている仕事で、パート・アルバイトに任せられる仕事がどれくらいあるかを聞いたところ、3分の1以上の事業所が「多くの仕事をパート・アルバイトに任せられる」と回答しています。
そのために必要になることとして、「業務を見直し、標準化・マニュアル化を図る」「業務遂行のために必要なパート・アルバイト個々の能力レベルを把握する」「パート・アルバイトへの教育訓練を充実させる」が、上位3項目となっています。
パート社員に期待をかけている事業所が増えている一方、しっかり働いてもらうための方策も必要と考えていることがわかります。
6働く主婦の本音
先日、当社のパート社員40名にアンケートを取りました。その中に「以前働いていた会社を辞めて、こちらの会社に入社するまでのブランクはどれくらいですか?」という質問に対して、最長18年からブランクなしまで、平均4・1年という結果が出ました。
また、「働くきっかけ」の問いには、次の図のような答えが出てきました。結婚や出産で仕事を辞め、子育てを経て、また仕事につくというのは、女性にとって大きな環境の変化です。
パート社員と話をすると、実際に仕事を探すようになるまでは、「子供に負担がかかるのではないか」「家族の協力は得られるだろうか」「子供の急な病気のときはどうしようか」「自分の能力が通用するだろうか」「職場にすぐとけ込むことができるだろうか」というようなことを考え、就職活動を始めるまでに悩んだ時期も長いということでした。
さらに、就職活動を始めると、小さな子供がいるということで、電話で問い合わせをした時点でことわられたり、面接までこぎつけても、やはりその場でことわられたりしたという経験をしています。
著者(鈴木)の場合、当社で働きながら、出産・子育てを経験しました。子供ができたことを上司に話すと、「おめでとう」と言われたあと、「出産はいつごろ?復帰はいつぐらいにできる?」と聞かれて、ひどく驚いたことを覚えています。
出産を機に退職するものだとばかり思っていたからです。育児休暇をもらい、また職場に復帰できる。しかも勤務時間を相談できるというのは、本当にありがたいと思い、なおのこと仕事をがんばろうと思いました。
小さな子供がいるパート社員は、子供の都合でよく休むからあてにならない、戦力にならない、残業を頼めない、ということをよく聞きます。
しかし、実際にデータとして、どれだけ仕事に支障があったのか、きちんと捉えられているでしょうか。なんとなく感覚でこのように思っている会社が、大半ではないかと感じます。
休みが必要であれば、制度として整備する。残業ができなければ、うまく仕事の配分や時間調整をしていく。このような前提で、パート社員を見ていくと、改善できる点が見えてくるのではないかと、私たちは考えます。
7多くの人が興味を持って私たちに聞くこと
私たちは「パート社員なのに意識が高いね」「パートで研修の講師をやっているなんてすごいね」とよく言われます。しかし、入社当時は「都合のよい時間と曜日で働きたい。残業があったらいやだな。子供が病気になったら、すんなり休めるのかな。休みがほしいと言って、いやな顔されたら働いていけないな。いろいろ覚えなきゃいけないみたいだけど、あんまり無理はしたくないな」というようなことを考えている、ごく普通のパート社員でした。
そこからどうして現在のようになったのか、どのように「仕事に対する意識」を身につけていったのか、順を追って話したいと思います。毎週のように、私たちは研修の打ち合せや研修の報告などで、経営者や人事の研修担当者と会います。そこで、私たちがパート社員だということを話すと、多くの人が「えっ、パートなんですか」と驚きます。
「はい。私たちのグループ会社は8割以上がパート社員なんですよ」と答えると、もうこからは、「パート社員にどんな仕事を任せているのか」「そんなふうに働いてもらうにはどうしたらいいのか」「何か特別なことをしているのか」「採用はどうしているのか」「派遣社員や女性の正社員はいないのか」と質問攻めになります。そういった質問に一つひとつ答えていくのですが、最後によくこう言われます。
「いやぁ、そうですか。大変参考になりました。うちもあなたたちのような優秀な人がいてくれたら、いいんですけれどね」「いえ、そんなことはないですよ。やる気にさせる『仕組み』を作るのが大事なんですよ」と答えているのですが、いつもうまく伝えきれずに、モヤモヤした気持ちを抱えていました。
働く人の資質や問題だけに目を向けていると改善は進まないのに、と思うからでした。
8やる気のあるパート社員にするには何が必要か?
今、私たちが所属するグループ会社では、従業員の8割にあたる40名が女性のパート社員です。保育園や小学校で他のお母さんたちに「どこで働いているの?」と聞かれて答えると、「あそこで働いているんだ、すごいね」「なかなか採用されないんでしょ?履歴書送ったけどダメだったって人、知ってるよ」と言われることがあります。
他の働くお母さんたちと話をすると、働くということへの取り組み方というか、姿勢が違うなということを、会話から感じることがよくあります。「だって、パートだから」「パートに責任求められても」「正社員とは違うんだから」「そこまで一生懸命やらなくても」というような言葉が会話の中に出てきます。
そして、私たちのことを話すと、こういう反応が返ってきます。「えっ、パートでそんなことしてるの」「なんで、正社員じゃないの?」「それはパートの仕事じゃないよ」私たちが普段、感じていないこういった内容を他の人から言われるたび、少し違和感を抱いていました。
一体どこで違ってくるのだろう。実は、パート社員たちの意識の変化は、社内でもありました。10年以上前は、「だって、私はパートだから」というパート社員が大半でした。
しかし、今そういうことを口にするパート社員は1人もいません。どうしてそうなったのでしょうか。以前の実態から、どんなことを経て今のような仕組みを作ってきたのかを、次の章で説明します。
コメント