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第1章ふるまい

はじめに

目次

「育ち」は、自分で変えられる!

「私はごく普通の家の育ちなので」「最近おつき合いを始めた彼は育ちが良くて」「私も主人も、家柄や育ちが特別いいという訳でもなく……受かる子は、やはり育ちが違うのでしょうね」

これは、私が代表を務める「マナースクールライビウム」、そして「親子・お受験作法教室」でのカウンセリング時に、生徒さんからため息交じりに聞かれる言葉です。

これらに共通する単語は、「育ち」。みなさんが、「育ち」ということをどれだけ意識し、憧れているのかが感じられます。

「育ち」とは生まれ育った環境であり、自分では変えられないもの、一部の選ばれた人々だけがもつものだと思い込み、この何とも魅力的な「育ち」という佇まいを「自分とは無縁」と、手に入れることを諦めてしまっているのです。

でも、もし手に入れられるとしたら?このように、多くの方が「育ちの良さ」は一部の特別な人だけのものと、思っていますが、私は、「育ち」をもっとシンプルに考えています。

「育ち」とは、その方の佇まいのこと。所作やふるまいを、知っているかいないかだけのこと。さらに言えば、「知ろうとしているか、いないか」だけの差にすぎないのです。

「育ちがいい人」の共通点

私は仕事柄、皇室や政界、財界、有名芸能人、一部上場企業のトップ陣など、数多くのエグゼクティブや一流の方々と接するなかで、感じてきたことがあります。

それは、「育ちの良さ」を感じさせる方には共通点があるということ。その共通点とは…マナー以前のちょっとした所作や言葉遣い。そこに表れるその方の佇まいやオーラです。

なぜ、マナー講師である私が、今あえて「マナー以前の育ち」についてお伝えするのか?なぜ、「育ちがいい人だけが知っていること」を、みなさまにお届けしたいのか?その理由がここにあります。

実は、お受験、就活、転職、婚活、結婚など、人生の重要な局面で、この「育ちの良さ」を問われることが圧倒的に多いのです。

お受験では、お勉強や付け焼き刃の浅いお行儀ではなく、にじみ出る「育ちの良さ」が求められます。

婚活でも、容姿や年齢、職業以上に「育ち」が重視されます。

たとえば、婚活がうまくいかない理由の多くに、食事中のふるまいがあげられます。

  • 「買ってきたお惣菜をお皿に移さず、パックからそのまま食べる」
  • 「お箸を三手で取り上げず、片手でつかんで取り上げてしまう」
  • 「割り箸の箸袋で、お箸置きを作る」

これらは、マナー違反まではいかなくとも、品格や好感度が下がる日常の些細な習慣。

決まりやマナーの多い冠婚葬祭や、畏まったレストランなど非日常のシーンではなく、むしろ疑問すら感じることのない、普段の所作が実のところとても大切なのです。

そこに生まれない限り知ることができなかった、「良家のしつけ」とは?

せっかく正しいマナーを身につけて、会食やパーティでは完璧にふるまえても、マナー以前のところで気づかないうちに減点され、失敗してしまったり、チャンスを逃してしまう……これは本当にもったいないことです。

「何が、悪かったのでしょうか?」「どうすれば、よかったのでしょうか?」と、よく生徒さんから相談を受けますが、その答えこそが「育ち」なのです。

「育ちの良さ」は、良い家に生まれ、そこでしつけられない限り、知ることも、身につけることもできないと多くの方が思い込んでいます。

しかし、知ることさえできれば、どなたにでも身につけていただけます。

今回、本書に「育ちがいい」と言われる所作や、話し方、ふるまいのコツをまとめました。

「こんなとき、育ちがいい人はどうしているの?」という疑問への答えをエピソードと共にご紹介させていただきます。

にじみ出る品と特別感で、「選ばれる人」に

昨今、私のスクールでは、第一印象アップ、エレガントなふるまい、好感の持たれる話し方、テーブルマナー、気遣い、ヘアメイクなど、「婚活」に特化したスキルをトータルで身につけることができる『婚活プログラム』もたいへん人気です。こちらでは、「育ち」や「品」を大切にレッスンを行います。

その結果、これらの感性、スキルを身につけた方は、複数の男性に食事に誘われるようになったり、おつき合いしている彼から「自慢の彼女」として、友人やご両親に紹介されるようになったり、長年どうしても2回目に繋がらなかったお見合いや婚活が、嘘のようにトントン拍子で進んだり……と、明らかにそれまでとは違う、特別な扱いを受けるようになられています。

ビジネスにおいてもうれしい報告がたくさん入ってきます。

10年間ずっと同じ秘書業務をしていた生徒さんから、「突然、昇給になりました!びっくりです」とご報告を受けたのもつい先日の話。

また、上司やクライアントからの評価がグンとアップし、「あなたなら」「あなたでなければ」と認められ、任される仕事のレベルが格段に上り、願ってもいないクライアントを紹介された……など、想像や期待をはるかに超える成功を手にした生徒さんの多いこと!「自分がこんなに変われるとは!」「気がついたら立っているステージが上がっていました」といった、講師冥利に尽きるありがたい言葉を本当にたくさんいただいています。

「育ち」が変われば、周りの評価や対応が変わり、それに伴い、ご縁が変わり、付き合う方が変わり、そしてあなたの人生も大きく変わります。

「育ち」は、美しさをも凌ぐ一生の武器

本書を手にしてくださっているあなたも、「育ち」を変えれば、人生が変わります。

「育ちの良さ」とは、一度身につけたら失うことのない一生の財産です。「育ちの良さ」とは、美しさを凌ぐ一生の武器となります。

そして、どなたでも、今からでも、手に入れることができます。

「育ち」は、変えられます。変えていいのです。「育ち」は、自分でつくるものなのですから。

第1章ふるまい

18「どうぞ」はゆとりのしるし

ふるまい

1無表情と笑いの間、ほほえみの表情

あなたは普段、自分がどんな表情をしているか、意識したことがありますか?育ちのいい方の表情の特徴は自然なほほえみ。

ところが、私のマナースクールの生徒さんにも、「笑う」か「真顔」しかできないと悩む方がいらっしゃいます。

「笑う」と「真顔」の中間の「ほほえみ」ができない方が少なくないのです。

ほほえめない方は、表情が乏しく、会話をしていても、聞いてくれているのか、楽しんでいるのかが伝わらず、相手を不安にさせます。

「自分は嫌われている」と誤解する方もいるかもしれません。

相手の心地よさを優先で考えた自然なほほえみは、人付き合いの最低限の気遣いです。

私の生徒さんたちも、常に口角を上げる意識と表情トレーニングでかなりの印象アップに成功されています。

2顔見知りでなくても目礼、会釈を

自宅マンションやオフィスの入っている建物のエントランスやエレベーターなどで、知らない方と一緒になることがあります。

そんなときすっと、素通りするのではなく、目礼や会釈などの簡単なあいさつをしてくださると1日気分が良いですね。

たとえ一度しかお会いしない方であったとしても、ほんの一瞬でも、こういったことが自然にできる方は、育ちの良さを感じさせます。

3ごあいさつは、いったん立ち止まって

お受験教室のまだ幼い生徒さんが、きっちり動作を止めて、体をこちらに向けてお辞儀をしてくれると、「きちんとした家で育ったお子さん」という印象を受けます。

今、目の前にいる方を大切にしているという気持ちが伝わるからです。

せっかくあいさつをしていても、靴を脱ぎながら、パソコンの画面に体を向けたまま、歩きながら……では粗雑な印象に。

わずかな時間でも、相手の顔をしっかり見てごあいさつをしましょう。

また、相手が目上の方でなくとも常に自分から先にあいさつができる方は、素直でいい育ちをしていることが伝わります。

4気遣いのフレーズが自然に出てくる

次のようなひと言があるかないかで、基本的なマナーや敬う心を理解しているかがわかります。

  • 壇上からであれば、「高いところから、失礼いたします」
  • 座っていてすぐに立ち上がれないような場所なら、「座ったままで失礼いたします」
  • 何らかの事情でマスクをしていたら、「マスクのまま失礼いたします」
  • 事情がありとれないときは、「サングラスのまま失礼いたします」「帽子をかぶったまま失礼いたします」「コートを着たままで失礼いたします」

5美しいお辞儀の仕方

ご自分では「できているつもり」であっても、実際には、気持ちが伝わらない浅すぎるお辞儀、場にそぐわない深すぎるお辞儀、頭の上げ方が雑、全体的にゆっくりでメリハリがない……など、スマートで育ちを感じさせるお辞儀ができない方が、私のマナースクールの生徒さんのなかにも少なくありません。

アイコンタクトのあとに、背筋を伸ばしたまま首だけではなくウエストから30度ほど上体を傾けるのが、基本のお辞儀です。

より日常的な会釈の場合は、ウエストから15度ほど体を下げます。日常的に行うものですので、ご自分のくせを確認しておきたいですね。

6受け渡しは、いつ何時でも両手で

わかっているはずの基本マナーではありますが、物を受け取ったり渡したりするとき、つい片手になってしまうことはありませんか?

もし、テーブルをはさんで離れているなど、両手で渡すのが無理な体勢のときも、届かないまでも片手を添えるようなしぐさによって相手や品物を大切に思う気持ちが伝わります。

また、ペンやはさみの受け渡しは、とがったほうを相手に向けないことも子どもの頃に教わるマナーですが、自然とこれらができていますか?

両手と手渡す向き、ご自身の日頃の所作を振り返ってみて下さいね。

7ひざにすき間をつくらない

指先や脚、脇にすき間があると男性的、もしくは、だらしなく見えることがあります。指先をそろえたり、脇を締めて腕を体に寄せていると女性らしくエレガント。

脚も同様で、ひざを閉じて両脚にすき間がないのが理想です。座っているときしばらくは、ひざを閉じるように気をつけている方も多いはず。

でも、ハプニング時にはどうでしょう?たとえば、オフィスのデスクで書類を落として拾うとき。

一瞬でもひざが開いてしまっていませんか?

とっさのときであっても、ひざはピタッとつけたまま動けるのが育ちがいい女性の条件です。先日、高級な商品を扱うサロンのリーダー研修に伺ったときのこと。

会場には全国から集まった本支店の社員の方々がずらりと並んでいました。

見渡すと、私という厳しい講師を前に(笑)緊張気味で、上半身は背筋を伸ばしてとても美しかったのですが、ひざのすき間が開いている方の多いこと。

閉じたつもりなのかもしれませんが、1㎝でも開いていては品を落としてしまいます。必ず、すき間クローズです!

8字が丁寧で美しい

字が美しいと、「育ちが良い」印象に。

実は私の「親子・お受験作法教室」で指導している幼稚園、小学校のお受験の願書はいまだに手書きなのです!「字は人となりを表す」といいます。

文字に自信のない方であっても、丁寧さを心がけましょう。

9ペンは3本の指で持つ

多くの方が正しく鉛筆やペンを持てていません。

親指を突き出して持っている方の多いこと!これではスムーズにペンを動かせませんし、見た目にも美しくなく、育ちを疑われることも。

ペンを持つときは、親指、人差し指、中指の3本をメインに使い、薬指と小指は添える程度に。

ここまではほとんどの方ができていらっしゃるのですが、その親指の位置を誤っている方が実に多いのです。

人差し指の第一関節や第二関節のほうにずれてはいませんか?ホテルやレストラン、ブティックなどでサインするとき、「こんな持ち方で何年、何十年書いてきたのかしら?」と思われないよう、今すぐ修正して下さいね。

10テーブルについていいのは、手首まで

食事のテーブルでは、基本的にテーブルについていいのは手先から手首辺りまで。

また、ビジネスシーンなどでも両手をテーブルの上に置くと、相手の話を熱心に聞いているというアピールになりますが、その際もひじまではつかないようにします。

このほんのわずかな位置で、好感度が大きく左右されるので注意が必要です。

女性は手を軽く組み、手首を45度程曲げると、上品で美しく見えます。

11指先はそろえるとエレガント

指先まで神経が行き届いている方は、丁寧な日々を過ごしている印象を与えてくれますし、エレガントにも見えます。

指先は思っているよりずっと人の目につきやすく、全体の印象も左右するもの。

爪の清潔さや美しいネイル、ささくれのケアなどお手入れも怠らないようにしたいですね。

12口元を手で押さえすぎない

口元を見られるのが恥ずかしいからか、笑ったり、話したり、食べたりするとき頻繁に口元を手で押さえる方がいらっしゃいます。

上品に見えるという勘違いのふるまいです。とくに海外などでは不自然に映るので気をつけましょう。

13余韻・余白のあるしぐさが美しい

  • ・お辞儀をしたときに頭をゆっくりあげる
  • ・電話は2拍おいて切る
  • ・お箸は三手で上げ下げ(第8章参照)
  • ・割り箸は扇を開くようにゆっくり割る(第8章参照)
  • ・品物や書類はゆっくりと回しながら相手に向けてお渡しする

14上品なドアの開け閉め

バタンと片手でするドアの開閉は、日本人としての所作の美しさを感じさせません。

片手でドアノブを持ったら、もうひとつの手をそっと添えると、女性らしい上品なふるまいになります。

荷物などを持っていてドアノブに届かなくても、添えるようなしぐさを。

添えようという気持ちが丁寧な心を表してくれます。

15洗練された椅子の座り方、立ち方

口ぐせのように、「よいしょっ」と言いながら、椅子の座面に手をついて立ち座りをしたり、ひざ辺りに手を当てて深いお辞儀をするように前傾して立ち座りする……身に覚えはありませんか?これでは、スマートさやエレガントさが感じられません。

育ちが良く見えないのはもちろんのこと、疲れて、老けて見えてしまいます!立ち座りの動作は、背筋をできるだけ伸ばし、ゆっくり優雅に行いましょう。

脚を前後にずらすと安定しますよ。スカートを押さえながら座る際も、上半身がなるべく前傾しないように!

16歩き方のくせを知っておく

私のマナースクールの生徒さんにも、「足音で、あなただってわかったわ」と言われる方が多いようです。歩き方には、シルエットだけで誰だかわかるほど、特徴やくせがあるもの。

しかし、他人はその欠点を伝えてはくれないですよね。

この機会に、ご自分の歩き方のくせや足音を確認してみませんか?すぐに直せなくても、くせをわかっていることが大事です。

歩くときに気をつけたいのは、まず姿勢。

耳、肩、くるぶしが一直線になるように立つのがポイントです。その上半身をキープし、かかとから着地するように歩きましょう。

姿勢や歩き方は、第一印象を決定づける大きなポイントとなりますので、甘くみてはいけません!

17待ち合わせの姿勢もエレガントに

待ち合わせ場所での姿勢は美しいですか?待っているときに、背中を丸めて携帯を操作している姿には本当にガッカリです。

楽だからと、脚が横に広がってしまうくせも直したいもの。脚は左右に開かず、前後にややずらして立つと、美しく見えます。

18「」

ある日、時間に追われ急いでいたときのこと。

細い道の先にはこちらに向かう犬のお散歩中の上品なマダムが。

右・左どちらからすれ違おうかしらと頭の中で合理的に計算していたところ、そのマダムが立ち止まり、微笑みながら「どうぞ」と道を譲って下さいました。

私が譲っても数秒しかかからなかったことをちょっぴり反省しながら、どんなときでも余裕と心遣いのある生き方をしたい、と感じた瞬間でした。

19マナー違反横行!靴の脱ぎ方

訪問時の靴の脱ぎ方で、育ちがわかってしまいます。

クルッと後ろを向いて靴を脱ぎ、上がってしまっていませんか?大切な場でこのようなマナー違反をしてしまうと、あなたの品は著しく下がってしまいます。

正面(家の中)を向いたままで脱ぐのが正解です。脱いで玄関に上がったら、体の向きを変えてひざを折り、靴を180度回して隅に寄せます。

靴をそろえるのが面倒だからと後ろ向きで脱ぎ、そのまま上がってしまうのは、「脱ぐ」「回す」の動作を分けて行わずに飛ばしてしまう、粗雑で失礼なふるまいとなります。

このふるまいをきちんと分けて丁寧に行えば、彼やご主人のご実家や、和食のお店の玄関で、恥をかくこともないでしょう。

20素直さは良い育ちの証し

「良い育ち方をされている」「お家のしつけがよろしいのね」と思わせる方は、素直な性格の方が多いように思います。

心から人をほめたり、感謝したり、共に喜んだり。そしてうらやましいときは「いいわね。うらやましいわ」「素敵!私もほしいな」と、素直に伝えられる方です。

他人をほめられないのは自分に自信がないからかもしれません。

自分の生き方であったり、スキルであったり、何かひとつでも自信を持てることがある方は、心に余裕ができ、素直に相手を賞賛することができるものです。

気遣い

21洗面台は、使ったら軽くふく

洗面台に水滴や髪の毛が残っているだけで、清潔感が失われてしまいます。使用後に、サッとひと拭きするだけで、次の方が気持ちよく利用できますね。

このわずか数秒の心配りができるかどうかが、あなたのこれまでの育ちや生き方を表します。

22トイレットペーパーの三角折りはNG!

水回りといえば、もうひとつ気をつけていただきたいことがあります。トイレットペーパーのふちを三角に折る方。

次の方が使いやすいようにという配慮かもしれませんが、かえって不衛生で、誤った気遣いとなります。

三角折りは、「お掃除が済みました」というサイン。掃除を担当する方以外がなさるのはかえっておかしく、逆に品性を疑われてしまうかもしれません。

23次の方がお化粧室を気持ちよく使える気遣い

  • ・ふたをしめる
  • ・トイレットペーパーの切り口はきれいに
  • ・電気をつけっぱなしにしない
  • ・スリッパはきちんとそろえて戻す
  • ・最後に振り返り確認する

24使ったあとは振り返る

余裕をもってお化粧室、洗面所、バスルームなど、とくに水回りといわれる場所を使ったときには、出るときに振り返って、元の状態に戻っているかをチェックしましょう。

水回りを美しく使えるか否かで、あなたの育ちや品が如実に伝わります。

25脚を組む際のTPO

欧米や外資系企業などでは、公の場で脚を組んだり、椅子に大きく寄りかかったりすることに違和感はありません。人をペンで指したりもします。

でも日本では、目上の方や上司の前でそんな所作はNGとされていますね。

レストランや公共の場、またビジネスシーンでは、同期、上司、取引先、クライアントなど、誰が同席しているかで、瞬時に姿勢や所作をコントロールできるのが、素敵な女性です。

26さりげなく、人の椅子も直す

会議や集まりの場などで、お開きのあとに出しっぱなしになっている椅子を何気なく直している方は育ちの良さを感じさせます。

お隣や移動中に直せる分だけで構いませんので、さり気なく整えると、ご自身も気持ちよくなりますね。

27デスクの下で靴を脱がない

デスクの下、カフェやレストラン、そして電車の座席で、パンプスのかかとを外して半分脱いでいる方を見かけます。本人は「ちょっとだけ……」のつもりでも、目に入る方たちにとっては気になるものです。

末端部分の所作であっても、非常にだらしのない印象を与えてしまうことを認識しておきたいですね。

交通系ICカードのチャージは補充しておく

改札口で「あ!チャージが切れちゃった!」とあわてて券売機に向かい、同行者を待たせてしまった経験がある方もいるでしょう。ただし、これが頻繁に続くと、段取りが悪くだらしない印象を持たれてしまいます。

あなたの周りにそのような方はいらっしゃいませんか?同行者を待たせない、後ろに並んだ方に迷惑をかけないなど、日々気をつけていたいものです。

29スーパーのかごをきちんと戻す

スーパーのかごを台の上にそのままにしておいたり、きちんと重ねずに、ずれて置いてしまっても直さずに立ち去ってしまう方をお見かけします。

使ったものは片付ける。その基本的なことができない方は、生活が整っていない印象を与えます。

30ドアを開けて待っていてくれる方は素敵

欧米などでは誰もが当たり前に行う習慣ですが、百貨店の入り口やオフィスビルのドアなどを、次の方のために開けて待っていてくれる方は日本では悲しいことに稀。

階段や電車の乗り降りの際などにベビーカーを乗せるのを当たり前に手伝う姿も、他の国と比較して少なく感じます。

こういったシーンで何のためらいもなくサッとふるまえる方は、男性でも、女性でも、いい暮らし方をしている印象を受けます。

目立ちたくない、注目されたくない、照れくさい……などの思いがあるかもしれませんが、見て見ぬふりをせず当たり前に動ける人でありたいですね。

31エレベーターでは「何階ですか」「どうぞ」の言葉がすぐに出る

自宅のマンションなどのエレベーターで住人と居合わせたとき、「おはようございます」「こんにちは」とあいさつを交わすくらいは、みなさんも当然されていると思います。

育ちがいい方は、そこからもうワンステップすすんでいます。誰かが乗り込んできたら「何階ですか?」と操作盤を押してさしあげる。「どうぞ」と声に出したり、手のしぐさで先にお降りいただく。

夜の時間でしたら降り際に「お休みなさいませ」と告げる……。こんなことが自然にできる方とご一緒すると、幸せな気持ちになりますね。

32雨の日のたたんだ傘の持ち方

たたんだ傘の持ち方には、注意したいもの。つい傘の柄を腕に掛けてしまいがちですが、必ず傘の先が向いている方向まで確認しましょう。

柄を手首の内側から掛けると他人に向いてしまいますので、外側から掛けるなど、小さな気遣いですが、忘れずに。

33雨の日にすれ違うときは

傘をさしながら狭い道を歩くとき。

前から来た人とすれ違う際、外側(相手と逆側)に傘をかしげて相手にぶつからないようにする、「傘かしげ」と言われるしぐさ。

昔から日本人が当たり前にしている気遣いですが、時々これをなさらない方とすれ違い、不快な思いをすることも。

憂鬱な雨降りの日は、とくに快適に過ごせるようお互い気遣いをもって過ごしたいですね。

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