4- 1人格は人生の足跡にあらわれるその人の人格によって、日々の細かな選択が決定されます。その選択の積み重ねが進学や就職につながり、さらには経歴になります。だから経歴を見れば、人格まで遡ることができます。本書の人を見抜く方法は本人がいなくても、履歴書を見る事によってかなりの程度、人格を判別できます。むしろ目の前の人の芝居がかった態度に惑わされない分、経歴という静的な情報の方が冷静に分析できます。人格は遺伝と家庭環境によって決まるため、経歴以外にも可能な限り親や環境について考察します。ここで一つ大事なのは、何ごとも一点の情報で決めつけないという事です。親が息子・娘の結婚相手について、『片親だからダメ』『団地育ちだからダメ』などと決めつけるのは偏見です。子供時代に両親が揃っていても、 CP・ NPを担う存在がいなければ問題があるし、団地育ちといっても堅実な理由で団地(公営住宅)に住んでいる場合もあります。恵まれない環境で『格差が悪いのだ』と言いながら朽ちていく人もいれば、逆に発奮して成功する人もいます。環境の悪さで全てが決まらない例として、日本画家の伊東深水という人を紹介します。伊東は親の事業が失敗したために、小学校を中退して働き始めます。彼は看板屋や印刷会社で働きながら絵を描き、才能が認められて画塾に入ることをゆるされます。そして仕事・画塾・夜学・絵の制作という生活を送っていましたが、絵が入賞して成功者になりました。過酷な環境は人の心を折るだけでなく、踏まれた稲が強く育つように、人の潜在能力を最大限に引き出す効果もあります。このように何事にも二つの面があるので人を見る時には、一つの物事に対して二つ以上の可能性を見るようにします。例えばシングル家庭と言っても両親の不和による離婚か、予期せぬ死別かなどで子供への影響は異なります。このように人を見抜く方法では対象人物の境遇より、そこに至る過程を重視します。
家庭環境はナイーブな問題なので、題材にすると強い反発を受ける事があります。ですが人間にとって遺伝と親が作る家庭環境は、人格に大きな影響を与える事は事実です。それに人を見抜く方法では何事も侮蔑などせず、一つの情報としてフラットな感情で判別をしています。貧しい環境に関しても、あるお笑い芸人は家におもちゃがないから自分で作るしかなく、それが創造性につながり成功したと語っています。かと思えば家が金持ちで何でも欲しい物が手に入る環境の子が、アイデンティティ(自分は何者か)を獲得できずに腑抜けることもあります。それらを踏まえて、経歴で要素を判別する方法を説明します。 4- 2経歴は流れで見る学歴を見る際に偏差値だけで判断しがちですが、その前後の流れにこそ本人の人格や環境が反映されています。特に急激な進路変更など流れと矛盾する動きには、人格が色濃く反映されます。学歴の急な変化は自我(自分の意志)が芽生えて親の支配から抜けた時や、何か大きな出来事あった時に生じやすいので、注目すべきポイントです。経歴詐称している者を見抜く際にも、経歴の流れに矛盾する点が大きなヒントになります。例えばそれまでの足跡に NP(優しさ・共感性)を加点するようなところがないのに、困った人を助ける NPOを起ち上げようとするのは矛盾する行動です。人はカミナリに打たれたかのように一瞬で人格が変わるものではなく、過去の延長線上に現在の人格があるものです。もし経歴に矛盾がなく、 10代のころから一本筋の通っているような経歴であれば、かなり C P(責任感・向上心・規律)が高い可能性があります。その人の今現在が堅苦しいほど礼儀正しいなら、それは経歴からわかる人格通りで芝居ではないと判断できます。他にも遅刻や休みの少なさや、ミスをした時の自分への怒りにも CPの高さはあらわれます。 CPが高い場合、厳格な金銭感覚と責任感の高さから横領の可能性は低いので、会社の口座を預けても安心です。 CPと同時に F Cが高い場合、責任感はありつつも軽口を叩いたりします。軽口をたたく部分で CPが低いと誤解しがちですが、経歴を見てちゃんと CPが高ければしっかりと仕事をします。・若い頃の人格は不安定新卒の採用では学生時代のバイトくらいしか職歴がないので、最終学歴の偏差値が重視されがちです。例え職歴があったとしても、若い頃はまだ人格が定まっていないので、経歴に一貫性がない人は多くいます。人を見抜く方法では 20代前半の若者を、まだ変化の余地が大きいものとしています。そういった不明点は、親と家庭環境を参考にして穴埋めします。例えば有名私立幼稚園の面接では、むしろ親が審査の対象にされているかのように、細かく質問をされます。
このように幼稚園や学校でさえ、親や環境を合否の判断材料にしています。とはいえ会社の面接官が「親御さんの出身校は?」とか「仕事は?」などと聞いたら、すぐに SNSで受験者本人を見てくれない会社と叩かれるでしょう。なのでこのあたりは幼少期の話や転居歴などから自然に拾い、人格判断の補助的な情報とします。・履歴書採用において本人の経歴がわかる資料は履歴書が一般的ですが、独自の形式の WEBエントリーシートもあるでしょう。ですが基本的な見方は変わらず、経歴の流れを見るのがメインで、他の項目は補助的な情報として扱います。当然ながら履歴書には多くの項目がある方が望ましく、取得した資格などからも意味を拾っていきます。志望動機や自己 PRなど自由に入力できる欄があれば、内容だけでなく使われる単語にも注目してください。このあたりは応募者側が書き方の参考を見たりして書くので、借りてきたような言葉が多いです。しかし、どうしても文章の断片に本人のこだわりが出る事があるので、その言葉を拾います。もし履歴書に何も参考にした形跡がなく、かつ無軌道な書き方をしていたら、それはそれで F C(自由な子供性)の要素を加点します。あるいは読み手の視点を想像できないとして、 A C(人の顔色を伺う)を減点します。何も参考にした形跡がないというのは、本人の印象が悪くなるような事が書いてある場合です。志望動機や自己 PRなど自由な文は、経歴からわかる人格と照らし合わせて矛盾がないかを見る、補助的な資料になります。矛盾があればそこを深く掘り下げる事で、本人が偽ってでも隠したかった人格が埋まっている事が多いです。・判別に迷ったら保留してもいい経歴は流れを読み取るのが重要なので、判別に迷う情報があったら保留にして、止まらずに最後まで経歴を追ってください。そうすることで人格の輪郭が見えてきて、保留にしていた部分が判別しやすくなります。どうしても判別不明なら、そこはブラックボックスとして扱います。前後の人格からも見えてこないブラックボックスは、矛盾点と同じで重要な情報の可能性があるので、面接で本人に確認します。この時には、ウソをつかれる可能性を考慮します。面接などの確認手段がない場合、疑義のある人物として注意をします。・面接の前に下準備する面接官が履歴書から核心をついた質問を作るには、経歴の矛盾点やブラックボックスを探すため、事前に書類を読む必要があります。複数回の面接を設定している会社や、面接の前に書類審査がある会社なら履歴書を読む時間は十分ありますが、中にはそういう余裕のない会社もあるでしょう。面接直前に求人応募者から履歴書を受け取る会社の場合、面接官が書類を読む時間を作る必要があります。そこで面接室にて応募者にアンケートを記入してもらい、 5 ~ 8分くらいの時間を作ります。
求人応募者に書いてもらったアンケートは、履歴書・面接での受け答えから読み取れる人格と照らし合わせる補助資料になります。 5 ~ 8分くらい時間があれば住まい(賃料等)や学校の偏差値、過去の会社の傾向がネットで調べられます。検索に不慣れで時間的に厳しい場合、過去の会社の傾向は業種・職種を大まかに拾うだけで構いません。面接後にゆっくりと調べ直せばよいだけです。履歴書を瞬時に読み取れるようになるには反復練習しかないので、なるべく多くの履歴書に接してください。時間をかけて何度も履歴書から人格を読み取る内に、だんだんとパターン化できるようになり、判別の速度が上がっていきます。採用した後も観察をして、履歴書から読んだ結果と照らし合わせて精度を上げていってください。既存社員の経歴知ることも、人格と経歴の相関関係のパターンを知る上で勉強になります。 4- 3現住所から読み取れること履歴書の最初の方に書いてある、現住所から読んでいきます。厳密には履歴書の最初の項目は、上部に小さくある記入日です。ここに日付を入れていなければ、 FC(自己中心的)に加点したり A C(人の顔色を伺う)を減点します。細かいと思うかもしれませんが、もの言わぬ書類から要素を抜き出すには、それくらいの細かさが必要です。経歴ほど重要項目ではないものの、日付を書く・書かないに人格の一端が出ます。話を現住所に戻します。現住所をネット検索すると、賃貸の場合は家賃が出てきます。家賃が本人の経歴に対して、適正かどうかを見てください。・家賃が高い場合前職の会社の推定給料額に対して家賃が高かったら、 FC(感情優先の金遣い)を加点か、 A(計画性)・ CP(堅実な金銭感覚)を減点します。 FC・ A・ CPのどの要素を加点・減点するかは、他の情報との兼ね合いで決めますが、迷ったら F C・ A・ CPの全てを加点・減点しても構いません。家賃が高くても実家からの援助を受けていれば、 A C(親の提案を受け入れる)か F C(親を頼る)を加点します。 A Cと FCは両方とも C( Child)がつく子供の要素です。加減点する点数は明確に何点と決まっていませんが、全ての情報を判別し終える頃には、どの要素が高い・低いというのは掴めます。抽象的に感じるかもしれませんが、人間の要素は高・中・低くらいの概念にした方が使い勝手が良いです。
・家賃が安い場合逆に家賃が安い場合は、 CP(堅実な金遣い)か A C(臆病・慎重)を加点します。 CPが高ければ臥薪嘗胆のように、苦難の選択をします。 A Cが高ければ自分の価値を低く見積もるので、それが賃料の安さにつながります。 A(計画性)も評価したいところですが、 Aは収入に相応のところに住むのが自然です。 Aが賃料を抑えるとしたら、貯蓄や投資などの理由がある時です。独身なのに間取り的に家族向けであったら、親と同居の可能性があります。住居が公営住宅の場合、『団地育ち』という偏見を持たずに考察します。確かに公営住宅は賃料の安さにより、普通の会社では見ないような変わった人が住んでいる事があります。しかし公営住宅が意味するのは『育ちが悪い』ではなく、入居に所得(年収いくら以下)制限があるので、家庭環境の一端が伺えるということです。 4- 1で述べた通り逆境をバネにして能力が開花することもあるので、経済的に厳しい家が悪いわけではありません。・堅実な理由で安い場所に住んでいる安い住宅に住む理由は戸建てを買うために節約をしていたり、あるいは離婚を機に転居してきたなどがあります。親が離婚している場合でもネガティブな決めつけをせず、後の学歴・職歴に影響が出ていないかを見ます。離婚をした場合は母親が親権をもつケースが殆どなので、父親が去ることが多いです。家庭の CP(父性)が足りない影響が出るとすれば、履歴書には学歴・職歴がフラフラとして、一貫性のない形であらわれる事が多いです。これにシングル家庭や団地住まいを蔑む意図はありません。・両親が揃っているかより大事なこと父親がいても CPが低ければ悪い影響が出るし、母子家庭であっても一人で子供を育てる母親の CPが良い影響をもたらすこともあります。大事なのは両親が揃っていることより、 CP(父性)・ NP(母性)が揃っていることです。この役割は親でなくてもよくて、祖父母や教師などでも補うことができます。ある程度の年齢なら、読書で補う事も可能です。離婚の原因が父親のトラブルであったら、父親の性格に問題がないかを疑います。性格は 50 ~ 60%くらいが遺伝で子供に伝わるので、親の性格を見ることは参考になります。遺伝の話は経歴の読みからズレるので、後の章で書きます。シングル家庭に言及すると批判が多いので補足をさせてもらいますが、この少子化の中で自分の遺伝子が残せた人は、それだけで生物として成功したと言えます。家庭の貧しさの影響に関して、子供は活路を見出すために努力して、それが CP(努力)を高めることもあります。
・親の年収が意味するところ親の年収が低いのを悪いと決めつけず、親の働く意欲を判別の対象にします。伝統的な家業を継ぐなどで年収が低くても、それをもって働く意欲がなくて C P(責任感・義理堅い)が低いとは判断しません。親に働く意欲が乏しく、かつ本人の経歴にも C P(向上心・勤勉)や A(論理性・計算高さがなければ、遺伝と家庭環境の悪影響を受けているとします。例えば京アニ放火事件の犯人は、幼少期に父親が家賃を滞納しては引っ越していたために、北関東を転々としていました。そして本人も大人になってから職と住まいを転々とし、事件の時には無職でした。偏見はあってはならないものですが、人格は親からの遺伝と環境(家庭・地域)によって作られる事は事実です。面接で親の勤務先を聞くのは直接的過ぎるので、一般的な会話で拾える情報から浮彫にしていきます。・住む街の選び方再び履歴書の現住所に話を戻し、本人が住む街を選んだ理由について考察します。上京して住む場所を決める場合、最初に入った会社に通勤しやすい街というのが最も矛盾の無い理由です。しかし会社に乗り換えなしで行けるわけでもないのに、夜が盛んな街を選んでいる場合は少し矛盾を感じます。そういう違和感を感じる場所に、本人の人格が強く反映されている可能性があります。水商売や風俗の職歴は履歴書に記載される事はないので、矛盾や空白から浮かび上がらせます。人を見抜く方法では職業に善悪はつけず、したがって水商売・風俗に関しても悪と断定はせず、ただ人格要素を判別するだけです。それらの職に自分の金銭のためだけに就いているのであれば C P(倫理観)を減点し、 FC(感情的・社交性)を加点します。趣味の欄に旅行と書いてあれば F C(行動力)の高さと矛盾せず、酒を飲んで稼げる仕事を選ぶのは自然な流れです。稼ぐ理由が自分のためではなく、家族の生活費や弟妹の学費であれば、 CP(責任感・リーダーシップ)を多少加点します。 CPが高ければ良いと言っているわけではありません。 CP(指導的)ばかり高くても頑固で他人を叱りがちで、付き合いにくい人になってしまいます。水商売に就いた理由の本当のところは聞き出しにくいため、不明確なら保留にして構いません。他の項目と照らし合わせれば、保留にした部分も浮かび上がってきます。・基準をアップデートする要素を加点・減点する基準を世情に合わせてアップデートするのは自然なことです。例えば昔は履歴書を手書きで書かないのは失礼と言われていましたが、今は問題ありません。機械が発達した現在、仕事でも手書きは減っているため、履歴書が手書きでないことに特別な意味はなくなりました。
他の事に関しても世情に合わせて基準をアップデートしてください。 4- 4学歴を読み取る学歴に関しても流れを読み取ります。学歴に記入されてる学校は、本人が参考にした履歴書の書き方によって異なり、義務教育を省略する・しないでバラつきが見られます。義務教育の入学が省略されずに書いてあって、入学と卒業が異なる中学であったら、親の離婚・転勤の多い全国規模の会社勤め等が予想されます。少なくとも高校は入学・卒業を書くというのは、多くの履歴書の書き方の参考に共通しています。ここで高校を書かずに最終学歴だけ書いている場合、 A C(従順)を減点したり F C(自己中心的)を加点します。あるいは留年を隠したい場合があります。留年の場合は特別な事情がなければ、 CP(誠実・勤勉)か A(論理性)を減点します。・小・中が私立の場合小・中が国立や私立であった場合、本人ではなく親の A(計算高い)が高いと推察します。子供の将来を見据えた早めの対策は、 Aと言えます。知能は半分以上が親からの遺伝の影響なので、その分だけ本人の Aも高い可能性があります。ここでいう私立は少年刑務所みたいなもの、あるいは偏差値の低い大学が集客目的でやっているものではなく、行く意味のある偏差値の学校のことです。・勉強熱心な親学力に及ぼす遺伝の影響は、大雑把に言って 6割です。親が自分の知能を棚に上げて、過度に子供に期待をかけて猛烈なスパルタ教育を施した場合、子供は自信を喪失したり暴力的に反抗します。自信を喪失した場合は大学の留年や、さえない職歴や無職期間として履歴書にあらわれます。例えば秋葉原通り魔事件の犯人は、スパルタ教育で偏差値が高い高校に入学しましたが、その後は振るわず職も派遣を転々としています。親が子供に否定的な態度で接し続けると、自己肯定感の低い(自信がない)大人になりやすいです。ただ、若い頃の人格は流動的なので、二十代の職歴の不安定さは大目に見ます。・転居が意味するところ履歴書に小学校が書いてある場合、そこが元々の出身地である可能性が高いです。そして高校がそこから遠く離れていた場合、何が考えられるでしょうか?
例えばスポーツの特待生であったら、 FC(行動力)を加点する事ができます。他には前述の通り親が転勤族の可能性や、離婚などが考えられます。家庭の不和の象徴として離婚と言っていますが、家庭内の不和は様々です。例えば一般的に CP(責任感)の役割を担う事が多い父親が、その家では働かずにギャンブルをしている場合は CPを評価できません。あるいは NP(優しい母性)の役割が多いはずの母親が朝帰りを繰り返しているなど、子供の世界を揺るがす事は、離婚をしていなくても不和の家庭といえます。別に男女の役割が入れ替わっていたり、シングルの家庭でも C P(父性)と NP(母性)の役割を担う存在がいれば問題ありません。引っ越し先に関して東京や大阪なら仕事の可能性が高いですが、千葉県から岡山県という必然性がわかりにくいものは気になります。大抵はそれなりの理由があると思いますが、中には親が行き当たりばったりの選択をした可能性もあります。彼らはポーカーの手札を全て取り換えるがごとく、一か八かで人生をリセットしようと、変な転居をします。親の性格が遺伝で子供に引き継がれる可能性は、 50 ~ 60%です。・偏差値や部活高校の偏差値と A(論理性)は比例するものとします。部活関係がわかれば、それも要素の判別の材料にします。スポーツは F C(行動力)ですが、種目によってやや異なります。サッカーやバスケ・野球など動き回るスポーツは、 FCが高い傾向があります。それらと比べて卓球をやる人は F C(衝動的)がやや下がり、柔道・剣道は C P(規律)の要素が入ってきます。スポーツに打ち込むと健全な精神を発達させると言いますが、これは C P(向上心・規律)の事を言っているのでしょう。団体競技で自分の役割を果たすようなものと、娯楽性が強い個人競技をひとまとめにするのは大雑把すぎます。娯楽性の強いスポーツでは選手が大麻を常用したり、 CPとは真逆の要素が見られます。競技ごとの人格要素は、そのスポーツをやっている選手を見ると参考になります。個々の例外はあれど、選手には一定の傾向が見てとれます。皆さんの経験でも部活でバスケ・サッカーを選ぶ人と、卓球・アーチェリーなどを選ぶ人はタイプが異なっていませんでしたか?スポーツによって運動量や身体接触の頻度が異なるため、それをやろうと選択する人にも傾向の違いが見られます。スポーツ以外では軽音部なども F C(目立ちたがり)を加点します。美術に関しても F C(創造性)の要素がありますが、軽音楽ほどは F Cを加点しません。
部活も人格を割り出す情報の内の一つでしかないので、他の情報を組み合わせれば同じ部活をしても全く違う人格という事はありえます。 ・10代は F C高め 10代半ばは、誰しも F C(行動力・好奇心)が高めなのが自然です。好奇心から様々な経験をして、自分の幅を広げます。 20代から徐々に F Cが下がっていき、相対的に A(大人の論理性)が優位になってきます。その中で 10代の FCが変わらない人は、幼稚で落ち着きがない印象になります。・進学の流れを見る高校から大学・短大・専門学校へと進学した場合、その流れに矛盾はないかを見ます。高校と進学した学校の偏差値を比較して、順当に偏差値が上がっていれば C P(勤勉)と A(論理)を加点します。偏差値が横ばいでも以前から高いようであれば高水準をキープしたとして、これも CPと Aを加点します。逆に高校よりも偏差値の低い学校へ進学した場合、矛盾として捉えます。例えば高校入学までの高い偏差値は、親の苛烈な教育方針によるもので、本人の自我(自己主張)が芽生えだす 10代半ば以降で、反動が起こったのかもしれません。あるいは親の離婚により勉強が手につかなくなったなど、何らかの出来事があった可能性を考えます。こういった場合は不安定な時期を脱すると、元々の A(論理性)の高さが浮上する事もあります。高校から後の進学には、本人の意向が反映されている事が多いです。しかしまだ人格的に不安定なため、途中で学部を変えたり、休学をしたりとフラフラとする事があります。この年頃は何のために生まれてきたのか考えたり、この世の不条理を嘆いたり、迷いが多いものです。それを踏まえつつ、学校選びに出る本人の要素を考察します。例えば通う価値があまりない Fランク大学や、趣味のような専門学校などへの進学は、社会人になるのを避けて時間稼ぎをしている可能性があります。社会に出ることから逃げる子供の考えは、 FC(遊びたい)か A C(臆病)が高いものとします。 FC・ A Cの Cは、 Childの Cです。 A(論理性)が高くても、 FC(自由な子供性)がそれを上回っていれば、遊べる Fランク大学を選ぶことがあります。この場合は C P(向上心・規律)を減点します。 F Cと Aが高い場合、発想力と論理性が相まって器用な考え方ができますが、 CPが低いので規則を強いると萎れてしまいます。・学部大学は偏差値だけでなく、本人の学部選びからも意味を拾います。 Fランク大学のマルチメディア・プロデュース学部や、環境クリエーション学部みたいな目的があいまいな学部を選ぶのは、進学が無目的な事をあらわします。
この場合、 CP(目的意識)を減点します。途中で学部を変更する事については、それまでの勉強がリセットされるために本人の決意が必要な選択です。親の誘導で選んだ学部を、 10代後半で独り立ちの自我が芽生え、本来の人格に沿った学部に変更したと考えられます。勉強ができなくて惰性で学部を変更することもありますが、それも本人の人格が出た結果と言えます。いずれにせよ変更前の学部より、変更後の学部を重視します。変更した後が看護学部など他人をケアするものであれば、 NP(優しさ・世話をする)を加点できます。理系や経済など数字を扱う学部への転向は、 A(論理性・計算高さ)を加点します。在学中に留学があった場合は、 FC(行動力)を加点します。特に旅行目的のようなリゾート地での語学留学であれば、 FCの加点を増やします。単に偏差値が低い学部に移っていたら成績悪化の可能性をとり、 A(計算高さ)や CP(向上心)を減点したり、必要なら F C(遊ぶ)を加点します。 FCを加点する状況は、成績が振るわないのに遊びのサークルは力を入れていたりした場合です。惰性で学部変更をして、就職先も学部と全く関係のない業種で、バイトのように誰でも入れる会社を選んでいたら CP(向上心)や A(論理性)を減点します。 20歳前後はまだまだ不安定なので、多少の難があっても生涯にわたってダメな人物とは決めつけません。新卒で就職して、すぐに会社を辞めて無職期間に入ったような履歴書は時々あります。そういう人が引きこもって悩む内に真理に到達して、その後で向上していく例はしばしば見られます。 4- 5職種と要素の関係人同士の付き合いは、自然と似た者同士で集まろうとする習性があります。これは自分と似た人と一緒にいると想定外の事が起こりにくく、安心するためです。仕事選びも同様で、人は自分の人格・要素から大きく外れない職種を選ぶ傾向があります。人格と合わない仕事を選ぶ事もありますが、その場合は成果が上がらなかったりストレスで、長くは続かないものです。つまりその人ができる仕事を見れば、人格の要素を拾うことができます。ここではどの職種にどんな要素があるのかを説明していきます。世の中の全ての職種をここで書くことはできないので、基本を書いていきます。それを応用すれば、多くの仕事に要素を関連付ける事ができます。
5つの要素のおさらいをすると、大人と子供の要素に分かれます。大人は、 CP(厳格な父性)・ NP(優しい母性)・ A(大人の論理性)です。子供は、 FC(自由な子供) A C(場に合わせる子供)です。これを頭の片隅に入れておくと、職種・職業に要素をつける分類がイメージしやすくなります。 ・CP(規律・義務感・指導的)が高い仕事 CPの仕事は警察官を想像するとわかりやすいです。元々 CPが高めの人が選ぶ仕事の上、採用されると警察学校での厳格な寮生活で、さらに CPが高められます。警察学校に入校する人の多くは 20歳そこそこなので、 CPが向上する余地があります。日中の指導だけでなく寮での生活も規律を求められ、警察官に適した水準まで CPが引き上げられます。普通の中学でも校則がありますが、『靴下は白』など一つ一つの規則が重要なのではありません。生徒の CP(厳格な父性)や A C(場に合わせる子供)を引き上げるために、規則を守らせているのです。警察官の職業とは正反対の泥棒に関して、ことわざで『嘘つきは泥棒の始まり』というものがあります。嘘をつく C Pの低さは泥棒をする倫理観の低さにも通じるので、矛盾のないことわざです。機械は進歩しましたが人間の本質は大して変化していないため、昔のことわざがそのまま当てはまります。警察以外にも時間厳守の仕事は C P(規則)の傾向があり、鉄道関係は CPが高いと言えます。・役職で CPを評価する職種だけでなく、役職においても責任者を継続的にやっていたら CP(リーダーシップ)を評価します。どの職種でも出世を果たすには、 CPが必要な事が多いです。読者の方の中には、職場の中年上司に CPを感じない人もいるかと思いますが、それは老いなので別問題です。職務経歴書に責任者をやっていたと書いてあっても、ただ年功序列で就いただけかも知れません。責任者の仕事ぶりに関しても職務経歴書などは、美化して書こうと思えばいくらでも可能なので、二重の質問をして確認します。二重の質問とは部下をどのような方法でまとめていたかを聞き、さらにその方法を選んだ理由まで聞くことです。方法と理由に矛盾がなければ信ぴょう性が高いという事になります。疑わしければ三重に聞いても構いません。ウソというのはハリボテのようなもので、少し深堀りするとアラが出てきやすいものです。 ・CPが高い仕事を辞めていたら CPが高い仕事は緊張感を強いられるものが多いです。
これらの仕事を辞めたとしたら CPが高くないという仮説を立てて、前後の経歴を読みます。もし F C(自由)が高ければ進路のミスマッチを起こしていたとして、仮説の通り CPを減点します。 CP(義務を果たす)が高い仕事を辞めたとしても、前後の経歴を見て CPが高い場合、病気や何らかの事情でやむなく退職した可能性があります。 CPが高い人は体調が悪くても休もうとしないので、限界を超えてしまう事があります。 CPが高すぎてオーバーワークというのは、彼らにしばしば見られる特徴です。・他にもある CPが高い仕事他に CP(リーダーシップ)が高い仕事では、指導的な立場の仕事があります。代表的なのが教員ですが、 CPは昔ほど高くはありません。昔は成績が良くて明確に教師を目指す、 CP(あるいは N P)といった親的な要素を持つ人が就く仕事でした。しかし最近は成績がさほど良くなくて、実業の世界で生き残る自信がない者が、消去法で教師を選ぶ事が増えてきました。このように職業と CPは時代によって変化するので、世情に合わせて情報をアップデートしてください。・営業職の CP営業は対人折衝や行動力が求められるので、基本的に F C(社交的・行動力)に属する仕事です。しかし目標を明確に定めて、それにまい進する点で営業には C P(目的意識・向上心)の要素もあります。特に営業の管理職となれば、インセンティブ目当ての F C(感情的)が高い人員をまとめあげる、 CPの高さが必要になります。営業といっても詐欺まがいの商材を売る仕事は、逆に CP(規範)が低いと判断します。 ・CPが優位な職場は男性が多い傾向がある CPは良い側面ばかりでなく、 CPばかり高い人は威圧的で鉄拳制裁さえ辞さない雰囲気を帯びて、周囲に緊張感を与えます。 CPのイメージをわかりやすくするために、極端な例としてヤクザをあげます。 CPは正義感・忠誠心にも関係していますが、その正義を任侠(弱きを助け、強きをくじく)に置き換えたのが、伝統的なヤクザ組織です。古いヤクザは組長を親父と呼んで絶対的な忠誠を誓い、内部的には規律のある組織でした。組員は住み込みで行儀見習いを受け、当番を割り当てられて仕事をこなします。学校では荒れていた彼らも、組で鉄拳制裁を加えられて徹底的にヤクザの型にはめられていきます。見習い教育の中で CPの正義感はヤクザ独自の価値観に染められ、彼らのルールの上で CP(規則・規律)が高くなっていきます。見習い中にドロップアウトした者はハンパ者と蔑まれ、その名の通り街でつまらないイザコザを起こすばかりの存在になります。 CPは男性の方が高い傾向にあるので、 CPが高い職場は女性が少ないのが特徴です。
ヤクザの場合は男性だけで(姉さんは組員ではない)、警察官も今のところ 9割が男性です。別に女性が劣っているという話ではないし、現役女性警察官が優秀でないという事ではありません。むしろ女性的な要素が入らないと生き残りが難しく、伝統的なヤクザは絶滅の危機にあります。警察官にしても昔は武装デモ隊や交番焼き討ちの群衆と対峙して、兵士のような CPが必要でしたが、現代は柔らかい対応が求められる場面が増えてきました。男女の違いに関しては誤解が生じやすいので、後の章で解説します。 ・CPが低い会社の逆が、 CPの高い会社 CPが低い会社の真逆が、 CPの高い会社だという考え方もできます。 30代くらいになっても遅刻が多く、安月給なのに酒・たばこをやってしまうような社員でもいられるのが、 CPの低い会社です。仕事の内容も時間つぶしみたいなもので、社員は日銭を稼げればいいという感じです。その真逆が CPの高い会社です。 ・NP(優しさ・共感力・面倒見のよさ)が高い仕事 NPで象徴的な仕事は、他人のケアをする看護師や保育士です。看護師が入院中の患者の気持ちに寄り添うさまは、共感力の高さを物語ります。ベテランの看護師は C P(厳格)の要素が高くて厳しく見えますが、少なくとも看護師の職を選んだ時点では NPが高いと言えます。保育士が子供と同じ目線に合わせるのも、上から指導する CPとは違う NPの共感力です。・介護士と NP介護士も看護師に似ているように思うかも知れませんが、若干異なります。介護士.に向いているのは NP(親切)ですが、この仕事は人出不足で採用の門戸が広いため、 NP以外の人も多く就きます。最初から志望して就いた人は NPが高いですが、就ける仕事の選択肢がなくて、消去法で選ぶ人もいます。そういう人は F C(行動力)が高いか、複数の要素があまり高くない消極的な人が多いです。採用の門戸が広い仕事を下に見ているわけではなく、介護士は NP(面倒見の良さ)で人に感謝される崇高な仕事である事は確かです。ただ門戸が広いゆえに介護職に合わない人格の人が入るので、たまに事件が起こります。そういうトラブルを未然に防ぐのも、人を見抜く理由です。どの仕事でも人格と矛盾する人物がその職に就いていたら、鬱屈としたエネルギーが溜まっている可能性があります。たとえば相模原の福祉施設で 45人を殺傷した元職員は、それまでの学歴・職歴に NPを感じさせるものが全くありませんでした。
あるいは障害のある子供が利用するデイサービスの職員が、子供にわいせつ行為をしていた事件がありました。犯人の 40代の男は面接時、「子供に関する福祉の仕事をしたい」と熱意を語っていたそうです。しかし、職歴を見れば、恐らくはそんな熱意があるような人格は見て取れず、やる気のない職歴が並んでいることでしょう。採用した責任者は、過去に障害児施設で勤務の経験があるとして、この 40代の男を雇いました。過去に同じ業種の職歴があったら経験者と解釈できる他、合わないから辞めたと仮定することもできます。少なくともこの男は、 NPがあるような男ではありません。 ・NPと教える仕事 NP(共感性)は厳格な指導とは違う形で教える仕事をします。学校の教師は古くから女性にも門戸が開かれた仕事で、体罰が禁止された近年は教師に NPが求められる事が多くなりました。他の教える仕事も命に関わるものでなければ、威圧的な CPより優しく教える NPの方が問題が起こりにくいです。・カウンセラーと NP他に NP(共感力)が発揮される仕事として、カウンセラーという職があります。精神的に参っている人が相談にくるため、その心にうまくチューニングをあわせなければなりません。 CP(批判的)が高い人が対応したら、相談者はより傷ついてしまうでしょう。カウンセラーは優しく話を聞いてくれる NPが高い仕事です。ただ、患者の話を聞いた後で適切な対応を考えるには、 A(論理性)の高さが必要です。 ・NPは金儲けと相反する NPは母性の優しさに通じる要素なので、競争を強いる商業主義と相反するの価値観です。 NPが高い仕事は、商売やお金以外に喜びを見出すような仕事だとイメージしてください。ただし営利企業に NPが不要というわけではありません。 CPばかりの会社では侵略と拡大を続けて高転びをする、大帝国のようなことになりがちです。会社内に NPの要素を入れる事で内部のストレスが緩和され、組織に持続性が生まれます。 ・NPが高いと NPO法人への就職を選ぶのか? NPO法人とは利益を追求しない法人ですが、ボランティアではないので多少の給料は出ます。分野は福祉や地域活動など儲けが出にくいもので、条件を満たせば助成金を得る事ができます。元々はボランティアの人々が担っていた分野なので清貧・献身的なイメージがあり、黎明期に NPOを起ち上げた人たちは NPが優位であったと推察されます。ただし NPOに就職する人に関して、それだけで N P優位とは言い難いです。
営利企業で稼ぐ自信がない人が、逃げとして NPO法人を選択する場合があります。そういう人ほど逃げた後ろめたさから一般企業で働く人々に説教をして、自分は正しい存在なのだと思おうとします。人に説教のコミュニケーションをするのは、 NPの要素ではありません。・社内の NP例えば会社の中で NP(優しさ)の要素があるのは、福利厚生関係ではないでしょうか。社員のケアをして、傷ついても復帰できるようバックアップしてくれます。その視点から考えると、会社内で福利厚生を扱う部署も NPの要素と言えます。少なくとも営業でインセンティブを稼ごうという要素の人が、福利厚生の部署を志望する事はありません。 ・A(論理性・情報収集・分析・計算高さ・客観的・利己的)が高い仕事 Aが高い仕事は判別が簡単で、偏差値の高い人が選ぶ職種です。 Aの特徴である計算高さは悪いように思われがちですが、自分が有利な環境を選択するのは合理的で正しい判断です。人を見抜く時には善悪の感情を捨てて、客観的に判断をしてください。客観的なものの見方もまた、俯瞰してものごとを見る Aの特徴です。 ・Aが高い職業の傾向最近の仕事ならシステム関係が、わかりやすく A(論理)を加点できる職業です。この仕事には単なる新しもの好きが間違って就くことがありますが、そういう人は頭を抱えて辞めることになります。初期のコンピューターは数学者が作ったので、現代でもシステム関係は数学的な考えが多く見られます。関数を組み合わせるプログラミングに似ているのが、法律を組み合わせて使う弁護士の仕事で、これも Aを加点します。弁護士といっても法律を知っているだけで辞書代わりにしかならない者と、法律を上手く組み合わせて裁判に勝つ者に分かれるのは、同じ弁護士でも Aの差があるからです。あるいは A以外の要素が不足していて、法律の応用ができないなどでも差が生まれます。数字を使う経理関係の仕事も Aを加点します。これも優秀な公認会計士のように、法律を組み合わせて企業に最適な形を提供する者もいれば、単に辞書のような者もいます。医師も Aが高い仕事に分類します。医療だから N P(ケア)と思うかもしれませんが、 CP(使命感)や NPは医師によって分かれるのに対し、 Aは殆どの医師に共通しているため Aの仕事に分類します。 ・Aが高い人は計画する
A(計画性)が高い人は、収入が多くて安定した職を求めます。そんな事は誰もが求めると思うかも知れませんが、 Aが高い人は願望ではなく、実行を前提にした計画を立てます。 CP(上昇志向)が高い人と同じように、 Aが高い人も将来を見据えて上級の公務員を選んだりします。 A(計算高い)ばかり突出していると、不正な手段で金銭を得る事も抵抗なく行えます。踏みとどまるとしたら倫理観の問題ではなく、捕まるリスクがある時です。 ・Aが高い人は利益を得る枠組みを作る犯罪はトータルで損をするので、 Aが高い人は合法の範囲で色々と考えます。利権の枠組みを作ったりするのも、計算高さゆえの習性です。目の前のサイフを奪う原始人のような粗暴犯と違って、 Aが高い人が利益を得ようとする時は、時間をかけて仕組みを作ります。 ・Aは考える一般の仕事でわかりやすく Aが高い仕事は、システムエンジニアや研究者など考える仕事です。脳は同じ情報が流れているとその情報が通る道が太くなるので、実務で論と理を考え続ける仕事をしている中で、より Aが強化されていきます。システムエンジニアは A(論理)だけでなく『チームで仕事をするから人と接する要素もある』と言う人もいると思いますが、ここでは仕事と要素をわかりやすく説明するため、あえて最も優位な Aのみあげています。 ・Aは情報収集と分析も行う Aの特徴として、情報収集と分析というものがあります。これを民間の職業に当てはめると、マスコミやジャーナリストの職になります。情報を収集して分かりやすく解説する仕事は、大衆より優れた Aが必要です。しかし、 SNSの発達で情報の一次ソースである当事者が情報をアップして、それを専門知識のある人が解説するようになり、マスコミの存在意義が低下してきました。その結果、マス(大衆)コミュニティというよりも、思想を発信するようなジャーナリストが増えました。今現在はマスコミ関係者というだけで、 A(情報収集・分析)を評価する事は難しいです。・マーケティングリサーチも Aマーケティングリサーチとは、商品を売るためのデータ分析だと思ってください。情報の分析であれば Aの範疇なので、マーケティングリサーチの仕事も Aが高いと言えます。ただし横文字の仕事で、特にベンチャーは F C(好奇心)の高い人が混ざる事があります。前後の職歴に F Cらしさがあり、かつ成果を上げていなければ、単に面白そうだからマーケティングリサーチの会社を選んだに過ぎないと判断します。
・銀行業も Aとする銀行は Aが好む数字を扱う仕事な上に、かつては安定性もあったので、 Aが高くて就職先の選択肢が多い就活生が選んでいました。 Aが高い学生は、計算高さゆえにその時代・時代で強い業界を選びます。現在は銀行業務が他業種に圧迫され始めていて、かつての絶対的な強さはなくなってきましたが、数字を扱う仕事なので Aの仕事だと判断します。メガバンクでも体育会系で F C(行動力)の高い営業がいますが、全体でみれば銀行は Aです。 ・FC(好奇心・行動力・創造性・感情的・わがまま)が高い仕事職歴にあったら FCが高いとする仕事は、音楽・芸術から接客要素が強いものなど多種多様です。少し極端な例ですが、わかりやすく F C(直感的・行動力)が高いのは歌手・劇団員・地下アイドルです。これらの仕事に共通するのは、若いほど有利という事です。例えば年配のシンガーソングライターがいたとしても、そのヒット曲は若い頃に発表したものが多くないでしょうか?テクニックで作れるクラシック音楽よりも、感性が必要な流行歌は FCが必要です。だから年齢を重ねたシンガーソングライターは、 CP(指導的)的なプロデューサーや講師に移行します。クラシック音楽でもモーツァルトは感性で作曲をしていたと言われますが、彼は 35歳で亡くなっています。他にグラフィックを扱う仕事やファッション関係も FCが高いです。 F C(直感的)が高い画家は、昔から私生活が享楽的で破綻しかけたり、生活まで F C(感情的・活発)らしさが出ます。 ・FCが高い営業人との折衝があり、行動的な営業は F C(社交的)が高いです。特にフルコミッション(歩合制)の会社は賭場みたいなもので、テンションを上げる朝礼など F Cが極めて高いといえます。営業といっても仕事の手順が細かく決められ、システマティックな会社は F C(衝動的)を若干下げて、 A(論理性)を高めにします。年収が高くて有名なある会社の営業は、 A(論理性)が高い人が構築した業務フローを忠実に再現させるため、営業にも Aが高い人員を求めています。だから必然的に、入社に必要な偏差値が高くなります。このように同じ営業でも F Cの高さは異なるので注意してください。・ベンチャーの社長と F C FCは衝動的で良くない事のように思うかも知れませんが、ベンチャー企業の社長などは多くが F Cの特徴を持っています。一般企業の社長でも営業出身者が多いように、若い頃の F C(行動力)が土台となって様々な経験や人脈が生まれます。・接客業と F C
社交性が必要な接客業全般も FCが高い仕事と言えます。職歴にコンビニや飲食店、カラオケやホームセンターの店員など、接客ばかりが並んでいる人は F C優位の可能性が高いです。例外的に A C(自信がない)の人が、人手不足で採用されやすい F C型の仕事に就いて、打ちひしがれて辞めるのを繰り返している事があります。この場合は人格と仕事のミスマッチを起こしているので、他の部分から要素を拾って検証してください。 ・FCと肉体労働接客の他には、体を動かす仕事も FCが高いです。建設土木や運送業といった体力勝負の仕事は、感性の仕事と同様に若さと相関しやすい仕事です。・職歴が多い F C 26歳以上になっても職種に一貫性がなく、短期間の仕事が並んでいたら FCが高いものと仮定します。(あるいは CPが低い) F C(自由な子供性)は飽きっぽく、長くやって責任が増すことを好まないため、定期的に仕事を変えてしまいます。まだ大人になりたくない気持ちから、フリーターになっていることもあります。・犯罪者と F C非知能犯系の犯罪者は、 FCが高いことが殆どです。彼らの服装や言動からも幼稚さが伺えます。例えば受け子で捕まった 40代の女は、二十歳前後の女性が着るようなヒラヒラのついた服に、スマホにはビッシリとラインストーンがつけられていました。警察の任意同行に対して「や ーだや ーだ」を繰り返しました。 FCが高いだけでは犯罪者にならず、同時に C P(正義感・規律)や A(論理性)が低いという条件が必要です。この組み合わせはあまり働かない割に金遣いが荒くなりやすく、お金に困っていることが多いです。貧しいから犯罪を犯すのではなく、そういう人格だから貧しくなって犯罪を犯すのです。 ・A C(協調性・顔色を伺う・自信がない)が高い仕事他の要素と違って、 A C(慎重)が高い仕事は特徴がつかみにくいです。 A C(自信がない)が高い人の職歴を見ても、仕事選びの理由が見えにくいです。その見えにくい転職歴に、本人の自信のなさが出ています。彼らの職歴の中に空白期間があるのは、少し仕事をしては傷ついて退職して休むからです。ゆえに A Cが高い職業に、『無職』も含まれます。
・A Cの仕事の判別 A C(消極的)の仕事はハッキリしないので、 FC(積極的)と真逆の仕事が A Cだと考えるとわかりやすいです。 FCが陽とすれば、 A Cは陰です。 FCが飲食店のホールの仕事をするなら、 ACが選ぶのは皿洗いでしょう。ホールに出ない調理スタッフの仕事さえ、行動力と自信がない A Cにとってはハードルが高いです。人前に出たり、日の当たる場所を苦手とするのが A Cです。 A Cが間違って接客業をやると、客の言葉に敏感に反応してクヨクヨと悩みを抱えるので、辞めてしばらく寝込むので無職期間が生まれます。 FCが自己中心的に動くのに対し、 A Cは従属的です。なので A Cは定型のルーティーンワークをコツコツとこなせます。経理補助や営業補助といった、自分が矢面に立たないような仕事も A Cとします。 ・ACは裏方を好む A Cは従順ですが人一倍繊細なため、対人的な業務を好みません。だから黙々と作業をする工場のラインや、荷物の仕分けといった仕事を好みます。これらは体を動かす F Cの要素も入っていますが、ルーティーンワークや補助的な仕事は A Cの方が高いものとします。 ・ACは細かく見る A Cが高い人は自分の事を、実際の実力より過小評価します。それゆえに倍率が低くて採用されやすい仕事ばかり選ぶ傾向があります。その中で、たまたま適正に合った仕事に辿りついて、ステップアップしていくことがあります。細かなデータを扱ったり、心配性から微細な変化を見て危機を察知するような、観察眼を使う仕事も A Cが高いと言えます。データ分析は A(論理性)が高い人の領分ですが、 A C(顔色を伺う)も細部を観察する事で、 Aに劣らない考察をする事ができます。 A Cは従順ですが、我慢の限界を超えたら一転してひねくれるという特徴もあります。日々の不満が限界を超えるとひねくれて、何でも斜に構えるようになり、 A Cの細かさでアラ探しをしてネチネチと嫌味を言うようになります。・人を見抜く方法と A C本書を読んでいる方の中には、 ACが高くて自信が持てない方もいると思いますが、才能として活用する事もできます。 A Cの繊細さは他人の点の情報を拾う観察眼となり、臆病ゆえに心配事が浮かぶ能力は、僅かな情報から要素のイメージを膨らませるのに使えます。また、 A C(人の顔色を伺う)は自分が相手からどう見られているのかを気にするので、それが相手の視点に立ってものを考える能力につながっています。
・歴史の中に見る A Cの適職人間の本質はすぐに変わるものではないので、数百年前の人物でも参考になります。武田信玄の家来に、臆病で戦場で戦う事ができない者がいました。信玄は臆病な者が他人を警戒する才能に着目して、内部の監視役にしたところ非常に上手くいったそうです。・他の人の職歴と比較すると見えてくるもの消極的な A Cの職種は見えにくいものですが、逆にそれが A Cらしさの証と言えます。単体で探ろうとするとわかりにくい A Cは、他の要素の人と比較して浮き彫りにすると見えてきます。比較するための人格データは、人を見抜く方法を継続的に使うことで蓄積されていきます。人を見抜く方法は本を読めば終わりではなく、実際の現場で経験を重ねることで、読者の方にとって有用なスキルになります。 4- 6職歴の流れを読む職歴の流れを読む時に注意すべきなのが、観察対象者が人格とミスマッチの職業を選んでいる可能性があることです。例えば職歴に数字を扱う経理職で、何社も会社が書いてあったら、 A(論理・数字)を加点しがちです。しかし、『経理の仕事があっていないから転職をしているのではないか?』と仮定して前後の情報を見てください。そして F C(直感的)が高いと思われる学歴・職歴・言葉・住まい・趣味といった情報が読み取れたら、その人は経理が合っていないから転職を繰り返している事がわかり、 Aが高くない可能性が高まります。このように一点の情報ではなく、流れで見ると確度が上がります。・年収を偏差値として扱う学校のレベルを見るのに偏差値がわかりやすい指標ですが、会社の場合は平均年収が指標になります。年収は個人に対しても判断材料に使われます。例えば就活時に前職の年収を書いたり、銀行の審査などでも年収が指標となっている事からも、社会人の偏差値として使われている事がわかります。努力して勝ち取った年収は、本人の CP(向上心)や A(論理性)などと比例している事が多いです。年収が高ければ偉いと言っているわけではなく、都市部で普通の就活をした時に高い年収を求める人が多いため、偏差値のように比較に使いやすいのです。人生の質で考えるなら、年収の額面は低かったとしても手に職があるなど、そういった要素でも質は高まります。いくら年収が高くても詐欺まがいの会社に勤める者は、 CPが低い準犯罪者として扱います。・年収が高い理由を考える
人を見抜く方法では、なぜ年収が高いのかという理由を重視します。一般の会社なら CP(責任感・リーダーシップ・向上心)を軸にして、複数の人格要素が高ければ年収が上がりやすいです。あるいは FC(創造的)が高く、一芸でグラフィックの才能があったりしても年収はハネ上がります。そういった理由で年収が高い場合は問題ありませんが、怪しげな手段で稼いでいる事もあります。例えば前職の会社が、客に損失を与えるマンション投資物件を勧める会社だったらどうでしょうか?その場合は C P(正義感)が低くて、 FC(自己中心的)が高い可能性を見ます 。そういう会社にどれくらいの期間勤めていたかでも、判断が変わってきます。何も知らずに入ってすぐに辞めた場合と、 2 ~ 3年もいた場合とでは C P(道義)の低さは大きく異なります。うさん臭い会社に平気で 2 ~ 3年いた人物が、志望動機に『人の役に立ちたく』という献身的な言葉を書いていたら、つまらないウソをつく人間と解釈します。ウソをつくのは C P(誠実)や A C(人の顔色を伺う)や NP(共感性)を減点します。賢いウソは A(利己的・計算高い)を加点しますが、つまらないウソは Aを減点します。もっとも、 Aが高い場合は怪しいマンション販売の職に就くことは少ないです。・社会人デビューの年齢プロフィールに最終学歴しか書いていない場合を例にします。ご存じの通り新社会人は、高卒なら 18歳で大卒なら 22歳です。大学院卒でもないのにそれ以降の年齢で初就職していたら、留年か偏差値がわからない海外の大学への留学をかます『学歴ロンダリング』の可能性があります。学歴ロンダリングをしたのに賢ぶっているようなら、元の大学の偏差値よりもっと Aを減点します。これは嫌がらせではなく、本人が Aの低さを日々実感させられて、コンプレックスを募らせていることが伺われるからです。・在職期間にも意味がある新社会人は『入った会社を 3ヶ月で辞めたら、こらえ性がないと思われる』というのを気にします。ですが 20歳そこそこではまだ人格は定まっておらず、自分の適職などわからない状態なので就職してからミスマッチに気が付くのは、ままあることです。一般的には 18 ~ 20歳位からが大人とされる事が多いですが、人を見抜く方法では 26歳からが大人の始まりとしています。 ・26歳未満の職歴のフラつきは大目に見る後に会社で優秀と認められる人でも、二十代前半くらいの頃に無職でゲーム三昧とか、部屋で引きこもったりという経歴はあるものです。若いころはキャリアに一貫性がなく職を転々としたり、適職探しに迷っているであろう職歴が見られます。
よほど C P(一本筋が通っている)が高い人でないと、早くから自分の進む道を定めるのは難しいです。 26歳くらいになれば人格が定まってくると共に、職歴も定まります。精神的な成長が遅い人だったら、 28・ 9歳くらいで人格が定まってくるものとします。 ・30代・ 40代の職歴終身雇用制が廃れたので、 30代・ 40代の転職も一般的になってきました。このくらいの年齢だと経歴の点と点をつなげて、人格の輪郭が掴みやすいです。例えば高学歴で社会に出て、新卒で一部上場に入った後に何回か転職をした人がいたとします。一部上場に就職という 1点では判断せず、その後が『右肩下がりではないか?』という流れを確認します。転職の度に入る会社のグレード・年収が下がっていき、かつ在職期間も短くなってきたとしたら、その人のピークは最初の就職だった事になります。・部署異動にも注目する部署からも 4- 5『職種と要素の関係』を参考にして、要素を拾います。部署を異動した後の身の振り方で、加点・減点ができます。例えば職務経歴書を見て営業部に回されてから退職していたら、本人の人格に営業の要素が少なかった可能性があります。会社が本人を異動させた理由を推察することも、仮説を立てるのに役立ちます。余裕のある会社は仕事ができない人でもリストラをせず、フワッとした部署に回してお茶を濁します。例えばあまり広報活動をしていない会社の広報や、採用関係の雑務など会社に影響が少ない部署があります。そういった部署に回されるのは学校の勉強が出来たとしても、社会に出た後の不定形な問題が苦手だった可能性があります。・同じ職種が並んでいる職種は同じで、会社だけ何社も変えている職歴があったとします。このことから読み取れるのは、本人が同じ選択ミスを繰り返していることです。この場合は明確な進路を決める C P(決断)や、失敗の原因を考えて次の選択を変える A(計算高さ)が低い可能性を見ます。・バイトから這い上がれないパターン人格の要素と合わない仕事を選ぶパターンを、わかりやすくバイトで説明します。コンビニのバイトは F C(接客の社交性)が必要ですが、間違って A C(引っ込み思案)の人が就いてしまう事があります。
このミスマッチは A Cで自信がなくて、いつも募集しているコンビニのバイトなら就けると思うから起こります。コンビニには程度の低い客もいて、 A C(くよくよ悩む)が高い人は大きなストレスを感じます。結果、ひきこもりとバイトを繰り返すようになります。彼らは F C(気分屋)が足りずに精神を回復させる方法が消極的で、人を避けて部屋にこもります。それを負い目に感じるので、次の就活も簡単に就けるバイトを選びがちです。そういった人の中には少し職種の方向性を変えると、それまでのうっぷんを晴らすように能力を発揮する可能性があります。採用で人の応募が少ない会社は、一見するとパッとしない履歴書の中から人員を選ぶ必要があるので、可能性を見出すような見方が必要になります。・歳をとっても FCが目立つ人通常であれば年齢と共に C P(厳格な父性・責任感)や A(大人の論理性)が浮上し、 FC(自由な子供)や A C(顔色を伺う子供)は下がることが多いです。しかし転職する度に在職期間が短くなり、職種もバラバラな人は F C(感情的に動く子)が高いままの可能性があります。若い頃の人格が定まらないゆえのキャリアのフラつきと違い、中年なのに子供っぽくて地に足がつかない人というのは、年齢に対して矛盾しています。矛盾には本人の人格が凝縮されている事が多いです。生来 F Cが突出して高い人は、中年以降になってもピンボールの球のように、行き当たりばったりの身の振り方が目立ちます。・新卒を見るのは難しい職歴の無い新卒採用の場合は無難な偏差値と、面接で軽妙な受け答えが出来れば採用してしまうところがあります。新卒の能力を見誤りやすいのは仕方ないとして、せめて会社でトラブルを起こす人員は避けたいものです。何かをやらかすタイプは大きな矛盾を抱えていて、落ち着きがないくらい F C(行動力)が高いタイプが多いです。例えば学生時代の交友関係でトラブルがあった人間が、面接や書類に『弱者を助けたい』というニュアンスの事を熱心に訴えていたら、大きな矛盾ととります。面接でトラブルについて聞き出すのは難しいですが、一般的な会話の中で交友関係を拾うようにします。それと履歴書からも人間関係が上手くいかないような、 NP(共感)や A C(協調性)の低さを探します。半径 15 mの人間関係さえ上手くいっていない者が、それ以上に広い範囲の人間関係を築き、慈愛の心で人と接したいというのは矛盾しています。こういう誇大妄想をする人間は、現実とのギャップを埋めるために会社に戦いを挑み、自分に都合よく話を盛って SNSで拡散しかねません。彼らは会社に入って他者との連携が必要になると、途端にコミュニケーションの食い違いや仕事のミスが頻発します。そのフラストレーションの矛先が職場に向かいやすいです。
彼らは自分の仕事そっちのけで、他の社員の欠点を指摘します。あるいは会社に自分の問題提起が通らないと、罰を与えるため騒動を大きくします。いずれも建設的な思考ではなく、貶したり壊したりする思考が根底にあるため、その内に誰も耳を傾けなくなっていきます。聞き手がいなくなると辞めて別の会社に移りますが、次の会社でも似たような騒ぎを起こします。そんな事を繰り返す内に入れる会社のランクが下がっていきます。するとますます先鋭化して、会社の枠を超えて手当たり次第に社会にかみつくようになります。彼らがなぜこんな事をするのかは、第八章の『性格の病』で詳しく解説します。 4- 7資格の見方所有する資格からも人格を拾います。その資格取得にどれくらい本人の意志があったのかによって、重みが変わってきます。例えば資格の取得日をチェックして、学校に在学中であったとします。ある種の学校に入ると資格の受験がおまけのようについてくるので、本人の意志が強く反映されているとは言い切れません。あるいは親が落ち着きのない子を矯正するために書道を習わせたり、資格と人格が真逆の可能性さえあります。なので資格の項目に関しては学歴ほど重視せず、補足程度にします。その上で資格の種類に要素をつけるとすれば、税務や法律・経理関係は A(論理性・計算高さ)。音楽や体を動かしたり、普通自動車以外の運転免許を F C(行動力)とします。普通自動車は仕事や交通事情といった、本人の意思とは別に必要性を迫られて取得する事があるので、要素を判別しません。普通自動車に対してバイクなどの運転免許は、本人の明確な意志がないと取得しないものです。音楽や美容関係、それに新しもの好きがとるような流行の資格(何とかソムリエ等)も、 FC(好奇心)に分類します。資格の難易度に応じて A(論理性)や、 CP(向上心)を加点します。・資格を取っていない専門学校に入れば定期的に資格試験を受けさせられるのに、資格を取得していない場合はどうでしょうか?この場合は A(論理性)が低くて受験勉強が苦手とか、 CP(向上心)が低くて意欲がないなどの仮説を立てます。そして学歴・職歴から見た要素と照らし合わせて判断します。・資格はあくまでオプション国家資格など明確な目的意識がなければ取得できないものと違い、一般的な資格は人格を見る上でオプション程度です。
そろばんの級を持っていても、『数字だから A(論理性)が高い』とはなりません。ただし親が教育にお金を投じる価値観があることは伺えます。 4- 8志望動機等の読み方志望動機や自己 PRなど自由に記載できる欄について、読み方を説明していきます。ご存知のように履歴書は参考を見て無難に書こうとする人が多く、どれも似ていて人格が読みにくいものです。しかしふいに出る言葉に、人格要素の違いを見る事はできます。皆さんが普段やりとりするメッセージでも説教臭い C P(指導的・規律)の人や、やたらとテンションが高い F C(感情的・衝動的)の人の違い等を感じるかと思います。志望動機は学歴・職歴よりは重要度が低い項目ですが、矛盾点のチェックに役立ちます。例えば学歴・職歴から CPが高いはずなのに、志望動機で義務よりも権利の主張が目立つ場合、人格が矛盾しています。・何かを参考にして志望動機を書いている志望動機を書く際に何かを参考にする・しないにも、人格要素の違いがあります。参考にしているようなら A(合理的)か A C(小心ゆえ用意周到)を少し加点します。もし何も参考にしていないようなら、 FC(自由)を加点して A C(従順)を減点します。こういう人の志望動機を読むと自分の願望ばかりで、小学生が夢を語る作文のように無邪気なものが多いです。 ・CPは強めの言葉を使う CPが使う言葉は時間に関することなら『金輪際』とか『一生』とか、始めからお終いまでをあらわす極端な言葉を使ったりします。例えば『生涯の仕事』などのように。時間でなくても『徹底的』など、最後までやり切る言葉を使う傾向があります。語気の強さのイメージとしては、帝国軍人の『徹底抗戦』とか営業の管理職あたりが使う『目標必達』みたいなものです。もっとも A(客観的)が一定程度発達していたら極端な言葉の使用は避けるでしょうが、ふと言葉に人格が出てしまう事があります。ふとした言葉にこそ、本心があらわれます。 ・CPの向上心と見誤りやすいもの
志望動機と自己 PRを読む時、 CP(向上心)と見誤りやすいものがあります。例えば『資格を取りたい』と書いてあったら CPの向上心に見えますが、 FC(感情的・自由な子供)も『〇〇が欲しい』という願望のレベルで書いたりします。 FCが『クリスマスにおもちゃが欲しい』というレベルなのに対し、 CP(義務感)はスパルタで自分にタスクを課すような感じで書きます。強調した例を書くと、『〇〇の資格を取得しなければならないと思っております』などです。書類を読む数をこなすほど、人格の違いによる書き方の差がわかってきます。既存社員の言葉遣いと経歴を比較すると、参考になります。 ・NPの言葉 NP(横並びを好む)は営利企業を目指すことも、他者と競う就活の場にもそぐわない要素です。志望動機を NPの人格そのままで書くと、慈善団体への志望動機みたいになってしまうため、どこかから借りてきた言葉が並びます。 NPの文章の印象をあえて説明するなら、 CP(厳格)とは反対に優しくて丸い印象の文といったところです。抽象的ですが、そのフワッとした感じも NPの特徴です。 ・Aの言葉 Aが高い人は書類の書き方を調べ、そつなく書くことが多いです。自分の言葉で書くときも理路整然としていて、自分が勉強した分野と入社の志望動機を自然な流れでつなげることができます。『根性』など精神論的なものや感情的な言葉は使わず、淡々と情報を並べます。 A(客観的)が高い人は、 FC(自己中心的)の高い人が自分視点で書くのと違い、客観的・俯瞰的に書きます。 A(利己的・計算高い)ばかり突出している人は、遠慮なく希望の年収を書いたり難解な用語を使います。 ・FCの言葉 FCが高い人の志望動機や自己 PRは話がぶつ切りだったり、『!』が使われていたりします。喜怒哀楽の感情をあらわす言葉を使う傾向があり、『チャンス』などテンションが上がる言葉も好みます。あるいは『仲間』など、就活書類に使うには少し幼稚な言葉が見られます。『好奇心があります!』など、新しもの好きや行動力など F Cの特徴をそのまま書いていたりもします。 FCは子供っぽいので、志望動機・自己 PRに『自分はこうしたい』という視点で書くことが多く、会社が喜びそうなことを書くという視点が少ないです。子供が親に甘えるように、会社が自分の夢を叶えてくれることを期待します。 ・A Cの言葉 A C(慎重)が高い人は、志望動機の参考文に従おうとします。参考にない部分では、へり下った自信のない言い方をします。
『〇〇ではないかと思い、志望させていただく事にいたしました。』などのように回りくどい言い回しで、言い切る言葉を避ける傾向があります。『勉強させていただきたい』など子供の視点からの言葉は、 A C(従順な子供)か F C(自由な子供)か判別が分かれるので、前後の情報と照らし合わせてください。 4- 9履歴書の写真から情報を読み取る外見で人を見抜くことは難しいですが、写真であれば書類などと同じく静的(動きがない)な情報として扱えます。ただ写真は小手先のテクニックで誤魔化せるので、経歴ほど重要視していません。しかし小手先のテクニックを使わなかったり、つい気を抜いてしまう部分から情報を拾う事はできます。・写真は補助的な項目写真では要素を拾うというより、学歴・職歴・志望動機から読み取った人格と照らし合わせるに留めます。もし他の項目から読み取った人格と写真に矛盾があれば、再度職歴等を見直します。例えば学歴・職歴等で A(客観的)や A C(他人の目を気にする)が高いとされている人が、適当な服装で三分写真を使っていたとしたらかなり矛盾しています。・写真に対する価値観の違いを知るアメリカでは履歴書の写真が不要ですが、それは日本とは少し事情が異なるからです。日本は学歴社会と言われますが先進国の中では緩い方で、欧米の方が学歴で判断される割合が大きいです。さらにアメリカでは新卒の場合、長期間のインターンシップ(見習い)で能力を品定めされるため、履歴書の写真で判断する必要がありません 。新卒でなくても試用期間が半年くらいあったり、日本より解雇が容易だったりするため、とりあえず採用して能力を見てから本採用を決めます。他にも海外ではビジネス用の SNSがあります。これは公開履歴書のようなもので学歴や職歴の他に、人となりがわかる情報や顔写真もアップされる事が多いです。日本でも IT系を中心に履歴書は手書きでなくても問題なくなったので、写真もいつかなくなるかもしれませんが、現状ではまだ添付される事が多いです。だから日本で堂々と写真を付けない人は、 A C(協調性・人の顔色を伺う)を少し減点します。・写真からわかる部分写真から読み取れる要素を解説していきます。とはいっても人を見抜く方法では、人相学のような事はしていません。顔写真は色々とゴマカシがきくし、見る人は能力よりも美醜の印象に判断を左右されがちです。
だから人を見る方法では顔そのものではなく、写真の周囲から要素を拾っていきます。就活の写真は新卒であれば学校の指導で髪型や服装が決められて、プロに撮られた画一的なものが多いでしょう。しかし新卒以外の写真には、本人の人格を覗かせるような個性があらわれます。・雑な写真例えば履歴書に使われているのが三分間写真な上に、ミスショットのようなものだった場合はどうでしょうか? A C(人にどう思われるのか気にする)が高ければ、自分が変な風に見られるのを恐れます。だからミスショットであれば、 ACが低いという判断をします。あるいは F C(自己中心的)が高くて、写真が適当という事も考えられます。 26歳くらいまでの若さなら、 FC(自由な子供性)の要素があっても不自然ではないので、若い人の写真の雑さは大目に見ます。・年齢を考慮する 20代後半以降は FCが下がっていく上、それなりに経験も積んでいるはずなので A(大人の論理性)が浮上するのが普通です。それなのに就活に相応しい写真を使わず、自分が有利になる選択ができないのは大人として矛盾しています。写真の切り方がガタガタであったり、ノリが写真にベトベトついているなど、幼稚園児の工作みたいになっていたら大人ではありません。・写真の服装他に写真の傾向としては、 CP(礼儀正しい)が高い人はカッチリとした服装の傾向があり、 FC(自由な子供)が高くなるにつれて砕けた服装になっていきます。 FCが高いとパーカー姿の写真を履歴書に使う人も見られます。砕けた服装が悪いというのではなく、例えば FC(感性)が高い方が望ましいグラフィックデザイナーや音楽の職種であれば、個性的な私服でも違和感は少ないです。要は TPO(場面)に合わない写真 =矛盾していないかを見ます。繰り返しになりますが写真は要素を判別する項目というより、他の項目から読み取った人格と照らし合わせてチェックに使う程度のものです。
コメント